ENが文科省の新テキスト「We Can!」で学習する語句や表現を基にした塾専用教材を発売。

学習塾用教材の出版・販売を行っている株式会社エデュケーショナルネットワークが、小学英語教材『ワーク 英語(小5)』を12月末に発売した(小6は2018年2月発売予定)。
2018年度から新学習指導要領の小学英語が先行実施されるが、そこでカギを握るのは、英語が教科となる小5・小6で、いかに学習内容を定着させるか。2018~2019年度には学校現場で「We Can!」が使用されるが、習得すべき語彙が600~700語にのぼるなど、小学校の指導現場への負担が増加しており、その分、学習塾への期待も大きくなる。

本教材はこうしたニーズを捉え、学校での指導を学習塾で補完あるいは先取りするために、最適な内容となっている。「We Can!」を徹底分析することで、塾で必要な4技能指導を学年ごとに抽出。週1コマからの指導を可能にするとともに、4技能それぞれについて、導入から実践まで相互に関連付けながら、まんべんなく学習できるよう配列。また、学校では音声指導が中心となるため、手薄となる定着指導を塾でしっかり補完すべく、小5から別冊ドリルを併用するスタイルとしている。音声についても、PC ・タブレット・スマホで利用できる「リスニングブック」を無料提供。また、「デジタルブック」(別売)も用意されており、プロジェクターでの映写授業などでも活用できるようになっている。

【本件に関するお問合せ先】

株式会社エデュケーショナルネットワーク
TEL 03-5275-3261 FAX 03-5275-3069
E-mail: contents@e-network.jp
http://www.edu-network.jp/

<1月29日訂正再掲>

「Think!Think!」を用いたカンボジア王国における思考力教育の導入がJICA中小企業支援事業に採択

左:花まるラボ代表 川島慶、右:ハン・チュオンナロン大臣

株式会社花まるラボ(本社:東京都文京区 代表取締役:川島 慶)は、子ども向け思考力育成アプリ「Think!Think!」を用いたカンボジアにおける提案事業が、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「2017年度第2回 中小企業海外展開支援事業~案件化調査~」に採択されたことを発表した。

思考力育成アプリ「Think!Think!」は、Googleによるアプリ表彰を世界/日本にてW受賞し(*1)、現在世界50ヶ国以上に40万ユーザーを持つ、急成長中の知育アプリ。JICAが毎年2回公募を行なっている「中小企業海外展開支援事業」の採択を受け、同アプリとその知見を活用して、カンボジア王国における思考力教育の導入事業を手がける。

カンボジアでは、主にポル・ポト政権時代に多大な打撃を受けた教育環境の整備、学力の向上が国家の最優先課題となっている。2014年の高校卒業試験の合格率は僅か26%、ハン・チュオンナロン大臣による政策により大幅な改善を見せているものの、未だに人材競争力の強化は喫緊の課題だ。
(*1) Google Play Awards 2017 Best App for Kids部門ファイナリスト / Google Play Best of 2017 入賞

採択事業詳細
調査名:「カンボジア王国におけるアプリ教材「Think!Think!」を用いた思考力教育の導入に関する案件化調査」

概要:国内外で実績のあるアプリ教材「Think!Think!」を用いて、カンボジアの初等教育における生徒の思考力強化を図り、カンボジア王国の開発課題である、“教育の質の向上”に貢献する。
具体的には、モデル校において約40クラスを対象に実証実験を行う他、カリキュラムへの思考力育成授業の導入可能性、教員の育成等も視野に取り組みを行う。

※JICA中小企業海外展開支援事業についての詳細はこちら
https://www.jica.go.jp/press/2017/20171226_01.html

明光義塾ゴールデンクラブ新年研修会が特別講演を実施

首都圏に明光義塾を展開するFC(フランチャイズチェーン)加盟オーナーで構成される「ゴールデンクラブ(GC)」の新年研修会が、2018年1月14日(日)、TKPガーデンシティ千葉でおこなわれた。

GC新年研修会の様子

今年で17回目を数える同研修会には、ゴールデンクラブに加盟する、株式会社リード、株式会社プラスラフ、株式会社サフネ、ネクストワングループの社員のほか、株式会社明光ネットワークジャパンの田上節朗社長、山下一仁副社長や、東北、北陸、近畿、中国、九州などの各地方のオーナーら約170名が出席した。

GCの研修会は、2001年に明光義塾のFCに加盟するオーナー同士の懇親会として、リードの内田尚士代表、サフネの髙見澤實代表、ネクストワングループの荒木隆巖会長の3人により、計14教室の研修としてスタートした。

