6割以上の受験生が、親には「普段と変わらず接してほしい」 河合塾調査 

学校法人 河合塾(本部所在地:名古屋市千種区)は、男女600名を対象に「大学受験に関する調査」を行った。
 1月13日(土)からスタートするセンター試験を皮切りに、私立大入試や国公立大の二次試験が続き、本格的な受験シーズンが到来。受験本番を控え、志望校に合格できるかどうかと、日々不安に感じながら、過ごす受験生も多いでしょう。
 近年では受験会場まで付き添う親が増えていることが話題となっています。今回の河合塾の調査は、受験生とその保護者の方を応援するために、受験生の先輩でもある現役の大学生に受験期間中の親との関わり合い方や過ごし方、恋愛などについてリアルな実体験を聞いている。
 
調査結果の要旨は以下の通り。

■調査サマリー
◇受験生の5人に1人が受験会場まで親に付き添ってもらっていた
 付き添ってもらった人の7割が、「安心した」と回答

◇6割以上の受験生が、親には「普段と変わらず接してほしい」

◇難関大学合格者の約24%は「学習塾(予備校)の自習室」が最も集中できる場所と回答

【調査概要】
調査期間  :2017年11月28日~12月5日
調査方法  :インターネット調査
調査対象  :全国の大学生
サンプル数 :n=600
以下の性別、文系/理系でn=150ずつ均等割付で回収。
(文系 男性/理系 男性/文系 女性/理系 女性)

■調査詳細
トピック①
受験会場まで親に付き添ってもらった受験生は5人に1人!
付き添ってもらった人の7割が「安心した」と回答  緊張がピークの試験直前、親の存在が精神的支えに
 受験期間中の親子の関わり方について探るため、受験会場への親の付き添いについて調査した。
 受験当日に、親に付き添ってもらった人は22.2%という結果となった。さらに、付き添ってもらった人に対し「親が付き添ってこられた際のあなたの気持ちはいかがでしたか?」と質問すると、「安心した」という回答が69.9%、「落ち着いた」という回答が41.4%と親の付き添いに対し好意的な意見が多く見られる。 一方「正直邪魔だった」「恥ずかしかった」というマイナスな回答は少数派だということがわかった。
 また、文系・理系男女での親の付き添い率について見てみました。男女で比べると、親に付き添ってもらっているのは、女性の方が多く、文系・理系で分析すると理系女子は34.7%と文系女子に比べて20%以上高いことがわかった。
 実際に親が「付き添った」という人は2割と少数派だが、親に付き添ってもらうことで受験前に安心していることがわかる。親の付き添いは、慣れない環境で受験生が落ち着いて試験に臨むための精神的支えとなるとも言えそうだ。
 付き添いの有無に関わらず、受験直前においての保護者の方による精神的な部分でのサポートが、重要であることは間違いなさそうだ。

トピック②
親子の接し方「普段と変わらず接してくれたこと」がうれしかった!
 次に、受験期中に親にしてもらってうれしかったことについて調査。
 親にしてもらってうれしかったことの1位は「普段と変わらず接してくれた」(62.8%)、2位には「受験する大学について、自分で決めさせてくれた」(29.8%)、3位「余計な口出しはせず、いつも信頼してくれた」(28.7%)という結果となった。

トピック③
難関大学(※)合格者の24%が一番集中できた場所は「学習塾(予備校)の自習室」
 次に、受験勉強していた場所で最も集中できた場所についての調査。
 1位は「自分の部屋」(35.7%)、2位は「学習塾(予備校)の自習室」(19.3% )、3位「図書館」(14.5%)、4位「リビング」(12.2% )という結果となりました。「自分の部屋」派は、2位の「学習塾(予備校)の自習室」派と比べ16.4%高く、なじみ深い自分の部屋は落ち着いて学習できる場所だと感じる人は多いようだ。1位~3位をみると、勉強場所として好まれるのは、やはり静かで落ち着いて勉強できる場所であることがわかる。

 難関大学(※)に合格した学生はどこで勉強していたのか、多くの人は気になるのではないでしょうか?調査対象である大学生の中で、難関大学に在籍する学生、難関大学以外(以下、「その他の大学」)に在籍する学生とで、勉強場所に違いがあるのかを分析。注目ポイントとしては、難関大学に在籍する学生の方が、その他の大学に在籍する学生と比べ「学習塾(予備校)の自習室」と回答した人の割合が7.2%高いことです。難関大学の学生の10人に2.4人が「学習塾(予備校)の自習室」を集中できる場所だと回答。
 難関大学に合格した学生は、自身が通う学習塾(予備校)の自習室という環境をフルに活用し勉強していると推測される。学習塾(予備校)で勉強すると、ライバルが身近にいるのでやる気が出て集中力が増すほか、わからないところは先生や仲間に即座に質問できることもあり、積極的に活用していると思われる。

(※)「あなたが現在通っている大学は一般的に難関大学と言われる大学ですか?」と質問した際に「はい」と答えた33.8%の人を指している。

また河合塾は大学受験に向けて頑張る受験生に向けて、チューターや大学生からのメッセージを掲載して応援している。
【受験生応援特設サイト】http://www.kawai-juku.ac.jp/info/fgh/

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