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城南進学研究社の学童保育『放課後ホームステイE-CAMP』に、楽天「Rakuten Super English Web アプリ」とサインウェーブ「ひとり英会話 for school」の導入決定

城南進学研究社(神奈川県・川崎市、下村勝己 代表取締役)が運営する、英語が学べる新しい学童保育『放課後ホームステイE-CAMP』が、2019年4月に開校する。

その『放課後ホームステイE-CAMP』に、楽天株式会社(東京都・世田谷区、三木谷浩史 代表取締役)の総合英語教育サービス「Rakuten Super English」(楽天スーパーイングリッシュ)と、その学習コンテンツとして楽天が開発した英単語学習アプリ「Rakuten Super English Web アプリ」を導入することが決定した。

さらに、株式会社サインウェーブ(東京都・千代田区、赤池雅光 代表取締役)の英語学習アプリ「ひとり英会話 for school」も導入。子どもはアプリを通してゲーム感覚で楽しく学び、効果的に英語4技能(聞く・読む・話す・書く)を身につけていくことができる。

「Rakuten Super English Web アプリ」とは

英単語の学習は単調になりがちだが、ゲーム感覚で学べるオリジナルアプリを使用することで、楽しく学ぶことができる。

文部科学省指定の検定教科書に沿って幅広くカバーされているので学校の授業にも応じている。

選択式の英単語リスニング問題、入力式のスペル打ち問題に加え、予習復習機能も搭載しており、Gamification(ゲーミフィケーション)のコンセプトに基づき、ゲーム感覚で楽しく学習できるように設計されている。

学習を進めると、タイムや正答率に応じてコインやトロフィーを獲得、自分だけのアバターも作ることができるため子どものモチベーションが上がる設計。

「ひとり英会話 for school」とは

AI(人工知能)と英語で楽しくおしゃべりをする小学生のための英会話学習アプリ。

「ひとり英会話for school」は、発音演習をするたびにAIが瞬時に採点・評価。苦手な発音、苦手なフレーズをAIが教えてくれる。また、子どもの学習状況に応じて内容をカスタマイズできるので効率的に学習を進めることができる。

「放課後ホームステイE-CAMP(イーキャンプ)」とは

『放課後ホームステイE-CAMP(イーキャンプ)』は、独自の英語プログラムを開発。

「E-TASK(イータスク)」で工作・歌・ゲーム・グループディスカッションなどの遊びやものづくりに、すべて英語で取り組み、米国生まれの英語スクール『Zoo-phonics Academy(ズー・フォニックス・アカデミー)』の授業を週1回受けることができる。さらに、城南進学研究社が監修したWEB学習システム「デキタス」を、E-CAMPでも自宅でも利用可能。

対象学年

小学生

開館日

月~金(祝日を除く)

利用時間

13:30~19:00(有料にて最大20:00まで可能)

入会金

30.000円

月謝

33.500円(週2日)/46.500円(週3日)/57.000円(週4日)/66.000円(週5日)

※月謝には、施設・保険料(月額2.500円)、おやつ代、ズー・フォニックス・アカデミーのレッスンが週1回及びWEB学習システム「デキタス」、Rakuten Super English、ひとり英会話 for schoolの利用が含まれる。料金は全て税抜表示。

初回教材費

19.000円

ゼロ高×ENGLISH COMPANY 英語プレゼンを学ぶ短期集中型英語コースを開始

英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を運営する株式会社恵学社(京都府京都市、岡 健作代表)が、通信制高校サポート校「ゼロ高等学院」を運営するSNS education株式会社(東京都港区、内藤 賢司代表兼学院長)に、2019年4月22日(月)から、ゼロ高在学生を対象に、ビジネスのプレゼンテーションに必要な英語力を「3ヶ月」で速習することを目指す短期集中の英語コースを開講すると発表した。

ゼロ高等学院の内藤代表は、「通信制高校は高校卒業単位取得のための拘束時間が短いため、海外志向の学生にとっては、このように意味のある時間の使い方が 可能になる。これからのあたらしい学びの姿を追求していきたい」と語る。また、株式会社恵学社の岡代表は、「英語が単なる受験科目のひとつで済んでいた時代はとうに終わっており、英語はあれば良い、という時代から、避けては通れないものへとなりつつある。言語習得についての諸学問によって明らかになった効果的な学習方法を用いて、この新しい世界でチャレンジするゼロ高生の後押しができることを心からうれしく思う」と語った。

