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国立西洋美術館 世界遺産効果で来館急増

東京・上野公園の国立西洋美術館は1959年竣工で、地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造り。1階正面の壁を取り払って柱のみにした「ピロティ」空間、人体に合わせた「モデュロール」という独特の寸法体系など、ル・コルビュジエの構想を典型的に示した建築と評価されている。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が5月、同館を含む7カ国17点のル・コルビュジエ建築を一括して世界遺産リストに記載すべきだと勧告した。登録勧告の翌日、5月18日の常設展入場者は2205人。一挙に普段の4倍に増えた。

中野区、保育定員1000人増 来春までに、計画上積み

東京都中野区は6月21日、来春までに保育定員を約1000人拡大すると発表した。当初は約300人増やす計画だったが、保育需要が予想以上に伸びるとみて、約700人を上積みする。2017年4月1日時点で保育所に入れない待機児童をゼロにする方針だ。補正予算を計上し、定員80人の認可保育所を8施設、定員19人の認可小規模保育所5施設を追加で誘致する。保育定員をあわせて735人上積みする。当初予算では認可保育所5施設を誘致し、定員を計294人増やす予定だった。事業費は約7億円から約14億円に倍増する見通しだ。

児童館、赤ちゃんもOK 杉並区、板橋区、練馬区

東京都内の自治体が児童館の役割や運営体制の見直しに乗り出す。杉並区は児童館の3分の1を乳幼児や保護者がすごすスペースへと転換する。板橋区も育児支援を運営の軸にすえ、保護者の負担を減らす。練馬区も小学生の放課後の居場所づくり拡大にあわせて、児童館は乳幼児親子と中高生向けへと重点を移す。児童館は対象年齢が広すぎてニーズに合っていないとの指摘があるため、未就学児に配慮する。利用の多い小学生の居場所確保には学校を活用するなど、役割分担を明確にする。

イチローが日米通算4257安打 大リーグ最多のローズ上回る

米大リーグ、マーリンズのイチロー外野手(42)=本名鈴木一朗=は6月15日、サンディエゴで行われたパドレス戦に「1番・右翼」で2試合ぶりに先発出場して2安打をマークし、ピート・ローズが持つメジャー記録の4256安打を日米通算で上回った。一回に捕前安打、九回に右翼線二塁打を放ち、日本での1278安打と合わせ4257安打とした。大リーグ通算3千安打まではあと21本。

初夏の風物詩、ジュンサイの収穫が最盛期 秋田県三種町

秋田県三種町で初夏の風物詩、ジュンサイの収穫が最盛期を迎えている。同町は国内生産量の9割を占める日本一の産地。ジュンサイの葉で覆われた水面に小舟を浮かべ、「採り子」が水中で育つ新芽を手で摘み取ってゆく。新芽はゼリー状の部分が多いと品質が良いとされる。町観光協会では、4年前から摘み取り体験に力を入れ、町内8軒の農家がシーズン中、無休で受け入れている。収穫したジュンサイは持ち帰りが可能。中学生以上は1800円、小学生は千円。未就学児は無料。問い合わせは観光情報センター(0185・88・8819)まで。

「要介護・要支援認定」、14年度に初の600万人超

介護保険サービスを利用するのに必要な「要介護・要支援認定」を受けた人が2014年度に初めて600万人を超えた。前年度より約22万人多い606万人。介護保険制度が始まった00年度の約2・4倍となった。厚生労働省が13日に発表した。

 介護保険サービスでかかった費用は、9兆5783億円で前年度より4049億円(4・4%)増加。65歳以上に占める認定者の割合は0・1ポイント増の17・9%で、過去最高を更新した。

でんすけすいか、北海道で収穫

独特の黒光りで知られる大玉の「でんすけすいか」の収穫が6月13日、産地の北海道当麻町で始まった。シャキシャキした食感と強い甘さも特長で、一般的なスイカの糖度が8~9度とされるのに対し、11度未満は廃棄している。重さは平均8キロ。贈答用に人気を呼び、地元では1個5千円~8千円、首都圏のデパートや高級フルーツ店では1万~2万円の値が付く。32年前にコメの転作用作物として導入され、「田を助ける」の意味も込めて名付けられた。

「狩猟学校」飯能で9月に学校

飯能市でシカやイノシシの加工品を製造・販売する「猟師工房」が、猟師を養成する「狩猟学校」を9月に開校する。猟銃の扱い方だけでなく、森の中でのサバイバル技術、獲物の解体・加工まで体系的に教えるプログラムで、受講生を募集している。狩猟工房には猟師5人が在籍。狩猟で得たニホンジカやイノシシを食肉やペットフード、アクセサリーなどに加工して販売している。有害な鳥獣を駆除する猟師は年々減っており、広く狩猟技術を学んでもらうことで新規参入を増やし、後継者を育てていきたい、と開校を決めた。

英ロイヤルバレエ団、プリンシパルに日本人2人 平野さんと高田さん

英国のロイヤルバレエ団は6月10日、9月に始まるシーズンから、所属する平野亮一さん(32)と高田茜さん(26)の日本人ダンサー2人を主役級を演じる最高位のプリンシパルに昇格させると発表した。同バレエ団では1993年に熊川哲也さんがプリンシパルに昇格、95年には吉田都さんがプリンシパルとして移籍したが、日本人がプリンシパルになるのはそれ以来。今回はオーストラリア人と英国人のダンサー計2人も同時に昇格。

1日2万人利用、移動に「満足」8割 「バスタ新宿」開業1カ月

国土交通省は4月にJR新宿駅南口に新設した高速バス・タクシー乗り場「バスタ新宿」について、開業1カ月の利用状況をまとめた。1日の発着便数と平均利用客数は約1200便、約2万人に上る。行き先別では山梨・長野や富士山方面の利用客が多い。これまで19カ所に分散していた高速バス乗り場をバスタに集約した。以前は駅からバス乗り場まで最大14分かかった移動時間が1分に短縮されるなど、利便性が向上。利用者アンケートでは開業の前後で、移動について「満足」と「やや満足」が49%から81%に高まった。