Archive for: 9月 2015

千葉大「国際教養学部」概要発表

千葉大は9月2日、来年4月に開設する「国際教養学部」の概要を発表した。1学年定員90人に絞り、留学やフィールドワークなど海外での学習、活動を義務づけて、グローバルな人材を育成する。教員は外国人7人を含む46人。2年次の後半から、地球規模の環境問題や現代日本の分析など三つの専門科目を必修とする。入試の2次試験は、文系、理系でそれぞれ得意な科目が選択できる「通常型入試」(80人)と、小論文と英語面接だけの「特色型入試」(10人)に分けて行う。

7月実質賃金、2年3カ月ぶりプラスに

厚生労働省が4日9月発表した7月の毎月勤労統計(速報)で、物価による影響を差し引いた賃金の変化をみる実質賃金指数が前年同月比0・3%増と2年3カ月ぶりにプラスに転じた。春闘による賃上げに加え、消費増税から1年以上過ぎて物価上昇が鈍化したため。パートを含む労働者がもらう1人あたり平均の現金給与総額は、前年同月より0・6%増の36万7551円だった。

アクティブラーニング積極的な学校は好成績 全国学力テスト

今年4月に実施された全国学力調査で、子どもが話し合いや発表などを通じて主体的に学ぶ「アクティブラーニング」をよく行った小中学校ほど、平均正答率が高い傾向が浮かんだ。それぞれの学校の国語、算数・数学、理科の成績と併せて分析した。例えば小6国語Bでは、「よく行った」と答えた学校の平均正答率が67・3%だったのに対し、「あまり行っていない」では63・7%。「全く行っていない」は59・3%に下がり、アクティブラーニングを行っている学校ほど成績が良かった。他教科も同様だった。

11月に最も多く食べる野菜はダイコン…2位タマネギ 厚労省調べ

厚生労働省は、11月に国内で多く食べられている野菜のランキングを初めて公表した。同省は「国民健康・栄養調査」をもとに、2012年11月のある1日に、約3万2000人が食べた野菜の量を分析した。平均摂取量はダイコンが33.8グラムで最多で、タマネギの31.6グラム、キャベツの26.9グラムが続いた。1日に食べる人の割合が高いのは、ニンジンの77%、タマネギの65%、ダイコンの51%の順だった。様々な料理に使われるニンジンが多くの人の口に入る一方で、1回の料理で使われる量が多いダイコンが摂取量で最多となったとみられる。

米グーグルのロゴ刷新

米グーグルはこのほど、同社の新たなロゴを発表した。新ロゴとして採用されたのは、「ひげ」と呼ばれる飾りを付けない「サンセリフ」の書体。色を明るく、線を太くして、縮小した状態でも見やすくした。同社が先月、設立を発表した持ち株会社「アルファベット」のロゴに似ている。さらに一文字だけを表示するアイコン用として、4つの色をつけた大文字の「G」が登場。処理中に表示される4つの「動く点」も導入された。

公立学校のPC、6.4人に1台 電子黒板は9万573台

文部科学省が8月31日、公立学校のコンピューターは子ども6・4人に1台の割合で整備されており、このうちタブレット型は約15万台でこの1年間に倍増した、と発表した。調査は、全国の公立小~高校などを対象に3月1日現在で実施。コンピューターの整備状況は1年前の「6・5人に1台」からわずかに向上した
電子黒板は9万573台(前年8万2528台)が整備され、普通教室への校内LAN整備率は86・4%(前年85・6%)。教育用コンピューターのうちタブレット型は8・1%(前年3・8%)を占めた。

来年度予算 概算要求、最大の102兆4000億円

政府の2016年度の予算編成と税制改正の作業が本格化する。各省庁は8月31日、財務省に予算の概算要求と税制改正の要望を出した。予算の要求総額は102.4兆円程度と過去最大。財務省は97兆円程度に絞り込む考えで、年末の決着に向けて予算獲得を巡る攻防が激しくなりそうだ。

