筆記具メーカーのゼブラ株式会社は4月22日、教育DXを手がける株式会社SUN Realityと協業し、全国の中学校・高校向け探究学習プログラムの提供を開始すると発表した。ゼブラが中学・高校の探究学習に参画するのは初めて。第1弾として、東京都品川区の青稜中学校・高等学校で2026年7月から授業を始める。プログラムでは、筆圧や筆記速度、角度などを計測できる独自開発のセンサー搭載ペン「T-Pen」を活用する。手書きという日常的な行為をデータとして可視化し、分析や考察を通じて「かくこと」の価値や可能性を探る内容だ。授業では、取得したデータをもとに書き方の違いを比較・分析し、思考や表現への影響を検証する。最終的には、分析結果を根拠としてゼブラに対し「受験に強いペン」の商品企画を提案し、企業からフィードバックを受ける。
高校生向けには2026年夏休みに特別授業を実施。中学生向けには同年9月から10月にかけて、中学2・3年生約50人を対象に全4回の合同ゼミナールを行う予定だ。青稜高等学校は2026年度の文部科学省「DXハイスクール」に採択されており、情報・数学教育を重視したカリキュラムとの連携も見込まれる。
ゼブラは新たな企業スローガン「かく、その先のこと。」のもと、デジタル領域の新ブランド「shimauma lab.」を展開している。今回の取り組みは、筆記具メーカーとして培った知見を教育現場の探究学習に生かす新たな試みとなる。



