ディップ、日本初のAI・人工知能ベンチャー支援制度「AI. Accelerator」を開始

ディップ株式会社は、AI・人工知能ベンチャー企業を対象とした新規事業創出を目指す日本初のアクセラレータープログラム「AI.Accelerator」を2017年4月6日より開始することを発表した。アドバイザー・メンターには、業界で著名な9名が就任する。また、プログラムに参加を希望する企業・個人の募集を同時に開始した。

プログラムの対象は、AI、ビックデータ解析など、人工知能を利用したサービスを開発するベンチャー企業やスタートアップ企業。公募による選考を通過し採択された企業・個人には、メンタリング、データ提供、事業資金、PR、採用支援など成長に必要なあらゆるリソースを提供する。

「AI.Accelerator」の特徴
■AIに特化したメンタリングチーム
起業家や大学教授などAI関係者を結ぶネットワークで専門家陣と共にメンタリングを行う。
■日本最大級の企業分析データを提供 ※匿名化したデータとなります。
「バイトル」「はたらこねっと」「ナースではたらこ」等の20万以上の企業データを分析可能。
■出資・事業提携
メンタリングの後、審査を通過したサービスには、ディップから出資や事業提携を行う。
■営業支援で一気にスケール
出資の場合は全国32拠点、1,200名以上の担当が営業支援。創業時からスタートダッシュが可能。

アドバイザー/メンターの経歴詳細はサイトを参照。
URL:http://ai-accelerator.strikingly.com/2
URL:http://ai-accelerator.strikingly.com/4

奨学金、給付型可能に 改正法成立

返還不要の給付型奨学金事業を実施するための改正日本学生支援機構法が3月31日、参院本会議で可決、成立した。給付型奨学金の支給対象は、住民税非課税世帯の大学などへの進学者で、成績や課外活動の実績などで高校が推薦する。給付額は、国公立に通う自宅生が月2万円、国公立の下宿生と私立の自宅生は3万円、私立の下宿生は4万円。児童養護施設の出身者らには、入学時の一時金として24万円を別途支給する。4月1日施行で2017年春の進学者から先行実施する。

日本への留学、23万9千人

日本学生支援機構は4月2日、日本の大学や日本語学校などに2016年5月1日時点で在籍する外国人留学生が23万9287人だったと発表した。前年同時期より3万908人増。大学や短大など高等教育機関への留学生が、約1万9千人増えた。

出身国・地域別ではベトナムの伸びが著しく、1万4925人増えて5万3807人。半数近い2万5228人が日本語学校への留学だった。最多は中国で4372人増の9万8483人。3番目はネパールで、3221人増の1万9471人だった。

学研「小学生白書Web版2016」調査結果

株式会社学研ホールディングス(東京・品川 代表取締役社長:宮原博昭)学研教育総合研究所は、小学生の「イマ」を総合的に分析した「小学生白書2016」の最終調査結果をWEBサイト上で発表した。

【「小学生白書2016」の概要】
家や学校でどのような暮らしをしているのか、好きな色や教科、将来何になりたいのかなどをはじめ57項目を調査し、その調査結果をもとにリアルな小学生のイマを発表している。

【調査結果サマリー】
男女別1番人気はサッカー選手&ケーキ屋!
小学生1200名を対象に、「あなたが将来つきたい職業は何ですか?」と選択式で回答してもらった。選択肢に将来つきたい職業がない場合は「その他」とし、自由記述での回答を得た。「YouTuber」は(0.5%、6人)でランク外だが、自分らしく楽しいことをしながら稼ぐ、という新時代のビジネスに小学生も注目していることが分かる。

男女別に見た「将来つきたい職業」のランキングは以下の通り。

男子では、「プロサッカー選手」、次いで「プロ野球選手」と、プロのスポーツ選手が2トップ。一方で、「わからない」と答えた子が37.8%を占めた。約4割もの子が将来就きたい職業を決めかねているようだ。

【「将来つきたい職業」男子ランキング】
1位:プロサッカー選手(8.3%)
2位:プロ野球選手(4.8%)
3位:警察官(4.5%)
4位:運転士(3.5%)
5位:医師・ゲームデザイナー(3.0%)
7位:大工さん・建築家(2.8%)
8位:科学者・研究者(2.7%)
9位:消防士(2.3%)
10位:会社員・エンジニア(2.0%)

女子では低学年を中心に、ケーキ屋、パティシエといった洋菓子を作ったり売ったりする仕事に票が集中。医師、教師、看護師など、昔からの人気職も危なげなくランクインした。

【「将来つきたい職業」女子ランキング】
1位:ケーキ屋(10.2%)
2位:パティシエ(10.0%)
3位:医師(4.5%)
4位:教師・先生(4.0%)
5位:パン屋さん(3.8%)
6位:看護師(3.5%)
7位:歌手・アイドル(3.2%)
8位:漫画家・イラストレーター(3.0%)
9位:ファッション関係(2.7%)
10位:トリマー(2.2%)

