オリコンは11月4日、「小学生 塾/個別指導塾」「中学受験 塾/個別指導塾/公立中高一貫校対策塾」に関する顧客満足度調査の対象者6,506名を対象に、通塾実態をまとめたデータを発表した。調査はグループ会社のオリコンMEがインターネットを通じて実施したもの。
調査によると、中学受験を目的としない塾に通わせた理由として、最も多かったのは「学校での成績を伸ばすため」(42.1%)。次いで「学校の勉強のみだと心配なため」(36.5%)、「家では勉強をしないため」(34.9%)が上位に挙がった。「将来の受験への準備のため」(30.2%)を上回り、日常の学習習慣づけや基礎学力の定着を重視する家庭の姿が浮かび上がった。
通い始めの時期では、「中学受験を目的としない塾」は「小学5年生」(38.7%)が最多。一方、中学受験を目的とした塾では「小学4年生」(37.9%)が最多で、早期に受験準備を始める傾向がみられた。また、保護者の学び直し意識にも注目が集まる。中学受験塾に子どもを通わせている保護者の65.4%が「スキルアップ目的の学習に取り組んでいる」と回答。これは非受験塾の保護者に比べ12.7ポイント高い結果となった。具体的な取り組みとしては、「書籍・電子書籍の購読」(32.2%)、「eラーニング・オンライン講座の受講」(27.6%)が上位に挙がり、学びへの関心が家庭単位で高まっている様子がうかがえる。
調査は2025年4月14日〜8月1日に実施。小学生・中学生の保護者6,506人を対象に行われた。
詳細はオリコン顧客満足度公式サイトで公開されている。(https://juken.oricon.co.jp/)




