Archive for: 5月 2023

グリーと東京都教育委員会がデジタル教材「考えよう!デジタルリテラシー」を公開

 グリー株式会社(東京・港区、田中良和 代表取締役会長兼社長)は、東京都教育委員会と共同で、主に中高生の情報リテラシー育成を目的としたデジタル教材「考えよう!デジタルリテラシー」を作成し公開した。

 この取組は、2021年10月にグリーと東京都教育委員会が締結した共同研究プロジェクト実施に関する協定に基づくもの。このプロジェクトでは、児童・生徒の健全育成のため、インターネット及びゲームとの望ましい関わり方に関する効果的な指導法や教材の開発などを行い、都内公立学校における生活指導及び情報モラルに関する教育の充実を図っていく。

デジタル教材の概要
タイトル: 「考えよう!デジタルリテラシー」
URL: http://infoedu.metro.tokyo.lg.jp/digital_literacy.html

対象: 中学生・高校生

 デジタル教材では、スマートフォン・タブレット端末等の使用において実際に起きている事例を取り上げ、それらについて知識を得ながら、生徒自らが考え、議論することで、インターネットやSNSを使いこなす力を身につけることを目的としている。児童・生徒の実態に応じて、特別活動、各教科等、朝学習等の時間に活用することを想定している。今回は3つの事例を公開し、今年度中に、追加をしていく予定。

LINE WORKS主催 塾・スクールの教室経営を変える教育DXをテーマに「塾・スクール革命 学びウィーク」を6月5日(月)よりオンライン開催

「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパン株式会社(東京・渋谷区、増田 隆一 代表取締役社長)は、学習塾・スクール・習い事教室を運営する法人の方向けに、塾・スクール業界のDX推進を目的とした、業界の最新動向、ICT活用、保護者・生徒との活用をご紹介するオンラインカンファレンス「LINE WORKS 塾・スクール革命 学びウィーク」を2023年6月5日(月)から6月18日(日)まで開催する。

 今回のカンファレンスは、「教室経営を変える教育DX」をテーマに、職員・講師が経営者として、「子どもに向き合える」時間を創出し、「質の高い学習」を提供するための運営マネジメントについて考える機会を持ち、教育DXを推進するきっかけにしていただきたいという想いから開催する運びとなった。

 開催期間中はいつでも視聴が可能で、基調講演では全国学習塾協会会長などを務める安藤大作 氏をお迎えする他、先進的な取り組みを行う「LINE WORKS」ユーザーの方々より業界の最新動向、ICT活用、保護者・生徒対応など、様々なテーマで講演を行う。

プログラム詳細は、下記URLへ。

特設ページURL: https://pages.worksmobile.com/jukuschool-week.html

オンラインカンファレンス「塾・スクール革命学びウィーク」概要

<開催日時> 2023年6月5日(月)~6月18日(日)

<開催方法>オンライン開催

 ※お申込み後、開催初日(6月5日)に視聴専用URLをお送りいたします。

 ※期間中は繰り返しご視聴いただけます。

<定員>500名

<参加対象>塾・スクールの事業経営に携わる、塾長や教室長の方におすすめです。

 ・これからの学習塾・教室のあり方、必要な視点について知りたい方

 ・サービスの質向上につながるICT導入のコツを学びたい方

 ・現場の情報共有や連携をより良くするための方法や成功事例を知りたい方

 ・「LINE WORKS」のはじめ方/さらなる活用例を知りたい方

<申し込み特典>教室運営で「LINE WORKS」を使いはじめる際に役立つ資料集をお申込みいただいた方全員にプレゼントいたします。

 ・LINE WORKS虎の巻ガイド

 ・塾・スクール業界向け よくあるQ&A集

 ・LINE WORKS活用ハンドブック【希望者のみ】

 ※参加特典は開催日(6月5日)以降メールにてお送りいたします。

<参加費>無料(事前のお申し込みが必要になります)

【基調講演】

今や教育は明治維新!
塾・民間教育が重要な社会資源として役割を果たすために
必要な事業活動の基盤とは?


