「東進オンライン学校 (四谷大塚オンライン小学校/東進オンライン中学校)」を開校

 東進ハイスクール・四谷大塚を運営する株式会社ナガセ・株式会社四谷大塚は、オンラインを活用して新しい「教育の機会均等」を目指す、「東進オンライン学校(四谷大塚オンライン小学校/東進オンライン中学校)」を新たに開校する。6 月15 日(月)より申込受付をスタートした。 

新たな講座や学習の仕組みを追加し、さらに小・中学校卒業まで無料に

「東進オンライン学校」は、4 月に開講し5 月末で申込受付を締め切った「全国統一オンライン講座」がパワーアップし生まれ変わったものだ。すでに全国23 万人の小・中学生が登録している「全国統一オンライン講座」で提供してきた算数・数学の授業カリキュラムに加え、世界で活躍するトップリーダーを講師に招き、将来の夢や志について考え、モチベーションを高める「未来発見講座」が新登場する。また、毎月学習の成果を確認できる「月例テスト」や、後からスタートしてもどんどん先に進める「スキップテスト」も順次加わる。進度が速い生徒に対しては「飛び級制度」を用意。テストに合格すれば一つ上の学年の授業を受けることもできる。これらの取り組みも無料で提供するという。 

「いつでもどこでもだれにでも最新にして最高の教育を提供する」という、株式会社ナガセの「教育の機会均等」の理念にもとづき、義務教育期間であることを考慮し、小学生は卒業するまで最大6 年間、中学生は最大3 年間、全て無料で提供することとした。 

※8 月31 日迄に申し込みをした方限定となる。 

「全国統一オンライン講座」受講者も「東進オンライン学校」に移行、卒業まで無料に 

 すでに「全国統一オンライン講座」を学習されている方は、そのまま「東進オンライン学校」に移行し学習を継続することになる。新たな手続きを行うことなく、小学校、中学校卒業まで無料で受講できる。 

設立の背景=新しい「教育の機会均等」を目指して

 AI、デジタル技術の飛躍的な発展により、教育も大きく進化している。とりわけ、新型コロナウイルス感染症の影響で、ディスタンス・エデュケーションの普及が急激に進んでいる。しかし、地域によってその取り組みに大きな差があるのも現状だ。一方で、対面による集団一斉授業では、全員が同じ進度で同じように理解しながら授業を進めることには限界があり、つまずいてしまった生徒に対しては一人ひとり特別な対応を行うなど、公教育の最前線で奮闘されている先生方は大変な苦労をされている。 

 東進は、通信衛星を活用した遠隔地教育をスタートして30 年目となる。その間、毎年新たな技術を採り入れ、生徒たちが「オンラインで意欲的に学び、学力を伸ばす」ためのシステムを構築してきた。このように東進が培ってきた授業やシステムによる家庭での自立学習の支援が、全国の先生方の役に立てると信じ、全ての小・中学生を対象とした「東進オンライン学校」を開校することに至った。

 オンライン学校が、日本全国の小・中学生の学びを支え、新しい「教育の機会均等」の実現につながることを願っている。 

東進オンライン学校の新たな取り組み(抜粋) 

①未来発見講座 

ノーベル賞候補の研究者や、ビジネス界のトップリーダー、また世界的なアーティストやアスリートなど、世界で活躍する方々を講師に招き、本物との出会いを通して、将来について考え、夢や志を発見するきっかけを創出する「未来発見講座」。これまで東進で学ぶ高校生に向けて開講しており、多くの高校生がこの講座を受講することで、自分の将来と向き合い真剣に考えるきっかけを掴んでいます。「東進オンライン学校」では、小学生、中学生それぞれに合った講義を順次実施してまいります。詳細は後日WEB サイト上で発表します。 

②飛び級制度 

進度の速い生徒が学年を飛び越えて授業を受講することのできる制度です。「全国統一オンライン講座」受講者からの強い要望により実現するもので、当該学年の学習内容を網羅した「飛び級テスト」に合格すれば一つ上の学年の授業を受けることができます。現在開発中につき準備が整い次第、順次実施してまいります。 

③月例テスト 

本講座では、毎回の授業の受講後に「確認テスト」があり、これに合格しないと次の授業を受講できない仕組みになっています。これは現在受講中の「全国統一オンライン講座」受講生からも大好評です。このたび、この「確認テスト」に加えて、毎月学習した内容がしっかりと身についているかをチェックできる「月例テスト」を実施します。このテストは他人と比べたり順位を出すものではなく、あくまで絶対評価で到達度を測るものです。現在開発中につき準備が整い次第、順次実施してまいります。 

④スキップテスト 

「東進オンライン学校」は、いつでも学年の最初からスタートできることが特長ですが、既に習っている単元を飛ばして、今習っているところから学習することも可能です。飛ばしたい単元を修得できているかを「スキップテスト」で測り、合格すると次の単元から学習できます。学習進度に合わせた最適な受講ができる仕組みです。現在開発中につき準備が整い次第、順次実施してまいります。 

⑤使いやすくなりました 

「全国統一オンライン講座」開講当初は、PCブラウザはInternet Explorer(IE)しか使えないなど不便な環境もありましたが、既にGoogle ChromeやMicrosoft Edgeも使えるようになりました。また、このたび受講開始までの手続きも大幅に短縮・簡易化するなど改良改善を行いました。 

東進オンライン学校(四谷大塚オンライン小学校/東進オンライン中学校) 要項 

①申込期間:6月15日(月)~8月31日(月) 

この間に申し込まれた方に限り小学校・中学校卒業まで 無料で受講できます 

②受講期間:6月15日(月)~ 

小学生は小6卒業まで最大6年間、 中学生は中3卒業まで最大3年間 

③対象:全国の小学生(小1生~小6生)・中学生(中1生~中3生) 

④提供講座: 

小学生:算数(学年別スタンダードレベル 50分×週2回×40週間)+毎回の確認テスト 

中学生:数学(学年別スタンダードレベル 50分×週2回×40週間)+毎回の確認テスト 

小学生・中学生:未来発見講座(およそ60分の講演を複数回実施、日程や回数などは未定) 

⑤月例テスト 

毎月1回、授業で学んだ内容が身についているかチェックするテスト(現在開発中) 

⑥飛び級制度 

進度が速い生徒が「飛び級テスト」に合格すれば一つ上の学年の授業を受けられる制度(現在開発中) 

⑦費用:すべて無料で招待します (参考:算数・数学の正規の年間授業料12万円) 

⑧申込方法:東進ドットコム(www.toshin.com)内の申込フォームに必要事項を入力 

新規コンテンツである未来発見講座、月例テスト、スキップテスト、飛び級制度は現在開発中です。詳細については、決定次第、東進ドットコムにてご案内します。 

前身の「全国統一オンライン講座」について

“日本一の東大現役合格実績”の東進と、“シェアNo.1の『予習シリーズ』”の四谷大塚の実力講師陣によるオンライン授業を無償提供している講座。緊急事態宣言による全国の学校休校により、「勉強したくても学校に行けない」などの悩みを抱える小・中学生を応援するために4月28日に開講。全国約23万人の小・中学生が登録し学習に取り組んでいる。週2回、算数・数学の学年別の授業(教科書レベル)を配信。授業は自宅のパソコンやタブレットで受け、テキストも無料ダウンロードできる。毎回の授業のあとの「確認テスト」に合格しなければ先に進めない仕組みになっており、“受けっぱなしにせず、きちんと理解できる”講座だ。6月15日より「東進オンライン学校」に生まれ変わった。 

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