■コースについて
【対象】ゼロ高の在学生
【日時】第1回:4月22日(月)〜7月10日(水)
毎週月曜日/水曜日、17:00〜19:00,19:15〜21:15
【場所】恵学社麹町オフィス(東京都千代田区二番町3-4麹町御幸ビル4F)
【回数】全24回(1回120分×2コマを週2回、3ヶ月間)

■トレーニングの内容と3ヶ月で成果を出す方法
・英語を英語の語順のまま理解できようにするリーディングとリスニングのトレーニング
・ネイティブの感覚で英文法を捉える「認知文法」を用いた文法学習
・英語が独自に持つ思考様式に則った「ロジックの型」の体得
・英語のパーソナルトレーナーによるマンツーマン指導
・言語習得の科学「第二言語習得研究」の知見を応用したメソッド
・LINEでの日々の進捗管理および学習計画をデザイン

■問い合わせ先
株式会社恵学社 広報:西田
〒102-0084
東京都千代田区二番町3-4 麹町御幸ビル4F
TEL:03-6273-1553(連絡可能時間帯:平日10:00~19:00)
https://keigakusha.co.jp/
E-MAIL:info@keigakusha.jp

ブログをテーマにした学習塾イベント、名古屋にて盛大に開催

4月21日、ウィンクあいちにて「塾ブログフェス2019」が開催された。当日は日曜にも関わらず、全国から多くの学習塾関係者が一同に集った。塾ブログフェスとは、さくら個別指導学院(愛知県)の代表の國立拓治氏が中心となり、ブログをテーマにした学習塾関係者のイベント。今回は昨年に続き2回目。前回よりも規模も大きくなり、2会場にて同時開催。スポンサー企業を募ったのもはじめての試みだ。「個人塾」ではプロモーション活動の大きな手法の一つであるブログ。まだ2回目の本イベントが有意義な情報交換の場としての機能も持ちつつあるようだ。

さくら個別指導学院の代表の國立氏によるオープニングアクトからスタート。國立氏は2005年より愛知の中学生親子の力になれるようにブログを開始。当初は500〜1000程度のアクセス数しかなかったが、試行錯誤の末、2018年には月間50万PVまでに成長。最近ではFC事業への参入、書籍の発刊など、自塾の経営以外にもフィールドを広げつつある。「相思相愛の家庭に来てもらう塾ブログを作ろう」と題した講演内容では、今まで培ったノウハウを惜しげもなくプレゼンテーションしていった。

その他、慧真館(神奈川県)の代表の岸本崇氏から「ブログで影響力を高める」、進学塾SOIL(京都府)の代表の村東慎佑氏による「スタートアップに活用できるブログ術」、HOME個別指導塾(神奈川)の代表の篠崎誠氏による「ページビュー18の私がブログで集客に至るまで」といった講演、すばる進学セミナー(神奈川県)の代表の中本順也氏を交えたパネルディスカッションなどがあり、身近に利用しているブログの活用事例に、場内は最後まで食入るように聞き入っていた。

会場にはスタディプラス、受験コンパス、comiru(コミル)、ジュクサガスなどの学習塾向けのソリューションの紹介・展示があり、今後の学習塾経営を考える上で機知に富んだイベントとなった。

花まる学習会の高濱氏を迎え、成基、幼児教育TAMの30周年記念式典を開催

成基コミュニティグループ(京都府 代表取締役社長:佐々木喜一)が手掛ける幼児教育事業ブランド「TAM」。2019年9月で創立30周年を迎え、その記念イベントがメルパルク京都にて催された。

 今回は日本の幼児教育を牽引してきた花まる学習会の代表の高濱正伸氏を迎え、成基の代表の佐々木喜一氏と「21世紀にメシが食える人財を育てるために」と題したトークセッション。会場には休日にも関わらず、子供を持つ多くの保護者が募った。

 高濱正伸氏は、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を1993 年に設立。現在は会員数20,000 人を超えるまでに成長。全国で保護者向けの講演を勢力的に行う一方、『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』をはじめ多数の著書を出版。さらに、「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「NewsPicks」など多数のメディアにも出演。佐々木喜一氏は、従来の小中高受験事業に加え、幼児教育や個別指導教育、国際教育や教育コーチングなどを立ち上げ、同社を幅広い年代にサービスを提供する民間総合教育機関として発展させる。一方、2013年より安倍内閣直轄の諮問機関「教育再生実行会議」の有識者に名を連ね、一連の教育改革の礎となる各提言の作成に関わっている。

 本イベントでは、高濱氏の長年にわたる実践と佐々木氏が関わっている国が目指す方向性をもとに、21 世紀を担う子どもたちが求められる資質や能力、それを引き出す保護者の関わり方について、熱く語っていった。来場者からは予定時間を過ぎても質問が相次ぎ、これから変わるべき日本の教育への関心の高さが伺えた記念式典となった。

