Archive for: 10月 2024

月刊私塾界2024年11月号(通巻523号)

巻頭言

増加する学校外教育費
 ソニー生命保険が今年3月に発表した子どもの教育資金に関する調査によると、子供1人あたりの学校外教育費が過去最高を記録した。特に未就学児の習い事への支出が増加しており、9年前の約2倍に達している。物価上昇に伴う月謝の値上げや複数の習い事の掛け持ちが要因として挙げられている。保護者の約8割が教育資金に不安を感じており、家庭の負担は年々増加している。
 物価上昇の影響で保護者の教育資金への不安が広がる中、早期教育や学習塾に多額の費用をかけることがリスクであると、専門家は警鐘を鳴らす。特に中長期的な視点での資金計画が必要であり、過度な出費は将来的な経済負担を招きかねない。教育サービス業界においては、よりコストパフォーマンスの高い学びを提供することが急務である。
 加えて、公共サービスの充実が不可欠である。一部の自治体や地域では、スタディクーポンなどの取り組みがスタートしているが、学校外教育に高額な費用をかけられない家庭の子供が不利にならないよう、地域や自治体による無料または低コストの学びの場を提供する仕組みが必要とされる。民間教育業界もこの課題に応じ、柔軟な料金体系や新たな学習支援プログラムを展開することで、様々な家庭に対応できるサービスを提供することが求められる。

(如乙 一)

目次

6 CatchUp 株式会社NOVAランゲージカンパニー GoogleMapに掲載する情報を充実させクチコミ集客向上に成功
14 Special Report 1 FLENS株式会社 FLENSカンファレンス2024 「塾生保護者のファン化」と「業務効率化」の実現に向けた  FLENS School Manager 活用事例共有会
18 HOT TOPICS 1  第12回ニュース作文コンクール・東京の部表彰式
22 HOT TOPICS 2 濱名山手学院創立100周年記念式典 新たな教育ミッションと次世代への挑戦
24 HOT TOPICS 3 新たな10年への挑戦が始まる 第31回興学社大学
28 HOT TOPICS 4 ★塾・予備校経営者必読!教育ビジネスの新領域〈シリーズ第2回〉 元祖AO・推薦合格指導館で開業メソッド大公開!
32 挑む私学 香里ヌヴェール学院中学校高等学校
35 目次・巻頭言
36 NEWS ARCHIVES
66 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
67 【特集】私塾界リーダーズフォーラム2024A/W
 【Generate】
86 TOP LEADER Interview 夢は、大学教育の星野リゾート。日本の英語教育全体の底上げに尽力。株式会社 J Institute
94 日本心理学会 第88回大会  学習塾におけるⅠCT活用と 心理支援の現場視点の研究発表
96 偏差値では測れない力の育成に学習塾が挑む! 「TanQゼミ甲子園2024」特別取材レポート
100 企業研究(139) 株式会社iGO(アクティメソッド)
103 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(369)
104 疾風の如く(183) 東大式個別指導塾 スタディコーチ(神奈川県) 代表 伊澤 航太郎 さん
106 現代学習塾経営概論(20)
108 For Whom the 塾 Tolls(39)
110 自ら動き出すチームにする方法(122) 中谷彰宏
112 シン・ジュクジン(36)
113 芸術見聞録(136)
114 わが子、就学中(44)
115 塾長の机
116 為田裕行の「教育ICT行」(116)
117 10¹⁵ PETA(44)
119 Opinion from School(64)
120 林明夫の「歩きながら考える」(231)
122  新・授業改革を目指して(141) 石川幸夫
124 私塾界インサイト(80)
128 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(36)
130 咲かせよ桜(116) 小林哲夫
134 論点2024(11) 幼児教育の在り方とは
138 編集後記
140 Book Review
142 塾長のためのガジェット講座

亀田医療技術専門学校、千葉県安房西高等学校と教育連携に関する協定を締結

 亀田医療技術専門学校(大塚 伊佐夫 校長)は、千葉県安房西高等学校(熊澤 洋介 校長)と、互いの教育内容充実と更なる活性化を目指すことを目的に、教育連携に関する協定を2024年10月29日(火)に締結した。
 この協定締結により、両者は、学生・生徒たちの視野を広げ、学習意欲を高めていくとともに、教育内容への相互理解を深めていくほか、地域の医療提供体制を守っていく医療人を輩出していく活動になるよう、高専連携活動に邁進していく。

