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スタディサプリ中学講座に47都道府県別、『高校受験対策講座』新登場

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:山口 文洋)が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』は、9月1日より中学講座にて『高校受験対策講座』の提供を開始する事を発表した。

『スタディサプリ』は、小学校4年生から大学受験生を対象にした、講師による講義動画を月額980円(税抜)ですべて見放題で提供している。中学生を対象とした『スタディサプリ中学講座』では、内申点対策となる全国公立中学の教科書に対応した『定期テスト対策講座』に加え、公立高校の都道府県別の入試問題に対応した『高校受験対策講座』を新たにラインナップに加えることで、高校受験に向けて準備の幅が広がる。

公立高校の入試は、都道府県別の制度になっており、自分の受験する出題傾向を踏まえた対策をする必要があり、『高校受験対策講座』では、過去5年分の入試問題を分析し、押さえておくべき問題を網羅した演習問題と講師による解説を提供する。

ロボ団、地元小学校にてプログラミング教育の普及推進に寄与


大阪府堺市の学童保育事業である「のびのび/放課後ルーム」。対象となっている堺市立白鷺小学校の「放課後ルーム」で、夏休み中にも関わらず、小学生たちが無我夢中になってロボット制作に取り組んでいる姿があった。夢見る株式会社(大阪府;代表取締役 重見彰則)と堺市教育委員会が協力して取り組んできたプログラミング学習モデルの構築を目的にした実証事業の一幕である。
 総務省では「2020年度プログラミング教育必修化」に向け、プログラミング教育が、子供たちの論理的思考力や課題解決力を育てるとともに、ICTに関する基礎的な知識・スキルを身につけさせるものとして極めて重要と位置づけ、プログラミング教育の低コストかつ効果的な実施手法や指導者の育成方法等を、クラウドを活用しつつ実証し、全国に普及させるべく、平成28年度より「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に取り組んでいる。この平成28年度の当初予算にてまず11の案件が採択され、続く平成28年度第2次補正予算に伴う「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業にて19もの案件を採択。今回はこの第2次補正で採択された案件の一つ。夢見る株式会社の代表の重見氏は、総務省が提唱する普及推進事業に共鳴し、まず本社のある堺市で何かできることはないかと考え、今回の追加公募に至った。
 同社が提供する「ロボ団」は「世界でも勝負できる子どもを育てる」をミッションに、ロボットプログラミング教室を展開。先の見えない時代を生き抜く子ども達に必要だと考えている「情報編集力」を育むことを目的にした「ロボ団」。今回、採択された事業は、この「ロボ団」を誰でも取り組みやすく、効果的で、続けられるロボット教材型ブログラミング学習モデルを公教育の場で構築し、実施検証することを目的にして進められている。
 実証校の一つである白鷺小学校での事業が区切りをつけることもあり、総務省の担当役員などの関係者がこの日に一同に集まり、授業の視察とともに、意見交換なども行われた。
 この白鷺小学校での事業の検証を踏まえながら、続く堺市立安井小学校での実証事業を進めて行く予定。今後の展開が楽しみだ。

N高等学校、2018年4月より通学コースに「プログラミング クラス」を開設

学校法人角川ドワンゴ学園 「N高等学校」は、2018年4月より、同校の通学コースにおいて、高校生のうちからプログラマを目指す実践型学習の「プログラミング クラス」を設置することを発表した。

2017年4月に開校したN高・通学コースは生徒が自身の興味や希望に応じて自由に選択できるカリキュラムが特徴で、英語・中国語の外国語学習や大学受験対策、中学復習講座などと合わせて、これまでもプログラミング学習を実施してきた。2018年度からは、これまで通り自由に選択履修するコースを「本科クラス」とし、新たにプログラミングを重点的に学習する「プログラミング クラス」を設置する。

プログラミング クラスは2018年度は代々木キャンパスのみで開設し、2019年度以降は他キャンパスでの開設も検討している。

<通学コース プログラミング クラス 概要>

開設時期:2018年4月予定

所 在 地:通学コース・代々木キャンパス

定員:30名

通学日数:週5日

年間費用:108万円

単位制・通信制課程の学費と、初年度は入学金などの諸経費が別途かかる

入学資格:中学卒業(見込)、または高校在籍経験者、高校転学希望者

 

プログラミングを学ぶモチベーションが高く、将来プログラマとしての就職を希望する生徒を対象としている

ICTを活用したアイデア学生コンテスト NTTドコモ モバイル社会研究所が募集中

「もしあなたが通信会社で活躍しているとしたらICTをどのように活用し、人々のより豊かな生活を実現しますか?」。現在募集中の第2回『ドコモ近未来社会学生コンテスト』では、この問いをテーマに、5年後に実現したい提案、アイデアを学生から募っている。

