Category: 塾ニュース|教育ICT

QuizKnock運営会社・baton開発の人気アプリ「限界しりとりMobile」が教育版としてリニューアル

 クイズ王・伊沢拓司率いるQuizKnockを運営する株式会社baton(東京・品川区、衣川洋佑 代表取締役)は、2025年1月8日(水)にスマートフォンアプリ「限界しりとり for Education」をリリースした。このアプリは同社開発の人気アプリ「限界しりとりMobile」のリニューアル版となる。

 2019年リリースのアプリ「限界しりとりMobile」は、YouTubeチャンネル「QuizKnock」の人気企画「限界しりとり」のモバイル版として開発された。制限時間内に指定された文字数の言葉でしりとりをするというシンプルなルールながら、2020年には「Google Play | Indie Games Festival 2020」トップ20に選出されるなど、好評を博した。
 今回リリースされた「限界しりとり for Education」では、基本ルールはそのままに4つのモードを用意している。また、 ”for Education”(教育版)にあわせ使用できる語彙を見直し、しりとりを楽しみながらも語彙力を高められるゲームを目指した。
 2025年1月8日(水)より、App Store・Google Play Storeにてダウンロードを開始している。
「限界しりとりMobile for Education」概要

タイトル:限界しりとりMobile for Education
対応機種:iOS/Android
配信開始日:2025年1月8日(水)
提供・開発:株式会社baton

Classi ベネッセテストの結果に応じて個別最適な演習課題が生徒に配信される「テスト成績連動課題配信機能」をリリース

 SchoolTech事業を展開するClassi株式会社(東京・新宿区、竹岡 章 代表取締役社長)は、教育プラットフォーム「Classi(クラッシー)」において、ベネッセグループのアセスメントの結果から、国語/数学/英語の3教科においてそれぞれの生徒に個別最適な演習課題を配信できる「ベネッセテスト成績連動課題配信機能」を搭載した。
 ベネッセグループのアセスメントはベネッセ総合学力テスト・進研模試・学力推移調査・スタディーサポート・基礎力診断テストが対象。
 Classiは、今回ベネッセグループとして提供している様々なテスト群とのデータ連携を活かし、先生に大きな業務稼働負担を強いずに生徒の個別最適な学びを実現する手段として、ベネッセテスト成績連動課題配信機能の提供を開始した。
 今回搭載される「ベネッセテスト成績連動課題配信機能」を活用すると、先生が生徒のテスト結果を個別に鑑みて課題を設定しなくても、直近3回のテスト結果や設定している目標等のデータから、それぞれの生徒個人に適した課題が配信される。
 課題は最短で10分程度を要する分量から配信することができ、受け持たれている生徒のライフスタイルに合わせた課題提供を実現している。加えて、先生用の管理画面からは、配信済みの課題に対する取り組み状況や完了日時を確認したり、表示する生徒を絞り込んだ詳細情報のチェックもできる。
・教科:高校国語/数学/英語
・提供開始:2024年12月19日(木)

株式会社グランドリーム、AIを活用した絵本生成アプリ「AIえほん図書館」を初リリース

 株式会社グランドリーム(東京・品川区、山下 徳光 代表取締役)は、AI技術を活用して絵本を生成するアプリ「AIえほん図書館」を2024年12月27日にリリースした。このアプリは、読み聞かせを通じて子どもの読書習慣を育むことを目指している。サービスの詳細は公式サイトまで。

 AIえほん図書館は、次のステップで誰でも簡単にオリジナル絵本を作成できる。
対象年齢を選択:赤ちゃんから小学生まで幅広く対応。
主人公を設定:自分の子どもやペットの名前を入力可能。
テーマを選ぶ:冒険、友情、家族愛など豊富なテーマから選択。
 AIがこれらの情報をもとにストーリーとイラストを自動生成し、たった数分で絵本が完成する。

 読み聞かせは、子どもに以下のような良い影響を与えることが研究で示されている。
語彙力・表現力の向上
想像力と感受性の育成
学力向上や集中力の向上
これらは、大人になってからの人生にもポジティブな影響を与えることが期待されます。AIえほん図書館は、親子の絆を深めながら、こうした効果を最大化する新しい絵本体験を提供する。

企業HP:https://www.grandream.jp

学書、トークトレーナーと業務提携

 2024年12月23日、株式会社学書(愛知県名古屋市 田村茂彦代表取締役)は、英検問題解き放題のTalk Trainerを運営する株式会社トークトレーナー(静岡県浜松市 森田聖人代表取締役)と業務提携したと発表した。学書の英検突破(R)と合わせてTalk Trainerの広報宣伝と提案を進めていくという。同日より取次案内を開始した。