■協定の目的
・相互の教育に係る交流と連携を通じ、高等学校教育及び専門学校教育の活性化を図る
・相互の伝統と建学の精神及び教育目標を尊重しつつ、信頼関係に基づき、より有効な教育を
 構築していくことを目指し、双方の教育機能について交流及び連携を行う

■取組みの内容
・教育についての情報交換、並びに教員及び学生・生徒の交流
・亀田医療技術専門学校の教員による、千葉県安房西高等学校に対する出張授業等の実施
・その他、双方が協議し同意した事項

■亀田医療技術専門学校
 1954年(昭和29年)に開校(亀田病院附属准看護婦学校)。爾来、「より良い医療には、看護力なくしてありえない」との想いにたち、人間愛を基盤とした広い視野を持つ、豊かな人間性と知識に裏付けられた主体的な行動ができる医療人の養成を行っている。
 看護学科(3年)と助産学科(1年)で構成され、Newsweekが発表する「World’s Best Hospitals 2024」で国内3位にランクインしている亀田メディカルセンターを主な臨地実習施設としており、質の高い看護教育の提供を行っている。

〠296-0041 千葉県鴨川市東町1343-4
公式web : https://www.kameda-i.ac.jp/

■千葉県安房西高等学校
 南房総の温暖な気候と自然豊かな環境に恵まれた、創基は明治38年となる県内でも有数の私立学校。校訓となる『明るく 正しく 和やかに』を体現している多くの生徒が在籍している。建学の精神は、『質素倹約・実学尊重』。その精神を重んじ、時代とともに形を変えながらも根幹となる人づくりの教育を行っている。

〠294-0045 千葉県館山市北条2311-3
公式web : https://anh.ed.jp/

東進コンテンツを信じてやり抜く指導で成績も生徒数もアップ

 浜松市内に10校舎を運営するむぎ進学教室は、東進衛星予備校を3校舎展開している。加藤貴美氏が浜北きらり校 校舎長兼予備校部 部長に着任してからは生徒数がどんどん伸びている。どのような取り組みをおこなっているのか、代表取締役 塾長の櫻井勇也氏も交えて取材した。

東進のあるべき姿として理想的な校舎へ

――まずは加藤さんがむぎ進学教室に入社された経緯をお聞かせください。

浜北きらり校 加藤貴美氏

加藤 中学からこの塾に通い始めた私は、当時から「将来はここで働こう」と決めていたんです。高校受験の時にこの塾のおかげで変わることができ、私も子供たちに好影響を与えられる大人になりたいと思ったんです。
 高校からは東進に入り、無事、志望大学に合格。充実した4年間を過ごしたのち、晴れてむぎ進学教室に入社しました。
 小中部と高等部の両方を経験させてもらった結果、対話を重ねながら高校生をバックアップする東進の仕事が向いていると思いました。日々進化する東進コンテンツはやればやるほど好きになっていき、選んでよかったと感じています。

――東進部門責任者 兼 浜北きらり校 校長の立場になってみて、あらためて気づいたことを教えてください。

加藤 効率的に学べるコンテンツや、進路を考えるきっかけになるイベントなど、東進本部からはいろいろな情
報が提供されますが、残念ながらうまく生徒に届いていないものもあったんだなと思いました。

櫻井勇也氏


 伝達不足の理由はいろいろあったと思いますが、生徒にはできる限り情報や選択肢を与えてあげたいと校舎
運営に取り組んでいます。
 また浜北きらり校に関していえば、東進ではなく参考書を使って自習する生徒が多いなと感じました。

櫻井 自主性と言えば聞こえはいいのですが、以前は生徒任せに近かったんです。加藤はそれを変えていき、東進のあるべき姿、理想の校舎にしてくれました。

先輩の激励でやる気を取り戻す生徒たち

――教室を変えるために、どんなことを意識されましたか。

浜北きらり校は天井が高くアットホームな雰囲気で生徒たちを迎える

加藤 志望校に合格するには東進コンテンツで学ぶのが一番の近道なので、しっかり学ばせて結果を出し、生徒保護者に信じてもらうよう努めました。
 私自身も生徒の可能性をとことん信じ、ホームルームでは「学校の勉強も大事だけど、東進で学べばもっと伸びるから私を信じて付いてきてほしい!」と訴えていきました。すると生徒たちは徐々に東進コンテンツを活用してくれるようになりました。
 また、時期的に頑張りが成果に表れづらく停滞しがちな夏休みには、帰省している先輩たちに夏をどう過ごしたのかなどを語ってもらうようにしました。対面が難しい先輩には動画でお願いしたのですが、リアルな声は生徒たちの胸に響き、「あきらめずに頑張ります!」とやる気を取り戻していくんです。

