Archive for: 11月 2017

東京で「フィリピン留学」を体験「フィリピン留学EXPO2017」開催

フィリピン政府観光省は、「フィリピン留学EXPO 2017」を2017年11月19日(日)に「(株)DMM.com、 24階セミナースペース」(東京港区六本木3−2−1住友不動産六本木グランドタワー24階)で開催する。
日本からのアクセスの良さと、世界有数の英語を話す国として、フィリピンには日本をはじめ多くの国の人々が英語の語学留学に訪れている。

「フィリピン留学EXPO 2017」では、フィリピン語学留学の良さを様々な視点から“実体験”していただくことを目的に開催する。人気の英語学校をはじめ、「ビジネスパーソンの語学留学」や「親子留学」といったテーマで、セミナーも開催する予定だ。また、フィリピンヒロット(マッサージ)の体験コーナー、コーヒーやドライマンゴーの試食といった、フィリピンの魅力も体験できる。

□□ 「フィリピン留学EXPO 2017」開催概要 □□
主催:フィリピン政府観光省
協力:DMM留学
日時:2017年11月19日(日)11:00~17:00 (途中入退場自由)
会場:(株)DMM.com 24階セミナースペース(港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー24階)
    http://office.sumitomo-rd.co.jp/63/access.html
参加料:無料
申し込み:事前登録制
登録サイト: https://formcreator.jp/answer.php?key=WIcLmacLsqEs3%2FKu5wHZFQ%3D%3D
*事前登録をされずに当日ご参加も可能です。
*事前登録してご来場された方全員に、キーホルダーなどのフィリピングッズをプレゼントいたします。

アクセス:南北線「六本木一丁目駅」直結
     日比谷線・大江戸線「六本木駅」より徒歩5分
     銀座線・南北線・丸ノ内線「溜池山王駅(国会議事堂前駅)」より徒歩8分
     日比谷線「神谷町駅」より徒歩10分

ソニー・グローバルエデュケーションとワオ・コーポレーションが業務提携

株式会社ソニー・グローバルエデュケーション(代表取締役社長:礒津政明)と株式会社ワオ・コーポレーション(代表取締役社長:西澤昭男)は、ロボット・プログラミング教育事業の拡大に向け業務提携したことを発表した。
 ワオ・コーポレーションが運営する「個別指導Axis(アクシス)」は、2020年度からの小学校でのプログラミング必修化を前に、2018年4月1日より全47都道府県300以上の教室でロボット・プログラミング講座(小学3~6年生対象)を一斉開講する。
 この講座では、ワオ・コーポレーションが40年以上にわたる教育事業とロボット・プログラミング教室「WAO!LAB(ワオ!ラボ)」の運営で培った経験とノウハウをもとに、ソニー・グローバルエデュケーションのKOOV(クーブ)を使い、共同開発した専用のカリキュラム(教育課程)で授業を進める。

2017年にソニー・グローバルエデュケーションが商品化したKOOVは、ブロックで自由な「かたち」をつくり、「プログラミング」によって様々な動きを与えるもので、より楽しく、自分のペースでプログラミングを遊びながら学べるように開発された学習キットだ。
 

今年の大賞候補30語が決定

今年話題となった言葉に贈られる「2017ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の候補が11月9日、自由国民社から発表された。「AIスピーカー」、「9.98(10秒の壁)」、「忖度」、「ちーがーうーだーろー!」、「藤井フィーバー」など30語がノミネート。大賞とトップ10は、12月1日に発表される。

30語は以下の通り(50音順)。
 アウフヘーベン/インスタ映え/うつヌケ/うんこ漢字ドリル/炎上○○/AIスピーカー/9.98(10秒の壁)/共謀罪/GINZA SIX/空前絶後の/けものフレンズ/35億/Jアラート/人生100年時代/睡眠負債/線状降水帯/忖度/ちーがーうーだーろー!/刀剣乱舞/働き方改革/ハンドスピナー/ひふみん/フェイクニュース/藤井フィーバー/プレミアムフライデー/ポスト真実/魔の2回生/○○ファースト/ユーチューバー/ワンオペ育児

