指導報告や成績管理をデジタル化、年内の全校展開も視野

FLENS株式会社(東京都港区)は、同社が提供する学習塾向けコミュニケーションアプリ「FLENS School Manager(FSM)」が、日能研関東グループの株式会社アトラス(神奈川県横浜市)が運営する個別指導塾「日能研プラネット ユリウス」の一部教室で導入されたと発表した。2026年5月から神奈川、東京、埼玉の一部教室でトライアル運用を開始している。
今回の導入は、保護者とのコミュニケーション強化と教室運営の効率化を目的としたもの。従来は電話や紙媒体が中心だった保護者連絡をアプリ上で双方向化し、家庭との情報共有をより円滑に進める。
また、生徒ごとの指導報告や成績データの回収・管理についてもデジタル化を進める。これまで紙ベースで行っていた業務をアプリに集約することで、教室スタッフの事務負担軽減を図るとともに、テスト結果の分析や学習状況のフィードバックを迅速に行える体制づくりを目指す。
さらに、授業の欠席・遅刻連絡や保護者面談の予約についてもアプリ上で受け付ける。保護者の利便性向上に加え、教室側の電話対応業務の削減にもつなげる考えだ。
ユリウスを運営するアトラスでは、今回のトライアル運用の成果を検証したうえで、早ければ2026年内にも全教室への導入拡大を検討している。
学習塾業界では、少子化や人手不足を背景にDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性が高まっている。保護者との関係強化と業務効率化を同時に実現するツールへの関心は高く、今回の取り組みは個別指導塾におけるデジタル活用の新たな事例として注目されそうだ。