積極的に高校を訪問して生徒数が増加

――生徒数の状況はいかがでしょうか。

加藤 以前は定員に満たないこともありましたが、おかげさまで現在はほぼ満席となっています。
 集客はチラシの校門配布に力を入れているほか、体育際や文化祭などシーズンごとに高校を訪問。先生方のお困りごとを伺ったり、私たちが預かっている生徒の情報を共有したりしています。
 コンタクトを取るのは進路指導の先生や学年主任が多いのですが、「理系志望の生徒はどう指導してますか?」「年内入試を望む生徒は塾でも多いですか?」など、様々な質問が寄せられます。
 また「このエリアの子供は私が育てる!」と公言し、悩んでいる子がいたら連れて来るように言うなど、友人紹介が増えるような働きかけもしています。

加盟校同志の交流や研修が大きな刺激に

――高校訪問はパワーがいると思いますが、加藤さんのモチベーションの源はどこにあるのでしょうか。

加藤 中学時代に変われた経験に加え、年に4回、各地区の東進加盟校が集まる県別研修会で清水駅前校とい
う素晴らしい教室を知ってしまったのが大きいですね。清水駅前校は先生も生徒もキラキラしていて、何より楽しそうなんです。追いつきたい、負けたくないと頑張っています。
 また県別研修会とは別に、地域の東進加盟校が集まる特別研修会もあるのですが、そこで、今夏の校舎イベントとして実施した「東進オリンピック」という企画が生まれ、勉強に向かった努力量を測る「向上得点」を競うようになりました。すると向上得点が去年の2倍になり、全東進生のなかでトップ1 0 0 に入る生徒が何人も出てきました。各研修会では東進の新しいコンテンツやイベントの運営法についても共有していて、とても勉強になります。

――加藤さんの頑張りは代表としても頼もしいでしょうね。

櫻井 そうですね。加藤が頑張ってくれているのに加え、東進のエリアカウンセラーが月1回、当塾のためだけに研修会をしてくれているのも有り難いです。そこで東進の考え方を徹底的に叩き込んでいただいています。
 当塾には東進の校舎が3つあり、9月は3校舎とも目標をクリアしました。まだまだ伸び代はありますし、3校舎が切磋琢磨しているのでこれからますます楽しみです。

――今後の目標をお聞かせください。

加藤 東進には「勝利の方程式」という学習法があり、毎年その大切さに気づかされています。生徒にとっては1回限りの受験なので、勝利の方程式をやり切れるよう指導法をさらに磨きあげ、合格を全力で後押ししていきます。
 今は1年生に対しても受験に向けたマインドを醸成しているのですが、おかげさまで京大合格者が出始めるなど、この地域には将来有望な子がたくさんいると感じています。生徒たちの可能性を引き出して希望の進路が実現できるよう、引き続き東進コンテンツを最大限活用して指導して参ります。

■むぎ進学教室https://www.mugishin.co.jp
■浜北きらり校https://www.toshin.com/es/map/2284.html
■東進衛星予備校https://www.toshin.com/es/

私塾界プレミアムセミナー・パーティー 2024

一年間の感謝を込めて

ご挨拶

日に日に秋の深まりを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
2024年も残すところ、あとひと月あまりとなりました。
そこで、日頃からお世話になっているみなさまに感謝を込めまして、
12月5日(木)に池袋メトロポリタンホテルで
「私塾界プレミアムセミナー2024」を開催いたします。

私塾界プレミアムセミナー

■時間:14:30受付開始 15:00〜17:00

■会場:ホテルメトロポリタン池袋 3F富士の間

 この日だけ特別に開店する「BAR私塾界」では、リラックスした雰囲気の中で、経営者と共に2024年を振り返り、今後の教育業界の展望を議論します。

株式会社サクラサクセス代表取締役社長岩田 佳晃
株式会社リソー教育 代表取締役社長天坊 真彦
VisualVision取締役社長井沢 隆
進学プラザグループ代表阿部 孝治

