Archive for: 2月 2015

総務省統計 人口移動報告 東京圏流入10万人超す

総務省統計局が2月5日、2014年の住民基本台帳に基づく人口移動報告を公表した。都道府県で転入が転出を上回ったのは東京の7万3280人が最も多く、埼玉、神奈川、千葉、愛知、福岡、宮城の順。転出超過は北海道が8942人と最多で、静岡、兵庫と続いた。13年に転入超過だった大阪と沖縄は転出超過になった。東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)は10万9408人の転入超過となり、人口集中が進んでいる。

サードウェーブコーヒーのエース 東京上陸

米西海岸で生まれた「サードウェーブコーヒー」のエース「ブルーボトルコーヒー」の日本1号店が2月6日、東京・清澄白河でオープンした。ブルーボトルは、コーヒー豆の品質や抽出方法にもこだわるサードウェーブの本場、米サンフランシスコで2002年に創業。青いボトルのマークとシンプルな店内の雰囲気で人気になった。米国で16店舗を展開し、日本が初の海外進出。3月7日に都内の青山、その後、代官山でも店を構える。サードウェーブの考え方は日本にもすでに浸透している。米国や豪州などのコーヒー文化に触れた若者が開業したり、熱心な店主が視察に出かけたりしているからだ。

教師対面授業が主役、ICT利用は補完的に 栄光ゼミナールが保護者に意識調査

2014年9月、栄光ゼミナールはICTの教育活用について、サイバーエージェントグループ・株式会社STRIDEが運営する、女性向けクラウドソーシングサービス「Woman&Crowd」と協力して全国500人の母親を対象にインターネットによるアンケート調査を実施。20の質問が設けられたアンケートを通し、母親がICTの教育活用に関してどのような意識を持っているかが考察された。

文部科学省の方針「2020年には1人に1台のタブレット」を与えることについて認知している母親は、わずか21.8%しかいない結果になった。その一方で、その方針については「賛成」「どちらかといえば賛成」を合わせると、63.6%の母親が支持をしているという結果に。認知を広める努力の必要性は感じるが、期待度の高さは感じられる結果となった。

政府方針を知っているか

ICT機器を学習に使用するとき、使用に適している場所はどこかという質問には、76.4%が学校、75.2%が家庭(居間)と回答(複数回答可)。その反面、家庭(子供部屋)の回答が9.8%にとどまっていることから、栄光ゼミナールは、教師や親の目の届くところで使用させたいとの考えが浮かび上がると述べる。しかし注目すべきは、学習塾と回答した母親が35.8%にのぼることだろう。学習塾に対するICT活用教育への期待値の高さが伺え、今後の学習塾の取り組みに示唆を与えている。

 

ICT機器の使用場所

ICT機器の利用については、対面型の授業をベースとして、その補完的役割を担ってほしいと考える母親が68%いるという結果が出ている。その反面、ICTのみやICTを主役にした授業は、8%にとどまり、家庭での予復習に利用の意見も9%にとどまっていることから見ると、母親の大半は、教師によるクラス制の対面指導という従来の学習法を希望していることがわかる。

「希望する学習サービス」の質問では、母親は平均すると1人当たり3.7個の学習サービスを選択している(複数回答可)。最も多かったのは「インターネットを使っていつでも自由に質問できる」で49%。反対に「e-learningによる教科指導」は18%と低く、「教師対面授業が主役でICTは補完的に」の声が強いのではないかと栄光ゼミナールは分析している。また、そのような中、「e-learningによる英会話」の44%、「英単語・語句・知識の暗記」の32%は注目される数値だとも栄光ゼミナールは述べる。

 

03_希望する学習サービス

栄光ゼミナールは今年度からiPad miniを使った学習指導を導入している。そこで栄光ゼミナールは、今回のアンケートの回答者にそのPRのホームページを視聴してもらった上で、感想も聞いている。その結果、約半分の48%が「関心が湧いた」「少し湧いた」と回答。この結果から、栄光ゼミナールは、学校や学習塾での導入例も少なく、まだ理解されていないと分析。ソフトや指導法の開発はもちろんだが、保護者へのわかりやすい説明やPRが必要とコメントしている。

