Category: 塾ニュース

三井物産 博士課程修了者限定の採用活動を始める

三井物産が大学院博士課程の修了者に限定した採用活動をはじめた。期待するのは思考力の高さだ。「博士」になっても大学や研究機関のポストは限られ、研究者として働くことは難しい。そんな「ポスドク問題」を見通して優秀な人材の獲得に乗り出した。三井物産によると、今回は採用人数枠を設けておらず、「いい人がたくさんいたらたくさん採用させて頂きたい」という。博士号の取得は前提となっていない。

 選考の対象者は大学院博士課程(後期)を修了済み、もしくは2016年3月末から17年3月末までに修了見込みの学生。12月1日まで募集。採用ホームページから応募できる。

保育需要さらに拡大  用地・保育士確保が課題に

日経DUALと日本経済新聞社が共同で実施した「自治体の子育て支援調査」では、対象市区が保育の受け皿づくりに難航している状況がわかった。今春は5年ぶりに待機児童数が増加。働く女性の増加に伴い保育ニーズはさらに高まると予想する市区が多く、用地・物件や保育士確保が深刻な問題になっている。認可保育所整備の課題を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのが「用地・物件の確保」(83%)、次いで「保育士の確保」(73%)が占め、「財源の確保」(56%)を大幅に上回った。

都立高定時制4校廃止へ

都教育委員会は11月26日、都立高校改革の新たな実施計画案を発表し、小山台、雪谷、江北、立川の4校で夜間定時制課程を廃止する方針を明らかにした。5 月時点で計676人(定員990人)が学んでいる。募集停止の時期は未定だが、早ければ2018年度入試からになるという。入学者が多様化し、働きながら学ぶ生徒が減ったため。夜間帯の学習ニーズは、既存のチャレンジスクールを拡大するなどして受け入れる。

千葉・成田に医学部新設決まる

政府は11月27日、国家戦略特区指定の千葉県成田市に、医学部を新設する計画を正式に認めた。空港との近さをいかした国際水準の医師の育成や、外国人患者を受け入れる「医療ツーリズム」の拡大を目指す。2017年4月に開設する予定。新設されるのは国際医療福祉大学(栃木県)の医学部。医学部の新設は、東北薬科大(16年4月開設)を除くと、38年ぶり。教員200人以上のうち10人以上を外国人とし、学生も定員140人のうち20人を留学生とする。大多数の科目で英語の授業を行うほか、全学生が海外での臨床実習を最低4週間受ける。

香川・徳島の教育のグローバル化、ICT化をけん引 AIC鷗州グループとUSS学進グループが業務提携

株式会社鷗州コーポレーション(広島県広島市、宇津田敬二社長、以下「AIC鷗州グループ」)と株式会社ユナイテッドオーシャンホールディングス(香川県高松市、内田統夫代表、以下「USS学進グループ」)は、12月1日、両社のコンテンツやリソースを活かしながら香川県と徳島県の教育のグローバル化とICT化をけん引し、幼小中高で一貫した先進的な教育を地域に提供するため、業務提携基本契約を締結したことを明らかにした。

今回の提携により、高大接続システム改革に伴う2020年度以降の大学入試改革で求められる「思考力・判断力・表現力」を引き出すための教育コンテンツの提供を徳島・香川の両県ではじめる。具体的には、小学生向けの英語教室「AIC Kids」や、バイリンガル幼稚舎「AIC附属幼稚舎」、そして世界トップ大学の進学を目指す「AICインターナショナルハイスクール」や、中学・高校生向け英語教室の運営を協同でおこなう。また、高校生を対象とした大学進学準備プログラムの開発や提供をおこなう。

蛍光灯、実質製造禁止へ LEDに置換

政府は、エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めた。省エネ性能が高い発光ダイオード(LED)への置き換えを促す狙いだ。今月末にパリで始まる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)に向けて、日本の温室効果ガス削減への取り組みを具体化する狙いもあるとみられる。

エリート教育を推進 来年度、都立校に新プログラム

東京都教育委員会は11月26日、来年度から都立高校1校に、医学部への進学を目指す生徒を対象にした教育プログラムを初導入すると発表。小論文などの入試対策に加え、医療現場の職場体験などを通じて、医師にふさわしい人格形成も目指す。また、科学技術分野で活躍する人材を育てるため、中高一貫校1校を「理数アカデミー校」に指定。中学3年で米国などの海外研修を行うほか、大学や研究機関の実験に参加する機会を設ける。各クラスから医学部を希望する生徒を集めたチームを結成し、専属の教員が3年間、課外授業を実施する。

H2A、打ち上げ成功

三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月24日午後3時50分、カナダの衛星運用大手テレサットの通信放送衛星を載せた主力ロケット「H2A」29号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。発射から4時間半後に衛星を分離し、予定の軌道に入れた。H2Aの打ち上げ成功は23回連続で、成功率は96.6%(29機中28機)。国際社会の信頼を得る目安の95%を上回る。三菱重工は信頼性の高さをアピールし、欧州やロシア、米国の企業が先行する国際市場で受注獲得をめざす。

東大生ら「就活で学業支障」

調査会社の不満買取センター(東京・新宿)は来春卒業予定の東大生らを対象に就職活動への不満を調査した。「就活時期の後ろ倒しで学業の時間が確保できない」が最多の37%で、「どの企業が自分に向いているのか分からない」「選考後の企業の対応が不誠実」が続いた。調査は新卒採用サービスのINNOBASE(東京・新宿)に登録する東大、東工大、早大の学生ら223人が回答。

新潟大、津波避難計画作成ツール公開

新潟大学は津波発生時の避難経路を簡単に調べられる「津波避難計画作成支援ツール」をインターネット上で公開した。パソコンで自宅や勤務先などの出発地点と避難場所を入力すると、避難先までの経路や所要時間などが表示される。事前に災害に備えてもらうのが目的。避難路の勾配や浸水による歩行の困難度合い、浸水した場合の最大深度も確認できるという。標高が低い地域を避けて、標高の高いより安全な道も調べられる。