受講料金

セミナー受講料金

私塾界会員:無料 一般:5,000円

パーティー参加料金
※パーティーの参加費については、原則的に後日ご請求させていただきます。
 当日ご精算をご希望の方は受付にてお申し出ください。

正会員:10,000円 準会員:20,000円 一般:30,000円

【定 員】セミナー会場:150名/パーティー100名

※先着順となります。ご了承ください。

※講師や内容などが変更になる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

私塾界プレミアムパーティー

■時間:17:30 受付開始 18:00〜20:30まで

■会場:ホテルメトロポリタン池袋 4F桜の間

会場

  • 〒171-8505 東京都豊島区西池袋1丁目6−1
  • ホテルメトロポリタン池袋 3F富士の間・4F桜の間
  • JR池袋駅メトロポリタン口より徒歩1分
  • 池袋駅西口より徒歩3分

フリーBGM協会がフリーBGMを安心して利用するための出張授業を教育機関向けに提供開始

 近年、高校、大学、専門学校に通う学生を中心に動画を用いた自己表現がこれまで以上に日常と化してきている。また、一部の学校の授業においても、ゲーム制作、動画制作が課題として課されるほか、動画の生配信などを行う授業も存在している。一方、多くの教育機関は「創ること」や「表現すること」のノウハウを授業を通じて提供しているものの、これらの作品に使用する音楽の権利や使用方法などに対する説明は、プラットフォームの急激な利用拡大により、対応することが難しい状況となっている。また、フリーBGMに限らず、音楽に関する権利は複雑であり、教職員の方が身近に相談できる環境に簡単にアクセスできない点も課題となっている。

■ 教育機関の状況に合わせた出張授業、教材提供により創作活動をサポート
 フリーBGM協会では、これまでも、専門学校などの要望に応じて、フリーBGMの利用における注意点や守るべきルールについて個別に授業や教材の提供を実施してきた。このような活動を行う中で、教育現場での課題意識の高まりを受け、フリーBGM協会では、映像、ゲーム、動画の生配信などを授業で扱う教育機関に対しても、フリーBGMを利用する上で遵守すべき「ルール」や「フリーBGM利用における各種権利やライセンス」などの情報をフリーBGM協会の職員が講師となり、事例を踏まえた授業を幅広く提供することとなった。この活動を通して、教職員及び学生も安心してフリーBGMを利用できる環境を整えていく。

<<「フリーBGM利用における出張授業」概要」>>
対象:高校、大学、専門学校などの教育機関
実施時間:60分から90分程度
実施形式: オンラインまたは、オフラインによるセミナー形式
詳細に関しましては、フリーBGM協会公式サイトよりお問い合わせへ。
<<「一般社団法人フリーBGM協会」について>>
一般社団法人フリーBGM協会は、フリーBGM作曲家と利用者の双方にとって音楽を安心して制作・利用できる環境を提供することを目指す。
団体名:一般社団法人フリーBGM協会
所在地:東京都千代田区平河町一丁目16番15号USビル8F
活動内容:
フリーBGM、フリーBGM配布サイト
フリーBGM作曲家に関わる情報の収集・発信
フリーBGM作曲家向けの情報提供
URL:https://freebgm.org/
X:https://x.com/freeBGMorg

第一工科大学 沖縄工業高等学校と高大連携協定を締結

 第一工科大学(鹿児島・霧島市、都築 明寿香 学長)は、10月22日(火)に沖縄県立沖縄工業高等学校と沖縄県では初となる高大連携協定を締結した。協定を締結した沖縄工業高等学校は、明治35年に首里区徒弟学校として開校され、本年度創立122周年を迎える歴史と伝統のある工業高校。運動系部活動の活躍や進路実績はもちろんのこと、「全日本ロボット相撲」「ジャパンマイコンカーラリー」「エコデンレース大会」での全国・九州大会への出場に加え、8月には「若年者ものづくり競技大会(メカトロニクス職)」で敢闘賞を受賞されるなど実績を残している。また、校訓に掲げる「誠実」・「勤勉」・「忍耐」の精神に則り、「知」・「徳」・「体」の調和のとれた創造性豊かな 人間形成と、平和で活力ある社会に貢献することのできる、心身共に健全な国際的視野に立つ工業・家庭 分野のスペシャリストの育成に取組んでいる。

■大学概要

大 学 名:都築教育学園 第一工科大学
学 長:都築 明寿香
所 在 地:
◆鹿児島霧島キャンパス 〒899-4395 鹿児島県霧島市国分中央 1-10-2
◆東京上野キャンパス  〒110-0005 東京都台東区上野 7-7-4
電話番号:0995-45-0640(代表)
設 立:1985年
第一工科大学は、鹿児島県内唯一の私立理系大学。
航空工学部に航空工学科(航空操縦学専攻、航空エンジニアリング)を、工学部に情報・AI・データサイエンス学科、機械システム工学科、環境エンジニアリング学科、建

