慶応義塾大学はベンチャーキャピタルの慶応イノベーション・イニシアティブ(東京・港)を通じて人工知能(AI)開発の慶大発ベンチャー企業(VB)、カラフル・ボード(東京・渋谷)に5000万円を投資した。慶応にとって初のVB投資。東京理科大学インベストメント・マネジメント(東京・新宿)は同大発で不動産取引のビッグデータ解析を手掛ける不動産科学研究所(東京・新宿)に1億円を投資した。国立大に続き私大にもVB投資の動きが広がっている。
「ロボ団」「プログラミング道場」「Tech Kids School(テックキッズスクール)」「ProgLab(プログラボ)」「STAR Programming SCHOOL(スタープログラミングスクール)」と、コンピューターの動かし方を学ぶ民間のプログラミング教室が相次いでできている。2020年度から、プログラミングが小学校の授業に取り入れられる見通しになり、子どもに習わせたいという親が増えているためだ。習い事の定番に加わる日は遠くないかもしれない。内閣官房の調査によると、プログラミング教室を運営する企業や団体の数は10年の8から15年には29まで増えた。