文教大、URの足立区花畑団地に新キャンパス

文教大学学園(東京・品川)は3月26日、東京都足立区北部の花畑地区に新キャンパスを開くと発表した。都市再生機構(UR)の花畑団地の用地をURから52億円で土地を取得した。2020年4月をめどに開校する。面積は約4万7300平方メートルで、東武スカイツリーライン谷塚駅から東に徒歩13分。設置する学部は未定。学生数は最大で4700人程度となる見込み。同大は埼玉県越谷市と神奈川県茅ケ崎市の2キャンパスに7学部を持ち、計約8600人の学生が通う。少子化で学生の確保が難しくなる中、都内に進出することで知名度を高める。

イオン、学童保育に参入 ショッピングセンター内で

イオンは駅前で運営するショッピングセンター(SC)を活用し、学童保育事業に乗り出す。4月に千葉市のSC内に、最大200人を受け入れ可能な第1号施設を開く。英会話や体育など約100種類の教育プログラムを提供。2016年度から年間約20施設を開くことを検討する。国内最多のSCを運営するイオングループが学童保育事業に参入することで、商業施設を育児支援のインフラに活用する動きが広がりそうだ。

7外大、通訳ボランティア育成で連携

東京外語大と神田、名古屋、京都、関西、神戸市、長崎の各外国語大7大学が連携し、2020年の東京五輪・パラリンピックを見据えて今夏から学生や卒業生を対象とした通訳ボランティアの育成プログラムを始める。五輪への貢献を通して学生の学習意欲向上にもつなげたい考えで、初年度の受講者数は約200人を見込んでいる。選手団や運営スタッフとの間で円滑なやりとりができるレベルを目指し、プログラムは4日程度を想定。教員が通訳の基本的な技術や異文化の生活習慣を教えるほか、接客のプロを講師として招きマナーも学ぶ。

2015年4月の塾歴(じゅくごよみ)

(2015年4月1日現在)

4月6日(月)13:00-15:00
一般財団法人 実用英語推進機構
「英語評価の4技能化に伴う教材の在り方に関する説明会」
会場:国際文化会館
お問い合わせ:Tel.044-959-4001(株式会社興学社)

4月13日(月)11:00-13:00
駒込学園 駒込中学・高等学校 主催
「駒込学園 平成26年度入試報告会」
会場:上野精養軒
お問い合わせ:Tel.03-3828-4141(駒込中学校・高等学校)

4月18日(土)17:00~
株式会社興学社 主催
「合格出陣式」
会場:日比谷公会堂
お問い合わせ:Tel.044-959-4001(担当:総務部 町田)

4月19日(日)14:00-17:50
全日本私塾ネットワーク 主催
「第13回 全国塾長、職員研修『学びの現場に立ち返る。』」
会場:東京ガーデンパレス
お問い合わせ:Tel.090-1888-6665(私塾ネット事務局 仲野)

4月19日(日)13:00-14:30
NPO愛進研 主催
「平成共育委員会 in 名古屋」
会場:名古屋中学校高等学校チャペル
URL https://aishinken.jp/

4月23日(木)10:00-11:40
株式会社エデュケーショナルネットワーク 主催
「2015年度 関西中学入試結果総括」
会場:AP大阪駅前 梅田1丁目
お問い合わせ:Tel.06-6136-1113

4月25日(土)12:45-16:40
一般社団法人 日本教育情報化振興会 主催
「タブレット端末活用セミナー2015」
会場:大阪・ハービスHALL
Tel.06-4807-6374

5月17日(日)~5月18日(月)
エース教育総合研究所 主催
「青木フォーラム IN 北見」
会場:志学会
お問い合わせ:Tel.045-501-4525

5月18日(月)11:00-16:00
全国私塾情報センター(株式会社私塾界)主催
『私塾界リーダーズフォーラム2015』
会場:御茶の水ソラシティカンファレンスセンター
お問い合わせ:Tel.03-3987-0838(担当:山田)

5月20日(水)~22日(金)
リード エグジビジョン ジャパン株式会社 主催
「第6回 教育ITソリューションEXPO」
会場:東京ビッグサイト
お問い合わせ:Tel.03-3349-8510

5月24日(日)11:00-17:00
開倫研究所 主催
「第10回全国模擬授業大会・国際大会」
会場:白鷗大学足利高等学校 富田キャンパス 6号館
お問い合わせ:Tel.0284-72-5945(担当:高尾)

FLENSが中学生向けの学習管理ツールを搭載 新たに英語コンテンツも追加

FLENS(フレンズ)株式会社(東京・品川区、大生隆洋代表)は、同社が各地の学習塾や学校などの教育機関に提供している、タブレットPCで全国の生徒がリアルタイムに対戦型の授業をおこなうことができる「FLENS」に、中学生向けの学習管理ツールを新たに搭載。また、中学の英語教科にも対応した。