みんがく、 一般社団法人教育AI活用協会と共催の「教育AIサミット2025」のキックオフ会開催を発表

「教育AIサミット」は、2024年8月に第1回を開催し、多くの教育関係者から好評を得ている。今回、来年度に予定される「教育AIサミット2025」に向けたキックオフミーティングを実施する。このミーティングは、意見交換やネットワーキングを通じて参加者の皆様と共にサミットを作り上げていくための重要な第一歩となる。
「教育AIサミット2025」の最新情報をいち早く知りたい方や、ネットワーキングを広げたい方、AI初心者から上級者まで、教育分野でのAI活用にご興味がある方の参加を期待している。当日は、教育AIアプリづくりに挑戦するワークショップ「教育を変革する生成AIハッカソン」も併催する。

▼ お申込みはこちら
https://mingaku1123.peatix.com/
※ハッカソン終了後にキックオフ会となります。キックオフのみ参加希望の方は申込フォームのメッセージ欄にその旨ご記入ください。
■開催概要
日時
日程:2024年11月23日(土・祝)
時間:17:00-18:00
※13:00より、教育AIアプリづくりワークショップ「教育を変革する生成AIハッカソン」を開催しておりますので、こちらもぜひご参加ください。
スケジュール
13:00-13:30:オープニング
13:30-15:30:プロンプト開発セッション
15:30-16:00:発表・共有セッション
16:00-17:00:体験&交流セッション
17:00-18:00:教育AIサミット2025キックオフ会
※懇親会 19:00-21:00
 東京大学本郷キャンパス近くにて懇親会を開催いたします。
会場
東京大学 伊藤国際学術研究センター
東京都文京区本郷7丁目3−1
https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/iirc/ja/index.html
対象
教育関係者
スクールAIに興味のある方

FCE、Jリーグ「FC町田ゼルビア」とパートナー契約

 株式会社FCE(東京・新宿区、石川 淳悦 代表取締役社長)は、株式会社ゼルビア(東京・町田市、藤田晋 代表取締役社長兼CEO)が運営するJリーグ加盟のプロサッカークラブ「FC町田ゼルビア」とパートナー契約を締結したことを発表した。
 スポンサーを通して、「FC町田ゼルビア」ともに「チャレンジあふれる未来をつくる」という同社パーパスの実現を目指すとともに、企業認知向上、また採用強化にも繋げていく。

 FCEは「チャレンジあふれる未来をつくる」というパーパスのもと、人的資本の最大化に貢献することを使命とし、DX推進事業と教育研修事業を展開している。小中学生からビジネスパーソンまで幅広く事業を展開し、多くの方々がチャレンジにむけて一歩を踏み出すための人的資本の最大化(能力向上、組織作り、環境整備など)さまざまなチャレンジを続けてきた。
 一方、「FC町田ゼルビア」も、2023年J2リーグにおいて優勝、2024年J1リーグへ昇格後の今シーズンも快進撃を続け、上位に食い込むなどその活躍には目が離せない。また同クラブは、サイバーエージェントの持つデジタルマーケティングやブランディングのノウハウがクラブ運営に応用されたり、学校の元教員を監督に就任させるなど、これまでの既成概念を壊すようなチャレンジをしており、その取り組みには感銘を受けている。
 今回のスポンサー就任によってそれぞれの強みを生かしながらともに「チャレンジあふれる未来」を共創していければとの想いからスポンサー契約を締結することに至った。

国際外語・観光・エアライン専門学校 英語で話そう 留学生と十日町高校3年生が文化交流

 NSGグループの「国際外語・観光・エアライン専門学校」は、10月24日(木)に日本語ビジネス科の留学生18名が新潟県立十日町高等学校を訪問し、3年生210名と英会話交流会を実施した。
 当日は高校生5、6名がひとつのグループとなり、日本文化や十日町について各グループが趣向をこらした英語によるプレゼンテーションを行った。

 発表を行った高校生からは、「いつもより積極的に英語を使うことができてよい機会となった」、「自分の英語が通じたことが嬉しかったし楽しかった」との感想が寄せられ、普段の学習成果が発揮できたよい機会となったことが伺えた。発表会終了後、日本語ビジネス科のスリランカ人留学生からは「流行のゲームや観光地など、新たな日本を知ることができてよかった」、またネパール人学生は「いつも日本語ばかりで大変ですが、今日は英語だったので気持ちを楽に話すことができた」、「生徒の皆さんが友達のように親しく話しかけてくれて嬉しかった。日本のお祭りの話がとても印象的だった」と話していた。
 今後も国際外語・観光・エアライン専門学校では、留学生交流を通して異文化理解活動に貢献していきたいと思っている。

