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山口県公立高校入試 平均点125・8点 過去10年で最低

 山口県教育委員会高校教育課は、今年3月に実施された公立高校入試の結果を発表した。受験者数は6025人で、国語、数学、英語、理科、社会の5科目が出題された。5教科合計の平均点は125・8点と過去10年で最も低くなった。
 各科目の平均点が50点満点中28点となるよう問題を作成したが、実際の各科目の平均点は国語と社会がそれぞれ27・1点、英語が25・6点、理科が24・5点、数学が21・6点で、教育委員会の目標を全科目で下回った。

 この結果を受けて、県教委は、「基礎的・基本的な事項に関する問題については、おおむね平素の学習の成果が表れていた」と一定の評価をしたが、「読み取った情報を活用して適切に表現する力をみる問題や論理的、または、柔軟に考える力をみる問題についてはさらに努力が必要な状況がみられた」と指摘している。
 特に数学の平均点が低かったことについては、「日常生活における事象を数学と結びつけて考察するなどし、その必要性や意義を実感できるようにするとともに、柔軟に考え、数学的に表現する力を育成していく」とした。

「数検」準2級の「過去問題集」を5月2日にリニューアル 過去問題4回分を新たに収録

 算数・数学の実用的な技能を測る、実用数学技能検定「数検」を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(東京・台東区、高田 忍 理事長)は、数検の検定過去問題を収録した「過去問題集」シリーズ準2級の掲載問題を新しく収録しなおし、2023年5月2日(火)に発行する。
 今回のリニューアルは6年ぶりで、すでにリニューアルした他の階級にあわせ、手に取りやすいクラフト紙を使用したカバーデザインを採用した。

数検公式サイト内「過去問題集」シリーズ紹介ページ
https://www.su-gaku.net/suken/support/book/kakomon/

累計56万部発行「過去問題集」シリーズの準2級をリニューアル、4回分の検定過去問題を新たに収録
あたたかみがあり手に取りやすいクラフト紙を使用したカバーに刷新
購入特典として実物大の解答用紙をダウンロードして利用可能
「過去問題集」数学検定準2級は、実際に過去に出題された数検の検定問題を収録し、模範解答とくわしい解説(別冊)がついた協会が発行する過去問題集で、累計56万部発行(準1~11級)している人気シリーズ。2011年の発行以来、算数・数学の生涯学習に取り組む多くの方々から「実際の検定問題を解ける」「解答・解説がわかりやすい」などの好評を得ている。
 検定本番前の総仕上げとして活用でき、問題を解くために参考になるポイントや、必要な公式などを確認しながら学習できる構成になっている。また日々の算数・数学の学習にも活用できる。
 なお今回リニューアルする階級は、数検準2級(高校1年程度)で、4回分の検定過去問題を新しく収録しなおし、最新の出題内容を確認することができる。また、購入特典として実物大の解答用紙をダウンロードして利用できる。

◆書籍概要
■実用数学技能検定 過去問題集 数学検定準2級
ページ数:本文90ページ+別冊60ページ
ISBN  :978-4-86765-005-9
発行日 :2023年5月2日(火)
定価  :1,100円(本体1,000円+税10%)
判型  :A5判
発行所 :公益財団法人 日本数学検定協会
発売所 :丸善出版株式会社

中央出版 2023年度第1回 ロボット検定を実施

 教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、前田 哲次 代表)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川・横浜市、鴨志田 英樹 代表)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営している。
 一般社団法人ロボット技術検定機構の開催する「ロボット検定」が2023年4月22日(土)および4月23日(日)に開催された。ロボット検定とは、ロボット製作に要求される知識や技能を客観的に評価し判定する、小学1年生から受けられる検定。試験内容はロボット製作とプログラミングとなり、筆記試験と実技試験がある。

 2023年第1回となる今回は、ロボット検定for WeDo2.0で76名、ロボット検定for SPIKEで35名、ロボット検定for EV3で191名の計302名が受験した。(3月在籍者中のべ人数)

