Category: 塾ニュース|サイエンス

数学検定1級、13歳で合格 最年少を更新

公益財団法人「日本数学検定協会」(東京)は2日、4月に実施した実用数学技能検定で、千葉市に住む中学2年、菅原響生君(13)が、大学レベルとされる1級に合格したと発表した。これまで中学3年生(14)だった合格の最年少記録を塗り替えた。昨年11月に続く2回目の挑戦で合格。次の目標は数学オリンピックへの出場。将来は数学者かプログラマーになりたいという。

20年後の暮らし描く  科学技術白書

政府は5月20日、技術革新で変わるとされる2035年ごろの暮らしを描いた16年版科学技術白書を閣議決定した。「超スマート社会の到来」と題した特集で、人工知能(AI)やサイバー空間が現実と融合した世界を舞台に、家事を助けるロボットと暮らす家族の生活をイメージした。自動運転車購入のためネットでパーツを組み合わせて注文すると、工場で自動的に組み立てられて車が届いた。ロボットが「こんな献立はいかが」とバランスのとれた食事をアドバイスする。子どもはAIの支援を受け携帯端末で学習している。

岡山大・農研機構、オオムギ発芽時期の仕組み解明

岡山大学と農業・食品産業技術総合研究機構は、オオムギが発芽するタイミングに関わる仕組みを解明した。特定の遺伝子が種子の休眠期間の長さを決めていた。麦芽はビール醸造に不可欠で、この遺伝子の働きを調節できればビール醸造を効率化できるという。今後、品種改良などに役立てる考えだ。

電王戦 プロ棋士連敗 第2局、山崎八段「完敗」

コンピューター将棋ソフトとプロ棋士が戦う第1期電王戦二番勝負の第2局が5月21、22日の両日、大津市の比叡山延暦寺で指され、後手の将棋ソフト「PONANZA(ポナンザ)」が118手で山崎隆之八段(35)を破った。プロ公式戦「叡王戦」優勝者である山崎八段の2連敗に終わった。過去3回の電王戦は5対5の団体戦で昨年、初めてプロ棋士側が勝ち越した。今年から叡王戦優勝者とコンピューター将棋ソフト大会の優勝ソフトとの一騎打ちに変更された。

MERS感染、15分で判定 横浜市立大

横浜市立大と試薬メーカー関東化学(東京)は4月26日、中東で患者の発生が続く中東呼吸器症候群(MERS)のウイルスを簡単に短時間で検出できる方法を開発した、と発表した。現在の方法では2~3時間かかるが、15分程度で判定できるという。感染が疑われる人のたんや鼻汁を溶かした検体をキットの判定部分に2~3滴垂らすだけで判別が可能。妊娠検査薬のように、ウイルスが検出された場合は赤い線が出る。

国産ステルス機が初飛行

防衛省は4月22日、相手のレーダーに探知されにくい「ステルス」性能を持つ戦闘機の開発に向け、先進技術実証機「X―2」を初めて飛行試験した。愛知県営名古屋空港を出発し、約25分間かけて岐阜基地(岐阜県各務原市)に到着。米国、ロシア、中国に続き4カ国目となる。X―2は敵機のレーダーを吸収して反射を減らす材料を採用したり、レーダーが当たりにくい胴体形状にしたりしている。エンジンの噴射角度を自在に変え、高い運動性能を持つ。全長は14.2メートル、幅9.1メートルで機体は日の丸をデザインした。

ノーベル財団、今年の各賞発表日程示す 

スウェーデンのノーベル財団は、今年のノーベル賞発表の日程を明らかにした。生理学・医学賞は10月3日、物理学賞は同4日、化学賞は同5日、平和賞は同7日、経済学賞は同10日に発表される。文学賞の日程は後日公表される。

甲賀の学習支援教室が新設、対象拡充も

生活保護世帯の子らの学習を支援する甲賀市の事業「学んでいコウカ」が4月9日、同市水口町本丸の市水口中央公民館で始まった。市内3カ所に設けられる教室で、小学生から高校生の36人に、大学生や地域住民が学校の宿題を教えたり、一緒に夕食を食べたりして、居場所作りや規則正しい生活習慣を身につけさせることを目指す。学んでいコウカは、国の生活困窮者自立支援制度に基づいた学習支援事業で、昨夏、同公民館で1教室が開校。生活保護世帯や、困窮相談や虐待相談のあった世帯の小中学生25人が学んだ。

パワー3倍のリチウムイオン電池、開発に成功

トヨタ自動車と東京工業大学などの研究グループは、従来の3倍以上のパワーがあり、大幅に小型化できるリチウムイオン電池の開発に成功したという研究成果を発表した。研究チームはシリコンとリチウム、リン、硫黄、塩素の配分を工夫し、電流が常温で3倍、100度で10倍になるセラミックを開発し、電解質に採用した。理論上は、充電時間も短縮できるという。論文で公表した電池は厚さ1ミリ・メートル以下で、実用化するには、何層も重ねて十分な容量を持たせる必要があるという。

アルファ線でがん細胞を狙い撃ち

国立研究開発法人「量子科学技術研究開発機構」(本部・千葉市)が、アルファ線」でがん細胞を「狙い撃ち」にする転移がんの治療薬開発を始める。2022年度までの臨床研究開始を目指す。新薬は、アルファ線を放出する物質に、がん細胞だけに集まる性質を持たせたもの。基本的には静脈から注射し、血流に乗って全身に運ばれる。放射線の照射を受けると、がん細胞だけでなく、正常な細胞も傷ついてしまうが、アルファ線は体内での放出距離が約10マイクロ・メートルと短く、体内に取り込んでも正常な細胞を傷つけにくい特徴がある。