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高校生自習システム「@Will」、中小塾向け拡販
2010年3月8日 掲載

──低コスト、需要確保へ連携
  

東海地方を中心に「佐鳴予備校」を運営するさなる(東京・新宿)は中小の学習塾向けに自習システム「@Will」を拡販する。新たに、高校生がインターネットを通じて主 要科目の映像の講義を受けられるシステムを販売する。講師を雇わずに済み、低コストで講座が開けるとして幅広い学習塾に売り込む。競争が激化する中、 M&A(合併・買収)によらずに緩やかに中小塾と連携することで需要を確保する狙い。

生徒は塾の教室に設置されたパソコンでネット配信された映像の講義を受けられる。講義は英語や数学などの主要科目で構成されており、1万2,900種類から自由に選べる。高校の授業を補習するレベルから難関大学合格に必要な学力がつけられる水準まで幅広く用意した。

1講義の時間は集中力が保てるように10~25分にまとめた。講義が終わるごとに「確認テスト」を受けることで、習熟度を高められるという。

一部コンテンツは教育ソフト開発の古藤事務所(東京・新宿)から買い取って増強した。同システムの契約金は10万円で初期費用は5万円。ほかに毎月の利用料を生徒の人数分徴収する。人材育成や教材開発の手間を省けることから、補助教材としての導入も見込む。

これまで大手学習塾が自社の講義コンテンツをフランチャイズチェーン(FC)方式で提供する例は多かった。同社のシステムはFC方式を採用しないため、塾の名称や看板を変える必要がない。中小塾の導入へ抵抗感は少ないとみている。

同社は小学生と中学生向けの同様の学習システムを約100社に提供してきた。少子化で市場のパイは縮小している。地域密着型の塾と競合を強めるより連携して、需要を分け合いつつ収益の拡大を図る戦略だ。
                                       
【写真】中小塾は低コストで導入して集客力を高める(受講イメージ)

高校生自習システム「@Will」、中小塾向け拡販

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