Archive for: 1月 2024

駿台予備学校「 atama+ 早期学習カリキュラム 」を導入

 駿台予備学校では、全国の駿台予備学校の高卒クラス入学者へ4月の開講前に、早期学習ツール「atama+早期学習カリキュラム」を導入し、基礎学力向上と弱点補強を目的とした早期学習が可能となった。

 駿台予備学校高卒クラスは4月15日(月)に開講するが、学校間の学習進度の差や地域ごとの教育内容や学習習慣の違い、学生それぞれの得意科目と不得意科目の存在などから、開講時点で学生の基礎学力には著しい差異が見られる。また、苦手科目への取り組み方や学習方法が分からない学生も増えている。そのような開講までに何を行ったらいいのか分からない、どういった学習をすればいいのか分からないという学生の声やご相談を受ける中で、駿台としても開講前から何かできることはないかと考え、この早期カリキュラムの導入に至った。

「atama+早期学習カリキュラム」の内容
 2024年度、駿台予備学校高卒クラスの新入生へ向け、早期学習の機会を提供するために、「atama+早期学習カリキュラム」を導入する。対象教科は、受験生の苦手意識の強い数学、英語です。新入生の皆様は、入学後(2月以降)すぐに特典として、atama+での学習を開始できるようになる。
 4月からスタートする予備学校の授業に備え、授業開始までに必要な学力を効果的に身につけるため、苦手分野や弱点分野などを分析し、個々の学力に合わせたカリキュラムが提供される。そして、カリキュラムの学習状況を駿台側でも確認し指導していく。
 また、早期学習特典として、2024年度より質問アプリ「manabo」も入学後(2月以降)すぐに利用できるようになり、分からない点や疑問点は、すぐに解決できるようになる。

学習プラットフォーム「Monoxer」、メヂカルフレンド社と連携して看護学生向け入学前教材の提供開始

 モノグサ株式会社(東京・千代田区、代表取締役:竹内 孝太朗、畔柳 圭佑)は記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」が、株式会社メヂカルフレンド社(東京・千代田区、亀井 淳 代表取締役社長)よりライセンスを受け、Monoxer上で『New看護学生プレトレーニング 看護を学ぶ前にもう一度整理しておきたい基礎知識』を導入組織に向けて2024年2月から本格提供開始することを発表した。

 Monoxerは生徒数が数万人の大手塾・予備校から、生徒数が数十人の地域密着型の塾、および学校現場での導入実績があり、記憶定着を支援するために様々な教科・用途で活用されている。

 Monoxerにて、看護学生への入学前教育のコンテンツ、『New看護学生プレトレーニング 看護を学ぶ前にもう一度整理しておきたい基礎知識』の提供を開始する。これまでの紙書籍のみを用いた学習では、知識の定着度合いを入学後のプレイスメントテストでしか確認できなかった。Monoxerでの学習が可能になることで、教員は知識の定着度合いをリアルタイムで確認できるようになり、学生の得意不得意をあらかじめ把握したうえで、入学後の授業が進めやすくなる。学習者は通学時間や隙間時間を活用し、手軽に学習に取り組むことができる。解剖生理学をはじめ、看護の専門知識習得に必要な算数、理科、国語の3科目の基礎知識事項をMonoxerを通して学習することによって、入学後の授業内容や実践学習のスムーズな理解につながる。

月刊私塾界2024年2月号(通巻514号)

誤:1 正:2

【お詫び】月刊私塾界 2024年2月号 背表紙の誤りについて

月刊私塾界 2024年2月号背表紙において、月の表記に誤りがございました。
後日、修正シールをお手元にお送り致します。

お手数をおかけし、誠に恐縮ですが、本誌に貼付していただければ幸いです。

以後このようなことがないよう、再発防止に努めてまいりますので、今後とも、何卒よろしくお願いいたします。

巻頭言

不屈の進路

 元旦に発生した能登半島地震において、お亡くなりになられた方々、そのご家族、ご親族、関係者の方々に対しまして、心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、救急救助並びに復旧活動にあたられている皆さまに感謝いたします。

