Category: 塾ニュース|大学

「鹿屋アスリート食堂」 鹿屋体育大

鹿屋体育大(鹿児島県鹿屋市)の「鹿屋アスリート食堂」は、同大学と飲食店運営のバルニバービ(大阪市)と鹿屋市が組んだプロジェクトだ。同大学でスポーツ栄養学を教える長島未央子講師が、バランスの良い食事を提供し、健康な体づくりを支援したいと考えたのが今年4月の食堂誕生のきっかけ。バルニバービからの受託研究という形で、大学が学生の食について調査した。その結果をもとに大学はメニューを監修し、鹿屋市が市内で生産する野菜などの調達で協力する産学官の連携だ。

意欲測る入試、大学7割が困難視 朝日新聞・河合塾調査

朝日新聞社と河合塾の「ひらく 日本の大学」調査で、大学の7割が、学習意欲や、どんな高校生活を送ったかなど、能力を総合的に評価することが困難だと考えていることが分かった。調査は4~7月、全国の745大学(短大、通信制、大学院大学を除く)を対象に実施。81%に当たる607大学が回答した。そのうち、「学生の学習意欲を十分に測ること」について69%が「非常に困難」「困難」と答えた。また、「学生の能力を適切に測る方法を開発できているか」についても、「非常に困難」「困難」とする回答が、69%に上った。

ソフトバンクのサイバー大学、他校と単位互換 まず千葉工大

ソフトバンクグループでオンライン授業を運営するサイバー大学(福岡市)は他大学と単位互換に乗り出す。第1弾として千葉工業大学と提携する。今秋から千葉工大の学生がサイバー大の授業を受講できるようになり、自校の単位として修得できる。サイバー大は今後、提携先を広げてオンライン授業の普及につなげる。サイバー大は2007年に開校し、パソコンやタブレット端末、スマートフォン(スマホ)を通じてすべての授業をネットのみで行っている。学生は約1300人で約7割が社会人という。

東大・京大・東工大・早大・慶大の5大学院、ナノテク分野で連携講義

東京大、京都大、東京工業大、早稲田大、慶応大の5大学は8日、ナノテクノロジー(超微細技術)の分野で大学院の学生が各大学間で相互に単位を取得できる連携講義を始めると発表した。9月中旬から順次開始する。今年度は東大と京大のキャンパスで無料通話ソフト「スカイプ」などを使って遠隔講義を行い、ナノテクノロジーを使った新素材や細胞の解析などの15科目でスタートする。来年度以降は他の各大学のキャンパスでも講義ができるようにし、対象の講義も増やす。国際的な人材を育てるため、講義は英語を中心に行う。

東京女子大  卒業生のみ挙式ができるチャペル

チェコ出身の建築家、アントニン・レーモンドは日本に長く滞在し、大正から昭和にかけて近代建築の傑作を手がけた。そのレーモンド建築が7棟ある東京女子大学(東京・杉並)キャンパスは、建築ファンには聖地の一つ。1938年(昭13年)築のチャペルは、祭壇の後方の壁にステンドグラスで大きな十字架を描いており、採光によって神秘的な空間を演出している。東京女子大は有料ガイドツアーのほか、年間14日間の一般見学日を設け、職員が1時間ほどかけてレーモンド建築を案内している。チャペルで挙式できるのは卒業生のみ。年間20人ほどが母校の祭壇で愛を誓っている。

筑波大 IOC設立の大学院と連携

筑波大は7月26日、国際オリンピック委員会(IOC)などが共同で設立したスポーツマネジメント大学院「AISTS」(スイス・ローザンヌ)と連携協定を結び、東京都内で調印式を行った。2020年東京五輪パラリンピック招致に際して、日本が提唱した国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」の一環で、国際的な人材の養成を目指し、2015年10月には新たな修士課程プログラム「つくば国際スポーツアカデミー」を開講する。

広島大学 「ひろしま医工連携・先進医療イノベーション拠点」

広島大学「ひろしま医工連携・先進医療イノベーション拠点」の「実車シミュレーター」はクルマの前方にスクリーンを吊り、運転風景を映す。一般的なシミュレーターと異なるのは、人間の生体情報を医学的に分析する点だ。現在進行中のある研究では、医学研究で使う脳波計をドライバーに装着してもらい、ブレーキ操作、歩行者の横断といった様々な要因によって生じる脳波の変化をデータとして蓄積する。感覚や感性を客観的な分析が可能なデータとして収集し、理論化することで、魅力的で運転しやすいクルマの設計につなげる。

工学院大が先進工学部 来春新設

工学院大学(東京・新宿)は2015年4月、「先進工学部」を新設する。薬学や農学、物理学などを学ぶ学科を設置。工学系に強い同大学の特長を生かし、医薬品の量産化技術の開発などを目指す。海外体験をしやすいように授業期間も4学期に区切る。創薬などを学ぶ生命化学科、バイオサイエンスについて学ぶ応用化学科など5つの学科を設ける。初年度は合計で365人を募集。グローバルエンジニアリング学部など既存の一部の学部・学科は、機能を先進工学部に集約し廃止する。

関西大、2016年夏に梅田に新キャンパス開設

関西大は7月16日、2016年夏に大阪市北区鶴野町に新たにキャンパスを設けると発表した。大学院の臨床心理学の教育・研究拠点とするほか、社会人向けの講座を開く予定。新キャンパスは阪急梅田駅の東側徒歩約4分。阪急不動産が所有する約800平方メートルの土地を購入、ビルを建設する。関大はまた、大阪市北区長柄西1丁目の「天六キャンパス」の約9千平方メートルの土地などを、同社に約40億円で売却する。楠見晴重学長は「梅田は利便性が高い。他大学の拠点も集まっており発展が期待できる」としている。

金メダリスト室伏広治、東京医科歯科大の教授へ

陸上男子ハンマー投げのアテネ五輪金メダリストで中京大准教授の室伏広治(ミズノ)が国立大の東京医科歯科大に移籍して教授に就任する。同大学が16日に会見して発表した。スポーツ医歯学とスポーツ科学を融合してスポーツ障害の予防などに取り組む国内初の拠点大学を目指して10月に立ち上げる「スポーツサイエンスセンター」のセンター長に教授として就任する。ミズノにはそのまま在籍し「混合給与」となる。