審査は、書類選考(1次選考)後、最終審査会および表彰式がNTTドコモ山王パークタワーで、2017年11月11日(土)に開催される。高校生と高専生(1~3年生)のジュニア部門と高専生(4~5年生)、短大生、大学生、大学院生のシニア部門にわかれ、各部門1組最優秀賞(賞金10万円+副賞+賞状)などが贈られる。

応募は公式ホームページから。ただし、学生の指導教員が応募しなくてはならない(必須)。応募締切は、2017年9月12日(火)まで。塾からの応募も受けつけており、学校を越えたチームでの参加も可能だ。

 

第2回『ドコモ近未来社会学生コンテスト』

■概要

主催:株式会社NTTドコモ モバイル社会研究所
応募テーマ:ICTを活用した、5年後に実現したい豊かな生活
応募対象:高校生、高専生、短大生、大学生、大学院生(1グループ学生3名以内)
応募部門:
ジュニア部門(高校生・高専生1~3年生)
シニア部門(高専生4~5年・短大生・大学生・大学院生)
応募方法:指導教員が、規定の「応募様式」を基に公式ホームページの応募ボタンより応募
賞品:ジュニア部門、シニア部門ごとに表彰

 

【最優秀賞】各部門1組 賞金10万円+副賞+賞状
【優秀賞】各部門1組 賞金5万円+副賞+賞状
【奨励賞】各部門若干名 賞金3万円+副賞+賞状

 

■主なスケジュール

応募期間:2017年6月1日(木曜)~2017年9月12日(火曜)
書類審査期間:2017年9月~2017年10月
審査結果は10月下旬を目途に個別に通知予定
最終審査会および表彰式:2017年11月11日(土曜)
開催場所:
(株)NTTドコモ 山王パークタワー 28F
東京都千代田区永田町2-11-1
最終審査会の旅費負担金額の上限は、1組最大10万円を上限とし、実費精算とする
(指導教員と学生をあわせて4名以内)

練成会グループ AI型タブレット教材「Qubena」を採用

大手学習塾の練成会グループ(北海道札幌市、奥山英明代表)は、株式会社COMPASS(東京都世田谷区、神野元基代表)が開発したAI(人工知能)型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」を採用する、と発表した。

Qubenaは、各生徒がタブレットに入力するあらゆる情報(解答、解答プロセス、スピード、集中度、理解度など)を収集、蓄積、解析して個人に適応させる人工知能型タブレット教材。「生徒が理解してない概念は何か?」や、「何が得意で何が不得意なのか?」を解析し、生徒それぞれに合った最適な問題を出力するシステムで、効率的な学習をサポートする。Qubenaは、現在、数学・算数に特化してサービス提供しており、自社で教室展開する「Qubena Academy(キュビナ・アカデミー)」の他、全国の学習塾をはじめとし、広く採用されている。

山形練成会の山形本校

練成会グループは1977年に帯広で創業、その後札幌や旭川など北海道ないに計11本部を展開、2013年に山形、14年に青森、15年にはベトナムのホーチミン市に開校した。今年6月、仙台市に新たに開校した。北海道、山形県、青森県、宮城県、ベトナムを合わせて現在236教室、生徒数2万3300名を擁す。

COMPASSは「未来の君に会いにいく」をスローガンに、子どもたちが生きる未来を共に考え、子どもたちの人生を共に歩むことを教育理念とする。「産業革命に四敵するほど劇的変化が予想される今後30年間の未来を、徹底的に考え抜いて教育を行うことで、全世界の子どもたちの幸せな未来をどこまでも追い続けます」と神野元基CEOは語る。

AIがSNSの投稿内容から性格を分析し、学生と本をマッチング

近畿大学(大阪府東大阪市)は、AI(人工知能)がSNSの投稿内容から学生一人ひとりの性格を分析し、その人の潜在的興味に一番合致する本を紹介する新サービスを開始することを発表した。この機能は、ウェブアプリケーションの開発などを手掛ける株式会社エイド・ディーシーシー(大阪府大阪市)が開発し、今年4月に開設した近畿大学の新たな学術拠点「ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)」の公式ホームページで、公開されている。

「ACADEMIC THEATER」の中心施設である図書館「BIBLIOTHEATER(ビブリオシアター)」は、編集工学研究所所長・松岡正剛氏の監修によって、マンガ約2万2千冊を含む約7万冊の本を配架している。これらの本を学生に活用してもらうため、AIを使って、学生一人ひとりに適した本を紹介するサービスを開始する。AIがTwitterもしくはFacebookの投稿内容から学生のキャラクターを分析。心理学のビッグファイブ理論に基づいて、人間の性格を構成するとされる「開放性」「誠実性」「外向性」「調和性」「神経症傾向」の5つの因子に関連する言葉を抽出し、スコア化を行う。AIは、BIBLIOTHEATERに配架している7万冊の本についても、書評を分析して5項目をスコア化。その人の特性分布値と最も近い本をお薦めの本として抽出する仕組みだ。

