Category: 塾ニュース|塾・企業

『森塾』、東京・埼玉・千葉エリアに2017年の春期講習から新校舎を20校開校

株式会社スプリックス(本社:新潟県長岡市、代表取締役社長:平石 明)は、自社の運営する個別指導塾『森塾』の新たな校舎として2017年の春期講習より20校舎(東京エリア7校、埼玉エリア7校、千葉エリア6校)を開校する。

 個別指導『森塾』は、「『先生1人に生徒2人まで』の個別指導」「学校のテストで1科目+20点アップの『成績保証』」「保護者の方も『安心の授業料』」をキャッチフレーズに教室を自社展開してきた。現在、東京、千葉、埼玉、神奈川、茨城、新潟で86教室を展開している。Webサイト: http://www.morijuku.com

 春季講座からの新校舎は、東京エリア:青砥校、青砥校、成城学園前校、多摩センター校、豊田校、八王子校、南大沢校の7校。埼玉エリア:岩槻校、上福岡校、北本校、狭山校、深谷校、三郷校、みずほ台校の7校。千葉エリア:市川校、稲毛海岸校、千葉駅前校、成田校、八千代中央校、四街道校の6校。神奈川エリアは湘南ゼミナールが『森塾』を展開している。

 株式会社スプリックスは、個別指導塾『森塾』、『自立学習 RED』の運営や、学習塾運営ツール『フォレスタシリーズ』、塾講師専門求人サイト『塾講師JAPAN』、教務・授業支援サイト『フォレスタネット』、読書教育プログラム『グリムスクール』、ダンス教室『東京ダンスヴィレッジ』などを運営する総合教育企業。

教職員の専門的知識向上とネットワーク拡充を目指して ドコモgaccoとFindアクティブラーニングが協業

株式会社ドコモgaccoと株式会社Findアクティブラーニングは、双方の利用者に対して両社のコンテンツを相互に提供することを目標に掲げ、その第一弾として、Findアクティブラーニングが運営する教育動画配信サイト「Find!アクティブ・ラーニング」にドコモgaccoが運営するオンライン講座提供サイト「gacco®(ガッコ)」と連携した特設ページを1月19日(木)より開設することを明らかにした。

ドコモgaccoは、大規模公開オンライン講座(MOOC)である「gacco®」の運営を通じて、これまで26万人の会員に対し、大学教授をはじめとする専門家による講座を150以上提供してまいりました。各講座にはディスカッションボードがあり、受講者同士の交流も活発に行われているのが特徴のひとつ。

Find!アクティブラーニングは、教職員向け教育動画配信サイト「Find!アクティブ・ラーニング」を立ち上げ、今回の学習指導要領改訂の目玉の一つと言われている「アクティブ・ラーニング」関連情報を配信している。これまでに1100を超える動画を配信しており、13万人以上の教職員が利用している。

特設サイトイメージ

そして、ドコモaccoとFindアクティブラーニングは、双方のコンテンツを生かし、最新の教育ノウハウや専門的知識の提供に加え、教職員だけに限らず学びを通した交流が広がるように連携する。

「Find!アクティブ・ラーニング」に「gacco®(ガッコ)」と連携した特設ページを開設し、「Find!アクティブラーニング」会員には、児童・生徒の関心喚起を図る話題づくりや、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、大学教授や専門家による本格的なgacco講座が利用できる。「gacco®」会員においても、教育関連に興味のある学生・保護者・教育関係者の方々に向けて、「Find!アクティブ・ラーニング」で配信されているアクティブ・ラーニングを実践している授業の様子や最新の教育ノウハウを紹介する。さらに、ドコモgaccoは、「Find!アクティブラーニング」を利用している教職員の方々の声を取り入れ、教育に関する講座の企画・提供を行う。

 

外部リンク:「ドコモgacco」×「Find!アクティブ・ラーニング」 特設サイト

安心塾バイト認証、運営はじまる 全国学習塾協会が認証基準を公表

公益社団法人 全国学習塾協会(東京・豊島区、安藤大作会長)は26日、安心塾バイト認証の認証機関として、全国の学習塾事業者に向けて認証審査申請の受付と認定を開始することに合わせて、同認証の認証基準を明らかにした。

今回新たにはじまる安心塾バイト認証は、2015年12 月25 日に、厚生労働省が文部科学省と連携して学生アルバイトの多い業界団体に向けて要請した、労働基準関係法令の遵守のほか、シフト設定などの課題解決に向けた自主的な点検の実施にあたってまとめられた、学生アルバイトの労働条件に関する共通課題に関する自主点検表に沿って、同協会が策定した「安心塾バイト認証基準」に適合する、マネジメントシステムのPDCAサイクルが構築されていることを認証する。