東京個別指導学院と認定NPO法人カタリバ 個別進路相談会を実施

ベネッセグループの株式会社東京個別指導学院(東京都新宿区、齋藤勝己社長)は、「認定特定非営利活動法人カタリバ」(東京都杉並区、今村久美代表理事)が支援する様々な困難を抱える首都圏の中学3年生の子どもたちを対象に、2017年10月28日(土)に「個別進路相談会」を実施した。

本年度より本格的にカタリバとの協力を開始した「学習支援」の一環として、都立高等学校を志望する中学3年生を対象とした「個別進路相談会」を実施、当日はカタリバに在籍する中学3年生の親子が参加し、受験に向けた現在の悩み、勉強方法を含め、東京個別指導学院の教室長による進路指導や受験までの取り組みについて、一人ひとり個別に説明を行った。

個別進路指導相談を受けた子供たちからは、「進路について具体的なイメージを持てた」「進路を考える機会になった」「とても有意義な時間だった」といった声が寄せられている。今後も、受験に向け、 受験指導進路説明等連携を強化し、様々な取り組みを行っていくという。

イギリスのプログラミング教育から学ぶ

ICT CONNECT21主催のプログラミング教育を考えるイベント『シリーズ:プログラミング教育の世界での取り組み~英国における低学年でのプログラミング教育の取組~』が、9月21日に筑波大学東京キャンパス文京校舎にて開催された。

「Bee-Bot」の説明をするアンドリュー・ブッシュ氏

 登壇したのは、イギリスでコンピュテーショナルシンキングを学ぶためのロボット「Bee-Bot」を販売しているTTS Groupのアンドリュー・ブッシュ氏。コンピュテーショナルシンキングがなぜ低学年から必要かをテーマに、イギリスの学校教育カリキュラムの具体的な実例を基に語った。
 イギリスでは、2012年に、教科「ICT」のカリキュラムの内容を変更することが発表され、2013年に「Computing」へと教科名が変更され、新たな教科へと変貌した。
 教科「ICT」は、コンピュータの操作スキルやアプリケーションの使い方に重きを置いていた。しかし、「Computing」は、アルゴリズムの理解やプログラミング言語の学習を取り入れるなど、コンピューターサイエンスの内容をより充実させた。社会の変化に伴ったコンピュテーショナルシンキングの重要性の高まりを受けてのものだ。
 ブッシュ氏はコンピュテーショナルシンキングについて次のように語る。
「なぜコンピュテーショナルシンキングが重要かと言うと、『問題を解決する』、『分解する』、『解決方法を見つける』を体験的に身につけることができ、このような概念はあらゆる教科に応用できるものです。また、子供たちは自分たちがお互いに何をしたかを説明し合う場を持つことも大事です」
 そして、イギリスで新しいカリキュラムとともに、数多くの学校現場で導入されているのが、Bee-Botだ。この虫を模したロボットを使いプログラミングを学習するのはもちろんのこと、地理など様々な教科と連動させて使用されている。
「子供たちが自信を持ってテクノロジーを使う、ツールとして自信を持って使えるようにするのがプログラミング教育の根幹です」とブッシュ氏は最後に語り、日本の教育関係者にエールを送った。

「Shummy」の利用者が増加 プラットフォームの提供も検討

株式会社NTTぷらら(東京・豊島区)が、今年3月から提供している「Shummy(シュミー)」の利用者が右肩上がりで増えている。Shummyは、プロのスキルを動画とイベントで学べる『趣味学習サービス』だ。
 これまで東京や大阪などの一部の大都市ではないと、一線で活躍するプロフェッショナルによるスクールや講座は受講することができなかった。しかし、Shummyを利用することで、実際のスクールの受講料よりもリーズナブルな値段で、好きな時間に学ぶことができる。
 Shummyは主に「オンライン動画講座」「オフラインイベント」「オンラインショッピング」の3つで構成されている。「オンライン動画講座」は、講師を務めるプロフェッショナルと協働して、1からレッスンを構成。動画は、すべてスタジオで複数台のカメラを用いて、細かく学べるように多様なカメラアングルで撮影されている。
 再生時には、任意の区間を指定して繰り返し視聴でき、講師の手元の動きを何度も繰り返し再生して細かく見ることでテクニックを深く学べる。また、動画を見ながら、講師、あるいは受講者間で質問や対話ができるので、自宅にいながら実際の教室で学んでいるような感覚で受講できる。
「オフラインイベント」は動画講座と連動したワークショップを開催し、「オンラインショッピング」は、受講する際のスタートキットや講師が厳選したツールなどの購入が可能になっており、新たに趣味を始めようとした際にShummyで全て完結するように設計されている。

