Category: 塾ニュース|地域教育

開成高が学費免除制度を導入

開成高校(東京都荒川区・柳沢幸雄校長)が来年度から、経済的に困窮した家庭の生徒に入学の機会を提供しようと、学費の免除を受験前に申請できる制度を始める。開成高によると、合否が決まる前から申請できる制度は珍しい。担当者は「経済的条件で受験をあきらめていたような子供に利用してほしい」と話している。

 開成高は中高一貫の男子校だが、1学年約400人のうち約100人が外部から入学する。本年度は入学金30万円で、授業料は年間48万円、施設拡充資金は同12万円。OBからの寄付金を使い免除するという。

福島の一般財団法人、医大の新設申請へ

福島県郡山市の一般財団法人「脳神経疾患研究所」が市内での医科大学の新設を申請する方針を固めた。東京電力福島第一原発事故に見舞われた福島県から名乗りを上げるのは初めて。被曝医療や最先端のがんの放射線治療に携わる医師の育成に力を入れる方針だ。同法人などが経営する南東北病院グループは陽子線や中性子線によるがん治療装置を導入するなど、がんの放射線治療に取り組んでいる。文部科学省は医学部の開設時期について16年4月を軸に検討。仙台市の東北福祉大と東北薬科大が構想を発表している。

都教委 小中高一貫校の検討委設置延長

東京都教育委員会は4月10日、全国初の公立小中高一貫校の設立構想を議論する有識者らの検討委員会について、3月末までとしていた設置期間を12月末までに延長したと発表した。構想は猪瀬直樹前知事の肝煎りで、検討委は昨年4月に設置された。同8月、教育課程を「4・4・4制」とすることなどを盛り込んだ中間報告を出したが、異論が出ていたため再検討する。中間報告は開校を2017年度に予定し、昨年11月には都教委が校舎新設に伴う予算要求もしていた。理数系分野の人材育成という基本方針は変更しないという。

「大管協」調査 講師が足りず学校現場に支障

大阪府内の公立小中学校で、産休・病休を取った教諭の代わりなどを務める講師が足りずに学校への配置が1カ月以上遅れる事態が、昨年度に少なくとも101校で120人に上っていたことが分かった。他教科への振り替えや自習でしのぐなど、学校現場に支障が生じている。背景には、団塊世代の大量退職による教諭不足を新規採用だけでは埋められていない事情がある。また、評価や規律の厳格化など独自改革を進める大阪府固有の事情もあるとみられる。採用試験合格者が辞退したり、現職教諭が他府県に流出したりするケースもある。
「大阪府公立学校管理職員協議会」が今年2〜3月、1010校を対象に初めてアンケート調査を実施。563校から回答を得た(回収率56%、3月末現在)。

広島初の公立中高一貫校 初の入学式

広島県内の広島市立広島中等教育学校(安佐北区)の開校式と入学式が4月6日、同校講堂であり、1期生の118人が式に臨んだ。

 同校は、併設型中高一貫校の市立安佐北中・高(同)から移行する形で設置。1学年120人で、464人が受験した。前期、後期とも1クラス30人以下の少人数制とし、前期ではほかの公立中学の約1・5倍にあたる年間約210時間を英語関連の授業にあてる。国語、数学、理科では、高校での学習内容を前倒しで履修する。

無料学習室、福岡市・天神に開設

福岡市・天神に、講師に質問もできる無料学習室ができた。学習室は、家庭教師派遣や問題集作成を手がける日本学術講師会(本社・福岡市、中村信二社長)が昨年11月に開設。本社と同じビルに約100平方メートルの部屋を借り、約70席を設けた。常駐する講師は同社の家庭教師。参考書や辞書の貸し出しも無料だ。学習室は日曜・祝日を除く午前10時~午後9時に開けている。家庭の経済事情などで、塾や家庭教師を利用していない中高生に勉強できる場を提供しようと、家庭教師派遣会社が開設した。

沖縄県竹富町 科書変更拒否 文部科学省に応じず

沖縄県竹富町教育委員会は3月24日の定例会で、文部科学省の是正要求に応じない方針を確認した。教科書変更の要求の是非について、第三者機関の国地方係争処理委員会に審査を申し立てるかどうか今後検討し、4月11日までに結論を出す。定例会は非公開で協議。終了後記者会見した慶田盛安三教育長は是正要求に応じない理由として、地区協議会が選んだ育鵬社版は事前に調査した教員の評価が低かったことや、学校現場に現在混乱がないことを挙げた。

全都立高に新教科導入へ 公共の精神や規範意識など学ぶ 

都教育委員会は3月13日、全都立高校に、公共の精神や規範意識、生き方を学ぶ新教科を導入する方針を示した。2007年度に導入済みの科目「奉仕」を衣替えする。ボランティア活動を必修化した「奉仕」では社会貢献の意識醸成に力点を置いてきたが、キャリア教育の視点も重視する。ただ、授業内容をどう変えるかは今後議論するという。14年度から有識者の検討会で内容を固めるが、導入時期は未定という。

文部科学省、教科書採択問題で竹富町に直接是正要求

沖縄県竹富町教育委員会が、採択地区協議会が選んだ公民教科書を拒否して別の教科書を使っている問題で、文部科学省は14日にも、同町教委に対し地方自治法に基づく是正要求を出すことを決めた。地方自治法は市町村の事務処理が違法状態にあり、緊急の場合には各大臣が直接是正要求できると規定。同省は採択を改めさせるため、強い対応が必要と判断した。国が市町村に直接是正要求するのは初めて。

「4・4・4」 一部の私立校で導入進む

政府の教育再生実行会議で進む学制改革の議論。小中高校を「6・3・3」で区切る現在の制度を、子供の成長の早まりに応じた形に改めるのが狙いだ。小中高一貫校の玉川学園は06年度、児童生徒の教育課程を「小1~4」「小5~中2」「中3~高3」で分け、それぞれが異なる校舎で学ぶ「4・4・4」制を導入。学習指導要領の規定を超えない範囲で独自の指導内容を採用している。中学校教員が小学生を教えるほか、異学年交流も取り入れ、学力やコミュニケーション能力の向上に取り組んでいる。