ベネッセとサイバーエージェントが協業 生成AIを活用した全社業務改革プロジェクト 「AIクリエイティブセンター」を設立

 株式会社ベネッセホールディングス(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)と株式会社 サイバーエージェント(東京・渋谷区、藤田晋 代表取締役)は、生成AIを活用した制作・マーケティング領域の業務改革を目指す、新しい取り組みである「AIクリエイティブセンター」を設立することを発表した。

 ベネッセグループは、1955年の福武書店の創業に始まり、来年創業70周年を迎える。これまで教育、介護・保育、生活といった分野で人々のライフステージに沿ったさまざまな社会課題の解決に取り組んできた。加速する少子化、格差の拡大、高齢化率の上昇、テクノロジーの進化など社会は大きく変化する中、教育分野では、1969年に現在の「進研ゼミ」の前身である「通信教育セミナ」、2014年からは紙の教材に加え、タブレット講座を開講、2023年にはAIを活用した「AI学習コーチ」など最新のテクノロジーを活用しながら子どもたちの学びに寄り添う商品の提供を開始してきた。事業だけでなく、社内の業務改革においても最新のテクノロジーを活用し、推進していくにあたり、デジタル広告や最先端のAIの知見をもつサイバーエージェントとAI技術を活用したオペレーション改革を実現する取り組みを開始する。この取り組みにより、顧客ニーズの変化に対応したパーソナライズ化したクリエイティブ制作を実現し、顧客価値向上を目指す。


■「AIクリエイティブセンター」について
① 沖縄AIクリエイティブセンター設立
 サイバーエージェントと連携し、沖縄に拠点を設置する。制作拠点を一元化して効率的にクリエイティブ制作を行う。

② ベネッセ専用クリエイティブAIツールを構築
 ベネッセ専用のAIをサイバーエージェントにて開発し、制作ノウハウをデータベース化して蓄積することにより制作クオリティを向上させるほか、制作期間の短縮とそれに準じた制作コスト削減を目指す。

サクシード 日本語教育事業における連携協定をケイ・イー・シー株式会社と締結

 サクシードは、日本語教育事業における連携協定をケイ・イー・シー株式会社と締結し、発表した。質の高い日本語教育サービスの提供を目指し、地方自治体等に向けた提案を進める予定だ。

 業務連携・協力に関する協定締結の背景には、日本で生活する外国人住民は増加しており、それに伴い日本語学習の支援が必要な人数も増加している。その日本語教育を担う日本語教師については国家資格となる「登録日本語教員」が令和6年に創設されるなど、日本語教育の質の向上へ向けた動きが進んでいる。
 今後、より一層ニーズの高まりが予想される日本語教育において、日本語教師養成機関【KEC日本語学院】を運営するケイ・イー・シーと、自治体向け人材サービスを多く手掛けるサクシードがタッグを組むことで、より質の高いサービスを多くの自治体に向けて展開していけるよう、協定を締結した。

カプコン開発エンジン「RE ENGINE」を用いたゲーム制作コンペティションを初開催

 株式会社カプコンは、ゲーム業界の活性化を目的とし、自社開発エンジン「RE ENGINE」を活用した学生対象のゲーム制作コンペティション「CAPCOM GAMES COMPETITION」を初めて開催することを発表した。

「RE ENGINE」は同社が誇る世界トップレベルのゲーム開発エンジンです。実写さながらのフォトリ
アルな描写が可能なだけでなく、難解な技術を開発者が扱いやすいよう簡便化することで、よりスムーズな開発環境を実現している。開発効率の大幅な改善と高品質なゲーム開発を可能とし、世界で戦うタイトルを開発するために常に進化している。
 今回開催するコンペティションでは、クラウド環境で、「RE ENGINE」などゲーム制作ツールを用いてゲーム開発に取り組む。1チーム最大20名を参加条件とし、クリエイターの職種ごとに役割を決め、同社開発者からのサポートを受けながら6ヵ月間で1作品を開発します。このコンペティションを通じて、参加者は最新のゲーム開発手法を習得する機会を得られる。また、受賞作品の中から商品化の可能性があるものに対し、同社からゲーム制作支援を予定している。