Summyの魅力を語る山崎賢人氏

 株式会社NTTぷららサービス本部ビジネス戦略部の山﨑賢人氏は、Shummyの利点について、「例えば、ヨガやピラティスなどは、男性の中には教室に通うのをためらっている方も多いかもしれません。しかし、Shummyを使えば自宅で気軽に学ぶことができます。ハードルが高いと思う趣味でも最初の一歩を踏み出しやすいと思います」と語る。
 現在、ニコンカレッジとタイアップしたカメラ講座を始めとして、ガーデニング、ヨガなど7ジャンル33講座が稼働している(2017年10月1日現在)。2017度内には、50講座に増える予定。また、ブラウザベースで提供されるためマルチデバイスで利用でき、専用アプリのインストールは不要だ。Shummyで無料レッスン(レッスン1)が公開されている。まずはこれを視聴してみてはいかがだろうか?
 また、事業者向けにはプラットフォーム提供も検討しており、NTTぷららが動画撮影・編集・配信のノウハウを活用し、動画事業への進出を支援してくれる。例えば、副教科の講座、社会人向け講座などサービスの幅を広げることにも利用できそうだ。

英語・グローバル・ICT、東京女子学園が進める3つの教育改革

会場は満員。関心の高さが伺えた

東京女子学園中学校・高等学校は9月11日、学習塾を対象にした説明会を開催した。
「東京女子学園は生徒一人ひとりの個性を伸ばして、一人ひとりが主体的に学びに取り組めるそのような学校です」と、同校校長補佐の辰巳順子氏は語る。
同校が進める教育改革は、中学入学時から帰国生のような英語力の高い生徒のためのスーパーイングリッシュクラスを今年度から創設したほか、海外研修もフィリピン(セブ島)、アメリカ(シアトル)、オーストラリア(アデレード)の3つのコースを用意するなど英語教育に力を入れている。その英語教育について、説明会では実際に行われている英語の授業の一端を生徒たちが披露した。

辰巳順子校長補佐

中学1年生は、教科書をただ読むのではなく、例えば買い物の場面が出てくれば、擬似的な野菜や果物を用意し、英語を使いながら買い物をするといった頭だけではなく身体を使って学ぶ。
中学2年生は、会場を巻き込んでタブレット端末を使った英語による歴史クイズ、中学3年生は美術と英語が連携して「私の生い立ち」をテーマに制作するミニ・アルバムから英語でプレゼンテーションを行った。
同校の教育の方向性を示した思考コード『地球思考コード』についても言及があった。地球思考とは、グローバル化が進む現在、地球規模の広い視野で考え、生きる力を持つ女性を育むための同校の基盤だ。思考力の深まり具合を教師・生徒共に可視化するたのものである。
その主体となるのが21世紀型教育のアクティブ・ラーニング型授業(課題解決型の学習、ディスカッション、プレゼンテーションなど)。その学びを評価するためのルーブリック評価表(学習到達状況を評価するための評価基準)も用意している。

實吉幹夫校長

地球思考を育むために、ICTの活用も進んでいる。この6月から生徒全員にiPadを配布し、すでに全ての教科で利用されている。
進学に対しては、高校2、3年生を対象にした校内予備校を充実させ、オリジナルテキストを用いて、同校の担任、教科の教員と連携して生徒の指導にあたっている。校内予備校は今年(2017年現在)で9年目になるそうだ。
そして、学校生活の先についてのキャリア教育も中学1年生から学んでいる。独自のキャリアブックやキャリアカウンセラーが生徒、保護者の相談に乗っている。
實吉幹夫校長は、「東京女子学園は、少しずつ進化しながら子供たちの未来を一緒に考えていく学校として在り続けなければいけないと思っています」と今後に向けた思いを述べた。