リードの内田尚士代表

プラスラフの磯野好男代表

サフネの髙見澤實代表

ネクストワングループの荒木隆巖会長

今回の研修会では、リード、プラスラフ、サフネ、ネクストワンの各社から年頭の方針発表がおこなわれ、事業承継、営業活動、地域におけるブランド力の向上、マネジメントに関する具体的な目標設定と施策に関する方針が示された。

各社の方針発表に次いで、「明光みらい英語」に関して明光義塾本部 田之畑章営業企画部長から説明があった。
 2020年度からの英語教育大改革に向けて、明光義塾の小学生英語のコンテンツを共同開発しているパートナー会社であるmpi松香フォニックスの松香洋子氏の紹介から、聖学院大学人文学部 欧米文化学科特任講師の小川隆夫氏が「『これからの日本の英語教育』〜生徒が変わると先生が変わる〜」と題し、特別講演を行った。

特別講演をした聖学院大学 小川隆夫氏

明光ネットワークジャパンの田上節朗代表取締役社長が訓話。その後、「2018年 社員の決意」として、GC会員5社の代表者が決意発表。次いで、明光ネットワークジャパンの山下一仁取締役副社長が新年研修会の総括を行った。

「進研ゼミ高1講座」オンラインスピーキング導入 2018年4月から

株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市)は、新学習指導要領の全面実施と大学入試改革に向け2018年4月より英語の教材・サービスを大幅に強化する。
 「進研ゼミ高校講座」の高1生向け教材「進研ゼミ高1講座」では、英語国際標準規格CEFR※に対応した「進研ゼミ」オリジナルカリキュラムのもと、「進研ゼミ高校講座」初のオンラインスピーキングを導入する。レッスンでは毎月1回約15分間、外国人講師によるオールイングリッシュでの個別指導が受けられる。レッスン終了後に、講師からのフィードバックで学習内容を振り返ることもでき、高1から自分のペースで4技能を強化することが可能だ。
 「進研ゼミ中学講座」では、中学入学準備時期向けに4技能の基礎を身につける学習アプリ、受験生向けに長文読解力を養成する学習アプリなどを新たに導入。「進研ゼミ小学講座」では、新カリキュラムのもと、小3から小6まで毎月の学習教科として英語を導入。

「進研ゼミ高1講座」オンラインスピーキング
■英語教材・サービスの強化ポイント
【高校1年生向け】
2018年4月号より、「進研ゼミ高1講座」の英語受講者は教材での学習に加えて、毎月1回、外国人講師による個別レッスンが受講できる。
◆オンラインスピーキング特長​
・パソコン、タブレット、スマートフォンで利用可能。
・毎月1回、外国人講師によるオールイングリッシュでの個別指導。レッスン時間は1回約15分。さらにレッスンを受講したい場合は、追加でレッスンチケットを購入。
・レッスンは新たに導入したCEFR対応の「進研ゼミ」オリジナルカリキュラムに基づき提供。高1の1年間でCEFRレベルA1→A2レベルを目指す。
・レッスンは①ウォームアップ②共通課題パートで構成され、さらに余裕のある生徒にはレベルに合わせたフリーパートを用意。最初に事前学習(テキスト+日本人講師による映像レッスン)で発話におけるポイントを確認するので、外国人と話すことに不慣れでも安心して取り組める。
・講師からのフィードバックをいつでも見ることのできる振り返り機能つき。
・資格・検定試験直前月は「英語4技能検定対策BOOK」で、「読む」「聞く」「書く」に加え、スピーキングは検定トライアルテストを実施。

1月13日(土)から始まる関西の私立中学入試。能開センター近畿中学受験本部が難関校の「算数」の解答速報を当日公開

株式会社ワオ・コーポレーションが運営する学習塾「能開センター」の近畿中学受験本部は、2018年1月13日(土)から始まる“関西私立中学入試”難関校の「算数」の解答速報を公開する。
http://nokai.jp/kinki/topics/kaitou_sokuho/
 灘、甲陽学院、東大寺学園、大阪星光学院、洛星、神戸女学院、四天王寺、洛南高附属、西大和学園、清風南海、高槻、計11校の難関有名中学が対象となる。

【解答速報 公開スケジュール】
■13日(土)
灘中(1日目)、甲陽学院中(1日目)、大阪星光学院中、洛星中、四天王寺中、高槻中
■14日(日)
灘中(2日目)、甲陽学院中(2日目)、西大和学園中、清風南海中
■15日(月)
東大寺学園中
■18日(木)
洛南高附属中、神戸女学院中