■国際外語・観光・エアライン専門学校は「アップル外語観光カレッジ」として1992年に県内唯一の語学観光専門学校として開校した。現在、地域創世プラットフォームSDGsにいがたの会員。
国際外語・観光・エアライン専門学校
所在地:新潟市中央区古町通7番町NSGスクエア5F
学校長:栗林直子
URL:http://www/air.ac.jp

文化服装学院と電通グループ、Robloxと提携し、日本初となる「デジタルファッションプログラム」を開講

 株式会社電通グループ(東京・港区、五十嵐博 代表執行役社長グローバルCEO)、Roblox Corporation(拠点:米国カルフォルニア州、共同創業者兼CEO:David Baszucki)、文化服装学院(東京・渋谷区、相原幸子 学院長)は、ゲームと制作のための没入型プラットフォーム「Roblox」を活用した「デジタルファッションプログラム」を開講する。デジタルファッション市場での将来のキャリアに必要となるスキル学習を目的とする本プログラムでは、2024年4月に文化服装学院が新設した「バーチャルファッションコース」の後期授業(2024年10月~2025年2月)を提供する。
 授業では、学生は、Roblox上でのデジタルファッション制作のプロセスを総合的に学び、デジタルファッションデザインの職業に就くためのスキルを習得する。また、GeekOut株式会社の協力のもと、実践的なカリキュラムが提供される。デジタルファッション制作に加え、物理的なファッション制作も並行して行い、2025年2月の卒業制作発表会で成果を発表する予定。
 2023年11月にRoblox社が発表したデジタルファッションに関するレポート「The 2023 Roblox Digital Expression, Fashion & Beauty Trends」では、デジタルでの自己表現とファッションがZ世代にとって重要であることが明らかになった。Z世代の多くは、Robloxのような仮想プラットフォームで交流しながら成長してきた。
 Z世代の1,500人以上を対象とした調査では、回答者の半数以上(56%)が、アバター(自分をデジタルに表現したものであり、多くのバーチャル空間で同じものを使用できる)のスタイリングを行うことが、実世界の自身のスタイリングよりも重要だと回答している。調査対象となったZ世代の84%は、実世界の自身のスタイリングは少なくともある程度は自分のデジタルアバターのスタイリングに影響を受けていると答えており、88%は、メタバース内で自己表現をすることは、実世界で自己表現する自信を持つことに役立っている可能性が高いと答えている。
 また、このレポートでは、2023年の1月~9月にRoblox上で、ユーザーが自身のアバター用のデジタルファッションアイテムやアクセサリーを16億アイテム近く購入し、前年同期比で15%増加したことも明らかになった。
 併せて、ファッションブランドやラグジュアリーブランドの参入が相次いでおり、メタバース上でファッションコレクションを発表したり空間を発表したりしている。このことは、ファッション業界においてバーチャルファッションの影響力が増していることを示す更なる兆候といえる。
 これらの背景を受け、デジタルファッションを提供するデザイナーの需要は高まっている、デジタル知識とリアルなファッションの知識、その双方を兼ね備えたデザイナーは少なく、早期の育成が課題となっていた。特に昨今では、CGの知識のみでなく、デザイン、パターニングなどオーセンティックなリアルファッションの知識を持つデザイナーが求められている。
 そこで文化服装学院、電通、Roblox社は、新たなデジタルファッションデザイナーの育成とキャリア機会の支援を目指し、国内初のRoblox上でのデジタルファッションのプログラムを開講する。これは、2023年にRoblox社がパーソンズ美術大学(在米国NY市)と世界初のデジタルファッションコースを開始した取り組みに続く第2弾の試みであり、日本で初めてRoblox社が公式支援を提供するプログラムとなる。
 2023年6月、電通とRoblox社はグローバルパートナーシップ(Roblox Partner Program)を締結し、電通は国内外市場においてRobloxの総合的なコンテンツ開発と運用支援を推進している。このプログラムは、電通が最近発表した「House of Creators」プロジェクトの一環であり、プロジェクトパートナーであるRoblox社の公式サポートのもと、次世代のデジタルファッションデザイナーを育成することを目的としている。