Category: 塾ニュース|大学

朝食の習慣を 各大学で取り組みが始まる

大阪大学は4月9日から、豊中キャンパス(豊中市)の学生食堂で無料朝食を始める。ケロッグと連携し、同社製品のシリアルと果物、乳製品などのセットを提供。今月末までの平日午前8~10時に、1日200食を学生に無料で提供。実際は300円ほどかかるが、ケロッグがシリアルを寄付したほか、残りの費用は保護者や卒業生の寄付による基金から約100万円を充てた。学食で朝食を無料または100円で提供するサービスは関西では、1~2年前から立命館大など私立を中心に広がった。
東京経済大(国分寺市)では8日、「100円朝食」がスタートした。大学の父母の会が補助し、昨年度、期間限定で提供。今年度は土日曜を除く授業日に100食限定で実施することになった。この日のメインのおかずはシューマイにキャベツを添え、ご飯に豚汁、それに切り干し大根やひじき煮、ホウレン草のごまあえなどから選べる小鉢が二つ。メインのおかずは日替わりで、サワラの西京焼きやサケの塩焼き、から揚げ、コロッケ、肉団子などが並ぶ。都内では駒沢大や明治大で今年度も100円朝食をする予定だ。

欽ちゃん 駒大入学式に出席

駒沢大仏教学部の社会人入試に合格したコメディアンの萩本欽一さん(73)が4月8日、東京都世田谷区の同大キャンパスで開かれた入学式に出席した。会場には、黒いスーツ姿に通学用に新調した青い背負いかばんを持参して現れ、式典では合掌するなど仏教系大学ならではの光景も見られた。入学式終了後の記者会見で「学校に通って学ぶことを通して何か新しいことが生まれたら」と語った萩本さん。「すてきな若い人たちと出会いたい」と、新生活に期待を膨らませていた。

大和大学、学習塾講師のアルバイト説明会を開催

20150410
大和大学(大阪府)は、4月9日、4月10日の2日間に渡り、同大学の学生を対象とした、学習塾講師アルバイト個別相談会を開催した。大和大学では西日本の私立大学では初となる小・中・高(国・数・英)教員養成の本格的な教育学部を有していることもあり、出展した学習塾も10社を越え、関係者からの注目の高さが伺えた。相談会に参加した企業は以下の通り(あいうえお順)。

 株式会社アップ、株式会社ECC、株式会社ウィルウェイ、株式会社関塾、株式会社京進、自分未来きょういく株式会社、株式会社城南進学研究社、株式会社成学社、株式会社創学社、株式会社TRGネットワーク、株式会社パーソナルサポート

多摩美術大 卒業生に発表の場アキバに

多摩美術大学が運営するギャラリー「アキバタマビ21」は、東京・秋葉原の電気街にほど近い文化芸術拠点「アーツ千代田3331」(東京都千代田区)内にある。2010年、廃校を再活用したアーツ千代田の開館と同時に設立。卒業後の若手芸術家のキャリア形成支援を目的に、年間約8回のグループ展を開く。参加作家のおよそ8割は同大・大学院の出身で、20代後半が中心。大きな特徴は作家自身が展覧会を企画運営することだ。大学からの援助金は1回あたり30万円。出展者は予算内でイベントや広報物、作品輸送などにかかる費用を賄う。

電通大が4足ロボを開発

電気通信大学の明愛国教授らはネコをまねて素早く動く4本足ロボットを開発した。ロボットは大人のネコ程度の大きさで、重さは1.7キログラム。ネコが歩く映像から動きを解析し、足にバネを組み込んだ。前脚と後ろ脚を前後に動かし、時速約3.5キロメートルを達成した。今はネコの早歩きと同程度だが、今後は足の運びを工夫してさらに速める。ケーブルを使わず、電池でも動くようにしたいという。災害現場でがれきを飛び越える捜索ロボットを目標に、3年以内に1メートルの段差でもジャンプできる性能をめざす。

和歌山大が高専と単位互換協定

和歌山大システム工学部(和歌山市)と和歌山工業高等専門学校(御坊市)は3月26日、単位互換に関する協定を結んだ。単位互換は高専生の大学編入を円滑にし、地域の産業を担う人材を育成する狙いがある。和歌山大への編入者は例年数人で、今春は4人の和歌山高専生が編入する。和歌山大は今回のような単位互換制度の拡大で、和歌山高専生の編入者数を10人程度に増やしたいとしている。同学部が高専と単位互換するのは初めてで、和歌山高専の学生は4月から同学部の授業を履修し単位を取得できる。

文教大、URの足立区花畑団地に新キャンパス

文教大学学園(東京・品川)は3月26日、東京都足立区北部の花畑地区に新キャンパスを開くと発表した。都市再生機構(UR)の花畑団地の用地をURから52億円で土地を取得した。2020年4月をめどに開校する。面積は約4万7300平方メートルで、東武スカイツリーライン谷塚駅から東に徒歩13分。設置する学部は未定。学生数は最大で4700人程度となる見込み。同大は埼玉県越谷市と神奈川県茅ケ崎市の2キャンパスに7学部を持ち、計約8600人の学生が通う。少子化で学生の確保が難しくなる中、都内に進出することで知名度を高める。

岩手大、冷凍「漁師の鯖寿司」

岩手大は岩手県久慈市漁業協同組合と冷凍の鯖寿司を共同開発した。岩手県三陸沖で水揚げした鯖と、冷凍しても固くならず粘りが残る県独自の米品種「きらほ」を原材料に使う。「漁師の鯖寿司」と名づけた。久慈市は東日本大震災の津波で大きな被害を受けたが、鯖の水揚げは平年並みに回復した。昨年2月から東北限定で店頭販売を始めた。久慈市漁業協同組合のホームページでインターネット販売もする。価格は送料別で1箱1350円(税込み)。

弘前大が16年度から改組へ

弘前大は3月19日、2016年度から、理系の定員を90人増やし、文系を150人減らすなどの学部・学科の改組の構想を発表した。全学部の定員は1382人から1322人と60人減る。文部科学省の審査を経て、7月ごろには正式に決まる見通しだという。

大阪医科大と大阪薬科大経営統合 来年4月

大阪医科大(大阪府高槻市)と大阪薬科大(大阪府高槻市)は3月21日までに、それぞれを経営する学校法人が合併契約を結んだと発表した。2016年4月に統合して新法人「大阪医科薬科大学」となる。契約は19日付。