Talk Trainerの特徴
https://verdandi.co.jp/talk-trainer/eiken-gakusyo/
英検突破(R)の特徴
https://www.gakusho.com/official/materials/textbook/eikentoppa.html

株式会社学書
https://www.gakusho.com/official/
株式会社トークトレーナー
https://talktrainer.co.jp

株式会社COMPASS、渋谷区教育委員会と未来の学校における“個別最適な学び”の充実等に向けた連携協定を締結

 株式会社COMPASS(東京・文京区、佐藤 潤 代表取締役)は、渋谷区教育委員会と、渋谷区が目指す未来の学校における“個別最適な学び”の充実等に向けた連携協定を締結いたしましたことを発表した。渋谷区立の全小中学校にてCOMPASSが開発・提供するAI型教材「キュビナ」を試験的に導入し、教科学習における“個別最適な学び”の促進等を通して、渋谷区の「未来の学校」づくりを支援していく。

 渋谷区では令和6年度より全区立小中学校において、グローバル社会で活躍する自律した学習者を育むシブヤモデル「未来の学校」を目指し、原則、午後の時間を探究「シブヤ未来科」に設定している。探究「シブヤ未来科」の時間は、文部科学省の「授業時数特例校制度」を活用し、総合的な学習の時間を標準時数の約2倍としている。
 探究「シブヤ未来科」では、子どもたちは各教科の学習で培った知識やスキルを活かし、実生活や社会の課題解決を図ります。その前提として、各教科における基礎学力を身に付け、自ら主体的に学ぼうとする力を伸ばすことが重要で、“個別最適な学び”の充実が一層必要となる。
 COMPASSは現在、AI型教材「キュビナ」を主要サービスとして“個別最適な学び”を公教育向けに開発・提供しながら、昨年より小学館集英社プロダクションと共同で、公教育向け探究学習プログラムの開発・提供を開始し、“個別最適な学び”と“探究的な学び”を通して、子どもたちの「未来を創る力」を育むことを目指している。

<連携協定概要>
・連携協定の目的
“個別最適な学び”の充実等に向けた連携協定を締結
・連携事項
目的を達成するため、次に掲げる事項について連携する。
株式会社COMPASSが提供する個別最適な学びに向けたデジタル教材の渋谷区立学校における活用に関すること
取り組みについての情報発信に関すること
その他相互に協力が必要と認める取り組みに関すること

<具体的な取り組み>
 令和6年度における渋谷区の全区立小中学校へのキュビナの提供、モデル実証校における検証、全小中学校への普及に向けた活動により、教科学習における“個別最適な学び”を促進する。また、連携を契機に、企業連携等、“探究的な学び”の支援についても模索していく。

ベネッセxソフトバンクロボティクス共同開発 生成AI搭載 幼児向け会話型サービスAI「しまじろう」が第42回IT賞においてIT奨励賞を受賞

 ソフトバンクロボティクス株式会社(東京・港区、冨澤 文秀 代表取締役社長 兼 CEO)は、 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)と共同開発した幼児向け会話型サービス AI「しまじろう」が、公益社団法人企業情報化協会)が主催する第42回IT賞において「IT奨励賞(顧客・事業機能領域)」を受賞したことを発表した。
 IT賞は、“ITを高度に活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い成果をあげたと認めうる企業等にIT協会が授与するもの。AIしまじろうは、生成AIを搭載しパーソナライズ機能を備えることで、さまざまな遊びや英会話などを通じて、子ども一人ひとりの「言葉の豊かさ」を育める点が評価された。

カプコン開発エンジン「RE ENGINE」を用いたゲーム制作コンペティションを初開催

 株式会社カプコンは、ゲーム業界の活性化を目的とし、自社開発エンジン「RE ENGINE」を活用した学生対象のゲーム制作コンペティション「CAPCOM GAMES COMPETITION」を初めて開催することを発表した。

「RE ENGINE」は同社が誇る世界トップレベルのゲーム開発エンジンです。実写さながらのフォトリ
アルな描写が可能なだけでなく、難解な技術を開発者が扱いやすいよう簡便化することで、よりスムーズな開発環境を実現している。開発効率の大幅な改善と高品質なゲーム開発を可能とし、世界で戦うタイトルを開発するために常に進化している。
 今回開催するコンペティションでは、クラウド環境で、「RE ENGINE」などゲーム制作ツールを用いてゲーム開発に取り組む。1チーム最大20名を参加条件とし、クリエイターの職種ごとに役割を決め、同社開発者からのサポートを受けながら6ヵ月間で1作品を開発します。このコンペティションを通じて、参加者は最新のゲーム開発手法を習得する機会を得られる。また、受賞作品の中から商品化の可能性があるものに対し、同社からゲーム制作支援を予定している。