 まだまだ不安な日々が続いておりますが、皆様が今まで以上に気を落とされることなく、被災地の一日も早い復旧・復興を祈念しております。

 2024年は、能登半島の地震と羽田空港の事故という予期せぬ出来事によって幕を開けた。

 これらの事態にもかかわらず、各地の中学入試、大学入学共通テストは予定通りに実施された。これは、日本社会が突発的な困難に対しても柔軟かつ迅速に対応できる能力を備えていることの証である。

 特に教育分野では、このような強靭さが求められている。未来を担う学生たちにとって、試験の実施はただのルーティンではなく、社会が彼らの学びと成長を最優先事項として扱っていることを示す重要なサインである。

 こうした経験は、教育のあり方においても、常に変化に対応し続ける必要があることを示している。

 先行きが見えない時代において、変化を恐れずに新たな挑戦を続けることこそが、未来を切り開く鍵となる。常に変わる世界に適応し、それを学びの機会に変えていく勇気を持ち続けよう。

(如乙 一)

目次

  • 6 CatchUp1 英俊社+モノグサ  「赤本」の英俊社とモノグサが協働 入試過去問のデータベースを基にしたオリジナル単元別問題を『Monoxer』に搭載し、記憶の定着を図りながら過去問演習が可能に
  • 8 CatchUp2 株式会社学書 顔写真付き入退室管理システム「Kazasu」に学童版が登場
  • 10 CatchUp3 慶生学院 東進に加盟したことで広がった塾としての可能性
  • 12 CatchUp4 株式会社日能研関西 日能研関西が満を持して提供。 全ての学力の土台を作るオンライン学習システム「チアスタディ」
  • 14 CatchUp5 一般社団法人教育アライアンスネットワーク(NEA) 堀川直人代表理事が語る2024年の塾業界とNEAの展望
  • 18 HOT TOPICS 01 Amazon Web Service主催 第1回教育業界向け生成AI活用勉強会開催
  • 20 HOT TOPICS 02 ポートフォリオが、非認知スキルに最大効果を発揮する理由とは?【前編】 
  • 24 挑む私学 逗子開成中学校・高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 58 【特集】 Seminar Report 私塾界プレミアムセミナー 2023
  • 72 TOP LEADER Interview 教室だけでは終わらない多様な学びの場。 株式会社 全教研
  • 84 企業研究(132) 株式会社 K Village Tokyo
  • 87 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(360)
  • 88 疾風の如く(174) EIMEI教育学習塾グループ(埼玉県) 代表 川上 大樹 さん
  • 90 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(129)
  • 92 白書界隈徘徊話(106)
  • 94 For Whom the 塾 Tolls(30)
  • 96 PAPER Review(4)
  • 98 自ら動き出すチームにする方法(113) 中谷彰宏
  • 100 シン・ジュクジン(27)
  • 101 芸術見聞録(127)
  • 102 わが子、就学中(35)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(107)
  • 105 10¹⁵ PETA(35)
  • 106 現代学習塾経営概論(11)
  • 107 Opinion from School(55)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(222)
  • 110 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(53)
  • 112 私塾界インサイト(71)
  • 116 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(27)
  • 118 論点2024(2) オンライン授業
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座

香川県公立高校入試 推薦出願倍率確定値 高松西3・62倍

 香川県教育委員会は2024年1月25日、2024年度(令和6年度)香川県公立高等学校の自己推薦選抜出願者数を発表した。願書締切後の確定出願倍率は、坂出(普通)5.45倍、高松西(普通)3.62倍、高松南(看護)3.55倍など。

 2024年度香川県公立高等学校の自己推薦選抜は、1月25日午後4時に出願を締め切った。全日制全体の自己推薦選抜の出願者数は、前年度比168人減の2,589人。出願締切後(1月25日午後4時現在)の確定出願倍率は2.01倍となった。

 学校・学科別の出願倍率がもっとも高いのは、坂出(普通)5.45倍。志願倍率が3倍以上の高倍率となったのは、高松工芸(工業・建築)3.73倍、高松西(普通)3.62倍、高松南(看護)3.55倍、善通寺第一(工業・デザイン)3.64倍、多度津(水産・海洋生産)3.11倍、笠田(農業・農産科学)3.00倍の6校6学科であった。

