神奈川県横浜市金沢区に本部を持つ横浜市立大学は2018年4月、ビッグデータの解析・活用を専門的に学ぶ「データサイエンス学部」を新設する。定員は60人。首都圏の国公立大学でデータサイエンスを主に扱う学部は初めてだ。既存の統計の処理にとどまらず、質の高いデータの取り方や行政が持つオープンデータの活用など、社会課題の解決に向けた人材の育成を目指す。
夏期講習の生徒募集、そしてその9月継続は如何でしたでしょうか。間もなく年間で最も多くの生徒を抱える時期。同時に勉強の秋を迎える。入試本番に向け、準備怠りないことと拝察する。
本誌8月号「未之知也」文部科学省初等中等教育局教育課程課長(取材当時)合田哲雄氏へのインタビューを読まれた感想や如何に(後編は今号に掲載)。
20年度から順次導入される新学習指導要領について、読者諸兄は熟知されていると思われる。それに関する知識、抱いているイメージに比し、課長の発言はどのように映っただろうか。
筆者には驚きを禁じ得ない内容であった。
新学習指導要領にあるプログラミング学習やアクティブ・ラーニング等々に関する受止めとの差異である。筆者はこれまで、それら導入について、00年から始まった「総合的な学習の時間」開始時のデジャヴュを見ているように思えていた。お上からお達しはするが、具体的な方法は現場の創意工夫に任せる、と。幸い、現場教師の努力で乗り越えた。その結果は、PISAやTIMSSで示された。
新学習指導要領を熟すのも現場任せに映っていた。
しかし、課長発言は全く異なる。用意周到に準備されている。また、現場教師、管理職、地域住民へも、今後丁寧に説明していく、と言う。そうであれば、心配は杞憂に終わる。そう願いたい。
然るに、新学習指導要領導入に対する準備や如何に。文科省の動向を注視しつつ、ゆめゆめ準備を怠ること勿れ。
(如己 一)
日本最大級の教育イベント「未来の先生展2017」が、8月26日、27日の2日間にわたって武蔵野大学有明キャンパスで初めて開催された。同イベントでは「シュタイナー教育」「サドベリー教育」「モンテッソーリ教育」といった世界の先進的な教育や、全国でおこなわれている様々な教育について、計130プログラム以上が発表された。
27日に約7時間にわたっておこなわれたアクティブ・ラーニングフォーラムでは、都立両国高等学校の布村奈緒子先生、『論理エンジン』開発者の出口汪氏、古河市教育委員会の森田泰司氏らが登壇。産学官それぞれの立場から、アクティブ・ラーニングについての講演やデモンストレーションがおこなわれた。
また、留学サポート専門家の山内勇樹氏は「海外『名門』大学への進学」と題し、海外大学へ進学するにあたっての具体的な方法を解説。学生を中心とした聴講者は熱心に耳を傾けていた。
「気鋭の若手起業家が語る『新しい未来を創り出す人』とは」というタイトルのもとでは、Genkei.LLC代表の加藤大直氏、株式会社NEXT Innovation代表取締役社長の櫻井文雄氏、株式会社東進代表取締役社長の飯田裕紀氏の3名による、パネルディスカッションがおこなわれた。モデレーターは株式会社ウェイビー代表取締役社長の伊藤健太氏が務めている。注目の若手起業家らは様々なテーマを取り上げ、聴講者を交えながらインタラクティブな議論を交わした。
株式会社エナジード代表取締役の氏家光謙氏は、「AIに奪われない力」というテーマで講演。「人の根源的な力」「誇りを持つ大人」を育てるためのコンテンツ「エナジード」について詳しく説明した。
実行委員長の宮田純也氏はイベントの開催経緯について、「これまでいろんな角度から教育をみてきたが、多くの人が同じことを言っていた。それを集めたら面白いのではないかと思って主催した」と語る。
来年も開催を予定しており、「少人数の会場はインタラクティブで熱気があり、一体感があった。今後は双方向のプログラムを多く用意し、良縁を生み出すようなさらに密度の濃いものにしたい」と宮田氏は話す。
キャリア教育のプログラムでは立ち見が出るなど大変盛況で、イベントには2日間合わせて延べ2500人の来場があった。学校の先生からは「残念ながら行けないという声も多く寄せられた」といい、「次回はさらに多くの先生を呼んで教育を盛り上げて行きたい」と宮田氏は意気込む。
『月刊私塾界』に〈咲かせよ桜〉を連載執筆する小林哲夫氏が8月26日、「神童は大人になってどうなったのか」(定価:本体1500円税別)を太田出版から上梓した。
「すごい人」or「ただの人」
灘や開成、麻布、ラ・サールなど名門校で伝説的といわれた子どもたちはどうなったのか。
東大主席卒業した人は?