500教室を目指し関東への進出を強化 進学会HDが学研HD、城南進学研究社の2社と提携

1972年に札幌市で学習塾を創業し、現在では北海道から九州まで1道22県に北大学力増進会を展開する株式会社進学会は、10月2日付で株式会社進学会ホールディングスに移行した。
また同日には、学習参考書などを手がける学研ホールディングスと、城南予備校や城南コベッツなどを展開する株式会社城南進学研究社と、それぞれ資本業務提携を結んだと発表した。少子化で競争が熾烈を極めるなか、学習指導や教育コンテンツに関するノウハウを共有することで、生き残りを図る考えだ。

進学会の松田啓社長

進学会は10月19日付で、学研が保有する自己株式46万5800株(保有割合4・39%)を総額15億円で取得。一方、学研も同額の15億円を目処に、進学会の株式を取得する予定だ。
また、進学会はすでに城南の株式を9月29日時点で38万3200株(保有割合4・29%)取得済みで、城南も来年3月末までに1億5千万円を目安に進学会の株式を買い付ける計画だ。
進学会は2つの会社と株式を持ち合うことで、お互いの企業価値に対する利害関係を強め、業務提携をより強固に推進していきたい構えだ。
例を挙げると、進学会は北海道岩見沢市で公設学習塾を開設しているが、学研も東京都内の中学校で特別講座を実施するなど、公教育の学習支援に注力している。今回の業務提携により、さらに公教育との連携を深めていく構えだ。
また、進学会と城南進研はそれぞれデジタル教材など学習コンテンツを開発しており、今後はその開発力を融合させることで、より高品質のものをつくっていくほか、2020年の教育制度改革に合わせた新たな学習コンテンツの研究・開発にも取り組んでいく。

契約を締結し握手を交わす進学会HDの平井睦雄会長(写真左)と学研HDの宮原博昭社長

進学会HDの松田啓社長は「当グループが出店しているエリアと城南さんが展開しているエリアはかぶっていません。それに学研さんが展開している学研教室と、当グループのカリキュラムもそれぞれ特色があり、補完関係にある。そうしたことから今回の業務提携に至りました」と話す。
進学会は今後500教室を目指し、出店速度を加速させていく。首都圏では、特に千葉で実績を挙げていることから、東京を中心とした一都三県への進出も計画しており、この提携が大きな足がかりとなる。

N高等学校、学習塾向け説明会を初開催 プログラミングや職業体験などコースも充実

N高等学校(N高)はインターネットと通信制高校の制度を活用した学校として、2016年4月に開校。今年9月、学習塾を対象にした説明会が初めて開催された。
 同校の基本コース『Basic Program』は、映像授業、課題やレポートの提出もインターネットを介して行う。コミュニケーションツールを利用することで日本各地の生徒と繋がることができ、スクーリングは沖縄本校(プレミアムスクーリング)を筆頭に、11ヶ所で行われる。
 N高では、生徒一人ひとりに担任がつき生活や学習をサポートする。例えば、各単元の終わりに提出するレポート課題の提出が遅れると担任が電話でフォローしている。

「N高は高校卒業の先を真剣に考える場」と、上木原孝伸副校長は語る。

 このBasic Programに加えて、さらに多様な学びができる『Advanced Program』も用意されている。
 大学受験を目指すための「大学受験対策授業」、トップエンジニアによる「プログラミング授業」、日本各地で泊まり込みをしてリアルな職業を体験できる「職業体験」、スタンフォード大学の2週間のプログラムを体験する「国際教育プログラム」などコンテンツも多彩だ。

