Archive for: 1月 2016

世界が認めた「知の理論」、『Theory of Knowledge』日本語抜粋翻訳版を出版

国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(IBDP)において核となる「Theory of Knowledge(TOK)」について、小学校から大学までの教育関係者や保護者、企業研修関係者など、幅広い読者を想定した書籍。原書である英語版『2nd Edition』の第1章〜第3章の翻訳と、実際にTOKに関わる、アメリカ、日本の学校の先生方との対談を掲載し、「TOKとは何か」を、わかりやすく解説している。

原書は、世界各国のIB校で教科書として活用されており、演習問題も含まれている。翻訳版にも演習問題が収録され、IB校でおこなわれているTOKの授業がイメージしやすくなるだろう。現在の日本においても、教育改革が求められるなか、「正解のない問い」に如何に取り組んでいくか、その授業構築のための参考書として活用できるだろう。

TOK

『Theory of Knowledge
セオリー・オブ・ナレッジ 〜世界が認めた『知の理論』』

Sue Bastian, Julian Kitching, Ric Sims 著
大山智子 訳、後藤健夫 編/Pearson Japan 刊/定価 2,300円+税

未来の塾はこうなる? igsZ代表の福原正大氏が新著『世界で通用する人のための勉強入門』を上梓

グローバルリーダーを育成する塾「igsZ」の福原正大代表が、新著『世界で通用する人のための勉強入門』を上梓した。主人公の女子高生、梅崎璃乃が「大学なんて行くの止めたら? お金の無駄だよ」と、当たり前に塾長が言い放つ、常識はずれの塾に通いながら、自分が本気で学びたいこと、通いたい大学を見つけていくストーリー。

中高校生はもちろん、「グローバル感覚」を求められながらもどうしたらいいかわからず、困惑している社会人にとっても、「世界に通用するための力」を磨くための最新の情報や知識が詰めこまれ、読みやすい内容となっている。igsZで実践されている授業やフィリピン・カンボジア修学旅行の様子なども、事実に基づいて再現されており、日本のトップ大学をめざすのではなく、世界で活躍する人材を育てるためにはどうしたらいいのか、というこれからの塾に必要なエッセンスが鏤められている。

世界で通用する人のための勉強入門

『世界で通用する人のための勉強入門』
PHP研究所 刊/福原正大 著/定価 1,300円+税

インターネット出願に関するセミナー、大阪で開催

(株)エデュケーショナルネットワーク(本社:東京都)は、2月23日(火)に大阪にて「インターネット出願関西地区導入事例セミナー」を開催する。同社が販売するインターネット出願サービス「mirai compass(ミライコンパス)【入学編】(開発・運用:三菱総研DCS株式会社)」を2016年度入試(中学・高校とも)で利用している近畿大学附属高等学校・中学校の教頭の森田哲氏の協力の下、事例報告セミナーを開催する。
三菱総研DCSグループでは2000年から大学の検定料コンビニ支払システム運用、2005年よりネット出願の運用を開始。一昨年より(株)エデュケーショナルネットワークとパートナーシップを結び、中高向けインターネット出願の運用を開始した。同社によると、今年度は約80校の導入実績があるとのこと。
セミナーの開催要領は以下の通り。

■セミナー名「インターネット出願 関西地区導入事例報告セミナー」
■日時 2016年2月23日(火) 17:00〜18:50
■会場 AP大阪駅前梅田1丁目(大阪府大阪市北区梅田1-12-12 東京建物梅田ビル地下2F APホール
■参加費 無料

〈第一部〉17:00〜17:30
(株)エデュケーショナルネットワーク ソリューション事業本部 第ニ営業部 募集広告課 辻 健史氏
  ○「mirai compass(ミライコンパス)【入学編】」サービス概要の紹介

〈第二部〉17:30〜18:20
近畿大学附属高等学校・中学校 教頭 森田 哲氏
  ○ネット出願導入初年度 中学校・学習塾・生徒・保護者の反応と今後の展望

〈質疑応答〉18:20〜18:50

■問い合わせ先
(株)エデュケーショナルネットワーク 担当:辻、小林
〒530-0043 大阪府大阪市北区天満1-5-2トリシマオフィスワンビル3F
TEL 06-6352-8553
FAX 06-6136-1150