ここ数年、学習塾には比較的多くの非正規労働者がアルバイトとして従事しており、学習塾事業者は労働基準関係法令を遵守し、アルバイト等について適正な労働条件を確保することが必要とるものの、求職者に向けた労働契約の締結の際の労働条件の明示や、休憩時間の付与等に関する十分な情報提供、勤務シフトの設定に関する配慮がなされていないケースも、一部の事業者に対して指摘されていた。そのため、同協会では求職者等が安心して就労できる環境を整備しようと、安心塾バイト認証を施行する準備を進めてきた。

安心塾バイトの認証マーク

安心塾バイト認証を取得した事業所には、認証マークが入った認証登録証が発行される。さらに、求職者等が勤務先を選定する際の目安とするため、安心塾バイト認証の取得事業所を同協会のウェブサイトで順次公表していくという。

同協会は、学習塾における労働環境に関する認証をはじめとする、第三者認証制度の着実な実施によって、従業者・求職者のみならず学習塾を利用する子供とその保護者から信頼を得られる安心・安全で成熟した業界の形成に貢献していきたいとしている。

安心塾バイト新規申請審査の流れ

安心塾バイト認証に関する詳細・問い合わせは、同協会のウェブサイトならびに同協会事務局(公益社団法人全国学習塾協会 安心塾バイト認証制度事務局(TEL.03-6915-2293 Email:anshin@jja.or.jp)へ。

資格スクエアがオンライン受講でも参加できる講義空間「WEBスクーリング」を国家資格講座で開始 資格試験業界初

オンライン資格試験サービス「資格スクエア」を運営する株式会社サイトビジット(東京・品川区、鬼頭政人代表)は、オンラインでリアルタイムの対面型授業を受講できる司法試験・予備試験講座の「WEBスクーリング」を、2017年1月18日より資格試験業界で初めて開始する。

オンライン講座の最大の課題とされる「継続率」を高めるために、講師と生徒が定期的に画面上で交流することにより、居住地域を問わず、受講者がモチベーションを高い状態で維持できる環境を提供する。

WEBスクーリングのイメージ

資格スクエアのWEBスクーリングは、司法試験・予備試験指導の実績20年以上の専任講師が担当し、毎月第4月曜日、各1時間実施される。複数の生徒が同時に参加する講義では、講師がテーマを伝え、生徒がコメント欄に回答を入力する形で進められる。生放送のディスカッション形式で、ほかの学習者の回答もコメント欄で閲覧することができる。予備試験受験生がつまずきやすいテーマを、オンライン講座の進捗に合わせて解説する。

1月18日(水)の20時からは、WEBスクーリングを無料で公開する。参加には事前の申し込みが必要。詳細は、Eメールで同社に連絡すると視聴方法が案内される。

 

◎WEBスクーリングコースについて

〈1:基礎攻略講座+WEBスクーリング〉
司法試験・予備試験に必要となる7科目の基礎知識を網羅的に学んでいく講座。
講師:吉野勲(基礎攻略講座)+高野泰衡(基礎攻講座 ※一部、WEBスクーリング)
受講形態:WEB学習
講義時間:約300時間(基礎攻略講座)+毎月1~2回(WEBスクーリング)
受講期間:お申込み日より18ヶ月
受講料:26万8000円(税別)
※製本テキスト、AI搭載問題演習機能「脳科学ラーニング」を無償でご提供いたします。

〈2:基礎攻略講座+論文攻略講座+WEBスクーリング〉
基礎攻略講座に加え、試験の最難関と言われる論文式試験の対策について、2013年予備試験最年少合格者の旧司&予備試験答案・全7科目400通弱を使用し、徹底分析していく講座。
講師:吉野勲(基礎攻略講座、論文攻略講座)+高野泰衡(基礎攻略講座※一部、論文攻略講座※一部、WEBスクーリング)
受講形態:WEB学習
講義時間:約300時間(基礎攻略講座)+約120時間(論文攻略講座)+毎月1~2回(WEBスクーリング)
受講期間:お申込み日より18ヶ月
受講料:34万8000円(税別)
※基礎攻略講座では、製本テキスト、AI搭載問題演習機能「脳科学ラーニング」を無償でご提供いたします。