2023年度第一回ロボット検定概要

日  程:2023年4月22日(土)・23日(日)
会  場:神奈川県・静岡県・愛知県・福岡県の全10会場
実施級:WeDo2.0 3級・2級・1級 SPIKE 3級・準2級 EV3 3級・準2級・2級・準1級
※会場により異なる
結  果:5月22日(月)以降自宅に郵送

英検4級・5級 不合格の場合は無償で再受験できるチャレンジキャンペーンを実施(準会場)

 公益財団法人 日本英語検定協会は、実用英語技能検定4級・5級を国内の準会場で受験する受験者を対象に、不合格の場合は無償で再受験できるチャレンジキャンペーンを実施する。

 英検は初期学習者向けの5級をはじめ、学習段階に応じた7つの級があり、年齢を問わず誰でも申し込みできるため、英語学習を始めたばかりの児童・生徒にも積極的に受験されている。一方で、不合格が嫌で受験しない」「不合格になると落ち込む」等の理由から、英検受験を躊躇する児童・生徒がいるとの声が上がっていた。
 英検では合否結果に加えて全級共通のユニバーサル尺度「英検CSEスコア」が示され、不合格の場合でも合格基準にとれだけ足りなかったかが分かり、技能別の得意・不得意分野も把握できることから、合格に向けた学習計画を立てることができる。
 また、英検協会はこれまでの調査で、英語能力を継続的に向上させるためには、英検の目標級を設定し、モチベーションを高く保ちながら学習することが重要であることが分かっている。失敗を恐れずにチャレンジすることで、あとどれだけ学習すれば次の級に進めるかが明確になるので、不安を抱えている児童・生徒に、積極的に挑戦してもらいたいと考えている。
 そこで、英検を目標に据えてまずは暢初の一歩目を踏み出してもらうために、受験への心理的障壁を下げ、たとえ不合格でも次回また受験できるという精神的かつ経済的な支援ができないかを考え、このキャンペーンの企画に至った。
【キャンペーン概要】
■対象者
下記の英検を通常受験して不合格(欠席を除く)となった受験者
・受験級:英検4級または5級
・検定回:2023年度第1回、第2回、第3回
・会 場:日本国内の準会場で受験された方

■上記対象者が「無償再受験」が可能となる試験
・2023年度第1回通常受験 不合格者→ 2023年度第2回 無償再受験可能
・2023年度第2回通常受験 不合格者→ 2023年度第3回 無償再受験可能
・2023年度第3回通常受験 不合格者→ 2024年度第1回 無償再受験可能
※ただし、同一の級、同一の準会場での再受験に限る

■申込方法
・通常受験:準会場での通常どおりの申し込み(特別なキ+ャンペーン登録などは不要)
・無償再受験:準会場での申し込み時に「無償再受験であることを伝える」
※申込方法の詳細は確定次第発表

東大入試 一般選抜 最終合格者最低点・平均点を「東大研究室」が公開

 SAPIX YOZEMI GROUPによる東大合格を目指す受験生のための総合情報サイト「東大研究室」は2023年3月17日、2023東大入試状況に「一般選抜 最終合格者最低点・平均点」を公開した。過去最低を記録した昨年度から上昇し、文科は全体的に大きく上昇、理科は理二の上昇が目立つとまとめている。

 文科の合格者最低点は昨年度より上昇し、文一>文二>文三の序列が続いている。合格者平均点も同様に文一が最も高い。理科では、最低点の序列は例年通りで、理三>理一>理二であるが、理二の上昇幅が最も大きく、理一との差が小さくなっている。今年度の2次試験で物理が難化したことが得点差に影響した可能性がある。理三が最も高いという状況には変化がないが、序列間差はやや変化が見られる。

より詳しい分析はhttps://juken.y-sapix.com/articles/27766.html

ジェイシー教育研究所 大学入学共通テスト問題データベース 「センターTen2023」全5教科7タイトル発売

 株式会社ジェイシー教育研究所(千葉市、佐藤 健一 代表取締役社長)が開発・販売する、教育者向けに1999年発売から25年目を迎えるロングセラー商品の最新版「センターTen2023」数学に「情報」を新規収録し、3月17日から販売を開始する。「センターTen2023」は過去34年分のセンター試験・大学入学共通テスト問題をデータ収録しており、必要な問題がすぐ探せるようになっている。全国の教育現場(高校・大学・進学塾・教育機関他)で活用されている。

