Archive for: 7月 2021

セガ、学習教材『ぷよぷよプログラミング』を使った小学生向けプログラミング教育カリキュラム実施

 株式会社セガ(東京・品川区、杉野 行雄 代表取締役社長COO)は、アクションパズルゲーム『ぷよぷよ』のソースコードを活用した学習教材『ぷよぷよプログラミング』を使った小学生向けの教育カリキュラムを開発し、青山学院初等部で授業を実施した。このカリキュラムによる授業は 2021年5月14日(金)から 2021年6月25日(金)にかけて6回にわたって行われた。

 今回のカリキュラムは、図形やブロックなどを操作して意図した処理を組んでいくビジュアルプログラミングの次のステップとして、実際のゲーム開発で使われているWeb標準言語(HTML5やJavaScript)による『ぷよぷよ』のソースコードを書き写す作業(写経)やカスタマイズを通じて、プログラミングの理解を深めることを目的として開発した。講師には『ぷよぷよ』シリーズのジャパン・e スポーツ・プロライセンスを保有し、システムエンジニアの経験もあるぴぽにあ選手を招いた。

 初回から2回に渡り、学習の導入として児童は用意されたテキストに沿って『ぷよぷよ』の教材向けソースコードを入力することで、「ぷよ」の落下や左右移動、回転を行うコーディングを行い、また、パラメータを書き換えることで、ゲーム画面の背景色の変更や落下スピードなどのゲームバランスの調整をした。また、続く3回の授業では学校の独自授業として、高齢者の方でも楽しんでもらえる『ぷよぷよ』をテーマに、プログラムのカスタマイズによるゲーム開発を考えるグループワークを実施。「ぷよ」を見やすいように数字や児童が作成したオリジナルキャラクターに変更したり、「ぷよ」の大きさの変更や落下スピードを調整したりするなど各班が趣向を凝らして、独自の『ぷよぷよ』開発に取り組んだ。また、プレゼン発表に向けて、児童は各自パソコンを使いこなして資料作成などの準備を行った。最終回の授業では、それぞれのグループが作成した独自の『ぷよぷよ』について、「ぷよぷよ」シリーズ総合プロデューサーとぴぽにあ選手に対してプレゼンテーションを行った。

 参加した児童からは「(ビジュアルプログラミングによる)これまでの授業より難しかったが、『ぷよぷよプログラミング』で学ぶことで、遊んだことのある『ぷよぷよ』がどのようにできるのかその仕組みがわかった。」「自分で考えた『ぷよぷよ』を作ることができ、プレゼンでもしっかり発表することができてよかった。楽しい授業だった。」という感想があがった。

・カリキュラム内容(40分×6時限)
第1回(5月14日) 講師:「ぷよぷよ」プロプレイヤー ぴぽにあ選手
○「ぷよぷよ」ってどんなゲーム?
○「ぷよぷよ」を作ってみよう
(ゲームフィールドをつくる/「ぷよ」が落ちてくる/「ぷよ」を左右に動かす/
「ぷよ」を回してみよう/「ぷよ」を消してみよう)
○完成!遊んでみよう
第2回(5月21日) 講師:「ぷよぷよ」プロプレイヤー ぴぽにあ選手
○前回のおさらい(「ぷよぷよ」を作ってみよう)
〇ぷよぷよのカスタマイズ(改造)
(著作権をまもろう/「ぷよ」を変えてみよう)
○eスポーツプロ選手のお仕事紹介
第3~5回 通常授業(グループワーク)
〇プレゼン資料作りとプログラムの改造
第6回(6月25日)
講評:「ぷよぷよ」シリーズ総合プロデューサー細山田水紀、ぴぽにあ選手
〇各班児童による発表
〇細山田プロデューサー、ぴぽにあ選手による講評

