トレーラーハウス自習室「Study Camp」が始動

2018年11月17日、「Study Camp」のオープニングセレモニーが開催された。

 「Study Camp」は、東京都新宿区内で食事つきの個別指導型無料塾「ステップアップ塾」を運営しているNPO法人維新隊ユネスコクラブの新たな取り組みだ。協賛企業や有志を募り、無償の自習室を設計し提供することで、教育格差の本質にアプローチする。

 移動可能なトレーラーハウスを用いた教室には、机と自由に使える教材やコピー機などを用意。小学4年生から中学3年生の自分の意志で申込書に記入した人を対象にし、家庭の収入の多少などは問わない。16:00~21:00 の間で1日2時間、自分の都合の良い時間に自習ができ、1時間以上勉強した希望者には、パンなどの軽食も提供する。

 セレモニーには、協賛企業や有志者がお祝いに駆けつけた。開会にあたり、挨拶をした濱松氏は、

「おそらく4、500人は超える方々の支援のおかげで、構想から約1年で今日を迎えさせていただきました。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

挨拶をする濱松 敏廣氏

 しかし、まだまだ問題は山積みなのが現状だ。例えば、映像授業で学ぶためのiPadの台数がまだ足りていない。

 今、iPadなどの提供を法人にこだわらずに10名限定で募集している。提供可能な方は「studycamp@ishintai.org」までご連絡を願う。

民間教育機関の連携を強化へ 教育アライアンスネットワーク設立記念会が開催

2018年11月18日、一般社団法人教育アライアンスネットワーク(NEA)の設立記念会が、2018年9月6日にオープンした体験型の英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)」で開催された。

 進む少子化の影響で生徒、講師の獲得が難しくなっている。新しい入試や英語4技能、プログラミングなどの新しい学びなどへの対応も迫られている。このような課題の解消、民間教育機関の持続的発展を目指し、NEAを発足した。現在、約100社が参加している。

 理事長を務める市進ホールディングス代表取締役の下屋俊裕氏は、

「NEAが提供する商品やものを自在に使っていただいて、生徒に向き合うという本来の業務に集中できる体制を整えてもらいたいと考えています」と挨拶した。

 NEAは、「教育改革への対応」「経営の効率化」「継続企業」をキーワードに挙げ、「経営」「学び」「研修」の3つを軸にサービスを提供していく。

 例えば、「経営」では、学習管理や成績管理の「アプリサービス」(2019年3月リリース予定)、安価な「塾校務システム」、「会員限定経営相談所」などが提供される。

 「学び」では、「明日の学力」診断(「あすがく」)、英語4技能に対応した教材や模試、TGGでの特別プログラムなどを提供し、「研修」は、映像やライブによる「公開研修セミナー」「初任者研修」などをNEA会員限定で提供する。

 また、NEA基金など財政面でのサポートも構築していく。

 経済産業省教育産業室長の浅野大介氏の講演も開催された。浅野氏は、教育のイノベーションを担うのは民間教育だと述べる。その反面、民間教育の限界も指摘し、新しい市場を作っていく必要性を語った。

 最後に、NEA理事で学研ホールディングス代表取締役社長の宮原博昭氏が、

「日本を守るのは教育だと思います。皆さん方の英知を結集して、強い想いで教育を推進していきたい」と挨拶をした。2019年からNEAは、本格的に活動を広げていく。その動向を注視したい。

探究型、国際教育を推進する4校が合同で学校説明会を実施

 2018年11月11日、武蔵野大学附属千代田高等学院でユニークな私立学校の説明会が開催された。

 前半は、青翔開智中学校・高等学校の織田澤博樹副校長、武蔵野大学附属千代田高等学院の荒木貴之校長、札幌新陽高等学校の荒井優校長、武蔵野女子学院中学校・高等学校の日野田直彦校長が、中学3年生とその保護者に向けて、プレゼンテーションした。

 青翔開智中学校・高等学校は、校舎全体が図書館であり、いたるところに本棚が設置されているなど、学ぶ環境が特徴的だ。その中で、例えば、鳥取市内の企業と連携し「課題解決型の職場体験」を実施するなど、探究型の学びを実践している。

 武蔵野大学附属千代田高等学院のIQコース(文理探究)では、探究活動の成果として、高校2年次までに卒業論文の制作が課される。2017年には、図書館を大幅にリニューアルし、最新の設備を備えた「ラーニングリソースセンター」を新設。図書館の機能だけでなく、探究活動や生徒それぞれの関心に合わせた学びを深められる設備となっている。また、国際バカロレア認定校でもある。

 札幌新陽高等学校は、昨年探究コースを開設した。各業界で活躍している人や企業を招き、実践的な学びが行われている。2019年の学校パンフレットは、文筆家の松浦弥太郎氏とともに、生徒が編集・制作するなど、積極的にアウトプットの機会を設けている。

 武蔵野女子学院中学校・高等学校は、来年度から男女共学化し、武蔵野大学中学校・高等学校へ校名を変更する。3年以内にハーバードなどの海外トップ大学の合格者を出すことを目標に掲げ、グローバル時代に対応した教育を推し進める。土曜日の3、4時間目は、企業や外部の人と協働した学びの時間にする予定だ。