N高 センター試験当日朝に英語試験対策を生放送

学校法人角川ドワンゴ学園「N高等学校」は、同校の生徒が利用する学習アプリ「N予備校」にて、センター試験1日目の朝、2018年1月13日(土)7時30分から、英文法の最終チェックを行える受験特別番組「センター英語 スマホでこれだけチェック 英文法20問」を生放送する。この特別番組は「ニコニコ生放送」でも同時に生配信し、N高の生徒以外も無料で視聴できる。
 特別番組はスマホ視聴に適した「N予備校」で配信するため、試験場への移動中や試験場の開門待ちの時間など、いつでもどこでも学習できる。センター試験で1点でも高い点数を取れるよう、当日の朝も受験生をサポートする。

受験特別番組 概要】
「センター英語 スマホでこれだけチェック 英文法20問」
・放送日時: 2018年1月13日(土)7:30~8:30 ※終了予定
・番組MC : 石井てる美(お笑い芸人)
・視聴URL :
<N予備校> https://www.nnn.ed.nico/lessons/482527288
<ニコニコ生放送> http://live2.nicovideo.jp/watch/lv310028348

【「N予備校」アプリ入手方法】
・サービス名  : N予備校(読み方:エヌヨビコウ)
・対応端末   : iOS9以上を搭載したiPhone/iPad、
          Android4.4以上のスマートフォン、
          PCはGoogle Chrome最新版
・アプリ入手方法: <iPhone> App Storeにて「N予備校」で検索し、「入手」をタップ
          <Android> Play Storeにて「N予備校」で検索し、「インストール」をタップ
・PCサイト   : https://www.nnn.ed.nico/
          (その他詳細はこちらでご確認いただけます)

2018年度の公立小学校の英語「専科教員」1000人増が決定

上智大学言語教育開発研究センター長の吉田研作氏

2018年度の公立小学校の教職員定数について、文部科学省は昨年12月18日、英語を専門的に教える「専科教員」の1000人増を決めた。この背景には、2020年度から全面実施される小学校の英語教科化がある。
今回の教科化は、3、4年生で慣れ親しんだ英語をベースにしながら、5・6年生では一歩踏み込み、読み書きに必要な知識を含めて理解できるように指導するのが要点だ。「話す」「聞く」に重点が置かれている。「読み」「書き」は中学校に入ったときに困らないように土台作りをするのがポイント。

しかし、教科になることで教員が英語教育の専門的な訓練を受けていないことが懸念される。
「専科教員を1000人増やすという予算が出たが、かなり多くの外部人材に頼らざるを得ない。まだ少ないのが実情だが、2020年にかけてどんどん増えてくるのではないか」と、上智大学言語教育開発研究センター長の吉田研作氏は語る。
このような背景の中、吉田氏は小学校教員が英語教育をするにあたり、学習指導要領の熟読を勧める。

その上で、「中学校では小学校で何をやっているかを知らず、過度の期待を持って受け入れ、『結局できないじゃないか』と言っているのが現状です。これは、小学校でどのような英語教育が求められているかをわかっていないことが大きく、接点を見出せていない。小学校英語教科の学習指導要領を中学校の先生にも読んでもらうことで、中学校への連携がうまくいくと思います」と続ける。

指導者向け教材も充実してきた。mpi松香フォニックスは、吉田氏監修の「小学校英語 はじめる教科書」の販売を開始。学習指導要領に沿って書かれており、理論面、実戦面の両方からアプローチがされている。教材を使った指導法の具体的な事例、現場で活用できる授業ノウハウまで総合的に網羅されている。
2018年度からは、英語教科の授業を先行実施する学校も多い。文科省も小学校英語の新教材「We Can!」を公表するなど、環境づくりをしている。しかし、不安材料は多い。学校はもちろんのこと、学習塾にとっても小学校英語への対応が急がれる。

大阪府立高校入試対策に最適なテスト集が登場!