 このほか、観音寺第一(普通・理数)2.82倍、高松南(家庭・生活デザイン)2.82倍、三木(総合)2.77倍、高松商業(外国語・英語実務)2.75倍、高松工芸(工業・工芸)2.71倍、高松工芸(工業・機械)と(工業・電気)が2.64倍など。

 全国からの生徒募集枠には、前年度より11人少ない36人が出願。確定出願者数は、観音寺第一(普通・理数)8人、高松商業(商業)5人、坂出(音楽)4人、観音寺総合(総合)4人、香川中央(普通)3人、高松北(普通)2人、高松第一(音楽)2人など。

 自己推薦選抜の検査・面接日は2月1日、合格者発表は2月7日に行われる。一般選抜は、願書受付が2月14日・15日、志願変更が2月20日~22日、学力検査が3月7日、適性検査・面接が3月8日。追検査は3月16日・17日に設定されており、合格発表は3月19日に行う。

株式会社サクシードが、近畿大学附属高等学校・中学校の部活動運営業務を受託

 教育・福祉業界の人材派遣・紹介事業、家庭教師紹介事業、個別指導塾の運営事業を手がける株式会社サクシード(東京・新宿区、高木 毅 代表取締役社長)は、近畿大学附属高等学校・中学校(東大阪市、丸本 周生 学校長)より部活動外部委託事業を受託した。
 サクシードが保有する教育系人材のデータベースを活用して指導者を選定し、部活動の運営を行う。

 近大マグロやウナギの完全養殖など先進的な取り組みで知られる学校法人近畿大学では、近年顕在化している教員の長時間労働問題に対しても解決を図るべく、部活動の外部委託の検討を進めていた。
 顧問教員の負担を軽減しつつ、生徒にとってより満足度の高い部活動を提供する目的で外部指導員の導入を決定し、サクシードがその業務を受託することとなった。 

 傘下に多くの附属高等学校・中学校を持つ近畿大学には、全国各地に多数の教員・生徒が在籍している。今回の取り組みを全国の近大ネットワークに拡大し、近畿大学の教員の方々の働き方改革の一部を担い、在籍する生徒の皆様にはより良い部活動の場を提供できるよう尽力していく。

文科省 学びのDX推進に向けた学習コンテンツ充実・活用促進実践研究の公募

「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと協働的な学びの実現~」(令和3年1月26日中教審答申)や「誰一人取り残されたない学びの保障に向けた不登校対策」(COCOLOプラン)(令和5年3月31日文部科学省策定)において、オンライン等を活用した学びの提供や促進が掲げられている。その中では、子供たちが学びたいと思った時に学べる環境づくりの推進や、学校で学びたくても学べない児童生徒への対応が求められており、本事業で運営する学習支援ポータルサイト「きみの好き!応援サイト たのしくまなび隊」には、その一役となっていくことが期待されている。
 この事業では、タブレット端末等で活用できるさまざまな学習コンテンツをポータルサイト上に掲載し、子供たちの興味に応じた情報提供を行う。また、将来的には学習eポータルと連携した学習コンテンツの提供を目指しているため、令和6年度は学習eポータルと連携可能なオリジナルコンテンツの制作・提供を行う。
 ポータルサイトの運営を通じて、子供たちが「知ること・学ぶことは面白い」と感じられるような学習コンテンツ情報の充実・提供を図る。
 
きみの好き!応援サイト たのしくまなび隊:https://tanoshikumanabitai.mext.go.jp/

公募スケジュール等

入札説明会の日時及び場所
令和6年2月2日(金曜日)11時 オンライン
※説明会参加にあたっては、事前登録が必須である。下記(1)を要確認。

入札書の受領期限
令和6年2月16日(金曜日)12時まで

開札の日時及び場所
令和6年3月7日(木曜日)14時 文部科学省入札室

(1)入札説明会の開催

開催日時:令和6年2月2日(金曜日)11時
開催場所:オンライン開催
 
 説明会参加にあたっては、事前登録が必須。参加を希望する場合は、以下の宛先にE-mailにて、氏名、所属、役職、電話番号、メールアドレスを記入のうえ申請すること(申請締切:令和6年2月1日(木)12時)。入札説明会の開催前日までに、文部科学省からオンライン会議の URL 等をメールにて通知する。なお、登録時に入力する氏名、所属、役職、 メールアドレスは、参加登録の確認のみに使用し、他の用途には使用しない。なお、応募にあたり、本説明会への参加は任意である。
【事前登録宛先】min-edu@mext.go.jp

