弘前大学(青森県弘前市)の「ひろだいナビゲート・キャラバンin函館」が5月7日、函館市で開かれた。この日はホテルを会場に、医学部保健学科、人文社会科学部など4学部の教員が30分ずつ模擬講義を行い、道南の高校出身の現役弘前大生が、大学での勉強や学生生活について体験を披露。各学部と学生生活や奨学金制度の相談コーナーを設けて、高校生や保護者の質問に答えた。会場には高校生と保護者ら約170人が訪れた。今春の入学生1340人のうち北海道出身者は383人で、道南からは40人だったという。
インド工科大学(IIT)ボンベイ校が、他大学の教員向けオンライン講座を無料で開いている。「Train 1000 Teachers(1千人の教員養成)」。IITボンベイ校は2009年からこう名づけた教員向けオンライン講座だ。地方を中心とした国内各所に設けた「リモート・センター」と自校をオンラインで結び、センターに集まった近隣の大学など教育機関に属する教員に対し、原則40時間にわたって学生に対する教育ノウハウ等を伝える。インド政府支援のプロジェクトだ。
コンピューター科学などエンジニアリング関連や建築、医薬など講座の対象は幅広い。13年からは同じIITのカラグプール校と連携。300カ所を超えるリモート・センターで年4回開く講座を通じ、毎年2万人以上を養成できる体制を整えた。