「LITALICOワンダー」夏の特別講習「サマーラボ2017」開催

株式会社LITALICO(本社 目黒区:長谷川敦弥 代表取締役社長)が運営する、デジタルツールを活用してものづくりを学ぶ専門塾「LITALICOワンダー」は、プログラミングやロボット制作などを1日で体験できる、夏の特別講習「サマーラボ2017」を開催する。2017年度は「この夏、クリエイターデビュー!」をテーマに、ゲームクリエイターやロボットエンジニア、ビジュアルアーティストなど、クリエイター系の職業と結びつけたコンテンツにより、子どもの職業観や興味関心を拡げる。

夏の特別講習「サマーラボ2017」概要
<開催日程>
2017年7月17日(月・祝)~8月31日(木)
<開催場所>
LITALICOワンダー渋谷/LITALICOワンダー池袋/LITALICOワンダー秋葉原
LITALICOワンダー川崎/LITALICOワンダー横浜
<詳細・申込方法>
下記のURLより、詳細をご確認の上お申し込みください。
【サマーラボ2017】https://wonder.litalico.jp/event/summer_lab/

『スタディサプリラボ』にてJINS MEMEを活用した“集中マネジメント”開始

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:山口 文洋)が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』のリアル校である東京都新宿区『スタディサプリラボ』において、株式会社ジンズが販売するセンシング・アイウエアJINS MEMEを用いた学習時の集中マネジメントを開始することを発表した。

集中度を計測することで、質の高い“パーソナライズドラーニング”を目指す
「世界初、自分を見るアイウエア」をコンセプトに開発された『JINS MEME』は、瞬き・視線移動や体の動きをデータとして取得することができる。今回、『スタディサプリラボ』の受講生約60名に対し、『JINS MEME』を着用してもらい、そのデータを活用した集中マネジメントを2018年2月まで提供する。具体的にはデータとして可視化された集中度に対し、専属コーチが学習内容や学習環境の分析を行い、受講生がより高い集中状態で学習に取り組むことができるようにサポートし、“パーソナライズドラーニング”を強化していく。

■集中マネジメント概要
・対象:スタディサプリラボ 受講生60名(希望制)
・期間:2017年5月~2018年2月
・計測方法:学習時にJINS MEMEを着用し、アプリJINS MEME OFFICEにて集中度の変化を計測
・活用方法:集中度が低い場合には、専属コーチによる最適な学習内容への調整や、集中マネジメントのサポート提供

凸版印刷とシーエーシー、感情AIをイベントで初活用

凸版印刷株式会社(金子眞吾:代表取締役社長)と、株式会社シーエーシー(酒匂明彦:代表取締役社長)は、Affectiva, Inc.が提供する感情AI(Emotion Artificial Intelligence)を活用したコンテンツを、東京都議会議員選挙PRイベントで公開する。
凸版印刷は、平成29年東京都議会議員選挙(2017年6月23日告示、7月2日選挙)の広報業務を受託している。「笑顔でつくる東京」をコンセプトにしたPRイベントに向け、凸版印刷とCACは、感情AIが参加者の表情を検知した結果を活用する「笑顔投票所」と、表情の瞬間をとらえてカメラが撮影する「ミニポスタースタジオ」の2つのAI体験コンテンツを開発した。イベント参加者に投票を身近に感じてもらうために開発したもので、一般向けイベントとしては感情AIの初の活用となる。

東京都議会議員選挙PRイベントは、6月10日(土)-11日(日) 会場:渋谷モディ(渋谷区神南1-21-3)、および6月24日(土)-25日(日) 会場:新宿サナギ(新宿区新宿3-35-6)にて開催され、「笑顔投票所」と「ミニポスタースタジオ」の2つの感情AI体験コンテンツが一般公開される。

三菱電機、電子看板(カンタンサイネージ)を小売店や塾・予備校へ開拓

カウントダウン機能イメージ図

三菱電機が電子看板(デジタルサイネージ)で小売店や学習塾・予備校といった新規顧客の開拓を企図する。5月23日にはログ機能やカウントダウン機能が付いた新製品カンタンサイネージ「DSM―L8シリーズ」を発表する。各情報の再生回数を記録できることで、求められる内容は何なのか分析して、売り場作りなどに生かせる。発売は6月下旬で、価格はオープンだが40インチの製品で15万円程度を見込む。需要増を受けて、電子看板の増産を計画する。京都製作所で、電子看板の生産を18年度には16年度比7割増の2万6000台にまで引き上げる考えだ。19V・24V・32V・40V・50V・65V型まで揃えてあり、必要シーン応じて効果的な運用も可能。

19V型

 これまで電子看板を使うのは空港、鉄道といった公共施設や大型商業施設など一部に限られていた。情報提供に人手がかからず、ビジュアルに訴求できる点から潜在需要はある。電子看板の市場規模は20年には16年比45%増の26万台にまで拡大するもようだ。