Category: 塾ニュース|サイエンス

イモリ、250年の謎解けた 四肢再生の仕組み判明

生物学上の250年来の謎「両生類のなかでもイモリだけがなぜ、オトナになっても四肢の再生能力を持つのか」がとけた、と筑波大などのチームが発表した。幼生期の再生能力は成体になるときに失われるが、別の新たな再生メカニズムを獲得することがわかったという。両生類は一般に、幼生期には脚を再生する能力を持つが、変態して成体になると、その能力が低下するか全く失われてしまう。しかしイモリだけは、成体になってからも繰り返し完全に再生することができる。この現象が発見されたのは18世紀中ごろで、仕組みは未解明のままだった。英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに30日、論文が掲載された。

ソバのアレルギー軽減に道筋か

ソバのゲノム(全遺伝情報)を解読することに京都大や石川県立大などのグループが初めて成功した。アレルギーの原因やもちもちした食感のカギとなる遺伝子などが一挙に明らかになり、今後の品種開発を後押しする成果だという。ソバはコメやムギと違って自分の花粉では実がつかず、昆虫が花粉を運んでくることが必要だ。世代が変わるごとに遺伝情報が変わるので品種開発が難しく、ゲノム解読も遅れていた。グループは京大が育ててきた遺伝情報のばらつきが少ない品種を使ってほぼすべてを解読、3万6千近い遺伝子を特定した。

縄文の暴力死亡率1.8%

山口大と岡山大などの研究グループが縄文時代の人骨の分析から「戦争の発生は人間の本能に根ざしたものではない」という論考を導き出した。狩猟採集によって暮らしていた縄文時代の2582体分の人骨のデータを全国242カ所から収集。うち大人1044体で傷を受けていたのは19体にとどまった。ここから、暴力による死亡率は1・8%だったと結論づけた。英科学誌バイオロジー・レターズ電子版に30日発表した。

リチウムイオン超える新型電池 京大など研究チーム開発

京都大学などの研究チームが3月28日、大量の電気を蓄えられるフッ素と金属の化合物を電極に使うことで、現在のリチウムイオン電池を超える性能の新型電池を開発したと発表した。新型電池は正極から負極側にフッ化物イオンを流して電気を取り出す。現在広く使われているリチウムイオン電池は、逆の負極から正極側に、リチウムイオンを流して電気を取り出すしくみだ。繰り返し充放電できる耐久性を高め、将来的に小型・大容量電池の実用化を目指す。

学研×アーテック「もののしくみ研究室」の発表説明会 4月に東京・名古屋・大阪の3会場で開催

株式会社学研エデュケーショナル(東京・品川区、出口鯉一社長)と株式会社アーテック(大阪府八尾市、藤原悦社長)が手を組んで、この4月よりはじまるロボットプログラミング講座「もののしくみ研究室」の発表説明会を、4月に東京、名古屋、大阪の3会場で開催することを明らかにした。

もののしくみ研究室の授業風景

もののしくみ研究室の授業風景

同講座は、昨年9月の日本経済新聞の記事をはじめ、同10月には私塾界主催の「リーダーズフォーラム」で紹介されると、全国の学習塾や学校などから多くの反響を集め、今春から導入をはじめる企業も複数ある。今回の説明会では、この夏以降に導入を検討する企業に向け、講座の具体的な内容や、導入方法について説明する。

開催日は、4月14日(木)に名古屋市中村区椿町の名鉄グランドホテル、4月19日(火)に東京都千代田区のトラストシティカンファレンス・丸の内。4月26日(火)に大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で、それぞれ開催する。説明会への参加は、事前に申込書をダウンロードの上、FAXで学研エデュケーショナル申し込む。

「もののしくみ研究室」発表説明会に関する問い合わせは、電話で03-6431-1337(学研エデュケーショナル ICTスクール事業部)へ。

 