安心塾バイト認証塾が1,366教室まで増加

 公益社団法人全国学習塾協会が運営する「安心塾バイト認証制度」の事業開始から2年が経過し、認証塾が125社1,366事業所まで増加したことがわかった。

「安心塾バイト認証制度」とは、学習塾業界においてアルバイト講師の労働条件を適正に確保している事業者に対して、当協会が認証する制度で、学習塾に従事するアルバイト講師の適正な労働環境の保護と、学習塾業界の健全な発展と信頼性向上を図ることを目的としている。

 ある大学においては、認証事業所は優先的に学生に紹介するといった事例や安心塾バイト認証を取得した学習塾でないと、学内掲示板に求人を掲載しないという事例も発生するなど、「安心塾バイト認証」は、アルバイト応募時の目印や判断材料になっている。

英語でITとプログラミングを同時に学べる「サイバーキッズコース」5月開講

​セキュリティスクール「セキュ塾」を手がけるヒートウェーブ株式会社(東京都・新宿区 代表取締役 林田かおる)は、小学生・中学生を対象に、世界で活躍する「グローバル IT エンジニア」を育成する「サイバーキッズコース」を5月に開講する。英語でITとプログラミングを同時に学べる「サイバーキッズコース」は新宿教室と黒川教室にて開校し受講生を募集している。

[サイバーキッズの特徴]
1.小学生以上を対象とした、 IT 初心者向けの内容

2.ハンズオンもあり、楽しみながら IT のスキルアップ
3.プログラム初心者にも扱いやすい 「ビジュアル プログラミング」
4.実践・実用的な 英会話 の習得
5.経験豊富な講師による 英語・日本語サポート
6.セキュリティ ネタで、親子の会話が盛り上がる
7.子供の IT リテラリーが高まり、”デジタル タトゥー” 知らずに
8.”IT セキュリティ著書” 執筆者がカリキュラムを作成

<英会話>
授業は英語で行うため、英語+IT+プログラミングを同時に学ぶことができる。
オリジナル教材を使用しているので、英語初心者、プログラミング初心者でも大丈夫
<座学>
IT全体について正しく理解できる教育カリキュラムとなっている。
ベーシックコースとアドバンスコースがありレベルに合わせて段階的に学習。
<プログラミング>
ロボット(LEGO社のWeDo2.0やRoboMind等)を利用してプログラミングの基礎からハイスキルまでを身につけることができる。子どもの創造力とグローバルITエンジニアを目指すことを目的としている。
<サイバーセキュリティ>
セキュリティスクールセキュ塾が運営するサイバーキッズコースだから、セキュリティエンジニアを目指せる画期的なカリキュラムとなっています。


■カリキュラム

以下の内容をロボットを使いプログラミング
1年目ベーシックコース 2年目アドバンスコース 1ヶ月目 PC・キーボード・マウスの使い方 / SNS いじめ対策
 2ヶ月目 OS (Windows)
 3ヶ月目 ネットワーク / インターネット
 4ヶ月目 Web アプリケーション / プログラム
 5ヶ月目 データベース・SQL

 6ヶ月目 フォレンジック・インシデント レスポンス

 7ヶ月目 マルウェア (コンピュータ ウイルス)

 8ヶ月目 IoT

 9ヶ月目 情報収集・情報検索

10ヶ月目 ワイヤレス (無線)
11ヶ月目 OS (Linux)
12ヶ月目 ハッキング

受講料 入塾金 ¥10,000(税別)  
    月 謝 ¥18,000(税別)


中高生向け「次世代型キャリア教育ENAGEED」タブレット版の提供開始

インタラクティブな授業を実現し、教師側の負担を大幅削減

株式会社エナジード(東京・品川区 氏家 光謙 代表取締役)は、4月10日、中学・高校生向け補助教材「次世代型キャリア教育ENAGEED」タブレット版の提供を開始したことを発表した。

「次世代型キャリア教育ENAGEED」は、2016年より中学・高校生向け補助教材として、主に「総合的な学習の時間」に活用されている教材。「AIやロボットには代替の効かない、これからの時代に人が求められる力」を先生が授業で取り扱い、生徒が学ぶことができる。紙媒体にて全国160校以上の国公私立の学校や40法人以上の学習塾で採用されており、2020年の教育改革に向け「自ら考え、対処できる力を育む」教育への関心の高まりから、導入校も継続的に増加を続けている。