 これらの学校に共通するのは、ICTの利活用を積極的に進めていること。探究型、国際教育を進める上で、ICTの利活用は必要不可欠だということがよくわかる。

談会には中学生たちも参加し、意見を交わした

 後半は、〝ビリギャル〟こと小林さやか氏がモデレーターを務め、来場していた中学生も参加する形で座談会が開催された。学校選びから受験、将来についてなど多岐にわたり、意見を交わした。 当初は戸惑い気味だった中学生たちも、自由闊達に意見を言える雰囲気が醸成され、それぞれが自分の考えを自分の言葉で話す姿が見えた。また、保護者からは東京だけでなく、地方の特色ある学校を知れたことは大きいという声も聞かれた。

第3回、第4回EdTech推進議員連盟総会が開催

 2018年11月22日、27日に、第3回、第4回EdTech推進議員連盟総会が開催された。

 世界のEdTech市場の規模は拡大しており、2020年には900億ドルを超えるという見方もある。そうした世界的動向を見据え、2017年末に「自民党EdTech推進議員連盟」が発足。2018年6月には、「第一次提言」を行なった。

 そして今回は、AI時代に対応したEdTechやSTEAM学習プログラムを更に推進するため、議論し重点要望事項をまとめた。

 22日は、内閣府、経済産業省、文部科学省、総務省の各省のEdTech振興に関する取組についてヒアリングが行われた。中でも「教育再生実行会議」、「『未来の教室』実証事業の現場」、「Society5・0に向けた人材育成」、「スマートスクール・プラットフォーム実証事業」、「地域ICTクラブ普及推進事業」について重点的に報告された。それを踏まえ、議員、企業を交え、ディスカッションが行われた。

企業からも多くの意見が出た

 そして27日に、22日で出た意見をもとに、政府への重点要望事項として取りまとめられ関係各所に提出された。要点は次の通り。

 1、平成31年度予算におけるEdTech関連予算の十分な確保

 2、学校ICT環境整備(クラウド活用、調達構造改革等)

 3、AI時代に対応したSTEAM教育の場の形成

 4、海外展開支援 予算の問題など乗り越えるべきハードルは高い。しかし、世界の潮流に日本が取り残されないためにも、EdTechの振興は必要不可欠だ。

東京藝術大学 元フランス文化大臣ジャック・ラング氏 大林賞受賞記念講演&シンポジウムを開催

東京藝術大学は、2018年12月14日(金)に、元フランス文化大臣であるジャック・ラング氏の大林賞受賞を記念し講演会とシンポジウムを開催した。フランスの都市と文化の革命に大きく貢献するとともに、その指針となる政策およびモデルを確率し、さらに文化の地方分権、パリのルーブル美術館を起点とする文化施設を中心としたグラン・トラボー事業の総指揮も取られた同氏の功績が評価され、大林賞の受賞に至りました。ラング氏は、「大林賞を受賞でき光栄です」と受賞の喜びを語った。また、ジャポニスム2018で安倍首相と対話したエピソードに触れ、「安倍首相の文化政策に関する意見を伺い、今までとは違う革新的なものを感じました。とても驚きました」と述べ、今後の日本の文化政策に期待している様子が伺えた。

『Monoxer』を提供するモノグサ株式会社が総額約1億円の資金調達を実施

知識習得のための問題作成から習得判定までを自動で行うサービス『Monoxer』を提供するモノグサ株式会社(東京都・渋谷区 竹内 孝太朗 代表取締役 畔柳 圭佑 代表取締役)がVC3社から総額約1億円の資金調達を実施した。調達した資金を元に、塾・予備校への導入、教材開発会社との提携、外国人労働者をはじめとした日本語学習領域への参入、及びサービスの開発に充てる予定だ。

今回の出資を受け、常石グループとは外国人労働者向けの日本語教育での活用等の協業を検討してい行く。

『Monoxer』(http://corp.monoxer.com/)とは、AIを活用した、知識習得・定着のためのスマートフォンアプリ。
習得したい(習得させたい)情報を『Monoxer』に取り込むだけで、知識習得のための問題が自動生成される。また、利用者の学習状況から知識の定着度の計測を行い、問題の出題頻度や難易度を自動で調整する。

2018年5月のサービス本格稼働以降、塾・予備校などの教育領域を中心に有償導入が進めてきた。

導入企業の一つである、留学予備校大手の株式会社アゴス・ジャパンでは、元々自社で作成・保有していたTOEFL®TEST 対策の教材を『Monoxer』に取り込むことで、アナログ教材のスマホ化・アダプティブ化を実現した。

生徒側も1ヶ月の間に4,000~6,000問、中には10,000問以上も解答する生徒が現れるなど、意欲的に『Monoxer』での学習に取り組んでおり、その結果、『Monoxer』活用前後でTOEFLスコアが30%以上アップするなど、具体的な成果につながっている。