【コンペティション概要】

  1. 名称
    CAPCOM GAMES COMPETITION
  2. 募集期間
    2024年12月9日(月)~2025年1月17日(金)予定
  3. 対象
    国内の大学・大学院・専門学校に在籍している18歳以上の学生
  4. 公式サイト
    https://www.capcom-games.com/cgc/2025/

日本英語検定協会が発行する「デジタル証明書」に、DID/VCベースのデジタルウォレット「proovy」が対応を開始

 DID/VC技術を専門に扱う株式会社Recept(東京・渋谷区、中瀬 将健 代表取締役社長)は提供アプリ「proovy」にて、公益財団法人 日本英語検定協会(以下、「英検協会」)が発行する「デジタル証明書」の格納機能をリリースした。
 英検協会は2024年5月より「デジタル証明書」の発行を開始している。今回、英検協会のデジタル証明書をRecept社アプリ「proovy」にて格納・管理できる機能をリリースした。

 2024年8月のproovyリリース以来、複数の教育機関様でデジタル学生証を管理する公式アプリとしてproovyを導入されている。
 この機能のリリースにより、以下のような新たなユーザー体験を創出することが可能となる。
・学生証や成績証といった学校が発行する証明書のみならず、外部機関が発行する証明書も一つのアプリで統合管理できる
・自身の試験結果情報を、オンライン上で簡単かつ効率的に提示できる

文部科学省実証事業に採択:IGS、生成AIを活用した探究指導モデルを宝仙学園で実証開始

 Institution for a Global Society 株式会社(東京・渋谷区、中里 忍 代表取締役社長 COO)は、文部科学省の「令和6年度 次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進(最先端技術及び教育データ利活用に関する実証事業)」に採択され、生成AIを活用した探究指導モデルの開発を進めている。この実証事業では、生徒の非認知能力や数理科学的スキルのデータを基に、先生の負担軽減と生徒一人ひとりに合わせた探究活動の実現を目指す。2024年10月から、宝仙学園順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校で実証授業を開始し、生徒の学びや教師の働き方改革に向けた取り組みが始まった事を発表した。


■生成AIで探究授業を改革:背景と目的
 IGSは、生徒の非認知能力を測定する「Ai GROW(アイ・グロー)」や数理科学的なスキルを測定する「数理探究アセスメント」で得られるデータを活用し、生成AIがクラスや学年単位での「総合的な学習(探究)の時間」をはじめとする探究学習の指導案を自動生成する新しいモデルを開発している。この取り組みは以下の教育現場の課題解決を目的としている。

集団に最適化された探究学習の実現:アセスメントでクラスや学年ごとの強みや課題を具体的に把握し、生成AIを活用してクラス全体に適した指導案を作成する。これにより、生徒全員が一体となって取り組める質の高い探究活動を提供し、クラスの協働学習を深め、効果的に次の学びへ進めることができる。

個々に応じたフィードバックで成長を後押し:生徒が提出するレポートやアセスメントデータを基に、生成AIが生徒一人ひとりの興味やペース、難易度に応じたフィードバックレポートを作成する。これにより、生徒それぞれが抱える課題に寄り添い、成長に向けた具体的なアドバイスを届けることができる。

先生方の負担を軽減し、働き方改革をサポート:生徒の能力を可視化するアセスメントと生成AIによる授業設計や個別フィードバックの提案を通じて、先生方が探究以外の業務と両立しながら生徒と向き合う時間を確保できる。業務負担を減らしつつ、教育の質をさらに高める働き方を実現する。

安全で効果的な教育データの利活用を実現:収集した教育データを匿名化し、個人情報保護に配慮した形で生成AIを活用する。OpenAIの機械学習にデータが使用されないよう管理することで、安心してデータを授業設計や評価に生かせる。これにより、これまで十分に活用されていなかった教育データを授業設計や評価の改善に最大限に活用する環境を構築する。

■宝仙学園での実証授業の取り組み
 2024年10月~11月、宝仙学園順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校で、中学1年生の7クラスを対象にした実証授業を実施した。この授業では、生成AIが「Ai GROW」のデータを基に作成した指導案を活用。新たな視点からの授業設計やアプローチが導入され、生徒の積極性向上や教員の準備時間削減といった成果が報告されている。