学習塾用教材の出版・販売を行っている株式会社エデュケーショナルネットワークでは、近年大きく変化した大阪府立高校入試の対策に最適なテスト集『大阪府立 入試直前 予想演習4回』を11月下旬に発売した。
入試制度や傾向が変わり、過去問だけでは対策が難しくなった大阪府立高校入試。本教材は、英語・国語・数学でB 問題版・C 問題版をそれぞれ用意(理科・社会は1種類)するなど、入試の変化に対応。

難易度や出題範囲・傾向から解答用紙の形式に至るまで、内容・体裁とも実際の入試問題に準拠したテスト4回分があり、入試本番に向けた総仕上げに最適な教材となっている。
英語リスニング音声についても、B 問題版・C 問題版をそれぞれ用意。WEB サイトで無料視聴できるほか、「リスニングCD」(別売)もあるので、指導現場の状況に応じて選択することができる。
さらに、大阪府立高校入試を攻略するうえで、ポイントとなる重要問題や特徴的な問題を教材(国語は対象外)から厳選し、わかりやすく解説した動画をWEBサイトで視聴できる無料サービスも。家庭学習などで大きな効果が期待できる。

以下のページから紙面のサンプルなどを確認できる。
http://www.en-onlinestore.jp/shop/c/c20201610/

【本件に関するお問合せ先】
株式会社エデュケーショナルネットワーク
TEL 03-5275-3261 FAX 03-5275-3069
E-mail: contents@e-network.jp
http://www.edu-network.jp/

6割以上の受験生が、親には「普段と変わらず接してほしい」 河合塾調査 

学校法人 河合塾(本部所在地:名古屋市千種区)は、男女600名を対象に「大学受験に関する調査」を行った。
 1月13日(土)からスタートするセンター試験を皮切りに、私立大入試や国公立大の二次試験が続き、本格的な受験シーズンが到来。受験本番を控え、志望校に合格できるかどうかと、日々不安に感じながら、過ごす受験生も多いでしょう。
 近年では受験会場まで付き添う親が増えていることが話題となっています。今回の河合塾の調査は、受験生とその保護者の方を応援するために、受験生の先輩でもある現役の大学生に受験期間中の親との関わり合い方や過ごし方、恋愛などについてリアルな実体験を聞いている。
 
調査結果の要旨は以下の通り。

■調査サマリー
◇受験生の5人に1人が受験会場まで親に付き添ってもらっていた
 付き添ってもらった人の7割が、「安心した」と回答

◇6割以上の受験生が、親には「普段と変わらず接してほしい」

◇難関大学合格者の約24%は「学習塾(予備校)の自習室」が最も集中できる場所と回答

【調査概要】
調査期間  :2017年11月28日~12月5日
調査方法  :インターネット調査
調査対象  :全国の大学生
サンプル数 :n=600
以下の性別、文系/理系でn=150ずつ均等割付で回収。
(文系 男性/理系 男性/文系 女性/理系 女性)

■調査詳細
トピック①
受験会場まで親に付き添ってもらった受験生は5人に1人!
付き添ってもらった人の7割が「安心した」と回答  緊張がピークの試験直前、親の存在が精神的支えに
 受験期間中の親子の関わり方について探るため、受験会場への親の付き添いについて調査した。
 受験当日に、親に付き添ってもらった人は22.2%という結果となった。さらに、付き添ってもらった人に対し「親が付き添ってこられた際のあなたの気持ちはいかがでしたか?」と質問すると、「安心した」という回答が69.9%、「落ち着いた」という回答が41.4%と親の付き添いに対し好意的な意見が多く見られる。 一方「正直邪魔だった」「恥ずかしかった」というマイナスな回答は少数派だということがわかった。
 また、文系・理系男女での親の付き添い率について見てみました。男女で比べると、親に付き添ってもらっているのは、女性の方が多く、文系・理系で分析すると理系女子は34.7%と文系女子に比べて20%以上高いことがわかった。
 実際に親が「付き添った」という人は2割と少数派だが、親に付き添ってもらうことで受験前に安心していることがわかる。親の付き添いは、慣れない環境で受験生が落ち着いて試験に臨むための精神的支えとなるとも言えそうだ。
 付き添いの有無に関わらず、受験直前においての保護者の方による精神的な部分でのサポートが、重要であることは間違いなさそうだ。

トピック②
親子の接し方「普段と変わらず接してくれたこと」がうれしかった!
 次に、受験期中に親にしてもらってうれしかったことについて調査。
 親にしてもらってうれしかったことの1位は「普段と変わらず接してくれた」(62.8%)、2位には「受験する大学について、自分で決めさせてくれた」(29.8%)、3位「余計な口出しはせず、いつも信頼してくれた」(28.7%)という結果となった。