『ぷよぷよプログラミング』は2020年6月の提供開始以来、全国各地の教育委員会や学校、eスポーツ団体や企業が主催するイベントでの本コンテンツを活用した特別授業、ワークショップ等の場での利用など、登録者数は45,000人を突破(2021年3月時点)。セガではゲーム事業やジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定タイトル『ぷよぷよ』のeスポーツ展開を通じて培ったノウハウや資産を活用し、今回のカリキュラム提供のようにプログラミング教育に関する企画・運営を多数サポートしている。今後も昨年度よりプログラミング教育が必修化された小学校や今年度より必修化する中学校のほか、高等学校、大学などの教育機関を中心にプログラミング教育を支援する取り組みを進めていく。

国立科学博物館 常設展示の蘇言機(そごんき)が「音響遺産」に認定

 国立科学博物館(篠田 謙一 館長)が所蔵し重要文化財に指定されている「蘇言機」が日本音響学会の認定する「音響遺産」に選ばれた。
 日本で最初に音を記録再生した蓄音機であり、音響学を基礎として発展していく録音再生技術の開始点となった資料であることが評価された。「音響遺産」としては、2019年度認定の函館ハリストス正教会の鐘楼の鐘の音、栃木県日光市の本地堂(薬師堂)の鳴竜につづき3件目の認定となる。
「音響遺産」とは、音に関するあらゆる分野を扱う研究者、技術者、教育者などの集まりである日本音響学会が、音響学および音に関わる事象を広く一般に伝えることを目的とし、主として一般の方々の耳目に触れる機会があり、かつ音響的な特徴を持つ具体的事象および事物に対して認定を行っているもの。

蘇言機 所蔵:国立科学博物館
地球館2階 「科学と技術の歩み」コーナー

 蘇言機(そごんき)とは日本で最初に音を機械的に記録・再生した蓄音機のことです。T.エディソン(Thomas Alva Edison:1847-1931)が発明した蓄音機のPhonographは、1877年にScientific Americanなどに掲載され、世界的に知られるところとなった。それらの情報に接した英国のA.ユーイング(James Alfred Ewing:1855-1935)は、東京大学にお雇い外国人教師として招聘された際に、本装置をエジンバラのJ. Milne & Son Makersに製作させ、持参して来日した。1878(明治11)年秋のこと。それから間も無くの11月16日に、ユーイングは東京大学理学部の一ツ橋の実験室(現在の学士会館の所にあった)で、蘇言機を使って日本最初の録音・再生の実験を行った。当時の日本の人々は、はじめて見るその器械を蘇言機とか蘇音機(器)などと呼んだ。

■一般社団法人 日本音響学会・音響遺産ホームページ
https://acoustics.jp/awards/onkyo_isan/

日本アクティブラーニング協会とMyProdigyが「SDGsカリキュラム」のマレーシア展開に関する協定に調印

 日本アクティブラーニング協会(東京・千代田区、安西 祐一郎 会長、相川 秀希 理事長)は、マレーシアに拠点を構えるMyProdigy Global(マレーシア、Jaziri Alkaf Abdillah Suffian 代表)との、マレーシアにおける「SDGsカリキュラム」の展開に関する協定に調印した。
 この協定により、日本アクティブラーニング協会が開発したSDGsカリキュラム(円盤型教材)が、MyProdigy Globalが推進し、マレーシア政府も支援している女性リーダー育成プロジェクト「RISE」に参加する10代〜20代の女性に対して、オンライン学習コンテンツとして提供される。調印式は、マレーシア政府の青少年・スポーツ副大臣、Wan Ahmad Fayhsal Wan Ahmad Kamal氏立ち会いのもと、7月7日(水)にオンライン上で行われた。

国際協力機構(JICA)と「中小企業・SDGs ビジネス支援事業」において業務委託契約を締結

 ヤマハ株式会社と国際協力機構(JICA)は、「JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業」において、「初等教育への日本型器楽教育導入案件化調査【アフリカ課題提示型】」(エジプト国)の業務委託契約を締結し、2021年6月から約1年半にわたり、エジプトでの器楽教育導入に向けた活動を実施する。

エジプトでの器楽教育導入に向けた、教員研修の様子

 この活動では、持続可能な開発目標(SDGs)の目標4「質の高い教育をみんなに」と目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献、器楽教育を通した子どもたちの非認知能力の育成、そしてエジプトの教育事情に寄り添った音楽の普及活動におけるビジネスモデルの策定を目指す。

