マイナビ、2025年12月度のアルバイト平均時給は1,298円

春闘・最低賃金改定が押し上げ、10月に過去最高1,328円

 マイナビは1月16日、アルバイト・パート求人情報サイト「マイナビバイト」に掲載された求人データをもとにした「2025年12月度アルバイト・パート平均時給レポート」を発表した。2025年の全国平均時給は1,298円となり、前年から46円上昇。年間を通じて上昇基調が続いた。

 月別でみると、2025年1月は1,270円でスタート。春闘の影響が反映される春先にかけて上昇し、5月には1,306円を記録した。その後、夏場に一時的な減少がみられたものの、最低賃金改定が順次発効した10月には、調査開始(2020年1月)以降で最高となる1,328円に達した。2020年1月の1,114円と比べると、5年間で214円の上昇となる。

 2025年12月の全国平均時給は1,310円で、前月比2円減と2カ月連続の減少となったが、依然として高水準を維持している。職種別では、[飲食・フード]が1,202円と前月比2円増で、2025年7月以降5カ月連続の上昇。一方、暫定税率引き下げの影響が見込まれる[配送・引越・ドライバー]は1,374円と前月比63円の大幅増となり、求人件数も前月比1.08倍に増加した。春先の引っ越し需要を見据え、採用を強化する動きがうかがえる。

 エリア別では、「北海道・東北」が前月比13円増と最も伸びが大きく、「九州・沖縄」「中国・四国」「甲信越・北陸」でも増加した。一方、関東・関西・東海の三大都市圏では前月から減少する結果となった。

 今月のトピックとして、女性管理職比率の上昇が進む「福井県」にも注目した。12月の平均時給は1,233円で前年同月比44円増。北陸新幹線の金沢―敦賀間開業(2024年3月)を背景に、観光関連職種を中心とした人材需要の高まりが時給上昇につながっているとみられる。

 マイナビは、2025年の平均賃上げ率が5.52%と前年を上回った点を指摘したうえで、2026年も春闘や最低賃金改定が平均時給を押し上げる可能性があると分析。一方で、求職者は時給水準だけでなく、シフトの柔軟性や通勤負担の軽さ、年齢を問わず働ける環境といった「働きやすさ」を重視する傾向が強まっており、企業には賃金以外の魅力を含めた採用戦略が求められるとしている。

みんなが私塾界!