トピック③
難関大学(※)合格者の24%が一番集中できた場所は「学習塾(予備校)の自習室」
 次に、受験勉強していた場所で最も集中できた場所についての調査。
 1位は「自分の部屋」(35.7%)、2位は「学習塾(予備校)の自習室」(19.3% )、3位「図書館」(14.5%)、4位「リビング」(12.2% )という結果となりました。「自分の部屋」派は、2位の「学習塾(予備校)の自習室」派と比べ16.4%高く、なじみ深い自分の部屋は落ち着いて学習できる場所だと感じる人は多いようだ。1位~3位をみると、勉強場所として好まれるのは、やはり静かで落ち着いて勉強できる場所であることがわかる。

 難関大学(※)に合格した学生はどこで勉強していたのか、多くの人は気になるのではないでしょうか?調査対象である大学生の中で、難関大学に在籍する学生、難関大学以外(以下、「その他の大学」)に在籍する学生とで、勉強場所に違いがあるのかを分析。注目ポイントとしては、難関大学に在籍する学生の方が、その他の大学に在籍する学生と比べ「学習塾(予備校)の自習室」と回答した人の割合が7.2%高いことです。難関大学の学生の10人に2.4人が「学習塾(予備校)の自習室」を集中できる場所だと回答。
 難関大学に合格した学生は、自身が通う学習塾(予備校)の自習室という環境をフルに活用し勉強していると推測される。学習塾(予備校)で勉強すると、ライバルが身近にいるのでやる気が出て集中力が増すほか、わからないところは先生や仲間に即座に質問できることもあり、積極的に活用していると思われる。

(※)「あなたが現在通っている大学は一般的に難関大学と言われる大学ですか?」と質問した際に「はい」と答えた33.8%の人を指している。

また河合塾は大学受験に向けて頑張る受験生に向けて、チューターや大学生からのメッセージを掲載して応援している。
【受験生応援特設サイト】http://www.kawai-juku.ac.jp/info/fgh/

Classi、東京工業大学と自然言語処理を用いた機械での自動作問実証研究を開始

株式会社ベネッセホールディングス(本社:岡山市北区)とソフトバンク株式会社(本社:東京都港区)の合弁会社Classi(クラッシー)株式会社(本社:東京都新宿区)は、東京工業大学 徳永健伸研究室と協力し、自然言語処理を用いて自動で問題を作成する仕組みを実用化するための実証研究を2018年1月から開始する。
 Classiは、全国約2,100以上の高校に導入され、有料利用者80万人以上(2017年12月時点)が利用する学校向け学習支援プラットフォームサービス。現在すでに、1,000以上の単元と6段階の難易度に分類された約7万の問題を提供しているが、今後Classiの利用者が拡大し、さまざまな進度の生徒が学習を繰り返すことにより、より多くの問題が必要になってくる事が予想される。自動作問が実現することで、さまざまな問題を早く大量に生成できるようになり、これまで以上に学力に応じて最適な問題を提供できるようになる。
 今回の実証研究においては、Classiは問題を回答・集計するための「Classi」プラットフォームの提供、分析、実習研究の推進を行う。データを活用したアダプティブラーニングを推進している Classi は、本実証研究により、アダプティブ・ラーニングで枯渇していく問題を自動で生成することを目指す。

【実証概要】
実施時期 : 2018年1月〜2018年3月※状況により変更の可能性あり
実証内容 : 自動生成した問題についての問題品質を確認する(生徒の学力と正答率の相関)
対象学年 : 高校1年生 120名程度
実施方法 :
1. 自動で作成した問題をClassiのプラットフォーム上で配信し、生徒は問題に回答。
2. あらかじめテストで測られた生徒の学力と、問題の正解率の相関を評価。

 なお、生徒に問題を出題するにあたり、事前に問題作成における専門家のチェックを行い、妥当な問題が作成されることを確認した後に実施する。

【実証研究詳細】
今回の実証研究では、英単語の意味を問う問題を自動作問するシステムを評価します。システムは下図のような問題テキストおよび選択肢を以下の流れで自動で作成する。

1. 出題者はあらかじめ用意した辞書から対象語とその意味を指定しする。
2. すると、機械がインターネット上のテキスト(著作権をクリアしているサイト)から対象語を指定
  した意味で利用しているテキストを検索し、そこから問題テキストを生成する。
3. 1.で使用した辞書を使って対象語の同義語を正解として使用。
4. 問題テキストや辞書から、対象語と異なる意味を持つ語を選択し、誤答選択肢を生成。
5. 問題の難易度は問題テキストの難易度、誤答と正解の意味の近さ、誤答自体の単語の難しさで調整する。