Category: 塾ニュース|サイエンス

ノーベル文学賞 ベラルーシ女性作家、アレクシエービッチ氏

スウェーデン・アカデミーは10月8日、2015年のノーベル文学賞をベラルーシの作家でジャーナリストのスベトラーナ・アレクシエービッチ氏(67)に授与すると発表した。同アカデミーは授賞理由について「様々な人々の声を同時に響かせた、苦難と勇気の記念碑となる作品」と説明した。授賞式は12月10日にストックホルムで開く。賞金は800万クローナ(約1億2000万円)。

ノーベル賞 日本の受賞者23人に

ノーベル賞はダイナマイトを発明したスウェーデンの実業家、アルフレッド・ノーベルの遺言によって1901年に創設された。物理学、化学、生理学・医学、文学、平和、経済学の6賞でそれぞれ一度に最大3人まで選ばれる。日本人は経済学賞のみ受賞していない。

2014年までの自然科学分野3賞の日本人受賞者は、1949年の湯川秀樹氏(物理学賞)に始まり、米国籍の南部陽一郎氏(2008年、同賞)、中村修二氏(14年、同賞)を含めると19人。大村智氏は20人目の受賞になる。14年までの国別受賞者では米国が断トツで250人。次点は英国の78人。ドイツが69人で続く。日本は5位だ。ノーベル財団によると、文学や平和、経済学を含めると1901年から2014年までに全世界で889の個人と団体が受賞した。

東日本以西は「暖冬」見込み 気象庁

気象庁は9月25日、12月から来年2月の天候予報を発表した。エルニーニョ現象の影響で東日本と西日本、沖縄・奄美では「暖冬」になり、日本海側では降雪が少なくなる見込み。同時発表した10~12月の3カ月予報でも全国的に気温は平年並みか高くなる予想だ。気象庁によると、エルニーニョ現象などで偏西風が蛇行しており、東日本以西では秋から冬の間、西高東低の冬型の気圧配置になりにくい。

「東ロボくん」、東大世界史模試、論述が苦手か

東京大合格を目指す人工知能「東ロボくん」が東大模試の世界史を受けた結果、60点満点でひとケタに終わったことが9月19日分かった。長い文章を読んで論述する問題で、出題者の意図をつかめなかったと分析している。あらかじめ記憶した知識を引き出して答える問題は得意だが、東大特有の長文の論述には歯が立たなかった形だ。東ロボくんは国立情報学研究所を中心に複数の研究機関が科目別に開発しており、2021年度までに東大合格を目指している。駿台予備校が作成した東大模試の世界史に挑んだ。

ネットカメラで追跡捜査…群馬大など開発

群馬大学大学院理工学府などの研究グループは9月8日、複数のカメラの映像を操作して、特定の人物や車の動きを追跡する「e自警ネットカメラ」を開発したと発表した。ネットカメラは、インターネットを通じて、街頭に設置した複数のカメラの記録映像を閲覧できるシステム。利用者はパソコンで時間と場所を指定して操作する。カメラを切り替えることで特定の人物を追跡することも可能だ。誘拐などの事件捜査や徘徊はいかい高齢者の捜索のほか、高度な防犯カメラとして企業や自治会での利用も想定している。

省エネスパコン、日本が上位

理化学研究所は、世界のスーパーコンピューターが省エネ性能を競うランキングで理研のスパコン「菖蒲」が1位に選ばれたと発表した。2、3位は高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)、5位は東京工業大のスパコンで、上位を日本が占めた。

 省エネ性能は消費電力1ワット当たりの計算速度を競う。1〜3位のスパコンは日本のベンチャー企業が演算装置や冷却システムの開発を担当した。メモリーや計算素子を基板ごと特殊な液体に浸し冷却するのが特徴。

世界最大出力レーザー、阪大が成功

大阪大学の研究チーム7月27日は、世の界最大出力2ペタワット(ペタは1千兆)のレーザー光を出すことに成功したと発表した。大型レーザー装置「LFEX(エルフェックス)」を使った。大きさは測定装置を含めて約100メートル。実験では、ランプで特殊なガラスにエネルギーを与え、レーザー光を増幅することを繰り返して出力をあげていく。レーザー光そのもののエネルギーは電子レンジを2秒動かす程度だが、1兆分の1秒間というごく短い時間に集中させることで、高い出力を達成した。レーザー核融合などの研究に使う。

スパコン「京」1位返り咲き

理化学研究所は7月14日、理研のスーパーコンピューター「京」(神戸市)が、スパコンの複雑な問題を処理する能力の国際ランキング「グラフ500」で1位になったと発表した。順位は汎用性を示す指標で、年2回更新される。京は昨年6月に初めて1位となった後、同11月に2位に落ちていた。順位は、ドイツで開かれているコンピューター研究者の国際会議で公表された。理研や東京工業大などが、京の解析方法を改良した。京は、スパコンの1秒当たりの計算回数を比べるランキング「TOP500」では今月、5回連続の4位。

前線北上遅れ、雨の期間長く 3カ月予報

気象庁は6月24日、7~9月の3カ月予報を発表した。梅雨前線の北上が遅く、全国的に雨の降る期間が長くなる見通し。降水量は平年並みか多く、気温はほぼ平年並みになるとみている。気象庁によると、太平洋高気圧はエルニーニョ現象などのため日本側への張り出しが弱い状態が続いている。影響で梅雨前線は北上が遅れ、8月に入っても平年より南に位置している可能性がある。このため東日本(関東甲信、北陸、東海)と西日本(近畿、中四国、九州)では7月、平年に比べ曇りや雨の日が多い。

前線北上遅れ、雨の期間長く 3カ月予報

気象庁は6月24日、7~9月の3カ月予報を発表した。梅雨前線の北上が遅く、全国的に雨の降る期間が長くなる見通し。降水量は平年並みか多く、気温はほぼ平年並みになるとみている。気象庁によると、太平洋高気圧はエルニーニョ現象などのため日本側への張り出しが弱い状態が続いている。影響で梅雨前線は北上が遅れ、8月に入っても平年より南に位置している可能性がある。このため東日本(関東甲信、北陸、東海)と西日本(近畿、中四国、九州)では7月、平年に比べ曇りや雨の日が多い。