確認テストモード

確認テストモード

この学習管理ツールには、高校の入試対策用に使う「確認テストモード」と、弱点克服のための「個人帳票」、そして講師の指導力向上ための「弱点分析帳票」が含まれる。これまでは、全国の自分にぴったりのライバルと競い合いながら基礎知識の定着を図る「コンテストモード」に加え、今回搭載された「確認テストモード」では、より入試問題に則した形式で学習できるようにする。これは、学習塾で普段実施している確認テストを、タブレットで実施することにより、プリント準備や採点をはじめ、結果の入力や宿題管理といった業務にまつわる講師の負担を軽減し、効率よくテストを実施することができる。また、思考力を問う問題や図表の読み取り問題など実践的な内容を確認テスト形式で行うことができる。

個人帳票

個人帳票

また、弱点克服のための個人帳票によって、受講当日に間違えた問題や未回答問題のテキスト対応ページ、過去の学習履歴などを随時帳票で出力でき、復習に役立てられる。実際に授業が終了してから数分で帳票を出力でき、校舎責任者がリアルタイムに確認してフォローできる。また、各教室の用途に合わせて、ペーパーでもPCの画面上でも出力でき、CSVテキスト形式で書き出して独自の学習管理システムに取り込むこともできる。

理科解答分布図

理科解答分布図

さらに、ペーパーテストによる採点で困難だった単問単位の正解率分析や、生徒の誤答パターン分析もできるうえに、正解率だけではなく、生徒がどのように間違えたかを視覚的に見易い画面でタイムリーに把握できるため、間違えやすい問題などを重点的に教えるための授業の補完ツールとしても使えそうだ。

そして、今回追加された中学校向けの英語コンテンツでは、中学1年~ 中学3年を対象に、語彙力、文法、用法など基礎力の定着を図る事を目的としたコンテンツが7200問を収録されている。FLENSが提供する家庭学習用教材「リハトレブック」は、教室では週1回20分の確認テスト講座を想定して設計されており、家庭学習と連動して繰り返し行うことで、各学年で重要な基本項目を効率よく習得できるという。なお、中学生向け英語コンテンツは、2014年10月から2015年3月まで実施された福生市と慶応義塾大学とFLENSの産学官協働実証実験でも採用されていた。

単問別正解率グラフ

単問別正解率グラフ

松陰の直筆68点発見  松下村塾、写本代で運営

吉田松陰(1830~59年)の直筆史料68点が見つかり、萩博物館(山口県萩市)が3月26日までに発表した。松下村塾が運営費を賄うため行っていた写本について、写した書物名や人物を示す史料が初めて見つかった。写本のリストも直筆で、松下村塾で使われた原稿用紙を使用。松陰の実名「矩方」と記され、親交のあった長州藩の僧侶月性の詩「清狂吟稿」を30ページ写本し「代百五十文」を得ていた。

 松陰の実兄、杉民治と親密だった萩藩士阿部家の子孫から寄託された史料から見つかった。61点は松陰の直筆書簡などをまとめた史料集「吉田松陰全集」に未収載で、筆跡などから直筆と判明した。

西武HD、池袋駅南口 新ビル19年完成

西武ホールディングス(HD)は3月25日、西武池袋駅(東京・豊島)近くの西武鉄道の旧本社ビルの建て替え計画を発表した。地上18階・地下2階建てとし、2019年3月に完成する予定。主に賃貸オフィスとして活用する。総事業費は約380億円を見込む。所在地は南池袋1丁目で、敷地面積が約5500平方メートル、延べ床面積が約5万平方メートル。特徴である貸室の1フロア当たり面積は約2100平方メートルを確保する。現在、旧本社ビルの解体工事を進めており、7月に新ビルを着工する。

岩手大、冷凍「漁師の鯖寿司」

岩手大は岩手県久慈市漁業協同組合と冷凍の鯖寿司を共同開発した。岩手県三陸沖で水揚げした鯖と、冷凍しても固くならず粘りが残る県独自の米品種「きらほ」を原材料に使う。「漁師の鯖寿司」と名づけた。久慈市は東日本大震災の津波で大きな被害を受けたが、鯖の水揚げは平年並みに回復した。昨年2月から東北限定で店頭販売を始めた。久慈市漁業協同組合のホームページでインターネット販売もする。価格は送料別で1箱1350円(税込み)。

大阪市の民間人校長、辞職

大阪市立小学校と中学校の公募校長2人が今月末で任期を1年残して辞職することがわかった。体調不良など「一身上の理由」という。2人はいずれも60代の男性で、2013年春に採用された。13年に初採用された同市の公募校長をめぐっては、11人のうち、経歴詐称や処遇への不満などですでに4人が懲戒免職となったり辞職したりしており、今回の2人の辞職で計6人が任を離れることになる。

年末・休日保育料、港区が無料化

東京都港区は4月から認可保育所などで休日・年末保育を無料とする。基本の保育料だけで、曜日にかかわらず保育を受けられるようにする。臨時区議会に関連条例の改正案を提出する。対象は認可保育所と区が期間限定で設置している「緊急暫定保育施設」で、現在は1日当たり3000円の休日・年末保育料を取っている。認証保育所でも、認可施設に申し込んで待機中などの条件を満たせば無料。