【コンペティション概要】

  1. 名称
    CAPCOM GAMES COMPETITION
  2. 募集期間
    2024年12月9日(月)~2025年1月17日(金)予定
  3. 対象
    国内の大学・大学院・専門学校に在籍している18歳以上の学生
  4. 公式サイト
    https://www.capcom-games.com/cgc/2025/

山梨県 令和7年度より25人学級を小学校5年生に拡大、8年度には全学年に導入

 山梨県(長崎幸太郎 知事)は、全国に先駆けて公立小学校に導入している25人学級を、令和7年度より5年生に拡大、令和8年度には全学年に導入する方針を示した。
 県では、令和3年4月から都道府県では全国初となる公立小学校の1年生への「25人学級」を導入した。その後、順次拡大し、現在、4年生まで対象を拡大しており、5年生以降への導入に向けて検討を重ねてきた。
 少人数教育推進検討委員会(委員長:服部一秀山梨大学教育学部長)の議論を経て、課題であった教師不足への対応についての具体的な方策や関係者のコンセンサスを得るとともに、財源についても「やまなし教育環境・介護基盤整備基金」に電気事業会計からの繰入金を増額することにより実現可能と判断し、今回の発表に至った。
 
 令和7年2月議会に提出する来年度予算案において、5年生までの25人学級に要する予算を計上し、議会の承認を得たうえで、実施していく予定だ。

 4年生まで実施してきた25人学級は、「子どもたち一人ひとりにきめ細かな指導ができるようになった」「教師の負担軽減にもつながっていること」などと、学校現場や保護者から好意的に受け止められている。
 少人数教育推進検討委員会では、5年生以降も25人学級を推進すべきとの意見が多く、報告書にもその方向性が示された。
 
 特に、教師不足の中で少人数教育を進める具体策について、教師が不足する当面の間は25人学級の制度は維持しながら、教師が確保できる可能な範囲で国の基準である35人よりも少ない少人数教育を実施することや、学校の実情に合わせてクラスを増やさずに教師を追加配置するアクティブクラスの柔軟な運用が提案された。

株式会社もち吉が福岡県 直方市内の小学1年生に「ちいかわ総復習ドリル」を寄贈

 株式会社もち吉が福岡県直方市の小学1年生を対象に「ちいかわ総復習ドリル」を寄贈する。アニメ「ちいかわ」に㈱もち吉の「いなりあげもち」が登場し、その効果で多くの反響があった。また、令和6年11月に小学生向け教材「ちいかわ総復習ドリル」が販売され、そこでも「いなりあげもち」が登場している。地元企業の商品が登場する教材として、㈱もち吉は、市内11小学校の1年生全員にそのドリルを寄贈することになった。
 また、ドリルとあわせて、地元の小学生にもぜひ味わってもらいたいと、作中に登場する「いなりあげもち」もあわせて寄贈する。
【贈呈式】
 日時:令和6年12月20日(金) 午前10時~
 場所:直方市立直方西小学校 図書室

アイリスオーヤマとして初めて都道府県と包括連携 宮城県と包括連携協定を締結

 アイリスオーヤマ株式会社(宮城・仙台市、大山 晃弘 代表取締役社長)は、2024年12月5日に宮城県と包括連携協定を締結し、本日宮城県庁にて協定締結式を実施した。アイリスグループは宮城県内に本社をはじめ4事業所・3工場を有している。地方自治体との包括連携協定の締結は8件目で、都道府県との締結は今回が初めてとなる。

■協定内容
 協定は、宮城県と当社が相互に様々な資源を活用し協働することで、地域産業の振興、防災・減災、子ども・教育、環境保全・省エネ・脱炭素、健康増進の各分野で、活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展及び県民サービスの向上を図る。地域産業の振興に関しては、県内の大学生・高校生を対象としたインターンシップの受け入れや、パックごはんの輸出による県産米の海外での販路拡大などを目指す。

ベネッセコーポレーションが2025年4月より高等学校向けフルクラウド型校務支援システム「ベネッセ校務クラウド」を提供開始

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)は、2025年4月より高等学校(中高一貫校含む)向けフルクラウド型校務支援システム「ベネッセ校務クラウド」の提供を開始する。
 令和7年度の文部科学省概算要求は、学校における働き方改革や学習系・校務系データの連携などを想定してのクラウド環境での次世代校務DX環境の整備、さらに教育データ利活用の基盤となる情報セキュリティ対策などの、学校の基盤整備が急務とされている。

