お茶の水女子大 、バウムクーヘン  不二家と開発

お茶の水女子大公認サークル「Ochas(オチャス)」が不二家と開発した「お茶の花」は、生地の内側が黄色、外側は白色の2層仕立てのバウムクーヘン。それぞれ卵と練乳を使い、おしべと花びらの色を再現。側面は抹茶のフォンダンで包んだ。パッケージには不二家の「ペコちゃん」とサークルのキャラクター「チャコちゃん」のイラストが並ぶ。お披露目は昨年11月の学園祭。大小2種類の「お茶の花」は1時間で完売した。今も手土産品として学内の売店や不二家本社の洋菓子店など数店舗で販売中だ。

金沢工業大・感動デザイン工学研究所

金沢工業大学の感動デザイン工学研究所は2007年3月に設立。同研究所は、人間の「感動」の要因を分析し、企業の商品開発に生かす。産学連携による研究が主で、心理学や情報工学、メディア情報学など様々な分野の教授や准教授、講師ら16人のスタッフを擁する。インターンシップが盛んなことも特徴の一つ。企業と学生が連携して成果を上げることが多い。水ギョーザの包装を一新するよう食品加工会社に提案したケースでは、その商品の売り上げが前年比25%伸びた。

河合塾とマルコメが連携 受験生応援みそ汁発売へ

9698マルコメ(長野市)は受験生の食生活を応援しようと、河合塾(名古屋市)と連携し、即席みそ汁の「河合塾監修 合格のミソ」を9月上旬に発売する。栄養バランスに配慮し、間食や夜食でも手軽に食べられる。大豆原料の肉風食材入り、海藻入りの2種類が3食ずつで、参考価格は301円。
問い合わせは通話無料のお客様相談室、電話(0120)855420。

世界最大出力レーザー、阪大が成功

大阪大学の研究チーム7月27日は、世の界最大出力2ペタワット(ペタは1千兆)のレーザー光を出すことに成功したと発表した。大型レーザー装置「LFEX(エルフェックス)」を使った。大きさは測定装置を含めて約100メートル。実験では、ランプで特殊なガラスにエネルギーを与え、レーザー光を増幅することを繰り返して出力をあげていく。レーザー光そのもののエネルギーは電子レンジを2秒動かす程度だが、1兆分の1秒間というごく短い時間に集中させることで、高い出力を達成した。レーザー核融合などの研究に使う。

公開シンポジウム「学びを科学する」開催

 実践に基づく研究結果などの意見が交わされたパネルディスカッション


実践に基づく研究結果などの意見が交わされたパネルディスカッション

8月8日(日)、同志社大学寒梅館(京都市)にて、国際教育学会(ISE)が主催する公開シンポジウム「学びを科学する」が催された。

ISEは、初等教育から大学院教育までの教育の質を向上させるために設けられ、現場での効果的な実践、またデータに基づく研究を重視している。今回は、「効果的な学習」、「教育の可能性を探る」、「考え方・癒し・能力の開発」といったテーマの三部構成。一般も参加できる公開シンポジウムで、それぞれの実践に基づいた研究結果の報告があった。

第一部の「効果的な学習」で発表した、龍谷大学付属平安中学校・高等学校 校長補佐の平井正朗氏は、「私立中高におけるエンロールメントマネジメントの効果」と題し、学校評価との関連の中から実践している同校の学校改革についての実践報告の一例を報告。その後の質疑応答も、時間の許す限り絶え間なく続き、参加者の注目の高さが伺えた。

平井正朗氏(龍谷大学附属平安中学・高等学校 校長補佐)

平井正朗氏(龍谷大学付属平安中学・高等学校 校長補佐)

第三部では、国際教育学会会長の西村和雄氏、京都大学基礎物理学研究所准教授の村瀬雅俊氏をはじめとした、各有識者によるパネルディスカッションがおこなわれ、最後まで活発な意見交換が展開された。

 

米アップル、新型iPhoneを9月9日に発表?

米アップルは9月9日に新型iPhoneを発表するか?新型iPhoneは感圧タッチや高性能カメラ、高速プロセッサなどを搭載すると予想されている。12.9インチの「iPad Pro(アイパッド・プロ)」も同時に発表される可能性がある。アップルから正式なコメントは出ていない。同社は過去3年間、9月の上旬から中旬にかけての時期に新型iPhoneの発表イベントを開催してきた。現行の「iPhone6」と「6プラス」は、昨年9月9日に発表されている。

ドローン、安全・プライバシー なお課題

ドローンの商業利用に向け動きだした米国。「交通ルールの大枠は産官学で合意ができつつある。残る問題は米連邦航空局(FAA)の規制づくりのスピードだけだ。そのFAAも商業利用を認可するペースを上げてきた。

 だが普及には課題もある。最大の障害は落下時の被害が大きい都市部での安全とプライバシーだ。簡単に手に入る安価な小型部品があれば乗っ取りは可能だ。プライバシーの問題もある。市民をのぞき屋から守らなければならない。

東大・東工大・九州工大と 経産省が共同研究

経済産業省は最先端の人工知能(AI)やロボットの開発を進めるため、分野別に大学と共同研究する。東京大学とは匂いをかぎ分けるロボット、東京工業大学とは人工筋肉の開発、九州工業大学とはAIで連携。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を通じ、9月から大学の研究者を招いたり、研究を委託したりする。NEDOは大学の基礎研究で得た技術を、製品に応用する橋渡し役を担う。期間は5年間で、関連予算を2016年度の概算要求に盛り込む。

東京医大・慶大・日本医大、相次ぎ新病棟

東京医科大は西新宿に新病棟を開設する。ビルは地上20階、地下2階建てで、延べ床面積は現行より3割ほど広い約9万7000平方メートル。2016年春にも着工、19年春の完成を予定する。17年に医学部創立100年を迎える慶大は、信濃町の同大キャンパス内に診療科の壁を超えた「クラスター診療」の拠点として新病棟を17年度に開設する。日本医科大は千駄木に新病棟を建設する。14年に前期工事を終え、外来を中心に新病棟の運用が始まっている。17年に後期工事が終われば、延べ床面積は従来の2倍の8万2000平方メートルへと拡大する。

新卒「ニート」2万4千人 明大・法政大・東洋大、キャリア教育に力

文部科学省が6日に発表した学校基本調査(速報)によると、就職も進学の準備もしない新卒の「ニート」(若年無業者)はなお約2万4千人に上る。各大学は学生の就労意識を高めるようと、職業観を養う「キャリア教育」に力を入れている。明治大は4月、全2年生に就職支援などを目的に「キャリア手帳」を配布した。入学式に新入生キャリアガイダンスを行う法政大は昨年度から2年生向けにも始めた。東洋大は4月、就職しなかった卒業生向けに就職セミナーを開催した。