【「小学生白書2016」調査概要】
■調査方法:インターネット調査
■調査時期:2016年9月17日(土)~9月20日(火)
■調査対象者:小学1~6年生の男女とその保護者
■有効回収数:1200サンプル(各学年男女100名)
■調査協力:株式会社クロスマーケティング

就学援助制度の支給対象者2年連続減

文部科学省の調査で4月3日、全国の小中学生のうち、経済状況が厳しい家庭に給食費や学用品代を補助する就学援助制度の支給対象者の割合が、2014年度は前年度から0.03ポイント減の15.39%だったことが分かった。調査開始以降、初の減少となった前回調査から2年連続で減ったが、依然として6人に1人の割合で、高止まりの傾向となっている。対象者数は少子化の影響もあり、1万9030人減の149万5485人で3年連続の減少。

RISUが保育園に落ちた「不承諾通知」を1万円分のポイントで買い取る保活ママ・パパ支援を開始

算数タブレットによる遠隔学習や、個別指導塾による学習支援サービスを提供するRISU Japan株式会社(文京区)は、3月1日より「保育園に落ちた『不承諾通知』の1万円分買い取り支援」を実施開始した。

4歳程度から利用可能の「RISUきっず」の申し込みについて、RISUの学習費用に使用できる1万円分のポイントを該当者全員に提供し、待機児童がいる家庭を支援する。3月の上旬には、多くの自治体で認可保育園の二次募集の結果が発表される。今年の発表は事実上これが最後であり、今年も多くの待機児童が生まれることが予想される。

児童福祉法は、保護者の労働によって保育が提供できない場合にも、自治体に保育の提供義務があることを定めている。2013年には、自治体が法律で定められた保育提供義務に違反しているとして、保育園に落ちた家庭の母親たちが集団で異議申し立てを行ったことがニュースになった。しかし、その後も行政による保育確保が十分な水準に回復しているとはいえない状況が背景にある。

詳しくはRISUのページへ: http://www.risu-japan.com/t/taikijido/

プログラミング教育指導者養成講座「CodeEdu/」2017年度前期受講生の募集を開始

キャスタリア株式会社は、国立大学法人上越教育大学教育情報システム研究室 大森康正准教授と共同で行う、プログラミング教育指導者養成講座「CodeEdu/」の2017年度前期受講生の募集を、2017年4月5日より開始した。
 プログラミング教育指導者養成講座「CodeEdu/」(コードエデュ)とは、児童向けプログラミング教育に携わる方を対象とした、プログラミング教育指導者養成プログラム。

 2020年からの小学校でのプログラミング教育の必修化等に伴い、小学校から高等学校におけるプログラミング教育全般において、指導者の育成と供給が大きな課題となっている。

 これまでキャスタリアと大森准教授は、学校法人信学会(長野県長野市)とともに、プログラミング教育に関する共同研究を行ってきた。2015年11月から2016年3月にかけて長野県長野市の小学3・4年生を対象とした実証研究を実施し、「初等・中等教育向けプログミング教育カリキュラムに対応した指導者養成プログラム」を開発、その成果を情報処理学会(コンピュータと教育研究会)で発表するなどの活動をしている。
 2016年度「CodeEdu/」をスタート、全国各地から20名以上の受講生が参加し、教育方法や教材開発について学んだのち、それを実践する機会として小学生を対象とした模擬授業を行った。多くの受講生からは、全体を通して貴重な体験ができ有意義な機会であったという声が寄せられた。
今回は、これに続く第2期生の募集となる。

講座概要
 オンライン学習と、全5回のスクーリングを通じて、プログラミング教育において重要となる知識や概念、プログラミング技術およびその教育方法を習得する。児童向けのワークショップの企画から実施、分析までを含む演習をおこなうことにより、実践力を育成する。
 講師には、小金井市立前原小学校の松田孝校長、上越教育大学の大森准教授、ジャーナリストの松村太郎らを迎え、それぞれの立場からの知見を踏まえたバラエティ豊かな講義が展開される。

講座内容
 本講座では、プログラミング教育における知識や概念、基礎的なプログラミング技術および指導方法の習得を行う。
 具体的な科目として、プログラミング教育に関する現状と必要な概念などを学ぶ「プログラミング教育概論」、プログラミング技術の習得を行う「プログラミング入門」、プログラミング教育で用いる教材の開発方法などを学ぶ「プログラミング教材開発」、プログラミング教育の授業等を分析し、その評価方法を実践的に学ぶ「授業分析・評価」、特別な支援を必要とする児童への支援方法などを学ぶ「児童への対応方法」がある。

会場と募集定員

  • 上越会場(上越教育大学:新潟県上越市)  10名
  • 長野会場(ギークラボ長野:長野県長野市) 10名
  • 東京会場(23区内)       15名
  • 大阪会場(大阪市内)       15名
  • 期間