 このサービスでは、これからの学校ニーズに応える高等学校向け校務支援システムとして、高等学校における主要な校務、①教務管理(成績処理、出欠管理、時数管理等)、②学籍管理(指導要録等)、③保健管理(健康診断票、保健室来室管理等)等をフルクラウド環境で統合して処理できる機能を提供する。さらに①の教務管理では、フルクラウド型の利点を生かした機能としてベネッセが高等学校向けに提供する模擬試験「進研模試」など各種サービスとの連携も予定している。
 サービスの開発は、高セキュリティが求められる医療分野におけるサービスの開発、運用実績があるテクマトリックス株式会社(東京・港区、矢井 隆晴 代表取締役社長)の校務支援システム「ツムギノ」をベースに、高等学校の校務ニーズを理解するベネッセによるカスタマイズを加える形で進めました。各学校における販売や導入、および活用支援についてはベネッセが行う。

 ベネッセグループにおいては、株式会社EDUCOMが全国の1/3にあたる約11,000の小中学校および約600自治体に校務支援システムを提供している。そして、今回さらにベネッセコーポレーションとして高等学校や中高一貫校へ校務支援システムのサービス提供を拡大することとなる。
 このサービスの提供を通して、ベネッセでは、全国の高等学校や中高一貫校に対して、日々の校務の業務効率向上とご負担の軽減に加えて、学校が保有・管理するさまざまな校務データを可視化して分析・活用するための安心・安全な環境を提供している。

■新サービス提供の背景
 近年、学校における働き方改革に向けた取り組みが行われており、生徒の出欠管理や成績管理、保健管理などの校務において、紙ベースの業務をデジタル化し効率的に行えるようにする校務DXが進んでいる。さらに、学校における1人1台端末の利用とネットワーク環境の整備により、デジタル端末による学習が進んでいる。今後の学校現場では、これらの取り組みで得たデータを連携し、ダッシュボードでの可視化や分析を行うことによる教育の高度化が望まれている。
 このような社会環境を踏まえて、ベネッセでは高等学校(中高一貫校含む)に向けた新たなサービスとして今回のフルクラウド型校務支援システムを提供することにした。令和の学校現場が取り組む校務データ管理・活用の負担軽減と効率化を実現し、先生が子どもと向き合う時間を増やし、よりよい授業や指導に臨める環境づくりを支援する。さらに、この校務支援システムがフルクラウド型である利点を生かして、最大で単回40万人以上の高校生に受験され、大学・短大進学を目指す人のための国内最大規模の模擬試験「進研模試」等の自社サービスのデータを連携させるというベネッセならではの付加価値も提供する。今回のサービス提供開始により、生徒を多面的に把握し、より質の高い指導を実現する学校環境づくりに貢献していく。


■「ベネッセ校務クラウド」
1)ベネッセのサービスをはじめとした校内・校外の各種データとの連携
 フルクラウド型の利点を生かし、ベネッセが高等学校(中高一貫校含む)向けに提供する「進研模試」等の模擬試験や、各種サービスの学習データとのデータ連携を予定している。校内の定期テスト等と併せて校務支援システム内で学習履歴を一元管理することで、進路面談などの際に生徒をより多面的に把握し、指導できるようになる。また、学校全体で様々なデータを組み合わせた分析が可能となる。
「進研模試」等のアセスメントを長年提供してきたベネッセの知見を活かして、データの連携やダッシュボードでの可視化、分析などの活用を支援する。
 学校等欠席者・感染症情報システムとの連携や、健康情報、就学支援情報等の連携対応も予定している。
2)全ての利用者が使いやすいサービス
 生徒や保護者を含むすべての利用者は、スマートフォンアプリを含む様々な端末環境で利用可能。
 Microsoft Entra IDやGoogle Workspace for Educationとのシングルサインオン機能を実装しているため、ログインに手間取ることなく、日常のコミュニケーションや出欠連絡をスムーズに行うことができる。
 入力された情報はリアルタイムで通知されるだけでなく、必要に応じて先生が承認を行ったうえで、様々な書類に反映されるため、先生の業務効率化につながる。
3)高セキュリティが求められる校務活用に向けた対策
 シングルサインオンや2要素認証等の認証機能を備えており、データ暗号化、操作ログ保存を行っている。また、細かな権限設定や、ファイル入出力のための承認フローの設定も可能。校務系と学習系のネットワークを統合した環境での利用や、教職員のロケーションフリーでの利用においても、万全のセキュリティを提供する。
このサービスのベースとなる校務支援システム「ツムギノ」を提供するテクマトリックスは、医療分野においてレントゲン等の情報を保管・管理するサービス「NOBORI(ノボリ)」をクラウドで提供している(登録患者数:約5,180万人、2024年3月末時点)。さらに、ゼロトラストセキュリティを実現するパロアルトネットワークス社製プラットフォーム「Prisma Access」の国内における販売代理店を務めている。高セキュリティが求められるサービスの開発、運用経験を生かして、テクマトリックスがサービスの基盤運用を担当する。