公益社団法人全国学習塾協会 会長 安藤大作 氏

【ユーザー事例01】

ComiruとLINE WORKSを賢く活用
フリープランでOK!子どもの自立学習を促す
個別指導の新しいカタチ


STUDY PLACE翔智塾 代表 中村五十一 氏

【ユーザー事例02 】

社内や取引先、顧客もLINE WORKSで!
パート従業員8割のパソコン教室が実践した
教室経営のDX


株式会社PRiDE/株式会社ゼンリョク法人 代表取締役 白石崇 氏

【ユーザー事例03 】

アルバイト講師の退職率は1割に!
LINE公式アカウントとの使い分けで
授業の質を上げる方法


株式会社智翔館 事業推進部長 冨松太一 氏

※イベント詳細のご確認、参加のお申込みについては、下記のURLへ。

特設ページURL: https://pages.worksmobile.com/jukuschool-week.html

すららネット 全国自治体初の独自学習eポータルと学習ログ連携による成果創出

 対話式 ICT 教材の開発と提供を行う株式会社すららネット(東京・千代田区、湯野川 孝彦 代表取締役)は、経済産業省の2022年度「未来の教室」実証事業の事例報告を行なった。
 この実証事業では、「学習eポータルと日常の学習ログの連携によるユースケースの創出」の実証において、高知県が2021年4月より運用している全国の自治体初の独自の学習支援プラットフォーム「高知家まなびばこ」を通じて、日常的なログの連携とその連携が意味ある利用に繋がるような粒度・加工方法について検証した。実証事業の詳しい報告内容は、「未来の教室」ウェブサイトに掲載されている。(https://www.learning-innovation.go.jp/verify/f0138/
 今回の実証事業では、日常的なログの連携とその連携が意味ある利用につながるような情報粒度・加工法について検証することを目的とした。
 日々の学習は、ICT教材「すらら」を活用し、学習ログの収集を行う。定期考査に対応する範囲の学習課題を授業内や宿題で行い、学習者にとっては効果的でわかりやすく、指導者にとっては業務負担が少なく個別最適な指導が可能となる。また、紙による定期考査は、大日本印刷株式会社(DNP)が開発・提供しているサービス「リアテンダント®」を活用し、指導者の採点負担軽減とログの可視化による指導への反映を行う。
 これらのログを高知県教育委員会が独自で開発・運用している学習支援プラットフォーム「高知家まなびばこ」を通じて集約。ログの集約方法及び情報粒度によって、どのようなユースケースが生まれるのかを実証した。

 生徒の自律学習、効果的な指導の標準化に向けた情報粒度・加工法を示唆
 AI教材の利用により生徒一人ひとりの得意不得意に合わせた個別最適学習とそれによる学力向上については、既に多くの実証事例がある。すららネットでは、学力向上だけではない、生徒の学習に対する不安解消や教員とのコミュニケーションによる内発的動機付けの実現までもスコープに入れた学習ログの利活用を目指している。
 今回の実証事業では、学習ログの活用を通じた個別最適な学習による学力向上と、学力向上につながる生徒の自律的な学習の取り組みを促す仕掛け、教員の声がけなどの効果的な指導法の標準化に寄与する、データの活用法が示唆された結果となった。
 
■すららネット「学習eポータルと日常の学習ログの連携によるユースケースの創出」
 https://www.learning-innovation.go.jp/verify/f0138/

寺子屋ISHIZUE、神奈川県立有馬高校にて探求授業モデルの研究を実施

“高校生が中学生に学校では学べないことを教えるオンライン塾”(東京、藤原柏甫 代表取締役)が、2022年12月〜2023年1月にかけて、神奈川県立有馬高等学校にて探求授業モデルの研究開発を行ったことを発表した。

 寺子屋ISHIZUEは、高校生が中学生に教える学習モデルを提供している。この学習モデルの普及・研究の一環として、全国の高校に向けて出張授業を受け付けている。その第一弾として、神奈川県立有馬高校の生徒に授業体験を実施した。寺子屋ISHIZUEの講師がメンターとして、実際に学校に訪れて授業作成の指導を行った。授業を行うこととはどういうことなのか?という理解から、実際の授業作成そして、所の中学校に向けて作成した授業を実施をした。

 寺子屋ISHIZUEは、高校生が学校で教えないことを教えるオンライン塾。2020年10月に学校の教育に疑問を抱いた3人の高校生から始まったオンライン塾で、高校生だけで構成された講師陣が、オンラインにて授業を行う。
 高校生という生徒との近距離感から「家と学校ではない第3の学び舎」として生徒と生徒の会話に重点を置いた授業や環境を大切にし、目標になり得る存在をより身近に感じることで自ら学ぶことによって生まれる成長を目指す。

今後は、
(1)公立高校との提携の拡大
 今回の共同研究開発を通して、引き続き探求授業モデルの確立とともに、複数の高校に学年を通したディスカッションを通して学び合い文化を広めていく。

(2)地方の学校・自治体に向けサービスを提供
 地方では学習塾・習い事の数が少なく、教育格差が問題視されている。
 オンラインであること、高校生講師の距離感という強みを活かし、地方へのアプローチを強め、教育格差問題の解決を目指す。

