学研HDとC2C、インドで幼児向けSTEAM教育の実証協業

NEP2020に沿い日本発教育をローカライズ、将来的なグローバル展開も視野に

 学研ホールディングス(東京都品川区)と、山梨学院大学などを運営する学校法人C2C Global Education Japanは、インドにおける幼児教育分野での協業に関する覚書(MoU)を2026年1月1日付で締結した。両者は、インド現地法人C2C Global Education India Private Limitedを通じ、日本発の体験型STEAM教育を現地向けにローカライズし、インド政府の国家教育政策「NEP2020」に沿った教育モデルの実証に着手する。

 実証の拠点となるのは、C2C Indiaがインド・グルガオンに2026年春開園予定の「Fuji Infinity International Preschool(FIIP)」。幼稚園児および小学校低学年を対象に、アフタースクール形式でSTEAM教育プログラムを導入し、日本で培われた教材や指導ノウハウを現地教育文化に適合させながら検証を行う。

 NEP2020では、知識の暗記に偏った従来型教育から、探究・体験・創造性を重視する学びへの転換が掲げられており、とりわけ幼児期・初等期教育の再設計が重要視されている。学研は、日本で蓄積してきたSTEAM教育や体験型学習の知見を生かし、インドの教育環境に合わせたコンテンツ開発を進める。

 両社による協業は、2025年11月に行われた現地講師との意見交換を通じて具体化が進んできた。講師からは「幼児向けでありながら構造が緻密」「身近な素材から科学概念につながる」「協働的な課題解決を通じ非認知能力が育つ」といった評価が寄せられており、日本発教育とインドの教育現場の強みを掛け合わせた新たなモデル構築が進められている。

 学研はすでに東南アジアや中国を中心に海外展開を進めており、現地パートナーとの協業による教育コンテンツの社会実装を推進してきた。一方、C2CはFIIPを起点に私立校展開も視野に入れ、長期的にはアジア発のグローバル教育プラットフォーム構築を構想している。

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