公立中高一貫校受検、志望校選びは「子ども主体」過半数

栄光ゼミナール調査、受検通じ9割超が「勉強楽しくなった」

 増進会ホールディングス(Z会グループ)傘下の株式会社栄光が運営する栄光ゼミナールは4月22日、公立中高一貫校を今春受検した受検生と保護者を対象に実施したアンケート結果を公表した。志望校や併願校など受検に関する選択について、54.1%の家庭が「子ども本人が主体で決めた」と回答し、受検において子ども主導の意思決定が過半数を占めた。

 調査は2026年1月7日から2月23日までインターネットで実施。栄光の教室に在籍し、2026年度の公立中高一貫校適性検査を受けた受検生97人、保護者111人が回答した。

 中学受検を最初に考えた人については、「母」が41.4%で最多、「子ども本人」が36.9%、「父」が18.9%と続いた。一方、受検を具体的に進める段階では、学校選びなどを子ども本人が主導するケースが多い実態が浮かんだ。

 志望校を決めた時期は、「小学5年生」が38.1%で最も多く、「小学4年生」が35.1%で続いた。公立中高一貫校は地域によって受検可能校が限られるため、比較的早い段階で志望校を定める家庭が多いとみられる。

 学校・受験情報の収集手段では、「学校のイベント」が78.4%で最多。「学校のホームページ」「塾の先生」も多く、説明会や公開行事などリアルな接点を重視する傾向がみられた。

 志望校選びで重視した点は、受検生・保護者ともに「教育方針・校風」が最多。受検生は「学習環境(施設・設備)」や「文化祭などの学校行事」、保護者は「大学進学実績」「カリキュラム」「通学利便性」「学費」などを重視する傾向があった。また、「受検を通じて勉強が楽しいと感じるようになったか」との質問には、「そう思う」44.3%、「ややそう思う」46.4%となり、9割超が肯定的に回答した。受検勉強が学習意欲の向上につながった形だ。

 精神的な支えになった存在は、「母」83.5%、「塾の先生」80.4%、「塾の友達」64.9%、「父」60.8%の順だった。家庭と塾の双方が受検生を支える構図がうかがえる。

 習い事やクラブ活動については、41.4%が「辞めずに続けた」と回答。受検勉強と課外活動を両立する受検生も多かった。

 公立中高一貫校受検では、保護者主導のイメージが根強い一方、今回の調査では子ども本人が主体的に進路選択に関わる姿が鮮明となった。

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