【会社概要】
会社名:株式会社ISHIZUE
所在地:
代表者:藤原柏甫
設立:2021年11月
URL:https://www.terakoya-ishizue.com/

学研HD×ポプラ社 児童書出版業界の2社が業務提携

出版事業強化とグローバル展開を推進

 株式会社 学研ホールディングス(東京・品川、宮原 博昭 代表取締役社長)は、2023年5月12日(金)に、株式会社 ポプラ社(東京・千代田、千葉均 代表取締役社長)と業務提携契約を締結した。この業務提携を通じて、学研グループが展開する絵本・児童書や学習参考書、教室・塾といった学びのコンテンツ・サービスと、ポプラ社が有する豊富な児童向けコンテンツ・キャラクターIPとを組み合わせ、国内だけに留まらず、グローバル展開も見据え多面的な協業を推進していく。

 学研HDとポプラ社は業務提携に基づく共同関係を構築することで合意した。今後は両社が有する子ども向けのコンテンツやIP、ユーザータッチポイントを組み合わせ、国内外を問わず新たな価値を創造・提供すると共に、読書・学び環境の向上や出版流通の維持強化に資することを目指す。

本業務提携の内容
 学研HDは、ポプラ社と2023年5月12日付で契約締結した業務提携において、下記施策の具体的な協議検討を進めていく。

(1)グローバル・IPビジネスの協働展開
 学研グループが保有する絵本や児童書、学びのコンテンツと、ポプラ社の豊富な児童向けコンテンツ・キャラクターIPとを組み合わせ世界中に届けることを目指す。
 グローバル展開においては、ポプラ社傘下の上海蒲蒲蘭文化発展有限公司と当社の中国拠点である学研(上海)商貿有限公司で連携し、両社の中国展開を加速させる。同時に、学研HDがグローバル戦略の重点エリアと位置付けているベトナムを始めとする東南アジアや中東への取り組みも幼児教育を軸に協働推進する。出版事業においても、北米・欧州版権ビジネスの協働展開を図る。
 さらに、上記取り組みを通じて得られた知見を活用し、海外市場にフィットしたコンテンツ・IPの共同開発にも取り組んでいく。

(2)出版を中心とした既存事業の効率化と拡大
 多様化する読書と学びのニーズに応えるべく、両社協働で、出版をはじめとする既存事業の成長を目指す。
 具体的には、書店プロモーションの共同実施や、DXも活用した物流・マーケティング等の改革に協働で取り組み、既存出版ビジネスの効率化とさらなる成長を図る。また、幼保園・学童保育・学校・学研教室・塾といった学研HDがもつ顧客とのリアルなタッチポイントを活用し、出版ビジネスにおける新たな販路開拓にも取り組んでいく。

音楽・楽器の楽しさを世界中の子どもたちにインドの公立初等学校でリコーダーを使った日本の音楽教育を開始

 ヤマハ株式会社は、インド共和国デリー教育委員会(Delhi Board of School Education)と連携し、2023年4月よりデリーの公立初等学校10校の第5学年を対象に、リコーダーを使った日本型器楽教育を導入した。インドでは、2017年よりリコーダーやキーボードのプログラムを私立初等学校の課外活動として展開してきたが、今回初めて公立初等学校の正規授業内で実施する。ヤマハは、リコーダーの技術的な指導だけでなく、グループワークやディスカッションなどを通じ相互理解の場を授業に取り入れたプログラムを提供している。また、授業開始に先立ち、全人的な教育の指導法に注目した音楽科教員研修を実施している。今後は、デリーでの導入校の拡大を目指す。インドでの「初等教育への日本型器楽教育導入事業」は、文部科学省による「令和4 年度第2 回EDU-Port ニッポン応援プロジェクト」の一つに選ばれている。

【スクールプロジェクト概要ウェブページ】
https://www.yamaha.com/ja/about/activities/school_project/

アップルスクールワークとの『EnglishCentral』連携機能で学習管理の負担軽減

 オンライン英語学習サービス『EnglishCentral』を提供する株式会社EnglishCentral JAPAN(東京・台東区、 松村 弘典 代表取締役)は、Apple社の教育支援アプリ『アップルスクールワーク』との連携機能を国内400以上の教育機関の教員・生徒に対して提供開始したことをお知らせいたします。

 この連携により、教員はアップルスクールワークにログインするだけで同サービスのクラス課題の配布や、学習進捗を他の教材とまとめて管理することが可能になります。複数のアプリを使用した生徒一人ひとりの学びを確認することが可能となり、学習管理の負担も軽減します。また、シングルサインオンに対応することでログイン情報の管理が一元化され、教員だけでなく生徒たちもログイン情報入力の手間が省けるようになった。

