中退の失業率、卒業者の2倍

独立行政法人労働政策研究・研修機構は5月にまとめた「大学等中退者の就労と意識に関する研究」の中で「大学などを中退した若者の失業率は卒業した人のおおむね2倍に達する」という分析をしている。2012年に20~29歳だった集団の分析結果によると、高校中退者の失業率は14.6%で、高校卒業者(6.1%)の2.4倍。同様に専門学校・短期大学・高等専門学校では中退者と卒業者の間に2.2倍、大学・大学院では1.9倍の開きがあった。中退者は卒業者に比べ、非正規就業者の割合も格段に高くなっている。

小2で「数検」準1級、最年少で

公益財団法人「日本数学検定協会」(東京)は7月15日、6月の実用数学技能検定で、当時7歳だった東京都世田谷区の小学2年、高橋洋翔君(8)が、高校3年程度のレベルとされる準1級に合格したと発表した。これまで小6(12歳)だった最年少での合格記録を大きく塗り替えた。 準1級は理系の「数学3」を中心に、微分積分や複素数、合成関数などの分野から出題される。今回の合格率は26.1%で、小学生では高橋君以外にも6年生1人がチャレンジしたが、合格できなかった。

小学生向け送迎タクシー開始  京王自動車

京王自動車(東京都多摩市)は7月16日から、学童保育や学習塾・習い事などに出かける小学生向けの送迎タクシーサービスを始める。配車地域は当面、世田谷、杉並、武蔵野、調布、中野、新宿、渋谷の各区と三鷹、狛江の各市だが、将来は沿線地域全体に広げる。料金は通常のタクシー料金。支払いは現金もしくは毎月の口座引き落としになる。新サービスの名称は「はぴチルサポートサービス」。親が事前にインターネットから自宅のほか学習塾や学童保育施設など行き先を登録。

進学会、年配当20円に 今期

進学会は7月15日、2016年3月期に特別配当10円を実施し、年間配当が20円になると発表した。保有していた栄光ホールディングス(HD)の株式を10日付で売却。連結純利益が従来予想を大幅に上回る見通しのため、株主に還元する。進学会は株式譲渡益46億円を特別利益に計上し、同期の連結純利益を従来予想の7億円から49億円に上方修正した。栄光HDを巡っては、増進会出版社(静岡県長泉町)が子会社を通じて7月末までにTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社にすると発表していた。

都、子育て支援員1360人養成 今年度目標、研修に4コース

東京都は「子育て支援員」の養成を開始する。9月から来年3月にかけ、都内3カ所で順次、研修を開き、2015年度はまず1360人の確保を目指す。研修は「地域保育」「地域子育て支援」「放課後児童」「社会的養護」の4コース。まず各コース共通の基本研修を2日間受講する。その上で、コース別の専門研修に取り組む。子育て支援員は保育士の資格がなくても地域での保育に関心があれば、所定の研修を受けた上で認定を受けることができる。問い合わせ先は東京都福祉保健財団。

学テ結果公表は8月25日

文部科学省は7月15日、小学6年と中学3年の全員を対象に今年4月に実施した「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の結果を8月25日に公表すると発表した。今回は国語と算数・数学に加えて、全員参加としては初めて理科が実施された。文科省が公表するのは、全国平均と都道府県別の成績。結果を分析し改善策を示すことを条件に、市町村教育委員会が、学校別成績を公表できるのは昨年度調査と同様だが、文科省は今回から「公表は教委の職務権限」と実施要領を改めた。

「大学教職員が受講生」 ベルリッツとGABA

ベルリッツ・ジャパン(東京・港)は英語講義の進め方を指導する講座など、学校向けビジネスを今の100校から16年中に200校に倍増させる計画だ。GABA(同・新宿)も大学の職員の英語力を高める講座を利用しやすくするため、大学を運営する学校法人などに対し、職員の入会金を無料にしたり、レッスン料金を割り引いたりするプランを売り込む。留学生の増加など「キャンパスの国際化」が進む中、各大学では教職員の語学力向上が課題になっており、こうした需要を取り込む。

「子ども望まない」独身の若者増加 厚労省調査

厚生労働省が若者を対象に実施した調査で、2013年は希望する子どもの数を「0人」と答えた人が独身男性の15・8%、独身女性の11・6%。03年調査では独身男性が8・6%、独身女性が7・2%で、いずれも数ポイント上昇した。03年は調査当時21~30歳だった1万820人の回答。13年も調査当時21~30歳だった1万2284人の回答を集計した。同じ質問をして、10年間での若者の意識の変化を分析。厚労省が15日に結果を発表した。

第153回芥川賞に又吉氏と羽田氏 直木賞は東山氏

第153回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が7月16日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞はお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹氏(35)の「火花」(文学界2月号)と羽田圭介氏(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」(同3月号)に決まった。直木賞には台湾出身の東山彰良氏(46)の「流」(講談社)が選ばれた。贈呈式は8月下旬に都内で開かれ、受賞者には正賞の時計と副賞100万円が贈られる。

サーバー障害のお詫び

平素、皆さまに於かれましては、格別の御厚情賜り、誠にありがとうございます。
7月17日午後14時半頃〜午後16時頃にかけて、弊社ウェブサイトへのアクセスが困難でありました。
また、その間にメールの送受信もできませんでした。
関係者の皆さまに深くお詫び申し上げます。
7月17日午後16時20分復旧を確認させていただきました。
サーバー運営会社より上位ネットワーク回線に不具合が発生し運営会社が行うサービス全体に影響を及ぼしたと報告を受けました。
ご心配と、ご迷惑をお掛け致しました。
重ねてお詫び申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。