詳細は下記のURLへ

https://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/mext_00349.html

盛山大臣が石川県を訪問し 22日に再開した七尾東部中学校や中学生の集団避難先等を視察

 1月25日、盛山大臣は石川県を訪れ、22日に学校再開した七尾東部中学校や輪島市の中学生が集団避難している白山市の白山ろく少年自然の家、そこから通学している白嶺中学校を視察すると共に、石川県災害対策本部会議に出席し、馳石川県知事をはじめ、関係自治体の教育長の方々との意見交換などを行った。

  盛山大臣は、実際の学校現場や生徒が生活している場を視察するとともに、珠洲市・輪島市・七尾市・能登町・穴水町・志賀町の教育長から学校再開や子供たちの心のケアのための人的、物的、財政的支援の必要性や給食の再開が見通せない現状等に対し、改めて被災された皆様が置かれている大変な状況を実感し、一日でも早く元の学校生活を取り戻すことができるよう、全力を挙げる決意を新たにしたと述べた。

 馳知事との意見交換では、公立・私立問わず、学校の校舎だけでなく、関連する施設等についての支援を含め、能登半島を震源とする地震の調査研究の早期実施等について話した。
 盛山大臣は、教育環境の早期復旧に向けて、被災地に寄り添った支援を最大限行うと伝えると共に、地震の研究については、昨年から行っている能登半島地震に関する総合調査への助成の追加助成の交付内定を行った他、できるだけ速やかに、この研究成果の被災地への情報提供がなされるよう、関係機関等と連携してしっかりと取り組んでいくと述べた。

  被災地で子供の学びの継続や心のケアに懸命に取り組んでいる教師を支えるため、多くの要望があった人的派遣について、1月26日より、教職員とスクールカウンセラーを県外の他自治体から石川県に派遣することとした。

東京都「こどもスマイルムーブメント」に株式会社ウィザスが参画

 株式会社ウィザス(東京、生駒富男 社長)は、東京都が実施する「こどもスマイルムーブメント」の趣旨に賛同し、2023年12月より参画した。今後、東京都と協力して、こどもが社会の一員として様々な場面で参画できる機会の創出に努め、全てのこどもが今と将来への希望を持って、伸び伸びと健やかに暮すことができように取り組んでいく。

 東京都では、「チルドレンファースト」の社会の実現に向けて、子供を大切にする気運を一層高めるために企業・NPO・学校・区市町村など幅広い主体と連携しながら、官民が一体となって子供の笑顔につながる様々なアクションを展開する「こどもスマイルムーブメント」を推進している。

詳しくは「こどもスマイルムーブメント」のHPへ

https://kodomo-smile.metro.tokyo.lg.jp/

 ウィザスグループは、教育事業を中心に「生徒第一」・「1/1の教育」を教育理念に掲げ、学習塾事業、通信制高等学校、大学の運営をしており。留学生や日本で働く外国人への日本語教育や日本語教師の養成。通訳・翻訳、外国人の採用から就労・生活支援等のサービスを行い、幼児から社会人まで、すべての人の幸せへとつながる「”社会で活躍できる人づくり”の実現」を目指している。

東京都の「こどもスマイルムーブメント宣言」における、

01.全てのこどもが今と将来への希望を持って、伸び伸びと健やかに成長できるよう、全力でサポートする。

02.こどもが社会の一員として様々な場面で参画できる機会の創出に努め、こどもの目線に立った取組を推進する。

03.社会全体で「こどもを大切にする」気運を醸成し、安心して働き、子育てができる環境づくりに取り組む。

が、「”社会で活躍できる人づくり“の実現」という、将来にわたり幼児から社会人までのすべての人の幸せにつながるという私たちの理念と合致することから、この取り組みへ参画した。