  • 募集期間 4月5日(水) – 4月30日(日)
  • 開講期間 5月13日(土) – 8月31日(木)
  • オンライン受講期間

  • 受講期間 5月13 日(土)- 8月19日(土)
  •   プログラミング教育概論、プログラミング入門、教材開発など

    スクーリングスケジュール(各会場共通)
     第1回 5月13日(土)13:00 – 16:00
      アイスブレーク、オリエンテーション、教材等の使い方
     第2回 6月3日(土)10:00 – 17:00
      講義、メンターによる模擬授業
     第3回 7月1日(土)10:00 – 17:00
      児童向けワークショップの企画
     第4回 8月5日(土)9:00 – 17:00
      児童向けワークショップの実施
     第5回 8月19日(土)10:00 – 17:00
      児童向けワークショップの分析

    費用
     受講料:無料
     教材費:32,400円(税込)
      ※学生向けの学割もあり。詳細は事務局まで。

    CodeEdu/ 2017年度前期の詳細およびお申し込みにつきましては、次のページを参照。
    www.codeedu.info

    学習支援を心理学から学ぶ講演会が開催

    小中学生の子供を持つ保護者が参加した

    学習支援こどもみらい園(東京都足立区、斉藤幸枝園長)は、東京未来大学と連携して「学習支援の心理学−意欲を育む学習法」をテーマにした講演会を、3月12日に開催した。
     同園は、「勉強が苦手」な小学生から中学生を対象とした学習支援塾。講演会では、小学生から中学生の保護者を対象に、子供たちの勉強意欲を引き出すヒントが心理学の理論を交えながら語られた。

    講師を務めた東京未来大学モチベーション行動科学部講師の小林寛子氏

     講師を務めた東京未来大学モチベーション行動科学部講師の小林寛子氏は、
    「学習を継続していくためには、多様な動機づけをしていくことが大事になります」とモチベーションについて語る。その上で、「内発的動機づけ(自分の興味・関心)で学習することは質の高い学習を促すと言われますが、どうしても興味が持てないときはある」と説明する。
    その際に、外発的に動機づけること(例えばご褒美を与えるなど)は、学習の始発点になり得る。学習を始めてみることでその面白さが分かり、内発的動機づけが高まることもあるだろう。しかし、報酬の与え方には注意も必要だ。内発的動機づけがすでにできている子共の成果に対して報酬を与えてしまうと、内発的動機づけが低減する現象が生じる(アンダーマイニング効果)。
     このように、効果的な報酬の使い方など内発的動機づけと外発的動機づけの特徴を知ることは、子供のモチベーションを高めるポイントになる。
     また、子供の「自己効力感を高める」ことがモチベーションの維持に繋がる。他者との比較で評価するのではなく、自分自身が「努力できる存在である」と認めることが重要なのだ。そのためには、
    「100点満点中、70点だったとしても、まずは70点を褒めるようにしてほしい。そして、できなかった30点を咎めるのではなく、『どうしてできなかったのか』を一緒に考えてあげてほしいです」と小林氏はレクチャーした。
     講演会では、参加者同士で意見を交わす場面もあり、参加した保護者にとっても有意義な時間だったことだろう。
     学習支援こどもみらい園は、今後も大学と連携したイベントを開催していく。

    ディスカッションの機会も設けられ、小林氏も保護者の意見を聞いていた

    全国リアルタイム対戦型タブレット授業を提供する「FLENS」と社会につながる人間力を育てる「キッズベースキャンプ」が、アフタースクール(学童保育)での「計算マスター」講座を開講

    FLENS株式会社(東京・品川区、大生隆洋代表)は、株式会社キッズベースキャンプ(東京・世田谷区、島根太郎代表)の運営するアフタースクール(学童保育)で、楽しみながら計算の基礎力を強化する「計算マスター講座」を今月から開始した。両社にとって、学童保育施設でのタブレット活用した講座の開講は両社にとって初めての取り組みとなる。

    「計算マスター講座」は、子供たちが自らの意思で学ぶ意欲を持ち、新しいことを理解する楽しさを知り、自分の力で考え抜く達成感や教室を超えた全国対戦で活躍する充実感を得ることによって、将来の「学びの土台」を育むプログラムになっている。無学年式、個別学習スタイルで、自分のペースで進めることができる。

    同プログラムは、タブレット端末とネットワークを活用して反復学習のやる気を高める講座で、単調になりがちな計算練習を楽しく競い合いながら学習する。事前学習(リハトレプリント)により講座(コンテスト)でその成果を実感できる。そのため、学習意欲を高める効果が期待できるという。「計算マスター講座」は、タブレット学習で実績のある「FLENS 算数特訓」をキッズベースキャンプα用にアレンジした。「FLENS 特訓シリーズ」は、2012年4月より実践運用を開始し、現在約1万6000名(2017年3月末時点)の小中学生が利用している。

    FLENSがキッズベースキャンプ(学童保育)で「計算マスター講座」を開講する

    成学社、「個別指導学院フリーステップ」に代ゼミサテラインを導入

    代々木ゼミナール(東京・渋谷区、高宮英郎理事長)と株式会社成学社(大阪市北区、太田明弘代表)は、代ゼミが提供する映像授業の「代ゼミサテライン予備校」を、成学社が展開する「個別指導学院フリーステップ」の全校舎(3⽉31⽇現在 直営校173 校)で原則的に導入することで合意した。これにより、2017年度末には、フリーステップの90校が加わることになる。