■今後の展望
 引き続き、宝仙学園での取り組みに加え、市立函館高等学校では、個人の探究レポートのフィードバックに関する実証を進行中。
 IGSは、教育データと生成AIの利活用を通じて、生徒の潜在能力を最大限に引き出す探究型学習を支援し、教育現場の負担を軽減する活動を拡大していく。

■「Ai GROW(アイ・グロー)」は
 IGSは、生徒一人ひとりの強みを可視化・育成するための非認知能力測定ツール「Ai GROW」を2019年4月にリリースし、2024年10月末現在、国内外の小学校・中学校・高等学校400校以上、国内では43都道府県へ導入されている(累計)。
 知識を問う従来のテストでは評価が難しい「非認知能力」は、評価基準が曖昧になりやすく、また多様な能力を含むため、先生が生徒一人ひとりの能力を正確に把握することは非常に負荷が高くなる。「Ai GROW」は、生徒の自己評価に加えて、生徒同士が評価をする「相互評価」の方法を取り入れている。さらに、人が人を評価するうえで生じやすい、忖度や性格の甘辛などの不要な評価の偏りをAI(人工知能)が補正することで、非認知能力を含む25種類もの能力を、公正に可視化することができる。(特許第6589257号)
「Ai GROW」サービスサイト(日本語): https://www.aigrow.jp/aigrow

■「数理探究アセスメント」とは
 一層のデジタル化・グローバル化が進むこれからの社会では、文系・理系問わず、「数学や理科と他教科の学びをつなげ、協働して新たな知や解を創造する力=探究力」を育むことが不可欠だ。IGSは、生徒の数理科学的なものの見方や考え方・スキルである「自律的探究力」を確認し、成長につなげるための測定ツール「数理探究アセスメント」を、東京学芸大学大学院 教育学研究科 西村 圭一教授監修のもと開発した。「数理探究アセスメント」では、生徒が問題に回答することで、絶対評価でスコアを算出する。
「数理探究アセスメント」(日本語):https://www.aigrow.jp/suri-assessment

XANA、JTB、J&J事業創造と連携し、中高生の「探究学習」「キャリア学習」をメタバースで支援

 NOBORDERZ(ノーボーダーズ、ドバイ、Rio Takeshi Kubo CEO)は、株式会社JTB(東京・品川区、山北栄二郎 代表取締役 社長執行役員)が全国の中学校・高校への探究学習の導入支援として、日本・世界をリードする企業の事業活動をメタバース空間で学ぶ、社会体験学習プラットフォーム「Potential Meets You Academy」のための空間を、株式会社J&J事業創造(森保幸 代表取締役社長)と共同で、AI×Web3.0メタバース「XANA(ザナ)」上に構築した。
 NOBORDERZは「教育×メタバース」をテーマに、メタバースの社会実装に向けた取り組みの一環として、教育現場と企業の新たなエンゲージメント形成を目指し、2025年4月「PMY Academy」の本格開校に向けて、J&J事業創造とともに支援していく。

 NOBORDERZはこれまで、J&J事業創造と以下のプロジェクトを共同で実現してきた
・地方自治体初の「鳥取県メタバース課」設立支援
・Web3を活用した地方創生プロジェクト「ご当地アトムNFT」トレーディングカードの開発
・AIアバターチャット「YAKAMIHIME」を自治体職員として採用
「PMY Academy」では、JTB、J&J事業創造と連携し、メタバース技術で以下の実現を目指します
・ICTを活用した探究学習機会の拡大
・国策である「GIGAスクール構想」の推進支援
・通信環境や教育現場のニーズに応じた運用モデルの提供
NOBORDERZは今後も、地方自治体、企業、教育機関などとともにメタバース技術の社会実装を加速させていく。

(1)事業ビジョン 
 社会と関連付けた学びを通し生徒たちが多くの可能性に出会い、学ぶことの楽しさを知り、進学や職業選択の視野を広げ、自らの人生を力強く歩んで行けることを支援する。
(2) 主な学習プログラム(探究課題)
① 横断的・総合的な課題
② 賛同企業が解決に向けて取り組んでいる社会課題
➂ 地域や学校の特色に応じた課題
➃ 生徒の興味・関心に基づく課題
➄ 職業や進路に関する課題
(3) 学習方法
 生徒がメタバース空間をアバターで巡り、興味関心に合わせた学びを深める。回遊性が高く学習者個人の興味関心に応じた学習ができる。