大卒内定80.4%、5年連続上昇 12月時点

文部科学、厚生労働両省が1月20日、今春卒業予定の大学生の昨年12月1日時点の就職内定率は80.4%で、前年同期に比べて0.1ポイント上昇したと発表した。5年連続の上昇で、リーマン・ショックの影響前の2008年同期(80.5%)と同水準だった。女子の内定率は82.0%(前年同期比0.1ポイント増)で、12月時点としては1996年の調査開始以来の最高を更新した。男子は79.0%(0.1ポイント増)。文科省は卒業時の内定率も前年(96.7%)並みか、上回るとみている。

学部選択、2年生から 東京経済大

東京経済大学(東京都国分寺市)は2017年4月から、受験・入学時には学部を決めない新たな履修プログラムを導入する。1年次に経済や経営、法律などの基礎を学んだ上で学部を選択。さらに1年次から4年次まで少人数制のキャリア教育を実施することで、卒業後に希望する仕事に就けるための基礎力を身につけてもらう。導入する「キャリアデザインプログラム」の定員は50人。「経済」「経営」「コミュニケーション」「現代法」の4学部(定員計1390人)から割り当てる。受験生は一般入試とAO入試により募集する。

国家公務員 改正給与法成立で給与上げへ

2015年度の国家公務員の給与を引き上げる改正給与法が1月20日の参院本会議で自民、公明、民主各党などの賛成多数で可決、成立した。月給は平均0.36%、ボーナスは0.1カ月分増える。ボーナスの年間の支給月数は4.2カ月分となり、年収は平均で5万9000円増える計算だ。いずれも昨年8月の人事院勧告を完全実施する。引き上げ分は昨年4月にさかのぼって適用する。希望者が柔軟に勤務時間を設定できるフレックスタイム制をほぼすべての職員が利用できるようにする改正勤務時間法も成立した。

世界人材競争力指数、日本は19位

有能な人材を持つ力を国ごとに評価した2015~16年版の「世界人材競争力指数」で、日本は調査対象103カ国のうち19位だった。人材を生み出す力では「競争の厳しさ」や「技術の活用」が世界1位と高評価だった。一方、人材を引き寄せる魅力には乏しく、「外国人労働者」が75位、「男女の収入格差」は76位だった。1位はスイスで、シンガポールとルクセンブルクが続いた。いずれも人口に占める国外出身者の比率が高い国だ。4位の米国も世界から有能な人材が集まる。調査は人材サービス世界最大手のアデコ(スイス)とフランスやシンガポールで経営大学院を運営するインシアドなどが共同で算出。

愛媛県 学費・生活費の年間総額が過去最低に 愛媛銀行調査

愛媛銀行の調査研究部門「ひめぎん情報センター」(松山市)が、大学や専門学校などに通う子どもを持つ県内の家庭に教育費について聞いたアンケートの結果を公表した。1世帯あたりの学費と生活費を合わせた年間総費用は、平均171万9千円で、調査を始めてから過去最低の額となった。また、受験時にかかった総費用(受験料・宿泊代・交通費など)の平均21万2千円も過去最低だった。進学先を決定する際に重視したこと(複数回答)では、「経済的事情」の25・1%も過去2番目に高い数字だった。

 調査は1996年から続けており、今回は昨年11月中旬に愛媛銀行の顧客など800世帯を対象に聞き、31・4%にあたる251世帯から回答があった。

学部選択、2年生から 東京経済大

東京経済大学(東京都国分寺市)は2017年4月から、受験・入学時には学部を決めない新たな履修プログラムを導入する。1年次に経済や経営、法律などの基礎を学んだ上で学部を選択。さらに1年次から4年次まで少人数制のキャリア教育を実施することで、卒業後に希望する仕事に就けるための基礎力を身につけてもらう。導入する「キャリアデザインプログラム」の定員は50人。「経済」「経営」「コミュニケーション」「現代法」の4学部(定員計1390人)から割り当てる。受験生は一般入試とAO入試により募集する。

サイバーエージェント動画配信サービスを開始

サイバーエージェントは1月21日、生放送のコンテンツを無料提供するサービスを始める。まず約200の企業・団体がつくる番組を配信し、2016年末までに1000チャンネルまで拡大する。昨年12月にはLINE(東京・渋谷)も生放送の配信を始めた。米ネットフリックスのような月額課金制のサービスなど、動画配信は多様化し、視聴者の「時間」の奪い合いが広がる。動画配信には今後も参入する動きが続くとみられるが、視聴者の目は肥えていく。コンテンツの質、配信のタイミング、使い勝手などが一層問われることになる。