秋田大学を中心とした産学官連携で小型観測用ロケットを開発する計画が進んでいる。高層の大気中の微粒子採取や、ロケットに搭載する装置の実験などが目的で、2017年度の打ち上げを目指す。4月には人材育成や企業の参加を呼びかけるための社団法人「あきた宇宙コンソーシアム」(会長・小川信明秋田大副学長)も設立した。将来はロケットを打ち上げるベンチャー企業設立も視野に、新たな地域産業に育てる考えだ。
文部科学省によると3月9日に若田光一宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション船長に就任したことがわかった。アジア人として初の船長となる。若田光一宇宙飛行士は昨年11月のISS滞在開始以降、宇宙医学、生命科学等の宇宙実験や、米国補給船のドッキングといったISS運用等に係る様々な任務を着実に遂行してきており、船長就任後は、緊急時の判断も含めた安全の確保やISSでの全ての業務の管理等、更に重要な任務も担うこととなる。
下村文部科学大臣談話では「世界で活躍する日本人の代表として、宇宙に夢を馳せる子供達、そして科学技術や国際舞台での活躍を夢見る若者達に夢を実現する姿を見せて頂きたいと期待しています。」とエールを送った。