株式会社マイナビ、「2025年度 就職活動に対する保護者の意識調査」を発表

「オヤカク」経験は46.2%、入社式参加予定は4割/希望就職先1位は5年連続で公務員

 株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は2月12日、大学4年生および大学院2年生以上で2025年度の就職活動を終えた、もしくは活動中の学生を持つ保護者を対象に実施した「2025年度 就職活動に対する保護者の意識調査」の結果を発表した。

 子どもの内定企業から内定確認の連絡、いわゆる「オヤカク」を受けた保護者は46.2%で、前年から1.0ポイント増加した。企業から受けた連絡としては、「内定式・入社式への招待」が17.9%で2番目に多かった。

 招待を受けた保護者のうち、内定式に「実際に参加した」は36.1%、入社式に「参加予定」は40.1%となり、一定数の保護者が企業行事へ関与する意向を示している。

希望する就職先1位は5年連続で「公務員」

 子どもに働いてほしい就職先を自由記述で尋ねたところ、1位は5年連続で「公務員」となった。安定志向の強さが継続している。

 民間企業では「トヨタ自動車」が前年に続きトップで、「NTT」「ソニー」「伊藤忠商事」などが上位に入った。学生人気ランキングと比較しても、「味の素」「日本航空(JAL)」「全日本空輸(ANA)」「NTTデータ」など共通して上位に挙がる企業が多い。

「もっと体験させたかった」上位は海外経験や自然体験

 子どもに「もっと体験させたかったこと」では、「特になし」(38.9%)が最多だった一方、「海外文化に触れる体験(海外旅行・留学など)」が27.8%、「自然に触れるレジャー体験(キャンプ、海水浴など)」が21.9%と続いた。

 自由回答では、経済状況や居住地域による体験機会の差、いわゆる「体験格差」への言及も見られた。

職業体験を半数が保護者主導で促進

 子どもが職業体験やキャリア教育に参加したケースでは、52.3%の保護者が「自主的に参加を促した」と回答。理由は「特定の仕事や分野に興味を示していた」(38.3%)、「将来の進路選択やキャリア形成に役立つと思った」(27.4%)、「主体性や探究心を育てたい」(21.5%)などが上位だった。

 参加後の変化としては、「子どもが将来の夢やキャリアについて考えるようになった」(62.4%)、「保護者自身も将来について考えるようになった」(54.2%)など、親子双方の意識変化が確認された。親子間で進路やキャリアについて話す機会が増えたとの回答も多く、家庭内コミュニケーションへの波及効果もうかがえる。

 調査担当者は、キャリア教育が親子双方にとって進路を考える契機になっていると指摘する一方、「職業・キャリアに関する体験」や「技術系の習い事」などについて十分な機会を提供できていないと感じる保護者も一定数存在すると分析。体験格差の是正に向けた環境整備の必要性にも言及している。

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