 必修化された教科「情報」の過去問は存在しないものの、「情報関連基礎」が活用できると考え、「センターTen2023」数学に過去3年分の「情報関係基礎」(本試験)、サンプル問題「情報」(令和3年3月公開)、及び試作問題「情報 I」(令和4年11月公開)を収録した。


 通常版 大学入試センターに特化したテスト作成機能付き過去問データベース
【各教科1パッケージ】英語・国語・数学・理科1・理科2・社会1・社会2
¥13,200(税込)
【全7教科セット】
¥83,160(税込)

大学入学 共通テスト「情報I」体験模試 多くの高校生がプログラミング問題に苦戦

 東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営する株式会社ナガセ(東京・武蔵野市、永瀬 昭幸 代表 取締役社長)は、2月12日(日)に『大学入学共通テスト「情報I」体験模試』(新高2生・新高1生 対象)を実施し、新高2生を中心に 10,780 名が受験した。この模試は、2025年実施の「大学入学共通テスト」より新たに出題される「情報I」を早期に体験する機会として実施したもの。高等学校で「情報I」をまだ履修していない生徒も挑戦した。

■プログラミング分野の得点率は、わずか約3割

 大学入学共通テスト「情報I」体験模試の問題は、大学入試センターが作成した試作問題(2022年11月公開)を参考に、基礎知識を問う問題を3割、共通テストレ ベルの問題7割のバランスで作問した。プログラミング、データの活用、デジタル表現とデザイン、情報社会の基礎知識といった「情報I」の学習領域を網羅する形で出題し、平均点は46.1 点だった。大問別にみると大問3の平均得点率が 30.8%(25 点 中 7.7 点)と、実際にプログラムを書くことが問われる問題で苦戦した様子が見受けられた。

 大学入試センターの試作問題は、「飛行機の2つのトイレのうち、両方が使われているときだけ使用中を表示させる回路の設計」「お店にランダムにお客がやってくる時の待ち行列の長さをシミュレートする」「買い物をするときに、釣り銭の枚数が最小になるような支払額を算出するプログラム」といった、身の回りのことを題材にしていた。大学入学共通テスト「情報I」体験模試においても、第2問Bで「モデル化された東京都の鉄道路線図から最短時間経路を求める問題」や第3問で「ロボット型掃除機をコントロールするプログラムを書く問題」といった身の回りのことを題材にした、探究型問題を出題した。

世界標準のプログラミング教材「東進 CODE MONKEY」

 大学入学共通テスト「情報I」体験模試でも多くの生徒が苦戦した「プログラミングを実際に書く問題」を解くためには、ただ知識を学ぶだけでなく、プログラミングの基本的な考え方や実際にプログラムを書くために必要な構文を学習する必要がある。これに対応するのが、東進が2022年9月に開講した「東進 CODE MONKEY」。プログラミング教育先進国であるイスラエル発の世界標準のプログラミング教材。

「東進 CODE MONKEY」のコースの一つ「コードの冒険」はプログラミング言語を用いたコードの記述を一から学ぶことができ、学習範囲は大学入学共通テストに対応している。学習単元ごとに構成された全17ステージの中で、全部で211の課題と 211の演習を通して、プログラミング未経験者でもスモールステップで学んでいくことができる。試作問題でも問われた「条件分岐」「繰り返し」「変数の活用」など一つひとつを単元に分けて「標準化」し、着実にマスターできるようになっている。

■大学入学共通テスト「情報I」体験模試 実施概要と結果

日程:2023年2月12日(日)
対象:新高2生・新高1生
試験会場:東進ハイスクール各校舎・東進衛星予備校各校舎
試験時間:60分
出題内容:2022 年 11 月に公表された試作問題と同じ大問構成・出題内容で、 試作問題と同レベルの問題を70%程度、基礎知識を問う問題を 30%程度出題。
受験者数:10,780 名
平均点:46.1 点

