ベネッセホールディングスは3月1日、「進研ゼミプラス」の教材を使った個別指導塾「クラスベネッセ」のフランチャイズチェーン(FC)を展開すると発表した。熊本ゼミナール、信学会、スクール21、寺小屋グループの学習塾4社と契約する。タブレット教材と独自の学習管理システムで、出遅れていた塾拠点の展開を進める。3月中に約300の学習塾を運営する4社と契約する。2020年までに1000教室、小中学生で生徒数10万人を目指す。料金は契約先の塾が決めるが、参考価格は中3の月8回利用で2万1940円とする。
朝日小学生新聞、朝日中高生新聞を発行する朝日学生新聞社が、小学生の保護者、教育関係者向けに、「国語力強化のための講演会 〜これから求められる言葉の力〜」と題した講演会を3月12日(土)午前10時から東京都文京区の文京シビックセンターで開催する。
参加費は無料で、申し込み先着順で90名が定員。主催は朝日学生新聞社、ASA文京ブロック、後援は文京区教育委員会、朝日新聞社、協力は南雲国語教室。
第1部には、南雲国語教室、朝日小学生新聞執筆者の南雲ゆりか氏による「読むことこそ、国語力の根幹」。
第2部として、元朝日新聞社論説委員の白井健氏による「文章の書き方 〜作文」。
今回の講演会への申込者には、朝日小学生新聞の見本誌が1週間届く(但し、購読中の読者は除く)。
昨今、注目される国語力。作文教室や添削指導などの専門塾も増えてきている。今回は教育関係者にも門戸が開いている。新しい年度を控え、講演会参加者の熱度を知るマーケティングの場、授業研究にも最適だ。
■イベント概要
◯イベント名:国語力強化のための講演会 〜これから求められる言葉の力〜
◯日時:3月12日(土)10時〜12時10分(受付開始:9時30分)
◯場所:文京シビックセンター3F・シビックホール会議室(東京都文京区春日1−16−21
◯参加費:無料 先着90名(小学生の保護者・教育関係者向け)
◯主催:朝日学生新聞社、ASA文京ブロック 後援:文京区教育委員会、朝日新聞社 協力:南雲国語教室
◯問い合わせ:都内中部朝日会 TEL:03-5550-0843(平日午前10時〜17時)
◯申込方法:右記URLより https://ssl.kokucheese.com/event/entry/377517/
文科省による海外留学支援プログラム「トビタテ! 留学JAPAN」は、株式会社サマデイ(東京都千代田区、相川秀希代表)の提供するオンラインポートフォリオシステム「Feelnote」を採用し、2月より運用をはじめた。
Feelnoteとは、SNSのように日々の活動経験を記録・保存・共有できるシステムのこと。学校や部活、課外活動などの様子を簡単な操作でインターネット上にアップ・保存することができる。個人が許可すれば、他の生徒や教師が閲覧することも可能だ。
このシステムの大きな特徴の1つが、〝閉じた世界〟で運用できること。法人ごとに認定アドバイザーを置き、承認済みのユーザーのみ参加できる。そのため、外部から素性の知れない利用者が紛れ込むといったこともない。
さらに、保存した大量の活動記録を、フォーマットにまとめる機能もついており、オリジナルのホームページや、大学に提出するポートフォリオを簡単につくることが可能だ。すでに、ハーバード、プリンストンといった名門大学に採用されているオンラインアプリケーション「Universal College Application(UCA)」でも公認されている。
同社では以前から、教員研修センターをはじめ、各種企業研修などでアナログによるポートフォリオの作成を実践してきた。今後、日本では大学入試改革がおこなわれるが、同社では多様な力を伸ばすアクティブ・ラーニングと、それを適正に評価するポートフォリオ作成は車の両輪のようなものと捉えており、それをICTで支援する方法を模索してきた。
文科省とは昨年8月頃から協議を重ね、機能がむやみに付加されないよう、丁寧にチューニングを進めた。そして、今年1月末にローンチした。「トビタテ!留学JAPAN」では、既にプロジェクトに参加している学生、高校・大学の教職員、支援企業の担当者、事務局のメンター等、約5000人が利用を開始。システム全体として、ユーザー数は、2016年度中に1万人を突破する見込みだ。