上記の他にも昨今の人手不足、外国人労働者の増加を受け、従業員教育の分野での活用も進めていく予定だ。

追手門学院大学 航空業界への就職支援を強化ANAビジネスソリューションと教育連携

追手門学院大学(大阪府・茨木市 川原 俊明 学長)は、ANAエアラインスクールを運営するANAビジネスソリューション株式会社(東京都・港区 矢澤 潤子 代表取締役社長)と12月17日に教育連携協定を締結し、航空業界をめざす学生の就職支援を強化することを発表した。

追手門学院大学は、留学と合わせて実践的な英語力を身に付ける国際教養学部国際教養学科、プレゼンテーション能力を高め国際的な視点から日本文化を発信できる人材を育成する国際教養学部国際日本学科、「観光」や「まちづくり」等をテーマに地域に貢献できる人材を育成する地域創造学部を開設しており、学修成果と結びつきの深い航空業界は進路先の一つとなっている。

本学から航空業界への就職は3年連続で内定者が出ており、11月に開催したANAエアラインスクールの説明会にも33名が出席するなど関心も高まっている。今回の教育連携を契機に、航空業界に対する理解の促進や受講を希望する学生の支援を強化していく予定だ。

【ポイント】
○ANAエアラインスクールを運営するANAビジネスソリューション株式会社と教育連携協定
○追手門学院大学からは3年連続で航空業界に就職内定。学生の関心も高い。
○本協定は関西の私立大学では9例目。




ベネッセと(株)コドモンが業務提携 2019年度より保育所・保護者向け支援とコンテンツ提供を開始

株式会社ベネッセコーポレーション(岡山県・岡山市 小林 仁 代表取締役社長、以下:ベネッセ)は、保育業務支援システムを提供する株式会社コドモン(東京都・港区 小池 義則 代表取締役、以下:コドモン社)との間で、相互に協力して保育所領域における事業を強化していく旨の業務提携契約を締結した。これにより、ベネッセは2019年度より、コドモン社が展開する保育業務支援システム「CoDMON(コドモン)」と連携した、保育所と保護者支援サービスを開始する。

 コドモン社は、IT技術の導入で保育所での保育の質を向上させることを目的とした保育業務支援システム「CoDMON」の開発・運営を行っている。「CoDMON」は保育士の事務処理から保護者との連絡共有などを支援する情報システムで、現在、全国約2,000園に導入されている。また、今後は保育士の業務効率化に加えて、育児情報の提供や育児用品のシェアリングサービスなど、保護者向けサービスの拡大も検討中だ。

 今回、コドモン社の保育業務支援システムのノウハウと、ベネッセの育児支援・幼児教育に関する様々な知見とを組み合わせ、家庭と保育所を連携させた育児環境の向上実現に向けたサービスを拡充したいという両社の考えが一致し、提携が実現した。これにより、ベネッセとコドモン社は2019年度より連携して、保育所と保護者支援サービスを提供する。具体的には、「CoDMON」上で、新しい保育所保育指針で求められる教育的視点を盛り込んだ教務支援サービス、例えば「月案作成」や「ドキュメント作成」機能などを強化予定している。また、園や保護者向けに、子どもの発達段階に応じた子育て情報の提供も予定している。




発音チェックも可能に!語学学習に役立つ6つの機能を新搭載したCDラジオ「TY-CX700」発売

東芝エルイートレーディング株式会社は、自分の声などを簡単に録音できる内蔵マイクの搭載、曜日を選んで予約できるタイマー録音、ラジオや停止した箇所から再生できる「レジューム再生」など、新たに6つの語学学習に役立つ機能を追加したCDラジオ「TY-CX700」を2019年1月中旬から発売する。

【新たな特長】
自分の声を簡単にSD/USBへ録音でき、いつでも発音をチェックできる「内蔵マイク」搭載
ラジオ番組聴き忘れを防ぐ、曜日設定可能な「タイマー録音」
語学学習充実を図る新たなCD再生4機能(再生スピードコントロール、A-Bリピート、レジューム再生、+10スキップ)




「東京メトロ×プログラボ」を新たに6校開校へ

東京地下鉄株式会社(東京都・台東区 山村 明義 代表取締役社長、以下「東京メトロ」)は、2019年4月に子ども向けロボットプログラミング教室「東京メトロ×プログラボ」を新たに6校開校する。
「東京メトロ×プログラボ」は、近年ならいごととして注目を集めるロボットプログラミング教育を通じて、未来を担う子どもたちに、筋道を立てて考える力、さらには目標に向かい最後までやり抜く力を身につけ、将来、自身の夢を実現してほしいという思いから実施している。これまでに3校を開校している。

2019年4月に「東京メトロ×プログラボ」の4~9校目となる赤塚校・王子校・茗荷谷校・月島校・押上校・津田沼校の6校を順次開校する。そして、実際の授業に近い形でロボット制作並びにプログラミングを体験できる無料体験会を2019年2月上旬から順次各校で開催する。教室での授業のほかに、各校の近隣小学校を中心に出張・課外授業や自治体等へプログラミング教育の導入支援に積極的に取り組む予定だ。