 EnglishCentralの特徴である2万本を超える幅広いレベルとジャンルの動画教材を用いて、生徒がどんな動画をどのくらい見たのか、どんな単語をどのくらい学習しているのか、どれだけ熱心に音読練習を行っているのか、などの細かな学習情報を、スクールワークアプリ上から確認することが出来るようになった。既に2018年から5年にわたりEnglishCentralを利用している同志社中学校の反田任先生は、「Appleスクールワークでの課題の配信は、配信したいEnglish Centralの動画を選択し、指定するだけでOKなので、これまでの動画のURLをコピーして添付するという作業がなくなり、授業準備の時間を有効に使えます。また配信した動画の生徒一人一人の学習状況が動画閲覧の有無、学習時間、進捗度、発話練習など、細かい部分まで把握できるので、データを元に個別のアドバイスや学習動画の提供に活かすことができ、とても便利です。」とコメントをしている。

株式会社EnglishCentral JAPAN公式ウェブサイト: https://ja.englishcentral.com

外国人留学生のための体験形式進学イベント「オタクフェス2023」開催

 日本語教育機関に在籍する外国人留学生を対象に進路情報の提供を行う株式会社さんぽう(東京・渋谷区、渡邉 王雄 代表取締役社長)は、5月23日(火)に日暮里サニーホール(アートホテル日暮里4階)にて「オタクフェス2023」を開催する。対象は国内の日本語教育機関に在籍する外国人留学生。学校の説明を「聞く」、資料を「見る」だけでは、留学生に伝わりにくい専門学校の学びの特徴や面白さを凝縮した体験学習を通して、直接「触って」「作って」「感じて」もらう体験形式進学相談会で、参加費無料、入退場自由となっている。


<「好き!」を仕事にしよう>をキーワードに、外国人留学生に人気の高いアニメ・マンガやホテル系、美容系など様々な体験学習ができる進学相談会。アフターコロナの中、日々進学や就職を目指して取り組んでいる留学生に、自分の「好き」が日本では就労につながることを、分かり易く伝えることが目的。
東京都・埼玉県にある9校の専門学校等が参加し、全13種類の体験が可能。


当日の見学も可能。見学を希望される学校・企業はお問い合わせへ。

主催・運営:株式会社さんぽう
■日時:2023年5月23日(火) 11:00~16:00
■場所:日暮里サニーホール(アートホテル日暮里4階)
■アクセス:JR山手線・京浜東北線・常磐線、京成線  日暮里駅南口改札 徒歩1分
日暮里・舎人ライナー 日暮里駅 徒歩3分

【お問い合わせ先】
株式会社さんぽう 国際事業部 interdiv2015@sanpou-s.net
TEL:03-3378-1041

【参加校と体験内容】
1、東放学園映画専門学校「アニメ作画体験(イラスト制作)」(https://onl.bz/yewgMzD
2、東京デザインテクノロジーセンター専門学校「ゲームプログラミング体験」(https://onl.la/7LBpFF3
3、東京デザインテクノロジーセンター専門学校「Vtuber制作体験」(https://onl.la/azidnL9
4、国際デュアルビジネス専門学校「ホテル バーテンダー体験!~ノンアルコールカクテルを作ってみよう~」
https://onl.la/1ZsZVJh
5、中央情報専門学校「プログラミングを見てみよう!聞いてみよう!」(https://onl.la/VBhBjmB
6、東京ホテル・トラベル学院専門学校「あっ!と驚くナプキンの折り方講座」(https://onl.la/FLt7rH1
7、代々木アニメーション学院 東京校※(https://onl.la/xh9aRCy
8、日本デザイン福祉専門学校 (https://onl.la/cbHtJ6Q
9、日本デザイン福祉専門学校 (https://onl.la/imkv8Xa
10、国際理容美容専門学校(https://onl.la/J44iyfc
11、専門学校東京デザイナー学院 「オリジナルタイル製作体験」
12、専門学校東京クールジャパン「アニメーター体験」
13、専門学校東京ビジュアルアーツ 「傷(きず)メイク体験」
※専修学校以外の教育機関

4年ぶりに開催 興学社の合格出陣式

 興学社学園(神奈川県川崎市)は4月17日に鎌ヶ谷市きらりホール、4月24日、東京都八王子市のJ:COMホール八王子にて合格出陣式をおこなった。両会場とも立見席を含めて満席となり、計2600名を動員した。合格出陣式は、受験を終えて高校生になったばかりの卒業生が、自らの合格体験談を後輩たちに伝える興学社学園最大のイベントであり、コロナ禍を経て4年ぶりに開催された。