国内では、国際バカロレアの認定校などが採用を発表している。ただ、サマデイの相川秀希代表は「国家プロジェクトと、当初から話を進めている複数の教育機関が、安定的かつ効果的に運営できることが大前提」とした上で、「現在進行中の案件、今後の要請についても同様。規模の拡大よりも、導入先が、教育改革・入試改革の環境下で、大きなアドバンテージを得るための基盤づくりを優先したい」と話している。
同社では、クローズドな環境であるFeelnoteを活用すれば、匿名やなりすましによる攻撃を心配することなく、ありのままの自分を発信できるため、広く一般に普及すれば、ITリテラシーの基本教育にも繋がるほか、一億総活躍、地域創生の文脈でも様々な効果が期待できるとしている。Feelnoteに関するお問い合わせは、Eメールで〈info@feel-note.com〉まで。
飯田 以前から、東進ゼミナールの紹介キャンペーンを充実させたいと考えていました。その上で、弊社の理念である「成長と感動」をどのような形で表現するか、ということを電通さんと一緒に考えることから始まりました。
川瀬 アイデアの発想は小島から出ました。ただ、プロモーションイベントをするのか、インセンティブキャンペーンにするのか、ツールにするのかを三人で話し合いました。
田中 最初は「紹介ツールを作りたい」というお話だったのですが、以前、塾生を増やす取り組みに、図書カードを配るといったインセンティブキャンペーンをされたことがあったそうです。ただ、「これだと他の塾との差がつけづらいし、東進ゼミナールらしさを出せるものはないか」と相談がありました。そこで、小島に相談しようと思い、翌週に打ち合わせ日時を設定したのですが、打ち合わせの日には原型となるモックを作ってきました(笑)。
小島 そうですね。塾ならではのツールというのは、今まで他の塾でも見たことがなかったので、「塾でこういうことができたらおもしろいな」ということで提案させていただきました。
小島 小学生がやっているような交換日記をベースにしたものです。塾や学校では、先生から一方的に問題が出されて、それを解く、という関係性で成り立っている訳ですが、東進ゼミナールさんの理念に照らすと、もっとお互いに問題を作って出し合う、というところから入ってもいいのかなと考えました。その上で、『こうかんドリル』に問題を自分たちが作って、それを友達や家族や先生に解いてもらう、というしくみにしました。生徒が、問題を作る側に回るのもおもしろいな、というアイデアと重なったという感じです。
小島 採点用です。自分たちで採点をしましょうと伝えています。採点の楽しみもあると思います。実際、赤字が秀逸だった子もいたり、先生ぶって書いている子もいました(笑)。
小島 本当に難しい問題を考えてくれる子もいましたし、逆にとんち的な発想で考えてくれる子もいるんじゃないかと想定していました。また、ドリルを真っ白にしている理由にも繋がるんですが、アート的な視点で、絵だけを描いている子がいてもいいじゃないかとか、デコレーションに凝ってくれる子がいたらおもしろいね、とか社内で話をしていました。
小島 交換する相手は自由です。幅広い年齢層に使ってもらえるものとして提供しています。
飯田 「塾内に友達ができた!」と言う子もいましたし、親とやっている子が実は多くて、親と問題を出し合うなかで、親子関係のコミュニケーションも生まれています。
田中 生徒と先生のコミュニケーション作りのきっかけにもなっているようです。塾長もされていて、塾長と話すきっかけって、普段はそんなにないと思うんですが、そういう新たなコミュニケーション手段にもなっていると思います。
飯田 学校の友達ともやってもらっているので、そこで、東進ゼミナールってそんなおもしろいことやっているんだ、という口コミに繋がる。そうすると「もっとやりたい!」という友達も出てきて、「それなら東進ゼミナールで一緒にやろうよ!」という流れが生まれています。
飯田 試用版でまだ1周りしかしていませんが、それがきっかけで入塾してくれた生徒もいます。
飯田 一回目は昨年7月に配布をはじめ、締切の10月までに、約1200冊の『こうかんドリル』が集まりました。その中から、「まじめで賞」や「デコしたで賞」など、ユニークなものも含めて複数の賞を授与しようと考えています。
小島 普段、学校や勉強の場で評価されない点もちゃんと評価されるんだよ、評価されないと思っていたけど、こんなことも世の中は評価してくれるんだ、と思ってもらえる機会になるのが一番大事だと思っています。
