Duolingo, Inc.(Pittsburgh, USA)は、文部科学省が設置する「大学入学者選抜における総合的な英語力評価を推進するためのワーキンググループ」に参画することを発表した。これにより、誰もが公平に英語能力を証明できる環境づくりに貢献していく。
ワーキンググループ参画の背景
文部科学省では、大学入学者選抜における英語4技能(読む・聞く・話す・書く)の総合的な評価を推進するため、英語資格・検定試験実施団体や高校・大学関係者などが参加するワーキンググループを設置している。
このワーキンググループは、2021年7月に取りまとめられた「大学入試のあり方に関する検討会議・提言」を踏まえ、地理的・経済的事情に配慮した受験環境の整備や、資格・検定試験の活用推進策を検討することを目的として設立された。これまでにのべ5回の会合が行われ、英語資格・検定試験の活用に必要な制度設計や運用上の課題などについて協議が進められている。
Duolingo English Testは「英語学習者が世界中どこにいても公平・正確・安全に英語能力を評価できるようにし、学習や機会の障壁を下げ、より多くの人々にチャンスを広げる」というミッションのもと、テクノロジーを活用して誰もがアクセスしやすい試験環境を提供してきた。その理念が本ワーキンググループの趣旨と一致すると考え、このたび正式に参画する運びとなった。
Duolingo English Testとは
Duolingo English Test(DET)は、オンラインでいつでもどこでも受験できる英語能力試験です。AI技術と厳格なセキュリティシステムを活用し、受験者の利便性・公平性・信頼性を両立している。
受験料は70米ドル(約1万円)、試験時間は約1時間で、結果は48時間以内に発行される。
特徴①
パソコンとインターネット環境があれば、 24時間いつでも、どこからでも受験が可能。テストセンターへの予約や移動が必要ないため、地理的条件に左右されない公平な受験機会を提供する。
特徴②
これまでの英語能力試験、特に海外大学出願などに利用されるハイステークス試験は、受験料やスコア送付費用が高額で、多くの受験者にとって大きな負担となっていた。Duolingoが独自に実施した調査では、海外留学を経験・検討した層のうち過半数以上が英語能力試験を2回以上受験しており、41%の人が英語力証明試験に総額5万円以上を支払っている。Duolingo English Testの受験料はわずか70米ドル。スコア送付手数料も無料で、経済的な理由による受験機会の不均衡を解消する。
特徴③
Duolingo English Testは、AI技術を活用したコンピューター適応型(CAT)試験。45,000以上の問題データベースから、受験者の回答に応じて出題内容をリアルタイムで調整。各受験者の英語力に最適化された問題構成により、1時間以内で高精度の評価を実現する。同一のテストが存在しない仕組みのため、問題漏えいや不正行為のリスクが極めて低く、従来型試験と比べて効率的かつ安全な試験環境を提供する。
特徴④:
試験監督にもAI技術を導入し、受験中の映像を分析して不正の兆候を自動検出する。AIが付与した不正シグナルと映像データは、専門の試験監督者が人間の目で最終確認を行う。この非同期型(受験者と監督者が同時に接続しない)監督方式により、1対Nではなく、1対1の監督体制を実現、より精度の高い不正対策を実現している。
これらのテクノロジードリブンの試験は受験者のアクセスを広げ、利便性を大幅に向上させるだけでなく、ディープフェイク検出やChatGPT検出などテクノロジーの発展により日々変わる不正にも迅速な開発・対応が可能。




