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H2A、打ち上げ成功

三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月24日午後3時50分、カナダの衛星運用大手テレサットの通信放送衛星を載せた主力ロケット「H2A」29号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。発射から4時間半後に衛星を分離し、予定の軌道に入れた。H2Aの打ち上げ成功は23回連続で、成功率は96.6%(29機中28機)。国際社会の信頼を得る目安の95%を上回る。三菱重工は信頼性の高さをアピールし、欧州やロシア、米国の企業が先行する国際市場で受注獲得をめざす。

アマゾン創業者のロケット、着陸に成功

アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏は11月24日、ロケットを打ち上げ後、再利用のため着陸させることに成功したと発表した。ベゾス氏が2000年に設立した「ブルーオリジン」社は23日、テキサス州で同社のロケット「ニューシェパード」を打ち上げた。高度約100キロ・メートルの宇宙空間で宇宙船を分離した後、ロケットは高度約1500メートルで再点火、減速しながら直立した姿勢で着陸した。

「東ロボくん」、模試で私大8割「A判定」

国立情報学研究所は11月14日、人工知能(AI)「東ロボくん」が、センター模試で、平均点を上回る成績を達成したと発表した。東ロボくんの挑戦は3年目。ベネッセが作成し、実際に今年6月に行われた模試を解き、受験生と比較した。5教科8科目(計950点満点)で計511点、偏差値57,8。昨年の5教科の偏差値は47,3、一昨年は45.1。8科目のうち4科目で平均点を超え、特に、数学1A、数学2B、世界史Bの3科目では、偏差値が60超えた。私立大の約8割と国公立大33校で、「合格可能性が80%以上」のA判定になった。

アインシュタイン予言の重力波、観測装置を公開

東大宇宙線研究所などは11月6日、岐阜県飛騨市の地下に建設が進む重力波観測装置KUGURAを報道陣に公開した。重力波は、アインシュタインが約100年前に存在を予言したが、今も観測できていない。KAGURAは重力波の世界初観測を目指し、ノーベル物理学賞の梶田隆章氏らが、「スーパーカミオカンデ」に近い地下に建設した。装置は、L字形に交わるトンネル内に、レーザー光を通す長さ3Kmの管2本を渡した構造。この日は山頂から約200m地下にあるレーザー光の検出装置などが公開された。2017年度から観測が始まる予定だ。

加工肉に「発がん性認定」 IARC

世界保健機関(WHO)の外部組織、国際がん研究機関(IARC)は10月26日、ハムやソーセージなど加工肉について新たに「発がん性がある」と認定したと発表。牛や豚など哺乳動物の赤身の肉についても「恐らく発がん性がある」とした。5段階の評価で、加工肉はリスクが一番大きい「グループ1」、赤身の肉は2番目の「グループ2A」に分類された。加工肉に関しては、毎日食べる量が50グラム増すごとに大腸がんになる確率が18%上昇するという。赤身の肉は大腸がんのほか、膵臓すいぞうや前立腺のがんを引き起こす危険が認められるという。

睡眠、学習に効果  筑波大がマウスで発見

 筑波大などのチームがマウスを使い、「レム睡眠」によって、学習や記憶の形成を促進する特定の脳波が強まることを10月22日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。チームは脳で睡眠と覚醒に関わるとされる部位を詳しく調べ、レム睡眠とより深いノンレム睡眠を切り替えるスイッチ役をしている神経細胞を発見。この働きを人工的に操作できるマウスを開発した。睡眠中のレム睡眠の回数や長さを変えて実験したところ、レム睡眠を減らすと、学習や記憶の形成に関わる脳波が弱まった。逆にレム睡眠を増やすと脳波が強まった。

中部大、500メートルの超伝導送電に成功

中部大学(愛知県春日井市)は10月6日、北海道石狩市にある実証実験施設で、電気抵抗ゼロで電気を送る500メートルの超伝導送電実験に成功したと発表した。合金をマイナス200度程度の超低温に冷やすことで電気抵抗がゼロになる「超伝導」現象を利用。合金の送電ケーブルを液体窒素で冷やし、電気を送る仕組みだ。
実証実験では、ケーブルを包む配管を2重にして外側と内側の間を真空にして液体窒素の温度上昇を防いだり、ケーブルをらせん状にして低温で切れにくくしたりすることで、500メートルの超伝導直流送電に成功。

ノーベル文学賞 ベラルーシ女性作家、アレクシエービッチ氏

スウェーデン・アカデミーは10月8日、2015年のノーベル文学賞をベラルーシの作家でジャーナリストのスベトラーナ・アレクシエービッチ氏(67)に授与すると発表した。同アカデミーは授賞理由について「様々な人々の声を同時に響かせた、苦難と勇気の記念碑となる作品」と説明した。授賞式は12月10日にストックホルムで開く。賞金は800万クローナ(約1億2000万円)。

ノーベル賞 日本の受賞者23人に

ノーベル賞はダイナマイトを発明したスウェーデンの実業家、アルフレッド・ノーベルの遺言によって1901年に創設された。物理学、化学、生理学・医学、文学、平和、経済学の6賞でそれぞれ一度に最大3人まで選ばれる。日本人は経済学賞のみ受賞していない。

2014年までの自然科学分野3賞の日本人受賞者は、1949年の湯川秀樹氏(物理学賞)に始まり、米国籍の南部陽一郎氏(2008年、同賞)、中村修二氏(14年、同賞)を含めると19人。大村智氏は20人目の受賞になる。14年までの国別受賞者では米国が断トツで250人。次点は英国の78人。ドイツが69人で続く。日本は5位だ。ノーベル財団によると、文学や平和、経済学を含めると1901年から2014年までに全世界で889の個人と団体が受賞した。

東日本以西は「暖冬」見込み 気象庁

気象庁は9月25日、12月から来年2月の天候予報を発表した。エルニーニョ現象の影響で東日本と西日本、沖縄・奄美では「暖冬」になり、日本海側では降雪が少なくなる見込み。同時発表した10~12月の3カ月予報でも全国的に気温は平年並みか高くなる予想だ。気象庁によると、エルニーニョ現象などで偏西風が蛇行しており、東日本以西では秋から冬の間、西高東低の冬型の気圧配置になりにくい。