デジタル・ナレッジ 中央出版の児童向け語学検定のオンライン化をサポート

 株式会社デジタル・ナレッジ(東京・台東区、はが弘明 代表取締役社長)は、中央出版株式会社の提供する児童向け語学検定『TECS検定』のオンライン化をサポートを行なった。TECS検定(Test of English Communication Skills for Preteens)とは英語でのコミュニケーション能力を測ることを目的とした、児童向けの検定試験。小学1年生~6年生を対象に5級~1級が実施されており、年間受験者数は約8万人、現在までののべ申込数は119万人に上る。

 TECS検定は中央出版が運営する子ども英会話教室「PEPPY KIDS CLUB」で年2回実施されていたが、検定日が毎回日曜日の1日のみの設定だった。そのため、習い事等とかぶってしまい、受験したくても受けられない子供が少なからずいることが課題となっていた。そして2020年初頭に起こったコロナ禍により、従来のように教室に集まって検定を受けることが難しくなってしまったことから本格的にオンライン化を進めることになり、拡張性やスピード感、提案力などを加味しデジタル・ナレッジのLMS『KnowledgeDeliver』および『オンラインCBTソリューション』を採用した。

世界32カ国で実施 国際基礎学力検定「TOFAS」第9回を2023年2月17日(金)より実施

 株式会社スプリックス(東京・豊島区、常石 博之 代表取締役社長)は、国際基礎学力検定「TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)」の第9回検定を、2023年2月17日(金)より、受験料無料にて実施する。実施国数はのべ32カ国、累計受験者数は300,000名を超える見込みだ。海外では国や地域単位での実施が拡がりつつあり、また、日本国内では全国の教育委員会における導入が拡大している。海外・国内ともに、TOFASの受験者数は引き続き伸長している。
「TOFAS」公式Webサイト:https://tofas.education/jp

TOFAS第9回検定の概要
受験日・時間
2023年2月17日(金) ~ 2023年2月23日(木)

申込期間
~ 2023年2月14日(火)
基本情報
対象科目:計算、英単語、漢字・語い
検定時間:各40分
合格ライン:正答率80%以上
出題形式:回答選択方式(一部、回答入力方式および回答書き込み方式)
必要な物:PCまたはタブレット、受験情報が示されたメール、計算用紙、筆記用具
(漢字・語い、はタブレットおよびタブレットに対応したペンが必要)
受験結果:受験期間終了から2週間後以降にメールを配信。Web上で結果の閲覧が可能
    :合格者には合格証(サーティフィケート)をデータにて発行
受 験 料:無料

申込方法
「TOFAS」公式Webサイト(https://tofas.education/jp )より申込める。申込みページにてメールアドレスを入力後、フローに従い必要情報を登録、科目やレベルなどを選択すると手続き完了となる。

関西大学公式資料にフリーステップ教育技術研究所の入試問題分析が採用

 株式会社成学社が運営する個別指導学院フリーステップの研究機関「教育技術研究所」では、膨大な入試問題について大学ごとに分析を行っている。その長年の分析結果が評価され、関西大学の受験生向け公式案内に入試問題分析が掲載された。

 関西大学では少しでも多くの情報を必要としている受験生に向け最後の入試説明会を案内している。その案内冊子の中に掲載されている関西大学の入試問題の分析・解説を個別指導学院フリーステップの研究機関「教育技術研究所」が行った。

 分析を行ったのは過去5年分の関西大学全学部全日程全科目の入試問題。そしてその分析から主要となる「英語」・「国語」・「理系数学」の3科目が掲載。分析内容としては出題形式や出題単元ごとに出題率を計測し、頻出度を表した「傾向表」や、出題ごとに解答する前にどのように解き進めていくべきかを示す「解答方針」など、独自の視点を取り入れ、問題の分析だけでなく、その分析に沿った対策に至るまで解説している。

 これまで関西難関8私立(関西学院、関西、同志社、立命館、京都産業、近畿、甲南、龍谷)の入試を中心に毎年多くの入試問題を解答・分析し、年間5回のイベントで情報発信してきた。受験情報冊子「WAY TO GO!」は、年間3回発行、総ページ数600ページ以上に渡る情報冊子をイベント参加者全員に無償で配布している。