 2021年10月から器楽教育の展開を目指しているエジプトでは、教育関係者の間で社会性・協調性および規律性といった非認知能力の発達を課題として挙げる声があり、豊かな人間性をはぐくむ教育への転換を目指す。その一環として、特別活動(特活)をはじめとする「日本式教育」の特徴を取り入れた公立学校「エジプト・日本学校(EJS)」を設置、日本人の校長経験者をスーパーバイザーとするなど、非認知能力を養う日本の教育に非常に高い関心が寄せられている。

 ヤマハは、これまで総合楽器メーカーとして、楽器を実際に演奏して学ぶ「器楽教育」のメリットを世界各地の音楽教育現場に広めてきた。その中でも2015年より新興国を中心に展開している「スクールプロジェクト」は、楽器に触れる機会に恵まれなかった子どもたちにも演奏する楽しさを知ってもらえるよう支援する取り組みで、これまでに6ヵ国累計71万人の子どもたちに器楽学習の機会、楽器演奏の楽しさを提供してきた。エジプトは同プロジェクトにおいて7か国目の展開国となる計画だ。

大日本印刷 ゲームと競技スポーツを融合させた「スマートeスポーツ」を開発

 大日本印刷株式会社(DNP)は、スポーツの選手や関係者の監修のもと、競技とゲームを融合させたスポーツ体験コンテンツ「スマートeスポーツ」の開発を進めている。今回、元プロボクサーで第29代WBC世界バンタム級王者の山中慎介さんとロンドン五輪フェンシング男子フルーレ団体銀メダリストの三宅諒選手をスペシャルアンバサダーに迎えて、ボクシングとフェンシングのスマートeスポーツプログラムのサービス提供を開始する。

スペシャルアンバサダーの山中慎介さんと三宅諒選手

「スマートeスポーツ」は、ゲーム機器と競技器具を連動させ、競技器具を持ったプレイヤーの動きをセンサーが認識してゲーム内のアクションにつなげる。今回提供するサービスは、ゲームの指示と音楽に合わせて競技の動きを行い、リズムにあった正しい動きをすると評価されるリズムゲームを使用。各スポーツの大学、選手、コーチ等がスポーツ力学に基づいて監修し、実際の競技トレーニングにも役立てることができる本格競技プログラム。実際のスポーツとしては初心者にとって難易度が高い競技でも、手軽に体験することができ、消費カロリーを算出する事で健康管理にも活用出来る。

【「スマートeスポーツ」の主な特長】
・競技器具とゲームを連動させたシンプルなゲームでありながら、スポーツ力学に基づいて設計しているため、本格的な競技体験が可能。
・子どもをはじめ、さまざまな年齢の方に分かりやすく、車いすの方でも簡単・安全に体験できる。
・このサービスは、体育施設、スポーツクラブ、該当スポーツの育成組織(ジム・クラブ)、教育や医療現場、自治体等への提供を想定しており、企業・団体が活用しやすいパッケージで提供する。
・ディスプレイとターゲット(的)、競技器具があれば体験できるため、スペースを取らず少人数で簡単に設営・運営が可能。競技器具はレンタルも可能。施設や体験者が既に器具を持っている場合は、センサーを取り付けて利用することができる。
・ゲームを通じて手軽に競技を体験できるため、スポーツへの関心が低い生活者に対しても運動の機会を創出し、各競技の普及や啓蒙につなげていくことができる。競技器具の使用方法や競技のフォーム、ターゲットの位置調整、消費カロリーの算出など、初心者でも本格的に競技を体験できるようフォローアップを行う。
・今回提供するゲームはどちらも1人で体験するプログラムですが、今後、他ジャンルのゲームの導入、別競技を展開していくなかで、2人以上での体験やオンライン対戦、異なる競技での対戦などができるプログラムも検討していく。

スタディプラス株式会社、ボイスメディア「Voicy」で新チャンネル「受験生ほっとけないラジオ」をスタート

 スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬 高志 代表取締役)は、ボイスメディアVoicyで新チャンネル「受験生ほっとけないラジオ」を開設したことを発表した。