小中高生対象に未踏人材発掘育成事業の魅力伝えるイベント 12月17日に開催

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が行う人材発掘及び育成プロジェクト「未踏人材発掘育成事業(通称:未踏)」の活動や魅力について小中高生ならびに高専生にも広く知ってもらおうと、12月17日(土)に一般社団法人未踏が主催するイベントが開催される。場所は、日本のトップYouTuberである「Hikakin」らが在籍するUUUM株式会社(東京都港区6丁目10−1)。

「未踏」は、プロジェクトを提案して採択されると、最高で使途自由な170万円程度(18歳以下の場合)のプロジェクト費用が採択期間中(2017年度は2017年6月から2018年3月)に受け取ることができる。お金がないが時間とアイデアと技術がある若い開発者には夢の様な取り組みとなる。しかも、様々な分野のエキスパートであるプロジェクトマネージャーや、あらゆる分野で活躍する未踏の卒業生から、定期的にアドバイスをもらうこともでき、卒業後は未踏コミュニティの一員として様々なメリットを享受できる。

ただ、これまでは未踏に関する情報は採択者が多い一部の大学(例えば東京大学や筑波大学等…)以外では、なかなか手に入れにくいというのが実情だったため、小中高生や高専生ではなかなか情報に触れる機会もなかったのが実情だ。

2017年度の応募期限である2017年3月3日を前に、このイベントに参加して、主旨や目的を理解したうえで書類を作成しても十分間に合うように日程を調整したといい、「未踏ってなんだろう?」「未踏のレベルってどんななんだろう?」「自分のレベルでついていけるんだろうか?」「未踏に採択されるとどんなメリットがあるんだろう?」「過去に未踏に採択された中高生はどんなプロジェクトをやっていたんだろう?」といった疑問を持つ小中高生ならびに、高専生はぜひ参加してほしい。

同イベントの開催時間は14時から18時で、参加費は無料。この日は、未踏の卒業生でもあるメディアアーティストの落合陽一氏や、株式会社UUUMでCTOを務める尾藤正人氏らの講演も聞くことができる。なお、同イベントは未成年者を対象に行われるため、親権者同意書に保護者がサインして当日提出する必要がある。参加申込みならびに親権者同意書のダウンロードは専用サイトから。

ミャンマーに介護施設、学研

学研ホールディングスはミャンマーで介護施設の運営に乗り出す。グループで介護事業を手がける学研ココファン(東京・品川)が来年4月、現地で通所介護(デイサービス)の事業所を開く。日本に続き、これから高齢化が進むとみられるアジアで事業を拡大する計画で、2020年までに中国や東南アジアのうち3カ国10拠点で介護サービスを提供する。運営は現地の合弁会社「学研エースエデュケーション」が手がける予定。日本の介護事業者のミャンマー進出は初めて。最大都市ヤンゴンの市中心部にデイサービス事業所を設ける。

エナジード、エデュケーショナルネットワークと提携し21世紀型キャリア教育教材を全国の教育機関に提供

株式会社エナジード(東京・港区、氏家光謙社長)は、学習塾「栄光ゼミナール」を運営する株式会社栄光(Z会グループ)のグループ会社である株式会社エデュケーショナルネットワーク(東京・千代田区、二瓶嘉男社長)と2020年の入試改革に向けた「21世紀型キャリア教育ENAGEED」の提供を12月1日から正式に開始した。

「ENAGEED」は、21世紀を支える生徒が自分の可能性を正確に理解し、「いま予想されている未来で戦う力」を学校教育・塾で身につけることができる教材コンテンツ。2020年の入試改革に向けて、アクティブラーニングや英語の4要素など、学び方(HOW)が重視されている。しかし、それ以上に「何を学ぶか(WHAT)」が今後の国の成長を決めると考える株式会社エナジードは「未来に予測されていること」や「社会に価値を生む方法」などを体系化させた。そこで、教育機関のベストパートナーとして数多くの教育機関や自治体に教育ソリューションサービスを提供する株式会社エデュケーショナルネットワークと販売に関する提携を行うに至った。

2020年からはじまる入試改革では「思考力・判断力・表現力」が求められ、「正解のない問い」が増えると言われている。さらに文科省からは、能動的に考える為のアクティブラーニングの学校導入が勧められているものの、それに対し学校現場では教員の業務過多から文科省が求める内容への対応が難しい現状がある。そんな中、エナジードは教員に負荷をかけずに次世代に求められるスキルを育む教材を開発し、提供を開始。エデュケーショナルネットワークと共に全国の小中学校・高校・学習塾を中心とした教育機関への導入を進める。