タブレット版は、文部科学省の掲げる「2020年度に向け全ての学校で1人1台の情報端末を活用した学習の推進」に対応した教材としてアップデートし、これまで紙媒体では実現が難しかった「ENAGEED」上での生徒のアクションや他生徒とのコミュニケーション度合いの測定、教師と生徒のインタラクティブな授業のサポートなど、デジタルの特性を活かした機能開発を行った。

また、「自ら考え、対処できる力を育む」という正解のない答えを指導する新しい教育への対応が求められる教師側の負担を減らすべく、スムーズな添削を行えるインターフェイスや教師向け指導書の大幅アップデート、研修など各種サポートの強化など、円滑な教育現場づくりを実現する。

今後、タブレット版の提供により2019年度中に導入校数200校を目指す。

N高開校から3年間の実績発表会を開催

2016年4月開校の学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校(以下N高)が「開校から3年間の実績発表会」を開催した。開校から4年目を迎える2019年4月には生徒数は9000名を超える見込み。短期間で躍進を遂げたN高の3年間の歩みを、ドワンゴ代表取締役社長の夏野剛氏と、N高の校長である奥平博一氏が報告した。

高い卒業率

 入学者数に関して奥平校長は「一般的な学校として、3年で7000名を超える生徒が在籍しているのは、いままでに歴史的にもない数字で、一つの目標は達成できた」と振り返る。

 2016年入学から3年経ち無事卒業を迎えた一期生割合は74%であったが、通信制高校において一般的に「卒業率」として使われる「3年生まで進学」した中での一期生の卒業率は96.7%に達し、これは通信制高校のなかでは極めて高いという。

 続いて、卒業生の進路決定率は81.8%と、一般的な通信制高校の61.5%と比べてもきわめて高い数値を出していることも明らかにした。

大学合格実績

 大学合格の実績も出始めている。2018年度は慶應義塾大学に8人、早稲田大学に2人、上智大学に1人、明治大学に3人、九州大学に1人、筑波大学に1人など、難関大学に合格した生徒が出てきたほか、海外大のキリロム工科大学や英国のスタッフォードシャー大学にそれぞれ1人ずつ合格した。N高は在学中に灘高校や慶応義塾湘南藤沢高等部と共同でスタンフォード大学やオックスフォード大学に短期留学するプログラムも提供しており、N高校高進学後の海外大進学も現実的であることが伺える。

職業体験

N高は「多種多様な社会への接続」を目的に、多様な職業体験を用意している、特に「地方滞在型の職業体験」を重要視しており、全国の自治体/産業と連携した多様なプログラムがある。このようなショートステイ型の体験学習だけでなく、職業体験の事前事後で明らかになった生徒の課題に対して、専門家と協力してスキルトレーニングを提供している。参加者の満足度は99%を誇っており、本プログラムを通して多くのN高生が職業体験をしている。

多様な進路

ほかにも、起業家養成プログラムである「N高起業部」を作り、部の活動予算年間最大1000万円を用意している。スタートアップ経営者やベンチャーキャピタル(VC)のキャピタリストによる講義なども提供し、起業家が輩出されることを目指している。

母体がIT企業なだけあり、プログラミング教育も充実している。多数の企業にすでにインターンを送り出しており、送り出されたN高生に対し企業側は「実装力が大学生以上」「問題解決力が社会人並み」などの高い評価をし、そのまま就職をオファーするケースも出てきていると言う。しかし、インターンで企業実務に携わった結果、「基礎教養の重要さ」に気づき、企業からオファーされつつも大学進学を決意する生徒も出てきているという。

プログラミング以外にも、クリエイター必須のAdobeがN高生は利用できるほか、企業実務の現場で必須のg suiteやslackで校内のプロジェクトが運営されているなど、会社での業務環境と同等のIT環境で学習を進めている。

学校生活の充実

このような進路だけではなく、N高は「生徒コミュニティ施策」と呼ぶ、生徒にとって学校生活そのものが充実するような取り組みにも力を入れている。インターネットを活用し、eスポーツ部や美術部などネット上でも活動できる部活が盛んだ。

 N高に対する保護者満足度は、開校した2016年の71.4%から、2017年度81.1%、2018年度は83%と上がり続けており、夏野社長は、「通信制高校に通うことに対しての、親御さんの理解を得ることがチャレンジ。今後もさらに保護者満足度を高めていきたい」と総括する。テクノロジーの活用に関しても「もっとできることがある。教育のインフラとしてITを浸透させていく」(夏野社長)「数十万人の生徒を相手にしても、テクノロジーを活用して教育的な質を担保できる施策を続けて打っていきたい」(奥平校長)と意気込んでいる。夏野社長は最後に「N高だけではなくほかの通信制高校の注目度も高まっている。社会の流れとして、様々な機会を増やしていくことが求められている。我々だけではなく、日本全体として選択肢が増えていくことが重要」と、通信制高校業界で日本の教育に新たな風を吹き込んでいく決意を示した。