飯田 私たちもいろいろなところで活用していただきたいですし、すでに問い合わせをいただいているところもあります。
飯田 ひとつは書籍化です。あとは、『こうかんドリル』をぜひ全国の塾でも使っていただきたいです。いずれは、日本国内のみならず、世界中でコンテストを開催したいですね。
カリキュラムに沿った問題を解けるようになることも大事ですが、教科書に載っていない問題を自分でつくり、自分たちで答えを導き出していける子供を作っていきたい。『こうかんドリル』がその起点となって、塾で学ぶ子供達にとって新しい習慣になってくれたら嬉しいですね。
徳島県で学習塾を展開する学進グループ(徳島県徳島市、内田統夫代表)は、2020年度以降に迎える大学入試改革にいち早く対応するため、グループ会社の株式会社QLiP(松岡伸行・島田誉之共同代表)で、小・中・高校生向けのアクティブ・ラーニング型の学習カリキュラムを提供する「探究・創造学習コース(数学・言語・総合)」を4月から徳島駅前で開校する。
QLiPは、21世紀を生きる創造的人材を育成する学習塾a.school(東京都文京区、岩田拓真代表、以下エイスクール)と業務提携し、エイスクールが開発した「思考力」「表現力」を磨くオリジナル教材を使うほか、指導講師の育成や支援、講師派遣や一部授業の共同運営などをおこなう。
エイスクールの岩田代表は、「知識だけでなく、知恵・知性を備えた前向きに努力する人財を育成することを目指す学進グループとは、教育理念が共通しており今回の提携となりました」と話す。エイスクールは、今後も共通の教育理念を持つ学習塾や教育機関と提携することで、子供たちの「思考力」「表現力」を伸ばす新しい学びの場を全国で提供していくといい、エイスクールが地域密着型の学習塾と提携するのは今回が初めてのケースとなる。
NTT東日本の学習支援クラウドサービス『ひかりクラウド スマートスタディ』は、授業などの映像や資料、問題の配信ができるプラットフォームをクラウドで提供している。
その『ひかりクラウド スマートスタディ』の活用をはじめた株式会社理究の取り組みを取材した。
『ひかりクラウド スマートスタディ』(以下、スマートスタディ)は様々な機能を備え、生徒だけでなく、講師にとっても円滑で、さらにはより深い授業を可能にしている。
その機能のひとつ「ライブ」は、場所を選ばずインターネット経由で、すぐにライブ授業を展開することが可能になる機能だ。講師は、生徒のクラウド上のノートを確認し、コメントを返すことができ、生徒は資料などに自由に書き込みができる。もちろん、チャットや音声による質疑応答も可能だ。
「ビデオ」は、映像教材を生徒が自分のペースで何度でも視聴できる機能。
「ライブラリ」は、自塾が持っているテキストやプリントなどの電子データを、そのままデジタル教材として活用できる機能だ。また、「ビデオ」と連動させ、資料の詳しい解説を映像で行うことも可能になっている。
「ワーク」は、宿題や課題などをオンラインで簡単に配信できる機能。提出履歴の管理や、理解度チェックを簡単に行うことができるので、生徒の学習状況を把握しながら、フィードバックなども可能だ。
また、理解度の確認には、「テスト」も使える。この機能を使えば、テストやアンケートを簡単に作成できるだけでなく、「ビデオ」や「ライブラリ」と連動させた出題もできる。それにより、学習内容の定着化を図ることができ、生徒の理解度向上に大いに役立ってくれる。
生徒一人ひとりの専用ページ「マイページ」では、過去に受講した「ライブ」や次の授業が確認できるようになっている。「ライブ」や「ライブラリ」で保存したノートやメモも確認可能だ。
さらには、掲示板も用意されており、講師と生徒による質疑応答や、生徒同士の情報交換もできる。もちろん、講師が授業の案内や周知を生徒一人ひとりに徹底することも可能だ。
これらの便利な機能に加え、なんといっても、画面や操作がシンプルであり、わかりやすいのも特徴のひとつだろう。
神奈川県を中心に、『パレット保育園』、学童保育・幼児教室の『理英会』と『どんちゃか幼児教室』、そして学習塾の『国大Qゼミ』、国語教育の『ことばの学校』、通信制高校の『我究』などを展開している理究。同社では、このスマートスタディをどのように使っているのだろうか?