総合学習プログラム「ENAGEED」

総合学習プログラム「ENAGEED」

〝集中力〟を可視化する 学習コンテンツの効果測定、最適化への活用も

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集中力を高めるためにジャンプをする生徒たち

やる気スイッチグループホールディングスは、アイウェアブランド・JINSを展開するジェイアイエヌとともに、エフティ資生堂が発足した『中学生の集中力を検証する共同研究プロジェクト』に参画した。予防医学研究者の石川善樹氏の監修のもと、エフティ資生堂のボディケアブランド・シーブリーズを使った『爽快!集中ステップ』による検証実験を行った。その実験結果の発表をかね、『集中力の権威が教える親向け〝子どもの集中力向上〟講座(エフティ資生堂主催)』が11月8日、JINS MEME Flagship Store 原宿(東京都渋谷区)にて開催された。

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『爽快!集中ステップ』を実施した場合は集中力が126%高まった

はじめに、集中力を測定する機器について、JINS MEME(ジンズ・ミーム)の事業開発担当である井上一鷹氏より説明があった。JINS MEMEは、眼の動きを捉える3点式眼電位センサーと、体の動きを捉える6軸センサーを搭載したメガネ型ウェアラブルデバイス。まばたきの頻度や強度、姿勢の安定性などから頭と心と体の状態を計測し、専用アプリ・JINS MEME OFFICEを使って自身の集中度をスコアで可視化するという。
「JINS MEMEは、まさに脳の万歩計。例えば、まばたきの頻度で集中の深さがわかり、まばたきの強度の安定性で集中の持続力がわかります。カレンダーを同期すれば、どんな勉強をしたときに集中できたか、できなかったかを振り返ることもできます」と井上氏は語った。
実験方法は、やる気スイッチグループ・スクールIEに通う中学1年生~3年生の男女112人を対象に、パターンブロックを使って実施。パターンブロックとは9個の木片を組み合わせ、1回10分間に15種類の指定の形をつくるというもの。これを56人ずつの2グループに分けて計2回、一つ目のグループ(A)には1回目と2回目の作業時間の合間にシーブリーズを使った『爽快!集中ステップ』を行い、もう一つのグループ(B)にはこれを行う代わりに5分間のインターバルを取って集中力の違いを検証した。
その結果、集中時間は、(B)グループでは1回目と2回目の差がなかったのに対し、(A)グループでは2回目の作業の平均集中時間が4.6分から5.9分へと126%に上昇した。また、集中度を数値化したポイント値は、(A)グループでは平均4・1ポイント上昇していたのに対し、(B)グループでは平均1.6ポイント低下した。つまり、『爽快!集中ステップ』が、作業における集中時間を延ばし、集中力に好影響を与える結果となった。

予防医学研究者の石川善樹氏

予防医学研究者の石川善樹氏

では、『爽快!集中ステップ』とは何か。①目標行動をイメージする。②その場で5回ジャンプする。③シーブリーズを首元Vゾーンに塗布する。この3ステップのことだ。実はこれ、世界のトップアスリートが実践しているメンタルトレーニングの理論をもとに、勉学時向けに開発された集中力を発揮するためのメソッドだと石川氏はいう。
「集中状態に入りやすくするには、脳に強いストレスを与えてから一気にリラックスするのがポイントです。まず、〝5分間で何問目まで解くか〟といった段取りをイメージし、ジャンプするという激しい運動を行うことによって強いストレスを与え、その後、シーブリーズの香りでリフレッシュすることで一気にリラックスすることです」と石川氏。そして、イチロー選手の例を紹介した。イチロー選手はバッターボックスに立つときに、スイングのイメージをし、遠くを見る。人は遠くを見ると緊張し、近くを見るとリラックスする傾向があるので、遠くを見ることで強いストレスをかけ、その後、左手に付けたグレープフルーツの香りをかいでリラックスをして集中モードに入っているのだそうだ。「受験シーズン本番。限られた時間の中で少しでも学習効率を上げるための秘策として、こうしたルーティンをぜひ試してほしい」と石川氏は締めくくった。

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やる気スイッチグループ能力開発課の佐藤広康氏

さらに、やる気スイッチグループ能力開発課の佐藤広康氏から『受験を控えた子どものモチベーションを維持するためのコミュニケーション術』と題し、モチベーションをどのようにつくり、それを維持するために、どのようにやる気スイッチを入れていくかについて講演があり、保護者の関心を誘った。