「ほっとけないラジオ」は以下のURLから視聴ができる。
https://voicy.jp/channel/1867


「受験生ほっとけないラジオ」は、実際にスタディプラスで働いている“親切でおせっかいな中の人”ふたりがお送りする番組。勉強や将来に関する真面目な話題はもちろん、大学入学、そしてキャンパスライフがもっと楽しみになるようなポジティブなお話など、これから大学を目指す人のために役立つ情報を届ける。
 勉強中のながら聴きや勉強の合間の休憩中などに聴いていただくことで、受験生を中心とした10代のみなさんを応援し、ともに伴走する支援者としての放送を目指す。

文教大学が日本航空株式会社(JAL)客室乗務員の受け入れを実施

 文教大学は、日本航空株式会社(JAL)との、人材受け入れに関する覚書を締結した。今回の出向では、人的・知的資源の交流と活用を図り、文教大学の教育において相互に協力をしながら、教養豊かな国際的人材の育成に寄与することと、本学の募集力の強化を目的としている。

 JALは、新型コロナウイルス感染症の影響を受け国際線を中心に大幅な減便などを行っていることから、希望する社員に対し、外部で働く機会を増やしていることを明らかにしている。文教大学においても、JALからの出向受け入れを決定し、JAL社内での公募に応募した客室乗務員のうち、卒業生を含む3名が6~7月から業務に従事している。

 具体的な業務内容は、外国語学習ラウンジ「グローバルルーム」での英会話指導・相談対応や教室管理、在学生へのキャリアに関する相談対応、本学を志望する高校生へのガイダンスやオープンキャンパス対応等、いずれも客室乗務員のスキルや経験を活かした内容となる。

 今回の出向を受け入れることで、「人間愛」を建学の精神とする文教大学と、航空事業を通じて培った知識や経験を有するJALが、幅広い交流活動を行うことで、コロナ禍の社会環境の変化に対応するとともに、社会に貢献する人材の育成と輩出を目指す。 

東京工業高等専門学校が小学校プログラミング教育を支援

 東京工業高等専門学校(東京・八王子市、谷合 俊一 校長)は、八王子市立城山小学校において東京高専在校生によるプログラミング教育の「出前授業」を実施した。

【プログラミング「出前授業」実施概要】
 日程 第1回:6月16日(水)、第2回:6月17日(木) 第3回:6月24日(木)
    (3回シリーズ/午前中1校時分)
 場所 八王子市立城山小学校 6年生教室(東京都八王子市元八王子町2-1767)
 対象 八王子市立城山小学校 6年生2クラス (各33名、合計66名)
 講師 東京工業高等専門学校情報工学科5年生4名及び専攻科2年生1名

【実施内容】

 今回の出前授業では、マイクロビットを用いたプログラミング教材を活用した授業を実施した。令和2年度から小学校においてプログラミング教育が導入されている。東京工業高等専門学校は、八王子市教育委員会からの要請のもと、正規授業科目「社会実装プロジェクトⅢ」(第5学年前期)と専攻科「特別研究」の一環として、在校生が中心となり、小学生のプログラミング学習教材の開発及びその教育手法の構築を行ってきた。
 授業内容や実施方法は、文部科学省が示すプログラミング教育のねらいに即し、本校情報工学科教員の指導のもと、本校学生が考案したもので、単なる操作にとどまらず、論理的に考える力を養成するためにアクティブ・ラーニングの要素も取り入れた内容となっている。

東京工業高等専門学校
・1965(昭和40)年4月設立の高等専門学校(高専)
 実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関。立地する多摩地域は、戦前から織物産業や航空機製造等の精密機械産業が盛んな地域で、戦後の高度経済成長期には織物産業が電子産業に転換し、近年はICT産業も出現。現在も大企業の研究所や製造所が多数立地するとともに、技術力の高い中小企業やベンチャー企業が数多く活動している地域である。