大勢の塾関係者が集まり、関心の高さが伺えた。

 また、N高のノウハウを活用した学習アプリ『N予備校』についても説明があった。N予備校は、インターネットを介した「双方向の生授業」で、添削は自分の回答を写真やスクリーンショットで送り、先生と生徒が双方向に受け答えできる。テキストは完全オリジナル。ベーシック、スタンダード、ハイレベルの3つの大学受験コースに加え、中学復習講座も用意し、英語のリスニング教材、授業と連動した問題集やその解説動画も用意されている。また、Webアプリやスマホアプリの開発などを学べるプログラミングコースも開講している。
 N高生はこれらの講座に加え、文芸小説、アニメ、ゲーム、イラスト、美容、パティシエなど、多彩なエンタメ系・クリエイティブ系の講座を、無料で受講できる。
 今年4月から通学コースが開校した。基本的に映像授業のため、週1で担任助手とのグループ面談、月1で担任とのマンツーマン面談を設け、生徒とのコミュニケーションを重視し、学校生活を支援する。週5日、3日、1日通学の3つのコースが用意されている。
 アクティブ・ラーニング型講座『スペシャルN』『プロジェクトN』など多くの特別講座を用意。スペシャルNでは、グループワークやプレゼンテーションをしながら、各業界の第一線で活躍する特別講師からのフィードバックを受けることができる。
 ネット・通学コースの第1期出願は、9月25日から10月31日。第2期は11月1日から30日、第3期、第4期と募集が続く。早期出願特待生(第3期まで)として、現中学3年生を対象に、プログラミング講座や中学復習講座などの受講、コミュニケーションツール「slack(スラック)」を一足先に体験できる。通学コースのみ面接と課題作文の試験がある。

小論文や作文の採点が約10秒で可能に インテリジェンスマイニング®が採点時間を大幅に短縮

合資会社創慧研究所(東京・新宿区、長谷川博彰代表)が提供する「小論文高速自動採点クラウドサービス」の採点スピードが飛躍的に速くなった。同サービスは、小論文や作文などの採点を自動化する文章添削サービス。これまで原稿用紙5枚分の文章(2000文字)に約1分を要した採点時間が、わずか10秒ほどで完了する。
 同サービスのベースにあるのは、同社が開発した「インテリジェンスマイニング®(IM)」という概念だ。IMは、文章力だけでなく、文章から「思考力」を診断し、数値化する論理的な文章の診断手法。IMを用いることで、これまで曖昧だった文章の採点根拠を明確化し、答案者への説明責任を担保できるという。
 長谷川博彰代表はIMについて、「文章に隠された書き手の指紋のような特徴が診断できます」と述べる。長谷川氏は静岡大学情報基盤センター客員教授も務めており、同センターの長谷川孝博准教授とともに、IMを用いた学生の「文章vs思考力」検証を進め、研究結果のデータも数多く蓄積しながら、IMの信頼性を学術的にも高めている。
「小論文高速自動採点クラウドサービス」は、このIMを用いることで、「センテンス(一文)の長さ」「名詞、動詞、助詞・助動詞、接続詞、副詞など全品詞の使用率」「特有の言葉遣い」「末尾の統一感」など計10項目について自動的に採点する。さらに、文章をよりよくするための指摘や改善策、解説も自動的に出力される。
 北海道札幌市(北大前)の「作文教室 ゆう」では、このサービスを文章添削の通信講座に利用して採点の効率化に成功。同教室の藤本研一代表は、「小論文の採点は時間がかかります。また主観的なものになりがちですが、そこに自分とは違う角度で採点ができ、大いに役立っています。利用者の中には、機械を使って文章を見られることに抵抗があると言う方もいました。しかし、『実際に試してみると予想以上に良かった』と高い評価をいただいています」とIMの活用事例について話す。
 また、2020年度に向けて進められている高大接続改革に伴う大学入学者選抜の方法は、現行のセンター試験から「大学入学共通テスト」に変更されることが決まっており、共通テストには記述式の問題が採用されることになった。それに伴い、採点・指導の効率化、コスト削減、説明責任が求められることが避けられなくなることから、「小論文高速自動採点クラウドサービスは、教育改革の助けとなる心強いツールとなるでしょう」と長谷川博彰代表は、IMの今後の可能性を語る。

インテリジェンスマイニング®のユーザーの声は、QRコードから動画で見ることができる。

問い合わせ先:hasegawa@i-mining.com