Category: 塾ニュース|地域教育

静岡県教委、成績ワーストの校の校長名公表に対してもの申す

9日に静岡県の川勝平太知事が定例会見で全国学力テストの成績が悪かった小学校の校長名を公表したことに対し、県教育委員会の安倍徹教育長は、公表を取りやめるように説得することを11日示した。13日の県教育委員会の会議後に、川勝知事に説明するとのこと。先日、県内の教職員組合も川勝知事の発言撤回を求めるべく、申し入れ書を県に提出をしている。いずれにしても、全国学力テストのそもそもの目的に見合った議論に期待したい。

福島県、地域教育で復興を

東日本大震災からの「復興」をテーマに掲げる2020年東京五輪。地域教育からの「復興」が動きつつある。福島第1原発事故で多くの住民が避難している福島県双葉郡に、中高一貫校を新設する計画が進んでいる。事故により全国に避難していた子供を呼び戻すことが目的と見られる。2015年度の開校を目指す。今回のプロジェクトに参加したのは、双葉、富岡、川内、大熊、楢葉、広野、葛尾の8町村。避難先で学校を再開しても、その土地の学校に転校した子供たちが戻らない例が増えたことにより、昨年12月、8町村の教育長らは「双葉郡教育復興に関する協議会」を結成。国、県の支援の下、今回に至った。今後も自治体間の連携により、地域教育の活性化、そして何より「復興」が進むことを期待したい。

九州経済連合会発案 九州に新たな大学

地域の中核的人材を地元で育成するため大学進学者を九州に留めるという狙いのもと、新しく九州立大学(仮称)の創設構想を九州経済連合会がまとめた。九州の11公立大学・短期大学が経営統合する九州立大学(仮称)創設案は、10月の九州地域戦略会議で正式提起される。
九州が一丸となって、地域を盛り上げようと熱心な取り組みを見せている。このような九州での地域密着型の新たな学校設立が進めば、他の地方大学でも同様の取り組みがなされる可能性も考えられる。

静岡で成績ワースト校の校長名を公表か

都道府県別に成績のランキングが公表されることにより、毎回、議論を生み出している全国学力テスト。2013年度の同テストの結果を受け、静岡県の川勝平太知事は9日の定例記者会見で、成績不振の100校の校長名を公表したいとの意向を示した。今回、静岡県内公立小学校の国語Aの成績が全国最下位だった結果を受けてのコメント。全国学力テストの実施要項には、各都道府県の教育委員会に市町村名や学校名を公表しないように求めており、この知事の対応は物議を呼びそうだ。テストには静岡県内の公立小512校が参加。小学6年の国語AB、算数ABの正答率でいずれも全国平均を下回り、国語Aは全国最下位だった。

日南市が大手予備校と連携

地域による教育格差が叫ばれる中、宮崎県日南市では、市内の高校生に、福岡県の大手予備校の冬期講習を受講させるための支援を本格的に動き出す。大学受験に向けた支援策で、受講料、交通費、宿泊費などを市が負担。補正予算案を9月定例会に提案する予定。対象は市内在住者で、市内の中学を卒業後、市内にある3高校の1、2年生。応募者の中から秋に約20人を選抜し、福岡、北九州両市の大手予備校で約10日間、英語、数学、国語などの主要科目が入った総合コースを受講してもらう。今後も整っていない大学受験の教育環境の受け皿として、公が民と連携を取っていくことが予想される。

京都 大学と商店街 社会経験と若者の活気の双方の狙い

上京区の北野商店街に8月末、カフェが開店。運営するのは、同商店街と地域連携協定を結ぶ佛教大学の学生だ。商店街内の空き店舗を改装した大学施設を活用し1週間限定で、起業体験を積む授業を受講する2~4年生10人が、交代で調理や接客にあたる。カフェ以外にも別の学生らが年に6回、南丹市美山町の米や野菜などを売る物産展も開く。学生たちの「起業家精神」を鍛え、商店街に若者客を呼び込むのが狙いだ。
他にも龍谷大学や京都文教大学などが商店街と連携した活性化イベントを企画している。平安神宮の大鳥居前の神宮道商店街はPR誌の制作を、立命館大学の学生に依頼した。店舗情報などを掲載した「神宮道帖」を5日に創刊し、3千部を地域で配る。

大阪府 16年度以降も私立高無償化を維持する方針

大阪府の私立高の無償化は11年度に橋下徹前知事が導入したが、2016年度以降の継続が決まっていない。大阪府知事・松井一郎は、15年度までの入学生については、在学中も適用する考えを示した。16年度以降の入学者に関しては「無償化を維持したい」として、検討する方針を明らかにした。
 年収610万円未満の家庭は無償、800万円未満の家庭なら年間10万円の負担で通える。当初から11~15年度の5年間の継続は決まっていたが、以降の扱いは未定だった。

和歌山県教委発表 2校を廃校し、新たな単位高校の開校へ

和歌山県にある伊都高校と紀の川高校(定時制・通信制)が、2015年度に生徒募集を停止する、と県教委は発表した。停止に至った経緯は、両校ともに出願者数の減少傾向が続き、定員割れを起こしており、今後も更なる減少が予想されたため。また、伊都高校の敷地内に新しく普通科の単位制高校の開校を発表。新たな高校の募集枠は3つ、定時制(昼間)、定時制(夜間)、通信制。県民の意見を得た後、今年10月に再編実施計画の策定を行う。

600年ぶりの再会 興福寺仏頭展、 11月24日まで開催

奈良・興福寺の創建1300年を記念する「国宝 興福寺仏頭展」が3日から東京・上野の東京芸術大学大学美術館で始まる。興福寺は南都六宗の一つ、法相宗の大本山の寺院であり、藤原氏の祖・藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺であり、古代から中世にかけて強大な勢力を誇った。

同展では国宝の銅造仏頭と木造十二神将立像が約600年ぶりに同じ空間に勢ぞろい。仏頭前で開眼法要が執り行われると、会場は厳粛な空気に包まれた。

文科省、2014年度予算の概算要求 土曜授業推進に20億円

2014年度予算の概算要求では、子供の学力を向上させるため、学校の土曜授業やIT化を進める施策が盛り込まれた。文部科学省は小中高校の一部 で始まっている土曜授業を推進するため計20億円を計上。

国公私立350校をモデル校に指定し、体験活動や英語教育などのカリキュラム開発を助成する方針 だ。月1回程度実施で、学力向上の効果を検証する。今秋にも省令改正し、自治体の判断で土曜授業を導入できるようにし、学校が地域から講師役を選ぶ取り組 みも支援する。