神童と呼ばれた人たちをできるかぎり追跡してみた。
帯に書かれたコピーである。
第1章 わたしが会った神童たち
第2章 そもそも神童って何だろう
第3章 東大首席神童たちが社会貢献したこと
第4章 神童学者たちはなぜ国に背いたか
第5章 神童一族が社会に与えたインパクト
第6章 知を継承する神童学者の家系
第7章 残念な神童たち
第8章 神童を英才教育で鍛える
第9章 愛すべき神童たち
目次である。これを見て内容を想像できる人は「神童塾人」であり、更に磨きをかけるため是非熟読をおすすめする。内容を想像できないひとは、「神童」を育てるための指南書として是非熟読をおすすめしたい。
一般社団法人 日本航空宇宙学会は、飛行ロボットの普及と、学生の設計・製作・試験技術の教育支援を目指し、大田区、JAXA、OBK(大田ビジネス創造協議会)と共催、第13回全日本学生室内飛行ロボットコンテストを、東京大田区大森スポーツセンターで9月2日(開会式・予選)、3日(決勝・表彰式)に開催する。
コンテストは学生の設計による飛行ロボットを対象に、被災地への緊急物資輸送などを想定したミッションで競い、一般部門/自動操縦部門/マルチコプター部門/ユニークデザイン部門に全国から50を超える学生チームがエントリーした。観覧は無料、申し込み不要。インターネットで中継される。
全日本学生室内飛行ロボットコンテス実行委員会
委員長 土屋武司 (東京大学教授)
HP: http://indoor-flight.com/
主催:一般社団法人 日本航空宇宙学会
共催:大田区,宇宙航空研究開発機構(JAXA),NPO法人大田ビジネス創造協議会(OBK)
日程:9月2,3日(土,日曜日)
場所:東京都大田区 大森スポーツセンター
見学:無料、申し込み不要
インターネット中継:http://blog.nvs-live.com/?eid=475
(協力:NVS ネコビジュアルソリューションズ )
スイス公文学園高等部(スイス・レザン 校長:渡邉 博司)は、2018年度生の入学試験(2017年12月17日横浜・大阪で実施)に向けて全国8都市(東京・大阪・名古屋・横浜・広島・札幌・福岡・仙台)で学校説明会を開催する。
スイス公文学園高等部(Kumon Leysin Academy of Switzerland 略称:KLAS)は「一人ひとりの能力を最大限に伸ばし、地球全体の調和と共生を目指して人材を育成することにより、地球社会に貢献すること」を教育理念とし、治安が良く安全な美しいリゾート地“スイス・レザン”に1990年、開校。文部科学省認定・男女共学・全寮制の私立在外教育施設として、日本の高校と同等の大学受験資格が付与される。
【学校説明会日程・場所】
※東京・大阪は複数回開催するが、どの日程も内容は同じ。
1. 東京
日程 :8月19日(土)・11月26日(日)
場所 :東京都中央区八重洲2-4-1 ユニゾ八重洲ビル3F フクラシア八重洲
アクセス : 東京駅八重洲地下街5番出口すぐ
2. 大阪
日程 :8月20日(日)・11月23日(木・祝)
場所 :大阪府大阪市北区梅田2-5-25 ハービスPLAZA 6F
アクセス :阪神・阪急梅田駅 / JR大阪駅・北新地駅 / 地下鉄西梅田駅・梅田駅・東梅田駅
3. 名古屋
日程 :9月3日(日)
場所 :愛知県名古屋市中村区名駅3-15-9 安保ホール 3F
アクセス :JR名古屋駅から徒歩3分
4. 横浜
日程 :9月10日(日)
場所 :神奈川県横浜市戸塚区小雀町777 公文国際学園
アクセス :JR大船駅西口交通広場から神奈川中央交通バス4番乗り場より直通「急行公文国際学園」
5. 広島
日程 :9月24日(日)
場所 :広島県広島市南区大須賀町14-9 ホテルニューヒロデン B1
アクセス :JR広島駅南口から徒歩3分
6. 札幌
日程 :10月1日(日)
場所 :北海道札幌市中央区北4条西5丁目 ACU(アキュ)12F アスティ45
アクセス :JR札幌駅から徒歩5分
7. 福岡
日程 :10月15日(日)
場所 :福岡県福岡市博多区博多駅前3-2-1 日本生命博多駅前ビル 8F
TKP博多駅前シティセンター
アクセス :JR博多駅博多口から徒歩2分
8. 仙台
日程 :10月29日(日)
場所 :宮城県仙台市青葉区中央1-3-1 AER(アエル)30F TKPガーデンシティ仙台
アクセス :JR仙台駅西口から徒歩2分
<学校説明会についてのお問い合わせ先>
スイス公文学園高等部 日本事務局
所在地:〒244-0004 神奈川県横浜市戸塚区小雀町777
TEL :045-853-8231(月~金(祝日除)9:30-17:00)
【学園概要】
学校名 :スイス公文学園高等部(Kumon Leysin Academy of Switzerland)
所在地 :Route de Versmont 6, CH-1854 Leysin, Switzerland (Canton de Vaud)
校長 :渡邉 博司
課程等 :日本国内の高等学校と同等の教育課程(普通科)/ 全日制・全寮制・男女共学
(学年は7月開始、翌年6月終了)