保育・幼児教育のプロに選ばれるおもちゃ・知育玩具のサブスクリプション・レンタルサービス「トイサブ!」保育・幼児教育施設への法人提供数が合計50園を突破

 株式会社トラーナ(東京・中野区、志田 典道 代表取締役)の主要事業であるおもちゃ・知育玩具のサブスクリプション・レンタルサービス「トイサブ!」の法人提供のうち、保育園・幼稚園をはじめとする保育・幼児教育施設への提供が2021年6月に、50園を突破した。

<「トイサブ!」サービス概要>
 2015年11月より運営を開始した、0歳3か月〜満6歳の乳幼児向け知育玩具・おもちゃ定額制サービス。「トイサブ!」では最短2か月ごとに乳幼児向け知育玩具・おもちゃ6点(4歳以上のお子さまはおもちゃ5点)の交換が可能。お申込み時やおもちゃご返却時のアンケートをもとに、トラーナ専属のプランナーが各ご家庭に最適なおもちゃを選定し、成長の著しい乳幼児のお子様へ定期的におもちゃを届けている。

スプリックス、港区教育委員会と連携 CBTの導入を推進

 株式会社スプリックス(東京・豊島区、常石 博之 代表取締役社長)は、GIGAスクール構想により配備された、1人1台端末の積極活用を進める港区教育委員会と連携し、CBT(Computer Based Testing)の公教育への導入を推進する。

■CBT導入の背景と展望
 スプリックスと港区教育委員会は、2019年7月に、民間教育における最先端の技術や革新的な教育技法を公教育へ活用すべく、包括的な連携を発表した。以降、個別最適化学習プログラムを活用した授業や、タブレットを使用した基礎学習の実施等、様々な試行を繰り返してきた。
 GIGAスクール構想による1人1台端末をいち早く実現させた港区教育委員会は、各種学力調査が紙からタブレット等に置換される将来像を念頭に、CBTの実現可能性の検討を他の自治体に先行するかたちで進めている。
 複数領域においてCBTプロダクトを開発しているスプリックスは、港区の教育現場に対してスプリックスが有するプロダクトを導入することを港区教育委員会と合意した。教員や児童・生徒にプロダクトを活用しフィードバックを吸収することで、CBTをベースとした新しいテストシステムをともに創りあげていく。

 今後もスプリックスは、港区教育委員会を含む様々な公教育機関と連携し、従来の紙に替わる新たな手段となりうるタブレット・パソコンによるテストシステムを先進的に展開することで、学校教育における新しい学習のかたちを創造・提案していく。

■具体的な取り組み内容
 この度の港区教育委員会との連携では、3つのCBTプロダクトをセットとした「CBTパッケージ」の導入を推進する。それぞれのプロダクトの概要は次の通り。

(1) TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)
 計算、英単語、漢字・語いなど、基礎に特化した学力を評価するテストシステム。Webベースのテストシステムのため、教員による採点は不要となり、より速いフィードバックが可能となる。また、一人ひとりのテストの分析結果を可視化することで、子どもの基礎学力レベルの顕在化と改善に貢献することができる。さらにTOFASは、Webベースのテストシステムであるメリットを最大限に活かし、日本だけでなく世界複数国で実施しており、グローバルレベルでの基礎学力の比較も可能。
 2021年3月に実施した第1回検定では、港区教育委員会における12の小中学校で実施し、学校長や保護者から前向きな評価を得ています。

(2) プログラミング能力検定
 プログラミングの基礎となる知識を測るための試験。順次処理、条件分岐、繰り返し、変数など、プログラミングの概念の理解度を体系的に分析・評価することで、受検者のプログラミング能力を詳細に測り、それまでの学習成果を証明するとともに、その後の効果的な学習につなげることができる。
 2021年5月には、港区立御田小学校の5年生・6年生を対象に実施しており、プログラミング教育の成果を示す場を創出する。

(3) 単元別CBT
 小学校から中学校の主要教科に対応し、それぞれの単元ごとにテストを用意している。学習塾向け教材フォレスタの制作で培った教材開発ノウハウと、TOFASで構築したテストシステムのプラットフォームを融合させることで、5教科に準じた新たなCBTシステムを構築した。
 2021年度2学期に、港区立赤坂中学校にて試行する予定。