年賀状にウェブ限定デザイン 来年用 日本郵便

日本郵便は8月31日、2016年用の年賀はがきの販売要領を発表した。ウェブサイトを通して「ハローキティ」「スーパーマリオブラザーズ」「ふなっしー」などのキャラクターを使った限定デザインの年賀はがきを購入、発送できる新サービス「ウェブキャラ年賀」を始める。新サービスの受付はパソコンが9月29日から、スマートフォン(スマホ)が10月29日から。年賀はがきの発売は10月29日の予定で、12月15日から引き受けを始める。日本郵便は「元日に届けるために12月25日までに出してほしい」と呼びかけている。

 お年玉くじの1等賞品の現金は前年の1万円から10万円に引き上げる

 年賀はがきの当初発行枚数は約30億2285万枚となり、前年より約1億9千万枚減る見通し。

日大生物資源科学部の「ミンとん」ハム

日本大学生物資源科学部の学生がミントを食べさせて育った豚「日大ミンとん」を加工したロースハムとベーコンは臭みのない、さっぱりとした味が特長だ。学生はミントの栽培だけでなく、大学の食品加工実習センターで加工にも携わった。今年5~6月に東京都渋谷区で行われたイベントでは税込み500円で販売したロースハム、ベーコンがともに短時間で完売したという。同学部の丹羽美次教授は「今後はミントの風味をより強くするなど改良を続けたい」と話す。

官民協働で子供たちに「生きる力」身につけさせる 瑞穂町フューチャースクール

8月17日から21日にかけて、『瑞穂町フューチャースクール』の夏期講習会がおこなわれた。瑞穂町フューチャースクールは、東京都の瑞穂町教育委員会が、町内にある2つの公立校で運営する学習教室である。本誌8月号でも取り上げたが、7月18日に瑞穂第二中学校で、7月27日には、瑞穂中学校で開校式があり、この8月から本格的に授業がはじまった。

瑞穂二中では生徒一人ひとりの学力に合わせたテキストを使用する

瑞穂二中では生徒一人ひとりの学力に合わせたテキストを使用する

その特徴は、町内に教室を持つ2つの学習塾と共同で運営されている点にある。株式会社明光ネットワークジャパンが運営する「明光義塾」は瑞穂中学校を、株式会社やる気スイッチグループホールディングスが運営する「スクールIE」は瑞穂第二中学校を担当し、オリジナルテキストを用いて、それぞれの塾の特色を生かした授業が行われている。また、中学1年から3年生の希望者全員を対象者とし、希望者は全員が受講できるようになっているのも特徴の一つ。教科は数・英の2教科だ。

瑞穂町フューチャースクールは、学力を向上させるだけでなく、子供たちに生涯にわたって学び続ける「生きる力」の素地を身につけさせることを目的にしている。そのため、授業だけでなく、家庭学習も重視し、保護者に対しても協力を求める。例えば、教育委員会が「瑞穂町フューチャースクール通信」というものを随時発行し、授業の様子などを保護者に向けて発信している。また、同スクールの開催日には、保護者の見学・参観を自由にしており、地域をあげて子どもたちを応援するしくみを作っている。

もちろん、保護者だけではない。

「あんなに真剣な顔で勉強してる姿見たことないな」

講師1名とティーチングアシスタント(TA)が数名つく瑞穂中の授業

講師1名とティーチングアシスタント(TA)が数名つく瑞穂中の授業

そう呟いたのは、授業の見学をしていた中学校の先生。担任している生徒が、真剣な顔つきで勉強に取り組んでいる姿を見て、微笑んでいた。中学校の先生も、このプロジェクトに大きな関心を持っているようだ。

瑞穂町フューチャースクールは、夏期講習を終えたあと、9月から月に2回授業が行われる。学校の冬休み期間には冬期講習会が行われ、来年3月まで計20回の授業が予定されている。

官民連携の取り組みが増加しているが、希望者全員が受講できることや、二つの学習塾が協働しているなど、全国的にも例を見ない方法で運営されている。この取り組みがどのような形で身を結ぶのか、来年の3月が楽しみだ。