科学の甲子園、出場47校決まる

科学技術振興機構が2月4日、高校生が学校対抗で科学の力を競う第4回科学の甲子園全国大会に出場する47校を発表した。大会は3月20~23日。過去3回は兵庫県西宮市で開催していたが、今回は初めて茨城県つくば市で開く。都道府県予選には過去最多の618校が参加。全国大会には各校6~8人が出場する。筆記問題のほか、1時間以内に充電式の小型ロープウェーを作ってタイムを競う実技もある。

低脂肪の豚肉 千葉大

千葉大学発ベンチャーのサーマス(千葉県市川市)が開発した低脂肪の豚肉「ノンメタポーク」が取扱店を増やしている。2013年5月に発売して以来、各地の飲食店に加え、2月にはレシピサイト「クックパッド」でも取り扱いを始める。ノンメタポークは内臓脂肪を減らす特殊な発酵飼料を食べて育った豚の肉。赤身に対する脂肪の割合が低く、通常よりもビタミンB1を豊富に含む。脂身の融点が低いため口溶けが良く、くどくないのでさまざまな料理にも使いやすい。

「UCCコーヒーアカデミー」を東京・御成門に4月開校

UCCホールディングス(HD)は「UCCコーヒーアカデミー」を東京都港区新橋の東京本部の1階を改装し、4月10日に開校する。一般消費者からカフェの経営者までがコーヒーに関する専門知識や抽出技術などを有料で学べる。神戸市の本社内に同様の施設があるが、関東への開校要望に応える。

音楽を聴きながら勉強 中高生5割超

ベネッセ教育総合研究所が昨年、全国の中高生に自宅で勉強している時の「ながら行動」について複数回答で聞いたところ、中学生(約3200人)の53.5%、高校生(約6300人)の69.2%が「音楽を聴きながら」勉強していると答えた。次に多かったのは、中学生は「テレビを見ながら、聞きながら」(43.8%)、高校生は「メールやチャットを書きながら」(37.5%)だった。高校生の31.3%は、チャットやSNSサイトを見ながら勉強しているとも回答。「あてはまるものはない」は中学生で23.5%、高校生は14.4%だった。

香川県 独自の奨学金制度で地域活性化を狙う

香川県は大学卒業後、県内に戻って就職すれば一定額を免除する独自の奨学金制度を導入した。卒業後、県内の企業などで3年以上働けば、奨学金(四年制大学で月額3万―6万4000円)のうち、月1万5000円分、最大で計72万円の返還が免除される。戻らなかった場合は全額を返済する。今春、進学予定の高校生などのうち、この奨学金制度を申し込んでいるのは122人。昨春、卒業生が出た短大や専門学校などでは、利用者32人のうち9人が地元に戻った。国も地方創生の一環で同様の制度導入を他の自治体に促している。

依存傾向にある中高生の15.5%が「知らない人と会った」 都内警視庁調査

警視庁は1月31日までに、東京都内の小中高校生の携帯電話の利用状況についてアンケート結果を公表した。中学生の約3割、高校生の約4割が携帯電話に依存する傾向があった。依存傾向にある中高生の15.5%がネットで知り合った相手と実際に会ったことがあると回答した。同課が昨年7月1~20日、東京都内の小学5.6年生、中学2.3年生、高校2.3年生の児童・生徒3311人と、保護者2594人を対象にアンケートを行った。携帯電話もしくはスマートフォン(スマホ)を持つのは小学生が64.5%、中学生が81.5%、高校生が95.7%だった。

学習習慣が身につく漢字教材 漢検より発売

公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市下京区/代表理事:髙坂節三)は、漢字を学びはじめた子供たちや漢検合格を目指す受検者向けの入門編の問題集『いちまるとはじめよう!わくわく漢検』シリーズ全6 冊を2015年2月初旬より書店にて発売する事を発表した。このシリーズは、漢検の問題集で初めてキャラクター「いちまる」が登場。子供のうちに身につけたい日々の学習習慣と、すべての学力の基本となる語彙力を同時に修得するための工夫随所にちりばめられている。主な特長は3点あり、1日わずか10分で、学習習慣が身につく漢字教材。二つ目は「生きものの漢字」「季節の漢字」などテーマ別に配列し、日常生活とのつながりから漢字を学べる構成。三つ目が、楽しいシール・遊びのページが盛りだくさん。となっている。いちまる5~10級
価格は各級 本体750円+税。販売に関するお問い合わせ先は公益財団法人 日本漢字能力検定協会のフリーコール:0120-509-315まで。