サービス紹介ページ:https://koumu.benesse.co.jp/
サービス提供開始:2025年4月
主な販売対象 :全国の高等学校(中高一貫校含む) 
販売価格 :生徒1人あたり年額3,960円(税込) ※別途、基本サービス料が発生。
学校からのお問い合わせ先 :
お客様サービスセンター 0120-350455(通話料無料)
受付時間/月~金8:00~18:00 土8:00~17:00 祝日、年末・年始を除く

LITALICO、一人ひとりの個性に合わせた日常生活や学習・進路の支援を行う通信制高校サポート校「LITALICO高等学院」 を2025年4月に開校

「障害のない社会をつくる」というビジョンのもと、障害のある方向け就労支援事業や子どもの可能性を拡げる教育事業を展開する株式会社LITALICO(東京・目黒区、長谷川敦弥 代表取締役)は、一人ひとりの個性に合わせた日常生活や学習・進路の支援を行う通信制高校サポート校「LITALICO高等学院」を2025年4月に開校する。
■ 通信制高校サポート校とは
 通信制高校は、全日制高校と同じように卒業に必要な単位を修得して、高校卒業卒資格を取得する学校のこと。通信制高校サポート校とは、通信制高校を卒業するための学習サポートや日常支援を行う学びの場。LITALICO高等学院(通信制高校サポート校)では、提携する通信制高校のご案内や、卒業までの日常サポートを実施する。

■ LITALICO高等学院の特徴
(1)専門的な手厚い発達支援:発達支援や個性を伸ばす教育支援の専門スタッフが手厚く在籍し、個別支援計画をもとに一人ひとりに合わせた学習や日常支援を行う。
(2)オンライン支援とテクノロジー活用:学校に行けない日も、ご自宅から学習や日常サポートが受けられる仕組みを整備する。自分のペースや安心できる方法で高校生活を送ることができる。
(3)好き・得意から未来に繋がるプログラム:一人ひとりの好き・得意を発見し、深める時間を大切にする。自分の興味から将来の選択肢を広げ、個別最適な進路実現に向けて徹底した伴走サポートを行う。
(4)保護者の方と共に歩む:定期的な面談はもちろん、関わり方や進路についての保護者向けセミナーなどを定期開催。保護者と連携し、お子さんの成長や進路について共に考えていく。

■ 概要
名称:LITALICO高等学院
区分:通信制高校サポート校
開校:2025年4月
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目19−21 井門神宮前六丁目ビル 3F
提携校:鹿島山北高等学校・鹿島学園高等学校(申請中)
特設ページ:https://highschool.litalico.jp/

生徒だけではなくスタッフの夢・志を育む重要性

株式会社志學舎(東京都八王子市)は同名の学習塾のほか、東進衛星予備校や東進中学NETなども運営している。近年、東進内部生(現高1・高2)の次年度(新高2・高3)継続率が高まっており、高幡不動校は今年、全国の東進のなかで最も早く継続目標を達成した。継続指導がうまくいっている理由について、志學舎 副塾長・高幡不動校 校長の松澤 保成氏に取材した。