興学社学園の池田晃学園長

 受験をテーマにした壮大なオープニングムービー、詩の朗読や池田晃氏による「学園長指導」、そして受験生への激励を込めたプロ和太鼓集団「打鼓音」による圧倒的なパフォーマンスと続き、メインイベントである3名の卒業生による合格体験発表「栄光の譜」が行われた。

 1人目の生徒は医師になる夢を叶えるため、都立 国分寺高校を志望。入試直前の模試判定がCであったため興学社学園の担任に相談すると「仮に志望校を変えたとして、後悔するのではないか」とのアドバイスが。その言葉によって覚悟を決め過去問題を解き続けた結果、見事、国分寺高校に合格している。
 2人目の生徒は入塾当初の偏差値は数学47、英語39であったが、合格出陣式をきっかけに勉強を頑張ることを決意。また、担任からの「高校卒業後も踏まえて志望校を決めたほうがよい」という助言にも後押しされ、都立 国立高校を目指すことに。見事、その難関を突破した生徒は「学習量を確保するためにも、フライングスタートは大切です。まだスタートが切れていない人は、このあとすぐに受験勉強を始めてください」とエールを贈った。
 3人目の生徒は興学社学園の雰囲気のよさにひかれて入塾したという。当初の偏差値は5教科平均48であったが、池田学園長と面談した際に「理想は高く持とう」と励まされて意識が変わり、その後は毎日のように自習室へ。20時間勉強する日もあるなど頑張ったことで定期テストは450点を越えるようになったものの、模試で合格判定が出ることはなく担任に相談。すると「勉強の質を意識して、健康的な生活を送りなさい」という優しいアドバイスが。その生徒はそれを素直に実行したほか仲間とも切磋琢磨したことで、志望していた都立 八王子東高校に合格している。
 最後に興学社学園の講師によって志望校合格5カ条が読み上げられ、合格出陣式は大いなる感動とともに幕を閉じた。生徒たちの表情は引き締まり、受験に向けて決意を新たにしているようであった。

4年ぶりとなった「合格出陣式」は、2会場で開催され、立見席を含めて満席となり、計2,600名が参加した

令和5年度山梨県子どもの学習・生活支援事業を文理学院が担当に

 株式会社 学研ホールディングス(東京・品川、宮原 博昭 代表取締役社長)のグループ会社、株式会社文理学院(山梨・都留、小倉 勤 代表取締役社長)は、昨年に引き続き「山梨県子どもの学習・生活支援事業」を担当する。期間は、令和5年5月から令和6年3月末でまで。
「山梨県子どもの学習・生活支援事業」とは、行政機関や福祉団体、地域住民等と連携・協働しながら、生活困窮家庭等の子どもに対する学習支援を行い、学習意欲を高め、学力の向上等を図るとともに、居場所の提供等を行い、日常生活習慣の形成や社会性の育成等を図ることをもって、子どもの貧困の連鎖を防止することを目的に実施する事業。

■学習支援
 学校の勉強の復習、学習意欲向上への支援、高校受験対策等の学習指導を、支援対象者の学習意欲、学習到達度に応じて実施する。

■生活支援
 子どもの状況に応じた安心して通える場を提供し、日常生活や学校生活上の悩み相談、将来の進路相談について親身に対応する。また、必要に応じて、行政、支援団体等と情報共有・交換し、具体的な支援を実施する。

■概要
 会場:市川三郷町、身延町、南部町、富士川町、昭和町、西桂町、忍野村、鳴沢村、富士河口湖町
 時間:19時~22時 ※開始時間と終了時間は参加者の希望で決定する。
 内容:学習支援・生活支援
 対象:中学生・高校生 ※小学生については各会場担当へ。
 費用:無料

■対象の要件
 山梨県内町村に住む中学生・高校生が対象となる。また、支援対象者の小学生を含むそのきょうだいや友人、中途退学又は未進学等により学校に在籍していない子供や、家計急変世帯の子供等、県や実施町村が必要と認める場合には、対象となる。
(1)生活保護受給世帯
(2)就学援助制度利用世帯
(3)ひとり親世帯
(4)現在の学習や生活の状況に困りごとがあり、参加を希望する世帯
(5)その他、県や町村で学習及び生活の支援が必要と認める世帯

■応募方法
 申込書を各会場に提出。申込書は、各会場、学校、町村窓口にあります。不明な点は、文理学院管理本部(直通0554-43-5330)または、山梨県子ども福祉課家庭福祉担当(直通055-223-1459)まで。

■受付期間
 令和5年4月25日から令和6年3月31日までの期間中、随時受け付けている。