Category: 塾ニュース|大学

2年連続で志願者数TOPになった近畿大学の卒業式

7,000人を越える卒業生を迎えた近畿大学卒業式

7,000人を越える卒業生を迎えた近畿大学卒業式

2年連続で志願者数TOPになり、ますます注目を浴びている近畿大学(大阪府東大阪市)。同大学の卒業式が3月20日(金)に挙行された。今回は「女性に優しい卒業式」を一つのテーマに、女子学生の着付けの時間を考慮して、開始を例年より1時間繰り下げ、学内に着付けスペース、メイクを行うパウダールーム等を設置するなどし、同大学の常に新しいことにチャレンジする姿勢を見せる。

名誉学位記を授与される竹本住大夫氏(左)と塩崎均学長

名誉学位記を授与される竹本住大夫氏(左)と塩崎均学長

7,000人を越える卒業生を迎える卒業式では、数多くの来賓も出席。同学の卒業生で、人間国宝であり、文化勲章を受章した竹本住大夫氏が出席。竹本住大夫氏は、近畿大学の前身である日本大学大阪専門学校 を昭和 19 年(1944 年)に卒業した。戦時中に卒業証書を焼失されたとのことから、この度、記念の品として卒業証書のレプリカを贈呈した。

卒業生にエールを送る堀江貴文氏

卒業生にエールを送る堀江貴文氏

さらに、式の終盤には、スペシャルゲストとして実業家の堀江貴文氏が登場。堀江氏の一挙手一投足を逃さないようにと、場内の緊張感を高まる。堀江氏は自らの経験を時間いっぱいに語り、「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ」という言葉で締め括った。

岐阜県と岐阜大「県食品科学研」設置へ

岐阜県と岐阜大は3月20日、防災、医療、畜産などの連携に加えて、新たに県産業技術センター食品部と同大応用生物科学部と連携させて、同大内に県食品科学研究所(仮称)を設置することで基本合意した。同研究所は、健康食品や医薬品分野での企業ニーズに応えようと設置するもので、今年9月に新たな協定書を締結して、2018年度中の開所を目指す。大学内に県の食品研究所を設置するのは全国初で、県は「企業誘致にもつなげたい」としている。

大卒就職内定率、86.7%

文部科学省と厚生労働省葉3月20日、今春卒業予定の大学生の就職内定率(2月1日現在)は前年同期を3.8ポイント上回る86.7%で、年連続4で改善された、と発表した。女子は88.3%(前年同期比4.6ポイント増)で、比較できる1997年以降で最高となった。男子は85.3%(同3.1ポイント増)だった。文系は86.2%で前年同期から5.0ポイント増えたのに対し、理系は88.7%で2.0ポイント減だった。リーマン・ショックの影響が本格化する前の2009年(86.3%)とほぼ同じ水準だった。62校を抽出して調査した。

姜尚中氏が聖学院大学長辞任へ

聖学院大学(埼玉県上尾市)の学長を昨年4月から務める姜尚中氏(64)が今月31日付で辞任することが分かった。5年間の任期途中での辞任は、今月16日の臨時理事会で承認された。大学関係者によると、学校法人聖学院の阿久戸光晴理事長との間で、大学運営を巡る意見の相違があったという。姜氏は東大名誉教授で、テレビ番組への出演やベストセラー「在日」などで知られる政治学者。

ウコン含む飲料「琉大ゴールド」

琉球大学はウコンの栽培試験や選抜を繰り返し、肝機能の改善効果があるとされる成分「クルクミン」を豊富に含む品種を開発し、2012年に「琉大ゴールド」として品種登録した。琉大ゴールドを使った商品の一つが、居酒屋やコンビニエンスストアなどに置かれている生搾りウコンドリンク「翌ケロGOLD」。

東大 ケンブリッジ大、オーストラリア国立大、北京大の3校と戦略提携

東京大学は3月18日までに、ケンブリッジ大、オーストラリア国立大、北京大の3校と全学規模で交流を深化させる「戦略的パートナーシップ」協定を結んだ。東大はこれまで、プリンストン大とのみ同協定を結んでいた。教員交換や学生の相互留学、先端研究分野での共同プロジェクトなどを通じ、東大が国際競争の中で遅れず、勝っていくことを目指す。昨年10月に英教育専門誌が発表した「世界大学ランキング」で東大は23位。同5位のケンブリッジ大は5位。オーストラリア国立大は45位、北京大は48位。

名城大バイオリマテリアル創製センター

名城大学のバイオリマテリアル創製センターは二酸化炭素(CO2)やメタンといった地球温暖化の原因物質を資源にする研究に取り組んでいる。研究室の一室に並ぶ鮮やかな緑色の液体のもとは「シアノバクテリア」と呼ぶ光合成をする細菌の仲間だ。遺伝子を操作し、光が当たるとCO2を吸収してエチレンを作るようにした。温暖化ガスを削減するのではなく、積極的に利用してやろうと発想を転換した。樹脂や繊維など様々な化学品の原料となるエチレンや燃料の製造を狙っている。

山梨大のワイン人材養成プログラム

山梨大のワイン人材育成プログラム「ワイン・フロンティアリーダー養成プログラム」の概要が3月16日に公表された。教育課程は1年で、総授業時間数140時間。ワインの新ブランド化、高品質ワイン製造、国際競争力強化の学びの分野に分かれる。醸造学のほか、ラベルのデザイン学、ワイン法律学、ワイナリー経営学などについて、同大教授のほか酒造組合、一般企業からも講師を招く。2月ごろに、オーストラリアのアデレード大学への研修も設ける。

コンドルが設計の清泉女子大本館が100年

英国人建築家ジョサイア・コンドル(1852~1920年)が設計した清泉女子大本館(品川区東五反田)が4月で落成100年を迎える。同大は3月末から、落成100年を記念して、同館の写真コンクールを初開催する。同館は普段、一般の入構ができないため、写真コンクールでは、3月末~6月に計12日間、撮影用の「特別公開日」を設ける。4月5日には記念イベントも行い、一眼レフカメラの無料貸し出しやプロ写真家による技術指導も受けられる。建物の見学ツアーなども受け付ける。

立命館大学国際関係学部、これからのグローバル教育についてのシンポジウムを開催

在学生と交えた行われた活発なパネルディスカッション

在学生を交え行われた活発なパネルディスカッション

立命館大学国際関係学部は3月4日(水)、「英語による学部専門教育は日本の大学をどう変えるか」をテーマにシンポジウムを開催した。同学部は国際化拠点整備事業への採択を受けて、2011年に英語のみで卒業可能なグローバル・スタディーズ専攻を設置。2015年3月に初めて卒業生を輩出する。それにあたり、2010年に同じく英語による学位プログラムを設置した早稲田大学政治経済学部を招聘し、同イベントを催すことになった。

スーパーグローバル大学(SGU)創世支援スタートによって、英語で学ぶ専攻の設置をはじめとした大学の国際化の進展が期待されており、学習塾・予備校業界においてもその時流に合わせた動きが現れつつある。同イベントでは、同学部で学んだ留学生、日本人の生徒がパネルディスカッションに登壇するなどし、立命館大学国際関係学部の成果を垣間見られる機会となった。