下村博文文部科学相は8月21日の閣議後会見で、松江市教育委員会が、「はだしのゲン」を子供が自由に閲覧できない措置を取るよう市内の全市立小中学校に求めていたことについて「学校図書の取り扱いについて学校に指示するのは、教育委員会の通常の権限の範囲内。学校図書館は子供の発達段階に応じた教育的配慮が必要。一般的な表現の自由に反することには当てはまらない」と述べ、法令上問題ないとの見解を示した。
公益社団法人全国学習塾協会は、9月1日(日)小・中・高の不登校となった子どもへの向き合い方や、その子どもたちの進学に関する問題について、各家庭における情報交換を目的として、「’13 不登校フォーラム in 八戸」を青森県八戸市の八戸ポータルミュージアム「はっち」で開催する。不登校、そしてニートに対する対応の一層の充実に向けて公開討論会を行うほか、個別相談会を行う。
公開討論会では、古川学園中学・高等学校の俣野聖一教頭がコーディーネーターを務め、セルフカウンセリング教育研究会代表で、東京学芸大学・特命教授の大熊雅士氏、志学塾の畑山篤塾長、日本航空高等学校の篠原雅成校長の3名がパネリストとして登壇する。
当日パネリストとして参加し、このフォーラムの事務局長も務める畑山氏は、高校を中退した子どもたちに向けて「20歳までに進路の再構築をと願っています。フォーラム当日は、不登校問題に悩む家庭にぜひ参加して欲しい」と語る。
文科省の調査では、進路のミスマッチが高校中退事由の約73%にものぼると言われており、青森県南部に限っても毎年数百人の高校生が中退している(畑山氏)という。
このフォーラムの問い合わせ、申し込みは「’13 不登校フォーラム in 八戸」実行委員会事務局(志学塾内/TEL.0178-47-2225、FAX.0178-47-4303、14:00〜21:00)まで。
千葉県銚子市の教育総合商社 翔英館にお邪魔してきました。
7月に移転した新本部ビルは、入居に際して「できる限り自分たちの手で」ということをテーマに、代表の井原氏自らリフォームを行い、授業や自習の様子、また1Fの職務スペースがまるでショーケースのように公開されている、文字通りガラス張りの教室です。
それだけに、講師はもちろん生徒たちもいい緊張感のなかで、授業や自習に取り組んでいたのが印象的でした。
なぜこの銚子に塾を開いたのか、開塾から12年どんな道のりを経て今の翔英館があるのか、そして今後は。翔英館・井原大平代表のインタビューは本誌11月号でのご紹介する予定です。
『月刊私塾界』編集長 山田 未知之