東進の理念を拠り所に「継続最速」を達成

――高幡不動校は今年、全国の東進の教室で一番に継続目標を達成されたそうですね。

志學舎 副塾長
東進衛星予備校 高幡不動校 校長
松澤 保成氏

 ええ。9月の最終週から継続活動を開始し、おかげさまで10月6日に達成となりました。
 2年前までは私が面談をしていたのですが、校舎マネジメントを通して学生が成長してくれているので、生徒と夢・志をつくる面談、東進でいう継続のための面談を昨年から学生スタッフに任せてみました。次年度どういった講座を取るかを含めた学習計画作成です。すると意図せず全国で一番に継続目標を達成しました。
 今年は保護者との面談で御礼を言われるような、「信頼いただける指導」をつくりたいと学生スタッフに伝え、同じようにうまくいっています。
 面談では保護者から厳しいお言葉をもらうこともありますが、ご指摘いただいた点に関しては素直に謝罪し、改めることを約束しながらも、そこで萎縮することなく提案すべきことはしっかりプレゼンしています。
 そうでなければ、何のための面談かわからなくなりますからね。
 伝えるべきことが言えるよう、面談前に必ずおこなっているのが東進の理念『独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する』の読み上げです。東進の指導方針を徹底していれば、生徒をしっかり成功に導けると確信しています。

夢・志指導によって保護者の満足度もアップ

――継続率アップには生徒のやる気も重要だと思いますが、やる気を引き出すためにどのようなことを意識されていますか。

 一番大切にしているのが、「夢・志指導」です。将来、何がやりたいのか、何になりたいのかが明確でないと、今勉強を頑張ろうと思ってもなかなか続きません。そのため、なりたい将来像を明らかにする夢・志指導に力を入れています。
 すぐにやりたいことが見つかるとは限りませんが、建築士や医師、あるいはフィリピンでの社会貢献など、夢や志が見つかった生徒は楽しそうに勉強しますし、行きたい大学も自ずと決まります。
 また夢・志指導の結果、親に夢を語る中学生が増え、保護者も喜んでくれています。そうした方々は、保護者会でわが子の成長ぶりを話してくれたりもするんですよね。
 さらに昨年からは、小中学生にも夢・志指導を開始しました。「時間もお金も制限がなかったら何をしたい?」と問うと、ある中学生は「1 2 0 0 k mの流しそうめんがしたい」と話しました。突拍子もないように思えますが、大切なのは指導側が「それは無理」と生徒にフタをせず、どうやったらできるかを一緒に考えてあげることです。

生徒だけでなくスタッフの夢・志も引き出す

――夢・志を育むには指導力も必要だと思いますが、社内教育ではどんなことを大切にされていますか。

 スタッフが自分の未来を想像して創造する、「セルフリアライゼーションプログラム」という研修を4年前か
ら行っています。

自分の未来を想像して互いにプレゼンしあうセルフリアライゼーション

 そこに学生スタッフも参加してもらうようにしたところ視座が向上。自身のやりたい夢・志を探すきっかけ
になっています。また新卒採用にもつながるなど、いい影響が出ています。
 こうした研修に参加したスタッフが指導すると、生徒のモチベーションが上がるんです。

――研修を実施するようになったきっかけをお聞かせください。

 私は大学時代、学生スタッフとして志學舎で働き、中学生のリーダーを任されました。いろいろ経験させてもらえるのが嬉しく新卒でこの会社に入ったのですが、東進を担当して初年度の新年度継続率は67%でした。てっきり生徒とは信頼関係ができていると思っていたのでショックでしたし、1人ひとりを見られていなかったと反省しました。
 また東進の「勝利の方程式」に則ればよかったのですが、自塾の一斉指導で結果を出していたという自負があったため、東進の担当になってからも、自己流の一斉指導を続けていました。そうした失敗の教訓から、東進本部が推進する夢・志指導に力を入れるようになったのです。
 スタッフへの研修を実施するようになって感じるのは、生徒の夢・志と同じくらい一緒に働くスタッフの夢・志も大事だということ。なかでも生徒と年齢が近い学生がそれを持ってくれていると、よきメンターとして生徒にいろいろ語ってくれるんですよね。

定期テストに特化した新コースで指導に幅が

――今年から東進は「高校別対応の個別指導コース」を開始しましたが、いかがですか。

 このコースでは、教科書のページを指定するとそれに合わせた演習セットが出てくるなど、高校の定期テスト対策がしやすくていいですね。しかも、あらゆる教科書に対応しています。生徒のなかには「何をすれば点数が取れるか、明確でわかりやすい」と話す子もいますし、ある保護者からは「安心して預けられる」と言ってもらえました。
 このコースを勧めるかどうかは、進路において内申点が必要かどうかで判断しています。推薦や総合型選抜を希望する生徒、あるいは基礎ができていないものの大学を目指したい生徒にはまさにうってつけ。指導の選択肢も増えて有り難いです。

