ジールス、松尾研究所と共同で「チャットコマースGPT」実証実験ソリューションの提供を開始

 株式会社ZEALS(東京・目黒区、清水 正大 代表取締役)は、東京大学 松尾研究室に併走しAI技術の社会実装に強みを持つ株式会社松尾研究所(東京・文京区、川上 登福 代表取締役)と共同で実証実験ソリューション「チャットコマースGPT」の提供を開始したことを発表した。

「チャットコマースGPT」で実証する成果主義のGPT活用
 OpenAI社が開発・公開する大規模言語モデルを用いたChatGPTは、昨今様々な分野で注目を集めており、自然言語処理や人工知能技術がますます進歩し、社会に浸透していることを示している。

 ジールスでは、成果の出るAI技術活用を掲げ、2016年からマーケティング領域における新たなソリューションとしてチャットコマース®︎の提供を行ってきた。これまでは、社内でGPTを活用しチャットコマースの生産性向上において成果を上げてきたが、今後この技術をさまざまな業界の企業へ届けるべく、実証実験ソリューション「チャットコマースGPT」の提供を開始することにした。

 このソリューションの提供は、AI技術の機械学習や数理最適化に深い知見を持つ松尾研究所と共同で実施する。これにより、高度なAI技術と専門知識を活用し、高い品質の実証実験を推進していく。

「チャットコマースGPT」の提供内容例
■ゼロパーティデータのGPT活用
チャットコマースで取得したゼロパーティデータを元に、ユーザーの意図を検出するモデルに転換することで商品提案の最適化や購買後のフォローを実施し、CV獲得増とLTVの向上に貢献する。

■プロンプトエンジニアリングによる会話最適化
GPTへの指示となるプロンプトの改善・改修を繰り返し実施し、各業界・各企業・各ユースケースごとの最適化を実現する。これにより、意図しない会話体験を抑制し、質の高いユーザー体験を提供することができる。

■ファインチューニング、ラングチェーンを用いたモデル構築
特定のタスクにおけるGPT活用を最適化するためには、モデル自体を微調整させるファインチューニングが有効な手段になる。また、ファインチューニングの課題である情報のリアルタイム性等をラングチェーンを活用して解決することで、最適なモデルを構築する。

みんなが私塾界!