オリエンタルランドは5月8日、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの休園期間を当面延長し、緊急事態宣言が解除された時点で再開の時期を判断すると発表した。
両パークは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2月末から臨時休園している。運営しているオリエンタルランドは再開時期について、これまでは今月中旬に判断するとしていたが、休園を延長し、政府の緊急事態や千葉県からの休業要請が解除された時点で、再開の時期を判断する。
また、社員や嘱託社員ら約5400人を対象に5月18日からパーク再開まで賃金の一部を支払う一時帰休も実施する。勤務日数のうち月に4日を休業日として、休業日も賃金の一部を支給する。すでに、休園によって仕事がない状況となったアルバイト、およそ2万人に対して会社から手当を出している。
同社の2020年3月期決算は、臨時休園の影響などで純利益が前年比31・1%減の622億円に落ち込んだ。役員報酬について4月分から自主返納を始めており、役員報酬の自主返納の額をさらに増やすことも検討する。
同じく臨時休園中のユニバーサル・スタジオ・ジャパンも5月中旬以降に再開を判断するとしていたが、緊急事態宣言の延長を受けて休園期間を当面延長する。