――今後の展望をお聞かせください。

 今年は「過去最高の現役志望校合格率」を目指し頑張っていますが、ずっと大切にしている生徒の可能性を引き出す指導が大切だと私たちは考えています。笑顔で1日が終えられるよう生徒を導きながら、これからも可能性を存分に引き出してまいります。

■株式会社志學舎: https://sigakusya.com

キッザニア福岡、産官学連携の高校生向け教育プログラム「Future Innovators’ Course 2024 -次世代起業家育成塾-」を実施

 こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営を行うKCJ GROUP 株式会社(東京・中央区、圓谷 道成 代表取締役社長)は、「キッザニア福岡」(福岡県福岡市)において、産官学と連携し地域に根ざした施設づくりの実現に向けて、地元の高校生を対象とした教育プログラム「Future Innovators’ Course 2024 -次世代起業家育成塾-」を、2025年1月より実施する。2024年12月5日(木)から参加者の募集(参加費用:無料)を開始する。

 このプログラムは、未来を担う高校生を対象に実施する、起業アイデアを考える探究型ワークショップ。参加者は全4日間のプログラムを通して、学校や学年を超えて参加する仲間に加え、大学の教員、起業家、大学生と交流し、学び合うことができる。そしてチームで協働しながら社会課題を見つけ、その解決に向けたビジネスアイデアを考え、プレゼンテーションしフィードバックを得る中で起業家マインドを身に付けることができる。

 このプログラムは、KCJ GROUPが展開する探究×対話型ワークショップシリーズ「コスモポリタンキャンパス」の一環として実施する。

 KCJ GROUPは、このプログラムを通じてこども達に、将来の予測が困難な時代を生き抜く力や、世界的視野を持った能動的な学びを継続する力を身につけてほしいと願うとともに、青少年の非認知能力の可視化や人材育成支援を目指していく。

■プログラム概要

 ・テーマ:「Future Innovators’ Course -次世代起業家育成塾-」

 ・内  容:アントレプレナーシップの基礎から、課題解決に向けた事業計画のプレゼンまで、チームと一緒に集中的に取り組むワークショップ

 ・対  象:全日程に参加可能な高校生 ※定員40名

 ・開催期間:2025年1月14日(火)~2月4日(火)※全4日間

 ・開催時間:毎週火曜日18:30~20:30 ※DAY3のみ土曜日15:00~20:00

 ・開催場所:キッザニア福岡 / Fukuoka Growth Next

 ・共  催:PARKS(オール九州沖縄スタートアップエコシステムプラットフォーム)/九州大学 学術研究・産学官連携本部 / 福岡市 / キッザニア福岡

 ・協  力:Fukuoka Growth Next

日時場所テーマ内容
DAY11月14日(火)18:30~20:30オンライン(ZOOM)キックオフ理想の未来に関する意見交換を通じて共に学ぶ仲間と交流し、自分がやりたいことを見つける自己探求も行うことで、プログラム参加の期待を高める
DAY21月21日(火)18:30~20:30キッザニア福岡アイデア創出ワークチームに分かれた参加者がアイデアを出し合い、課題解決に向けてアイデアを創出し、その中から1つを選定する
DAY31月25日(土)15:00~20:00Fukuoka Growth Next〈フィールドワーク〉 事業創発セッション
+ピッチのアート
(プレゼン準備)
福岡市の創業支援施設(Fukuoka Growth Next)で、起業家・大学生の指導の下、顧客や提供価値、アピールポイントなどを明確にし、アイデアの事業性を高め、発表成果物に落とし込む
DAY42月4日(火)18:30~21:00キッザニア福岡ファイナルプレゼン起業家、キッザニアに関係する企業に事業計画をプレゼンしてフィードバックを受ける。修了式も実施

※状況によりワークショップ、発表会ともに実施方法を変更する場合がある。

■応募・参加について

・募集期間:2024年12月5日(木)~2025年1月7日(火)

・応募方法:応募フォームに必要事項を記入の上、お申込みへ。

https://www.kidzania.jp/fukuoka/news/16367

・参加費用:無料 ※交通費自己負担