オンライン英会話「GLOBAL CROWN」を受講する55%が小学校入学前に受講を開始 2年で小学校6年生レベルの英語力も

株式会社ハグカム(東京都渋谷区、道村弥生代表)が運営する子供向けオンライン英会話「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」によると、今年3月までに入会したおよそ400人を対象に調査をおこなった結果、GLOBAL CROWNの利用を開始する平均年齢は6.7歳で、55%が小学校入学前から英会話のレッスンを開始していることがわかった。

GLOBAL CROWN1カ月の平均レッスン受講回数は約10回となっており、3日に1回の頻度でレッスンを受講していることになる。また、事前予約に対するレッスン受講率は9割と高く、大人向けのオンライン英会話レッスンの受講率が2~3割と言われる中、大人に比べると受講が習慣化されていることも明らかになった。

資料提供:ハグカム

また、今年2月にリリースしたアプリ内の自習教材によって、バイリンガル講師とのマンツーマンレッスンで「聞く・話す」力を伸ばすことに加え、各レベルで習得すべき英単語や英会話フレーズの習熟度をテストするほか、発音チェックやリーディング練習、ライティング練習を行い、「読む・書く」力を含めた英語4 技能すべての総合力を伸ばしていくことが可能となったことにより、学習時間はそれまでの1.2倍に増え、英語に触れる機会が増えているという。

これによって、英語学習未経験で始めた生徒でも2年後には、「外国人や初めて会う人に聞きたいことを聞いたり、答えたりすることができる」(同社)小学校6年生程度の英語レベルには到達するという。

J.フロントリテイリング初の教育事業「KDI青葉台」の入園式が開催

3月30日、Daimaru Matsuzakaya Kids Duo International青葉台(以下、KDI青葉台)の入園式が開催された。同園は、大丸、松坂屋などを展開するJ.フロントリテイリング株式会社初の教育事業だ。

 2018年2月、やる気スイッチグループの株式会社拓人こども未来(東京都中央区、高橋直司社長)は、J.フロントリテイリングが設立したJFRこどもみらい株式会社(東京都江東区、柏木敏弘社長)と、バイリンガル幼児園「Kids Duo Internatinal(以下KDI)」のフランチャイズ契約の締結を発表。KDI青葉台は、その第1号園となる。

 J.フロントリテイリンググループは、グループビジョン〝くらしの「あたらしい幸せ」を発明する。〟のもと、「マルチサービスリテーラー」として、小売業の枠を超えた事業領域の拡大に取り組んでいる。その一環として、教育の充実と長時間保育を両立させた認可外保育施設の運営へ参入した。

 KDIは、バイリンガル(英語・日本語)教育、知能教育、運動指導、英語での職業体験(ラーニングステーション)をカリキュラムの柱としており、KDI青葉台では、JFRこどもみらい株式会社が運営を担う。

「我々のお客様から、お子さんが小学校に入る前に満足した教育をなかなか受けられないという声が多く寄せられていました。そのお声に応えるべくスタートしたのが、今回の教育事業への参画です」と、J.フロントリテイリング執行役常務の藤野晴由氏は、KDI青葉台の設立の意図を語る。

挨拶をする尾藤拓史園長

 入園式では、尾藤拓史園長が「KDI青葉台は、子供たち一人一人がなりたい自分の土台を形成していきます。私たちは、子供たちのこれからの人生、楽しい毎日、そして保護者の皆様の新しい幸せを精一杯サポートできるように最善を尽くすことをお約束いたします」と挨拶した。また、担当スタッフの自己紹介を取り入れた英語劇が行われ、子供たちを楽しませた。

「大丸・松坂屋のキッズデュオ インターナショナルに通い、小さい頃に良い思い出を持ってもらうことは、百貨店に対しても良いイメージを持ってもらえ、我々にとってはすごく大きな財産になると考えています」と藤野氏は続ける。

英語劇「おおきなかぶ」を通して、先生たちが自己紹介する演出もあった

 百貨店を展開する同グループならではの取り組みも数多い。例えば、ラーニングステーション内における「デパートメント」だ。英語を使ったデパートの職業体験ができる。さらに課外活動として、大丸、松坂屋などの実際の現場で、英語を使った体験も計画されている。