>>申込書PDFをダウンロード

ロボット発表会申込書(私塾界)20160314

カラー電子顕微鏡、倍率7000倍に 九産大

九州産業大学(福岡市)は3月19日、7千倍の高倍率で観察できるカラー電子顕微鏡を開発したと発表した。光学顕微鏡と電子顕微鏡の画像を、独自の画像処理により高倍率でカラー化する装置を開発。システム全体で「蛍光電子顕微鏡」と命名した。光学顕微鏡は色を識別できるが、倍率が最大3千倍程度と低い。一方、電子顕微鏡は高倍率だが色を識別できない課題があった。同大によると、実用レベルとしては世界初。がん組織の病理診断などでの活用を見込んでおり、倍率を2万倍まで高め、2018年の製品化を目指す。

都心で3月21日開花、気象庁予想的中

気象庁は3月21日、東京都心で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より5日、昨年より2日それぞれ早かった。同日午前11時ごろ、開花を観測している靖国神社(東京・千代田)の標本木で、5輪以上咲いているのを同庁職員が確認した。東京都心では17日から暖かい日が続き、平年よりやや早まったとみられる。約1週間で満開になる見込み。

iPSで本物に近い角膜  阪大

大阪大の西田幸二教授らは3月9日、ヒトのiPS細胞で目の発生段階を再現し、本物に近い角膜上皮を作ることに成功したと発表した。角膜の難病を持つ患者に移植する臨床研究を来年度中に申請する計画だ。

 特殊なたんぱく質で作った「足場」の上でiPS細胞を培養した結果、4種の細胞層に自然と分かれ、バームクーヘンのように同心円状に広がる組織ができた。中心部に脳につながる中枢神経のもとになる細胞、一番外側には目の表面になる細胞ができ、その間に角膜などを作る2種類の細胞が並んだ。

 このうち角膜のもとになる細胞を取り出してシート状にし、角膜上皮を作った。ウサギ7匹の目に移植して、シートの効果で瞳が透明になることを確認した。

 iPS細胞から特定の細胞を作る技術はすでにあり、網膜の難病患者に移植する臨床研究が始まっている。今回はより実際の目の発生に近い状態で4種の細胞層を作ったため、それぞれの細胞の機能が高いという。

桜開花予想、東京21日  日本気象協会

日本気象協会(東京)は3月10日、今春の桜の開花は愛媛県宇和島市と東京都心が全国で最も早く、今月21日になるとの予想を発表した。関東以西では3月下旬から4月上旬にかけて満開となる。全国的に気温が高く、桜は順調に成長している。各地の開花時期は、九州は平年並みか平年より遅く、ほかの地域は平年並みか平年より早い見込み。4月上旬には北陸や東北南部、4月末には北海道でも咲き始めるとみている。気象協会は2月から予想を順次発表しており開花日は気温の高さを受けて次第に早まっている。

ソニー・グローバルエデュケーション ロボット・プログラミング教育キット「KOOV」を2016年夏に発売

ソニー・グローバルエデュケーション(以下、SGED)は、新たなコンセプトにもとづいたロボット・プログラミング教育キット「KOOV(クーブ)」を2016年夏に発売することを明らかにした。自由な形を作れるアーテック社のブロックと、電子基板を組み合わせたロボット教育キットだ。

ソニー・グローバルエデュケーションの礒津 政明社長

ソニー・グローバルエデュケーションの礒津 政明社長

『月刊私塾界』3月号の〈企業研究〉でも紹介しているSGEDは、誰もが簡単に教育を受けられ、競い合い学び合えるよう、アプリやサービスの枠を超えた新しい教育インフラを創り上げることを目的に2015年4月に設立された。現在、世界的に注目を集めているSTEM(Science:科学、Technology:技術、Engineering:工学、Mathematics:数学の略)教育において、ロボット・プログラミングが主要な教材として広がりを見せているが、今回リリースした「KOOV」は、SGEDが昨年秋に初等教育向けに策定した「STEM101」という、Think(思考力)、Make(創造力)、Feel(探究力)の3つの要素で構成されるの新しいカリキュラムのMake=「技術・工学を中核に、ロボット、プログラミングなどものづくりを習得する創造力プログラム」の要素を具現化した最初のプロダクトとして発表した。

KOOVは、2016年夏に商品化を予定。商品化にあたってSGEDは学校教材のトップメーカーであるアーテックと共同開発契約を締結し、製品開発をはじめている。両社のノウハウを活かし、ロボット・プログラミング教育の事業を拡大していくとしている。