理究は、スマートスタディを導入する以前から400以上の映像教材をYouTube にアップし、『国大Qゼミ』で利用していたが、〝誰が〟〝いつ〟見たのか、などを把握できないという課題を抱えていた。スマートスタディを導入することにより、その課題は解消されることとなる。
「スマートスタディによって、誰が、いつ、どのくらい見たのか、といった状況をきめ細かく把握することができ、業務の在り方が変化しています」と、同社運営本部統括責任者の植松秀也氏は語る。
すでにある映像資産を活かすことができるため、一から作る必要がないのも大きなメリットだった。
また、映像教材の制作そのものにも変化があった。
これまでは、塾での授業の動画をそのまま一本の映像教材にしていたため、その単元ですべてを教えきらなければいけないと考えていたのだが、家庭で映像教材による反転学習をした上で、塾に来て発展的に学ぶ、ということを前提に制作するようになったことで、映像教材一本あたりの長さは従来よりも短くなり、塾での授業内容は、以前よりも絞りこんで濃いものになった。加えて、「テスト」と連動させることにより、事前に覚えてくる事柄も明確になる。
授業も、理解していることを前提にスタートするので、授業中はディスカッションやプレゼンテーションが主体となったアクティブ・ラーニング型の授業になった。
さらに、生徒の理解度に応じてもう一度映像教材を見直す「振り返り学習」を促したり、学習進度が速い生徒はどんどん先に進ませることで、アダプティブ・ラーニングを行うこともできるようになった。
これまでの一斉授業の中ではできなかった、〝個〟への対応ができるようになり、スマートな授業へと進化したのだ。
授業形態が変わっただけではない。このスマートスタディは、講師研修にも全面的に活用されている。
「これまでの集合型の研修会議は90%カットします。次年度の計画などもすべて映像化し、全員が期間内に視聴するようにしていきます」と、同社取締役の荒屋剛志氏は語る。効率よく研修がおこなえるため、講師の負担やコストの削減に繋がる。
荒屋氏は続ける。「お恥ずかしい話ですが、子供たちの能力を伸ばすという使命感ではなく、他社との差別化のためにICTを導入しなければならない、という考えに取り憑かれていました。しかし、スマートスタディに出逢い、その考えは今では180度転換されました。」
NTT東日本のサポートも大きい。導入後もユーザーの利用シーンやニーズに応えてくれる。
「ICTにひとつだけできないことは、生徒のモチベーションを喚起することです。それが我々講師の役割だと思います」と植松氏は語る。
つまり、スマートスタディを導入することによって、講師の役割は生徒のモチベーションを上げることが中心に変わっていくということでもあるのだ。
小中学生向けプログラミング教室を行っているITロボット塾をを運営する株式会社CAIメディア(本社:静岡県浜松市・代表:福地三則)が、フランチャイズチェーン(FC)展開に乗り出す。プログラマーや学習塾講師などに運営ノウハウを研修し、静岡県内や東京、名古屋などに拠点を設ける。生徒がロボット操作の全国大会で優勝するなど実績が注目されており、若年層のIT(情報技術)教育の裾野拡大の一翼を担う。
同社は2014年3月、浜松市内に「ITロボット塾」を開設。小学2~中学2年生の約100人に米マサチューセッツ工科大とデンマーク・レゴ社が開発した教材キットを使ったプログラミングや英語などを教えている。授業は1クラス12人で週1回、80分。授業料は月額(4回)1万2000円で、教材費は年額1万円。
全日本私塾教育ネットワーク(湯口兼司理事長、以下「私塾ネット」)は、私塾ネット設立15周年を記念して「第14回 全国塾長・職員研修大会」を4月17日(日)に東京ガーデンパレス(東京・文京区)で開催する。
15周年記念講演には、コミュニケーションロボット「OriHime(オリヒメ)」を開発した株式会社オリィの吉藤健太朗代表を迎え、「本当の幸せとは何か」について考える。「オリヒメ」は、病気や身体的問題を抱え、孤独を感じている人々が社会に参加できるようになることを目指すロボットで、距離を克服し、ベッドの上に居ても「会いたい人に会えて、行きたい所へいき、社会に参加できる」サービスの提供を、ロボットテクノロジーとパートナーシップにより実現している。
同研修会の参加申込みは、Eメールでcenter-office@shijuku.net(私塾ネット事務局)へ。
全日本私塾教育ネットワーク(私塾ネット)
設立15周年記念「第14回 全国塾長・職員研修大会」開催概要
『心安らぐ温かな時間』〜ハイテクよりも使いやすさと親しみやすさ〜
〈プログラム〉
■第一部 研修大会
①オープニング「15周年を迎えて」 14:00〜15:00
②15周年記念講演
吉藤 健太朗氏・株式会社オリィ研究所 代表取締役所長 15:10〜16:30
③「めんどうみの良さ」って何? 16:40〜17:30
④「振り返りと感謝」 17:30〜18:00
■第二部 懇親会 18:15〜20:15
株式会社成学社(大阪市北区、太田明弘代表)は、2月8日、同社が展開する「個別指導学院フリーステップ」の新CMのオン・エアーに合わせて、Web限定オリジナル動画『パジャマジック』を公開した。CMには、バラエティ番組等で活躍中の人気ハーフタレント、春香クリスティーンさんを起用。Webで公開されるオリジナル動画『パジャマジック』では、パジャマを着た春香クリスティーンさんがベッドの上で女子中学生たちにマジックを披露して盛り上がる。「英語」「歴史」「数学」の3つの教科にまつわるマジックを順次公開していく。
これから高校受験の山場を迎える受験生に、「寝る前ぐらいはリラックスして楽しんでもらいたい」(同社)という思いから公開に至ったという。サイトでは、マジックのタネ明かしも公開されることから、動画に出てくるマジックを覚えて「友達にも披露してほしい」としている。
外部リンク:フリーステップ『パジャマジック』動画