【訃報】碇塾の碇優(いかり・まさる)さん 享年73歳

有限会社碇塾(群馬県太田市)の創業者で塾長の碇優さんが、かねてより病気療養中のところ、11月23日に逝去した。享年73歳。

2015年10月の塾の日シンポジウムであいさつする碇優さん

2015年10月の塾の日シンポジウムであいさつする碇優さん

碇さんは、1974年6月に群馬県太田市で碇塾を創立し、今年で開塾42年を迎えていた。公益社団法人全国学習塾協会の副会長として、各地で開催される研修会にも精力的に参加したほか、「碇の数学」としてYouTubeに独自の解き方を動画で配信するなど、後進育成のために熱心に取り組みを続けていた。

2007年9月10日の朝日新聞には、「碇先生の技術を学ぼうと、ほかの塾の若手講師が毎月、教えを請いに集まる。『数学はコーチがよければ必ずできるようになる』という先生。塾の垣根を越え、いいコーチが育って、数学の得意な子が増えることを願っている」と記事が掲載された。葬儀には、業界団体の代表者らをはじめ、全国から関係者が弔問に訪れ、碇さんとの突然の別れを惜しんだ。

東進ゼミナールが音楽指導コースを来春本格始動

岐阜県内に東進ゼミナールをはじめ複数ブランドの学習塾15校を展開する株式会社東進(飯田裕紀社長)は、来春から新たに「ナユタス」という音楽指導コースを本格的に展開する。すでに多治見駅前校、各務原校、コータス岐阜駅前校の3校ではテスト的にナユタスをスタート。中学生、高校生や大学生、社会人など、10代から30代まで25人が音楽を学んでいる。

2017年3月に開校予定の「ナユタス」本山校の教室イメージ

2017年3月に開校予定の「ナユタス」本山校の教室イメージ

ナユタスで用意しているコースは「洋楽・英会話コース」「ボーカル/プロボーカルコース」「声優コース」「DTMコース」など多彩だ。例えば洋楽・英会話コースでは、音楽を聴いたり歌ったりする他、歌詞の意味や文法を学んだり、作詞をしたりする。そうしたレッスンを通し、4技能の習得を目指す。

東進の飯田裕紀社長

東進の飯田裕紀社長

東進ゼミナールの飯田裕紀代表取締役社長は、「都内であれば音楽を習える場所はありますが、地方にはほとんどない。そこで音楽を教育に組み込んだらいいのではないかと思い、今年の3月くらいから構想を練って準備してきました」とナユタスを立ち上げるに至った経緯について話す。

レッスンはマンツーマンによっておこなわれ、週1回50分、土日に実施を予定している。土日であれば塾も空いているので、空き教室を有効に活用することが可能だ。レッスン料は幼児〜小学3年生8500円、小学4年生〜中学生1万500円、高校生・大学生・社会人1万2000円となっている。

また、東進ゼミナールは1年に1回、レコード会社やプロダクションの担当者を呼んで発表会も開催する予定だ。そこで担当者の目に留まれば、デビューすることも可能だという。

ハロウィンイベントでは、カラオケコンテストやコサージュづくり体験ができる東進ゼミナールのブースが人気を集めていた

ハロウィンイベントでは、カラオケコンテストやコサージュづくり体験ができる東進ゼミナールのブースが人気を集めていた

そして今回ナユタスをスタートさせるに当たり、東進ゼミナールは10月29日と30日に名古屋市でおこなわれた、ハロウィンイベントにカラオケコンテストブースを出展した。2日間を通じて最高得点を獲得するとギターがプレゼントされることもあって、子供からシニアまで多くの参加者が集まった。参加者はみな物怖じすることなく全力で歌を披露し、ブースは大いに賑わっていた。「子供たちは大人が思っているより表現したがっています。コミュニケーションが苦手な子も、歌うことでどんどん性格が開いていくんです」と、飯田氏は音楽が持つ可能性について語る。

東進のブースでカラオケコンテストをする参加者

東進のブースでカラオケコンテストをする参加者

さらに東進ゼミナールではナユタス立ち上げのために教材も開発しているとのこと。「塾で音楽を教えるというのは、ありそうでありませんでした。しかし私たちがそれを展開することで、教材の提供などをはじめ、様々な環境整備ができたらと思っています。そして、現在は3校で運営していますが、音楽と教育は相乗効果が高いと実感しています」と話す。将来は、ナユタスをFC展開することも予定しているという。ナユタスのFCに関する問い合わせは、Email iida-h◆toshin-seminar.co.jpへ。

(◆は ”@” アットマーク)