何歳で英語学習を始めた?東大生100人に調査 HUSTAR株式会社

東大生はいつから英語学習を始めた

【調査概要:英検に関する調査】

■調査方法 :インターネット調査

■調査人数 :108名

■調査対象 :現役東大生

■調査期間 :2023年6月28日~10月23日

 HUSTAR株式会社が運営する、難関大に逆転合格できる逆転合格専門塾が運営する『スタディチェン』http://studychain.jp/ 編集部は、現役東大生に対して「英語学習を始めた時期」について調査した。現役東大生を対象に調査したところ、アンケートを実施したところ以下のような結果となった。

https://studychain.jp/juken-motivation/

幼児期:51%

小学1年生~小学3年生:32%

小学4年生~小学6年生:12%

中学生:5%

  • 幼児期:51%

 最も回答が多かったのが幼児期で、半数以上の東大生がこの時期から英語学習を始めていた。英会話やくもんに通っていた学生が多いようだ。幼少期に2つ以上の言語を身に着けている人は、頭の回転が速い傾向にあるようだ。東大に入学する家庭は、教育に力を入れていると捉えることもできる。

  • 小学1年生~小学3年生:32%

 次に小学1年生~小学3年生に英語学習を始めた人が多かった。約3割の方が小学生の低学年に英語学習を始めていた。最近では、小学生の時から英語の時間が組み込まれ、本格的に勉強する学校も多いようだ。

  • 小学4年生~6年生:12%

 続いて多かったのが小学4年生~6年生でした。中学受験をする生徒さんは、この時期あたりから本格的に英語の勉強をしているようだ。小学4年生~6年生と回答した人のほどんどが、単なる英語学習ではなく、受験のための英語学習を始めていた。

  • 中学生:5%

 最も少なかったのが中学生だった。

雑誌『子供の科学』創刊100周年記念ティザーサイトが公開

 株式会社誠文堂新光社(東京・文京区)が発行する小中学生向けの科学雑誌『子供の科学』は、2024年9月で100周年を迎える。2024年は『子供の科学』創刊100周年を記念したさまざまなプロジェクトを展開していく。100周年ニュースや『子供の科学』を読んで育った読者のメッセージを掲載した『子供の科学』創刊100周年記念ティザーサイトを公開した。

『子供の科学』創刊100周年記念ティザーサイト:https://www.kodomonokagaku.com/100th/

 1924(大正13)年に創刊された小中学生向けの科学誌『子供の科学』は、2024年9月に100周年を迎える。100周年イヤーとなる2024年には、子供向けの企画はもちろん、100年間のすべての読者と一緒に盛り上がれるコンテンツやイベント、『子供の科学』とともに歩んできたパートナー企業とコラボレーションした企画など、100周年を記念したさまざまなプロジェクトを企画している。

 100周年ニュースや『子供の科学』を読んで育った読者のメッセージを掲載した『子供の科学』創刊100周年記念ティザーサイトを公開した。
 100年間で、およそ1200冊の『子供の科学』がつくられてきたが、どの時代の雑誌をめくっても、未来を感じる最先端の科学が掲載されている。そして、ワクワクしながらページをめくった読者たちが、大人になってさまざまな分野で未来をつくり上げてきた。そんな『子供の科学』の100年の歴史と、これからも読者に明るい未来を届けていくという思いを込めたキャッチフレーズが、“さあ、未来をめくろう!”。

 100周年メッセージのコーナーでは、ノーベル化学賞受賞者の白川英樹さん、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)の古田貴之さん、株式会社植松電機の植松努さん、グラフィックデザイナーの寄藤文平さん、サイボウズ株式会社の青野慶久さんなど、各分野で活躍されているみなさんが『子供の科学』の思い出などを語っている。


 このティザーサイトを皮切りに、4月には100年分の『子供の科学』とともに100年の科学史を振り返る「科学タイムトラベル」機能を搭載予定。戦前の『子供の科学』には、日本史や世界史の教科書で登場するような出来事が、当時の子供たち向けにリアルタイムで紹介されている。


■雑誌『子供の科学』概要
1924年創刊の小中学生向け科学雑誌『子供の科学』。約100年間、子供たちに最先端の科学をたのしく、わかりやすく伝え続けてきました。宇宙、生き物、ロボット、環境、コンピューターなど、子供たちが興味をもつことなら、なんでも取り上げている。毎号、工夫をこらした実験や工作、プログラミングの記事が充実。体験を通して「科学する心」を育む雑誌。
子供の科学のWebサイト「コカネット」:https://www.kodomonokagaku.com